株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.02.06)

2006-03-01 17:08:06 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説

本当に難しい相場です。売買のサイクルが非常に早くなっていることが窺えます。一瞬先が読めないため、大勢についていく以外にないような売買をほとんどの市場参加者が行っているかのような風情ですね。

後場は、前日安値抜きで前場を終わっていた4296ゼンテック・テクノロジーに注目しておりましたが、席を離れて食事をとっている間に+30Kの690Kまで上昇。しかし、そこを頂点にして見る見るプラスが減って、ダヴィンチなど他の銘柄の下落と歩調を合わせてついにマイナス圏に突入です。650Kで指しておりましたが、他の70枚ほどの買い板とともに食われてしまいました。急激な下げであり、OSCは前日と同値の44%まで降りておりましたので、朝のエイベックスを教訓にしてそのままにしておりました。結局647Kまで降りましたが、そこからは徐々に反発し、再度の下落(売り攻勢)でもその線を耐えたと見ると後は再度のプラス圏への突入でした。

そのあまりの乱高下に筆者は653Kで手放してしまいましたが、このような乱打戦に打ち勝つテクニックを身につけない限り、今日のような乱相場ではとうてい勝てないと思った次第。

収穫は、①昨日の安値がやはり意識されるということ。(646Kでした)②下で待つときにはOSC値が前日同値かその下で待つとよいこと。の2点です。

ちなみに、他の持ち株の4314ダヴィンチ・アドバーザーズは、OSCが44%で+1%のコンバージェンス、6787メイコーは、38%で+4%のコンバージェンスです。いずれも流れからすると明日も押される可能性が強いのですが、OSCがコンバージェンスしている間は、特にダヴィンチ・アドバーザーズは中長期保有銘柄ですので、含み益がある間は堪え忍ぶこととしております。明らかにOSCも前日を割り込んだら、含みがあろうとなかろうと一旦撤退です。その間は、押し目からの反発にかけてデイトレで含み損を少しでもリカバリーしたいのが願いです。

そのための試行錯誤をやっていくためにも、今日の反省(注目銘柄は4勝10敗でした)を踏まえて、またまた明日の注目銘柄を探ってみたいと思います。

1.2413ソネットM3 ▲

 久々に、この地合の中でプラスで終わると共に、OSC値も44%と8%も伸ばして抜き出ました。このあたりでうろついている銘柄ではありませんので、明日あたりは確かなる反発を期待したいものです。乖離幅も-21Kと絶好のポジション。

2.2428ウェルネット △

 今日は不発に終わりましたが、OSCは更に10%もコンバージェンスし53%です。出来高が細っておりますが、去年の11月にGSが評価レポートを出す前の状況と似ております。その間、この会社のビジネスモデルに変化はあるではないのに、単に需給関係からの下落でした。乖離幅も-11Kです。560Kあたりの押し目拾い。

3.3360グリーンホスピタルサプライ △

 この株も結構売り込まれましたが、OSCが+5%の62%とコンバージェンスをしております。この株価の絶対値が低いのに、OSCだけが62%にまで上昇するという現象は、他の銘柄も概ね40%台でこの傾向は見られますが、ここまでのケースは稀です。その意味で、オシュレーターというテクニカル指標が、この乱高下相場でどこまで有効性を持つかを検証する意味で明日は注目。プラスで終わってOSCが下がるというダイバージェンスを示現するのではないかと筆者は見ております。165Kで拾う戦法です。

4.2432DeNA ○

 あえてこの株を対抗にしました。それは指数値が2月20日段階に近づいているためです。従って、明日は底打ち抵抗線として306Kを意識しての買い参入となります。OSCはもちろん+3%の44%でコンバージェンスし、直近のピーク値と並んでおります。乖離幅も-3Kとほどほどです。

5.6664オプトエレクトロニクス △

 この相場でOSCを20%も伸ばして53%と抜き出ました。70%台までマークした銘柄です。出来高は少ないのですがバーコード技術で定評のある会社です。

6.9378ワールドロジ ▲

 OSCが+2%の54%と更に伸ばしました。指数値もこのところの最低値であった2月23日に近づいております。明日は多少の押し目からの反発を期待。272Kあたりでの待ち伏せ戦法です。花王の物流部門出身社の設立会社で暗黒のロジスティクスへの立ち回りを期待。

7.8936リプラス ▲

 これも売り込まれ過ぎ。OSCは前日比イーブンの44%で踏ん張っておりますが、指数値は何と昨年の11月30日以来の低水準まで落ちました。乖離幅は-1K、RSIは27%で同値。そろそろ反発期待です。明日の穴馬候補。

8.3778さくらインターネット △

 これもOSCが+12%の58%まで急伸していることに注目。乖離幅も-10Kと良好です。

9.2448イーコンテクスト ▲

 OSCが+5%の52%と急伸。乖離幅も-15Kと絶好です。RSIは4日連続40%です。

10.3377アイケイコーポレーション ▲

 今日もこの株の強さを見せてくれました。OSCは+7%の62%ですが、もう1段の伸びは過去の例からもあり得ます。今日は地合で伸びが抑えられたため、再度500K越えを窺うかどうか注目。一応この株例外的に高値圏なのでそれなりに注意し、欲張らないことです。

11.6662IRIユビテック △

 この株も今日は不発でしたが、OSCは更に3%伸びて52%とコンバージェンスしております。明日あたりは場が悪くても今日の安値の781Kを抵抗線に伸びるかと期待。

12.2468ヒュートレック △

 今日の719Kからの切り返しにはびっくり。これでOSCはまだ+8%の22%です。RSIは+2%の36%です。乖離幅が-28Kとめっぽういいので引き続き明日も注目。

13.8997日本パーキング ○

 ○の理由はOSCが37%と抜け出たこと、そして借り幅も-30Kと良好なこと。180万円近く付けた株ですが、もう少し伸ばすかどうか注目。

14.3788GMOホスティング&セキュリティ ○

 これもOSCが+6%の50%とコンバージェンスし、乖離幅も-47Kと絶好のポジションのため○

15.4296ゼンテック・テクノロジー ○

 この株、今日は乱高下に翻弄されましたが、テクニカルには買い場のようです。OSCは+5%の49%と2月10日以来の高い水準まで戻しました。乖離幅も-10Kです。700K越えに一気に挑むかもしれません。売りから入る方もいるのであくまで押したところを拾う戦法です。その場合の第一の目安は今日の終値です。出来高も増えており、ダヴィンチより刺激的な動きをします。

16.1839真柄建設 ▲

 今日は久々に安値からの40円近い上げを演じて気を吐きました。出来高が少ない中での値動きです。OSCも+7%の40%です。明日あたりひと相場あるかも知れません。腕に覚えのある方ご参集の程を。

17.4816東映アニメーション ○

 新興市場の主力株がまだまだ調整を迫られている中で、この優良株も何とPERが19倍まで売り込まれてしまいました。21日の終値6600円というのがありますが、それ以来の指数値水準です。戻しきれていないのです。しかし、OSCも+5%の33%と2日連続コンバージェンスしておりますので、明日は7000円を巡る攻防からの反転を期待し○です。先週から今週初めの出来高急騰の余波での調整が続いているものと思われます。このあたり最後の荒波には注意下さい。できれば、6900円前後で拾うのが良いかと思います。そうそう、これは足立眞一さん推奨銘柄でした。

18.6920レーザーテック ◎

 これも筆者推奨銘柄です。昨日は損切りしましたが、今日の更なる下げからの切り返しでOSCが+10%の39%となりました。指数値も2月20日以来の水準です。乖離幅も-170円です。そろそろ業績発表で群がった方々の投げが終わった頃かと思います。と言うわけで明日の本命です。

19.5017AOCホールディングス △

 東証からはこの石油銘柄をピックアップします。OSCが+3%の48%とコンバージェンスしていることもさることながら、指数値レベルが2月20日に近づいております。ここは、明日の多少の押し目で買いがよいかと思います。

以上です。昨日と比べてテクニカルには反発時期を迎えている銘柄が多くなっております。途中から基準を少し厳しくした位です。昨日までは、上で述べている「乖離幅」がプラスのものが多かったのですが、ここのところの調整でやっと反発態勢が期待出来る水準まで落ちてきたようです。オシュレーター(OSC)がコンバージェンスしている銘柄も結構に多く、明日は地合さえ問題なければ反発日と予想します。
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底値の見極めと場の流れ

2006-03-01 11:35:58 | 株に出会う
今日はまたディトレードの懲りない失敗談を2つ。

朝のNYの情報もなにも知らずに9時過ぎに板を見ると、ほとんど出来ていないではありませんか。昨日までの流れからすると、悪い方向への予感がして、ぼちぼちとリアルタイムスプレッドシートを開けていくと、案の定特売り合戦でした。

当然持ち株のダヴィンチもメイコーも下落中。そこで今日の本命株の7860エイベックスに買いの的を絞って見ていると、この下げ相場の中で派手に売りが湧いてきて3000円を切りそうな勢いでした。それを見て2990円で指していたのを、思わず引っ込めてしまったのですね。しかし、その段階でOSCは29%とこの株には記憶にない値を示しておりました。このまま放置がテクニカル面からも正解だったのですが、これは後の祭りの話です。結局、更に10円安いところから切り返しました。そうなると、元の指し値への未練からか、なかなかジリジリと上がっていくのに素直に追随できません。しかし、昨日の安値を抜いてからはもう我慢できず3050円で購入。

もう1つは4314ダヴィンチのケースです。今度はエイベックスの轍を踏むまいと、降りてくるところを、その段階での本日の安値の151Kの少し上の153Kで指しておりました。ところが、今度は何と149Kまでオーバーランして更に降りていってしまったのです。

その過程で、今度は150Kでナンピンしてしまいましたが、149Kから更に降りるのではないかとの疑心暗鬼から、ナンピン分だけでも同値降りをしようと、150Kの買い板がみるみるなくなるのを見て、咄嗟に売りを入れました。その3秒後ですが、何と1500枚の成り買いが入り、買い板は151Kにすり替わっておりました。

これで風が完全に変わったようです。その後はジリジリと上げ157Kで前場終了です。その途中で153Kで買ったものは155Kで売りましたが、まったく、かくも左様にデイトレは難しいものと痛感しました。

教訓らしきものとしては、やはり、ダヴィンチの場合のような「節目」となる売買(1500枚の150Kでの買い)を見極めそこからの全体の動きを見た上での買いが正解なのでしょうね。切り返しの上昇過程なら152Kか153Kの買いで十分に利益が乗るわけです。

後、前場は終了間際に3777ターボリナックスを229Kまで落ちてきたところを拾いました。この株は、前場終了前からにわかに動意付き、237Kまで行ったところを深追いせず、昨日高値の229Kで待ち受けてのものでした。あっという間の下落でしたが、こういう時の深追いは良くないという教訓がかろうじて効いていたようです。

まとめても仕方ありませんが、一応今後の自らのために振り返ってみると、

1.朝の急激な下落過程では、テクニカルに納得できるレベルでの指し値であればひっこめないこと。

2.下落過程に入った場合は、下落からの反転のサイン(大量買いなど)が出るまでは拾わないこと。

3.反転のサインが出た後は、前日安値抜きや、前日高値抜きが一応の目安となるので、それを越えての追随買いは控えること。(必ずと言って良いほどその目安の金額近辺での揉み合いに入ります。)

といったことを肝に銘じて、この厳しい相場環境への適応をしてきたいと思っておりますが、さてさて、これまでの失敗の繰り返しからして、このような自戒がどこまで効くことやら。傍らで無心で売買している愚妻の方が今日は成功しているようです。愚妻いわく、「あれこれ時間をかけて考えに考えても同じなら、かけた時間だけ無駄よ。」お説ごもっともです。はい。
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