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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.20.06)

2006-03-19 04:45:53 | 明日のモニタリング銘柄
3月6日~10日までのジャスダックのデータでは、個人が5億3千万の売り越し、外人が52億2千万の買い越しとなっていたようです。2月20日~24日のデータでは、個人が85億6千万の売り越し、外人が119億3千万の買い越しとなっていたのと、同様の現象です。ちなみに、2月27日から3月3日の週は、個人は151億の買い越し、外人は107億の売り越しでした。

しかし、データをよく見ると、個人の売買が約80%を占めているので、あまり外人買いの増加は、ジャスダックについては気にしないでもよさそうです。

それにしても、公示価格発表を控えてか、不動産銘柄はどれもこれも上げすぎのようです。発表までの速攻売買に徹する方々も多数新規参入しているかと思いますので、梯子を外されないように呉々もご注意下さい。

さて、休みの狭間の20日(月)の注目銘柄です。

1.9378ワールド・ロジ ▲

 金曜日の後場になぜ上げなかったのか不可解です。しかし、さすがに230Kで筆者は待っておりましたが落ちてきませんでした。これで指数値が3月10日よりも落ちてしましました。OSCは+1%の46%とコンバージェンスし、その10日に並びました。いくら何でも明日は再度上げにかかるでしょう。

2.3387クリエイト・レストランツ △

 落ちるところまで落ちましたが、テクニカルには下げ止まりを示唆しております。RSIは27%で横ばい。OSCは+4%の31%とコンバージェンス。乖離幅は-40円と改善。これがたまたま地合のせいなのか、それともこれ以上は行き過ぎとの市場の自己抑制なのか。ともあれ、3月3日に3100円まで落ちた後はちょっとしたニュースで翌日は3650円まで戻しております。2月21日に3055円というのがありますが、いずれにしても赤字に転落した訳ではない、景気回復段階で潤うと見られる外食産業です。そのうち上げるでしょう。愛知万博の特需景気のメッキが少し剥がれたというだけで、このところの下げにつながっているだけです。会社そのものの評価が大きく毀損された訳ではありません。こうした銘柄を今の段階で拾って100円位の下落までは我慢するという投資スタイルも良いのではないでしょうか。しかし、みすみす100円損するのはもったいないので、明日以降はこの株にもご注目下さい。

3.3796いい生活 ▲

 この株、果たして下げ止まったのかが焦点です。4239ポラテクノや3797ファンダンゴも同じ切り返しを見せておりますが、この株だけは3月16日にOSCが27%まで調整しているのです。RSIは34%と最低値更新中ですが、OSCは一足先に+3%と上げました。明日もプラスで終わり3月10日のOSCの41%越えを窺うポジションになれば上昇傾向がはっきりとするのですが、その意味で、RSIの切り返しにも注意しながら、明日の引けにかけての動静を見ておいて下さい。

4.8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー ▲

 もう1つ直近上場株から。こちらの方がOSCが3月16日の24%からの切り返しが急でした。前日比+8%の32%です。RSIも既に29%から33%へと切り返し済みです。不動産流動化のArrangerという面白い業態です。これでPER91倍まで落ちましたが、ほどよい水準かと思います。(いい生活は476倍なので、まだ過大評価気味でしょうか。)上場来高値から半分に落ちた水準ですが、半値八掛けなどという「格言」もありますが、そこまで行くと640Kあたりが底になります。そろそろ様子を見ながら買っておいてもよいかも知れません。

5.6759NECトーキン ▲

 四季報先取り銘柄から筆者がモニターしていた銘柄の1つ。既に四季報が出てしまったので、若干遅かりし何とかやらですが、明らかにOSCは56%と+8%伸ばして抜き出ました。ずっと押されていたようですのでまだ伸びるかと思います。筆者がもう30年も前に付き合っていた会社です。フェライトコアなどで良い技術を持っていたのすが、業績低迷でNEC傘下に入りました。なつかしい銘柄でもあります。

6.5803フジクラ ▲

 やっと25日線も抜いてOSC値も3月13日の高値時を1%抜きました。53%で売買指数も横ばいです。2月6日に上方修正して1300円近くまでは昇るのですが、また1100円台に跳ね返されておりました。明日から再度1300円へと挑戦する力強さを取り戻すかどうか注目。FTTH(光ファイバーを家庭へと引き込むこと)に注力している電線御三家の会社です。孫さんにはかないませんが、NTTがあれだけ光ファイバーに彼らなりの「命」をかけております。いや、それは言い過ぎで、単に「社運」をかけているに過ぎませんが、その恩恵をこの会社も受けているようです。

7.6928エノモト ▲

 ちょくちょく取り上げる地味な銘柄を1つ。OSCがこのところの低迷から抜け出し+8%の54%です。2月3日に利益が2.3倍との発表で774円まで上げた半導体用リードフレームのメーカーです。何とPBRは0.94倍です。PERは21倍。明日あたり買って、しばらく放置でもよいかも知れません。

8.2371カカクコム △

 比較.comとの比較でこのところ割を食っていたばかりか、いざ比較.comが初値からストップ安にまで落ちると、この株も更に売られる体たらくです。しかし、指数値がこれで3月8日に並びました。そろそろ本家の意地を示す時が来たようです。元来、筆者はこの会社のMSCBを発行しないという取締役会の決議を大変評価しております。つまり、株主を大事にするという単純なことですが、なかなか決議まで至っている会社はありません。これがあのデジタルガレージの子会社とはにわかには信じられませんが、世の中、ソクラテスのように、クサンチッペという悪妻に捕まっている善良な方々は多いものです。そう考えれば、筆者も我が生活実感から何となく納得できます。

9.2360ウィーヴ ▲

 チョイとこの株気になります。OSCが過去に例がない79%までの上昇しました。+6%のコンバージェンスです。売買指数も87%まで反落。何かありそうとニュースを見ましたら何もないようですが、1つだけ例の立花証券が3月6日に強気と判断するレポートを出しておりました。その日の反応は全くなかったようですが、そろそろじわりと効果が出てきているのかも知れません。と言う訳で、明日以降出来高を伴ってのWトップの220K越えに注意。

10.8922アイディーユー ▲

 何故、2月10日にMSCBを発行し、アジア航測やドリテク絡みの怪しげな株を取り上げたのかですが、OSCが+1%の35%で30Kのプラ転を果たしたためです。この株、未だ人気に衰えは見られません。資金が豊富になったのか、先日日経にマザーズオークションに関するユーモアあふれる広告が出ておりました。長く持つ株ではないのですが、純粋テクニカルに明日反応するのかどうか注目。この株、テクニカルに良くなると、いきなり高く上がってしまうのですね。そうなると天の邪鬼の筆者は、その高値を追うのが嫌になってしまうのです。

以上です。昨日の土曜日は宵寝をしてしまい、変則的な時間でのブログ更新となりました。明日の株価だけは変則的な足取りをしないで欲しいものです。

テクニカル用語の簡単解説
コメント
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