株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.17.06)

2006-03-16 23:33:19 | 明日のモニタリング銘柄
さて、地合が悪くても上げる銘柄もありますし、下げすぎたところを拾って利益を上げることもできます。従って、上り調子の強気の株はさすがに明日は少ないかと思いますが、順張りと逆張りに分けて、注目銘柄をクリーニングしてみます。

【順張り銘柄】

1.3397トリドール △

 この地合でOSCは+3%の61%と伸ばし、3月9日の高値時のOSC60%をきちんと抜いたばかりか、売買指数も前日の170%という高水準から119%までおりてきております。まだ強気派が優勢ということです。しかし、今日の上場来高値の182万円(PER120倍以上)は、焼き肉ダイニング屋さんに対して付ける値段としては、破格のものではないかと筆者は思います。そんなに日本人は焼き肉に飢えているとも思えません。また、アメリカ産肉が輸入できない現状からも、この会社に「成長性」あるとも思えません。強いてこの上げの理由を詮索するなら、それは「トリドール」という人を食った、いや鳥を食ったかな、社名にその強運が隠されているとしか思えません。丸千代山岡家という、京都の由緒ある料理屋でも連想させる一介のラーメン屋も同様でしょうかね。


【逆張り銘柄】

1.3762テクマトリックス △

 このところ小刻みに上げてきております。既に指数値が最低値をマークした3月8日のOSC43%は、13日に抜いております。直近高値の241Kを付けた2月27日のOSCに対しては、今日で後3%に迫っております。昨日より+1%のコンバージェンスで、売買指数も30%まで落ちております。出来高が少ないので注意。また、1月30日に9ヶ月決算に失望しての売りが入ってからの低落が続いていることも考慮下さい。

2.8701イー・トレード証券 △

 OSCが+2%の57%とコンバージェンスし、売買指数も43%から30%まで落としております。3月13日の高値を付けた時のOSCは68%まで行っておりますので、目先の調整は避けられないようですが、小反発期待としての270Kあたりまでの戻しは、明日の押し目拾いからは期待できそうです。しかし、今日の安値の263Kを割り込むようなら、252Kあたりまでの下落は想定しておいた方が良いかも知れません。

3.8936リプラス △

 OSCは+2%の49%でコンバージェンスし、売買指数も41%まで下落。明日は313Kの今日の安値を意識しながら、場の状態次第で小反発としての330Kあたりまでの戻しを期待しての注目です。

4.3773アドバンスト・メディア ▲

 OSCはこの株としては最低ラインに近い34%まで下落。売買指数は前日比横ばいの34%です。更に指数値は3月2日に近づきました。下げてはいますが底は近いと思われます。但し、2月16日に利益大幅減額をしており、そこからの底値は656Kまで落ちていることには留意仕手置いて下さい。このレベルに近づかないまでも、700K割れが起これば670Kあたりまでを底にしての反発があるかどうか注目。このラインに明日届かない場合は来週以降も引き続き、ウォッチしておきたいと思います。AMIちゃんと呼ばれるこの株に少々愛着があります。業績が伴わないことは以前から警告しておりますが、どうしてもかつて飼っていた猫の名前がアミちゃんだったものですから気になるのですね。

5.2448イーコンテスト ○

 明日の地合が回復するならということでの○です。今日もしつこく380Kまでの成り買いが見られました。ということで調べてみると、OSCは+2%の53%でコンバージェンスし、売買指数も-30%の48%と改善しておりました。そして、この株が直近の高値をつけた2月27日のOSCが51%、その前の2月8日の508Kを付けた時のOSCは50%と、まさに上げ条件が整っておりました。昨日15日は+3Kだったものの不自然に押されておりました。そして、今日の地合の悪さです。指数値は3月8日が最低でしたので、今日の安値の372Kもそのあたりを意識しての、どなたかの待ち受けだったのでしょう。と言う訳ですので、ズバリ370Kあたりまで押されたら買い、そのまま385Kを越えて始まり勢いが感じられたら追随買い、もしくは最初の押し目で拾う、といった戦法でしょうか。

6.6659メディアグローバルリンクス △

 今日は一時上場来安値(初値)に近づきました。OSCはこれで短期間のデータですが13%、売買指数も13%です。かなり押されたのが見て取れます。ここから反発するのかどうか、今の価格が割高と市場が判断すれば更に調整するでしょうが、そろそろと見る向きが多ければ、朝は990K近くまで、あるいはそれ以下まで押されても、その後は反転するかも知れません。VCは3社3000株程度は上場時から売り出し可能ですが、これまでの出来高から既に消化済みかと思われます。通信・放送用機器の設計・開発会社です。池上通信機が類似企業として引き合いに出されるようですが、これはチョイと可哀想かも知れません。

7.3393スターティア △

 出来高が少ない株ですが、今日はOSCが+3%の54%とコンバージェンスし、売買指数も65%と落としております。350Kが1つの壁となっているようですが、OSCのもう一段の伸び次第です。今日の戻しも結構良かったので後は出来高次第。IT機器販売サポート事業という地味な業態の限界か。

8.4306バックスグループ ▲

 今日は-8Kと下げてはいますが、途中までの粘り腰には見るものがありました。3日続落しましたが、OSCはまだ49%で、売買指数は18%まで落ちております。明日はもう一押し180Kあたりまで押されてからの反発があるかも知れません。

9.6908イリソ電子工業 △

 3月9日からOSCを上げ続け、2月28日の62%に後2%と迫っております。売買指数も反落しておりますので、明日はプラス基調でOSCが62%を抜くようなら4800円は意識されるかも知れません。

10.6730アクセル △

 このところ高水準のOSC値を示しておりますが、今日の悪い地合にも前日安値は割らずに+2%の63%と伸ばしました。売買指数もおよそ半減し75%です。8738ひまわりはOSCが80%にも達し、そろそろ限界ですが、この株は70%台を付けることはありますので、明日の地合さえ問題なければ更に上値を伸ばす可能性があります。

11.6130日平トヤマ ▲

 もう一度この株を取り上げます。今日も下げましたがOSCは+1%の47%で2月24日の高値、そして直近の3月13日の高値と同値です。抜けそうで抜けないのが今のもたつきです。売買指数も92%から36%に落ちましたので、明日こそはプラ転でOSCが50%位で終わってくれれば、来週は上げに転じるかと思います。その前に前場は押されることがあるかと思いますが、その場合は最悪1150円あたりまでということを想定しております。いずれにしても、非常に予測が微妙なポジションにあります。

以上です。明日も東証、新興ともに寄り付きは下げて始まるでしょうから、上記の注目銘柄が押されたところを、底で拾って反発を待つという以外に有効な作戦はどうもなさそうに思えます。 何とか明日も乗り切らねば。
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何とか被害を免れました

2006-03-16 15:21:04 | 株に出会う
後場も更に下落傾向を強めたようですね。

そんな中で、筆者も4239ポラテクノを352Kで午前中から待っていたら、どこかのVCでしょう。350Kの上場来安値の買い板を100枚以上あっという間に食って、出来てしまっておりました。そこからは慌てて損切りする方々の売りで340Kまで下落する始末です。筆者も348Kあたりで成り売りをかけようと思いましたが、思いとどまりました。一時期の急落は必ずといって良いほど戻しがあるためです。これまで慌てて売って散々失敗しております。それに、テクニカルにチェックして352Kで買った筈が、更にこの急落曲面では好条件になっておりました。そこからは、案の定2度と340Kに落ちることなく、しばらくして回復してきましたので、何とか+1Kの353Kで売り抜けました。

今日は前場の8925アルデプロと、9378ワールドロジともプラスでしたので、地合が悪い割には良い結果でした。持ち株は何もありません。比較.comも2日目ですが、値が付かずです。明日は寄るでしょう。

今日は、これから外出します。
明日の注目銘柄は、あすの前場も状況はよくないと思いますが、今日の注目の5456朝日工業のような順張り銘柄と、トコトン売られた逆張り銘柄に分けて検討した後、夜にかけてアップしたいと思います。
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円熟の相場

2006-03-16 11:57:45 | 株に出会う
円熟の相場などと言えば、今日の株式市場の下落ぶりを見ている投資家の皆さんの顰蹙を買いそうです。実は、キリンの新しい発泡酒の名前です。今、それを飲みながらブログを書いております。アルコール度が6%と少し高いのが気に入った理由です。最も、筆者は新しいもの好きなので、それが真の理由でしょう。

しかし、相場も今日は調整しておりますが、先週からの明らかな上げ相場での一過性の調整かと思います。

テクニカルには、昨日のブログに書いたように下げ基調が優勢でしたので、筆者は全部売り払っておきました。1つだけ誤算だったのは、仕手株の1839真柄建設でした。昨日噴くと思って初動の319円で買いを入れたのですが、鳴かず飛ばずだったので同値で売りました。今日の365円までの爆上げは予想外でした。どうも仕手株というのは、前日に筋の方々がこっそりと仕込むようなのです。1つ勉強です。今思えば、昨日の後場からの動きは怪しいものがありました。それ故、筆者も1枚乗ったのですが、見事に外されました。

今日は、底値拾いに徹しました。

まず、昨日損ぎった9378ワールドロジを、3月14日の爆上げ日の安値の255Kで待ち受け、その後+4Kで売り。そして、8925アルデプロを3月8日の終値近くの209Kで待ち受け、やむなく+1Kで売り。

と言った具合でした。

少し、底値拾いのコツのようなものが分かりました。
それは、投げる方々がどこで収まるか?ということを見るのに、直近の上げ相場の前の段階の値段を見ることと、その日の下落のパワーへの反発力度合いを見ることです。

下落パワーへの反発力度合いとは、耳慣れないかと思いますが、その日のOSCがコンバージェンス(前日より上げていること)しており、かつ、売買指数が前日より下げているタイミングを見て買いを入れることです。

アルデプロはたまたまそうした銘柄でした。前場段階ではOSCが-1%となってしまい、売買指数は14%と相当に落ちてはいるものの、前場終了段階にかけて押されたことを、これらの数字は意味しております。

これを見るには、楽天のマーケットスピードとRSSを使います。そして、OSCはラリー・ウィリアムズの究極のオシュレーターを使い、売買指数も同じく、ラリーの真の安値・高値からの計算値を使います。その計算式は「相場で儲ける本」というラリー・ウィリアムズのベストセラーに書かれておりますので、興味のある方は、それを参考にするといいでしょう。

手っ取り早くエクセルのマクロと関数を組み込んだサンプルファイルを手に入れたい方は、このブログのカテゴリー「はじめにご覧下さい」に書いているメールアドレスまで、簡単なプロフィールを書き添えてご本名でお申し込み頂ければ、もちろん無料でお送りします。筆者の稚拙なマクロが組み込まれていたりしますが、エクセルに詳しい方であればもっと簡単に自分なりの「売買方程式」のようなものを組み込むことは簡単かと思います。筆者と同様に使い込んで頂いて、もし何らかの発見でもあればフィードバックして頂くのが条件といえば条件です。ブログの読者がランキング入りするまでに結構増えてきており、その日頃のご訪問に対するほんの感謝の気持ちです

もちろん、投資の結果は自己責任ですので、そこをご了承頂ける方のみ、お申し込み下さい。私は、もとよりアマチュア投資家であり、このツールを使い続けていても、手を引く時期などは結構当たりますが、儲け続けるのは至難の技です。筆者は、毎日場の終了後に3時間くらいかけて検討し、この株が今日何故あがったのか、また下がったのかを日々反省しながら少しずつ改善しております。それでも、昨年はあの上げ相場なのに、年率30%程度の稼ぎがやっとでした。試行錯誤が多く、また短期売買の弊害からか、使いこなせていなかったのかも知れません。しかし今年は相場の乱高下がありましたが、努力の甲斐があり少しずつ成績が上がっております。今の調子ではIPO当選の幸運な儲けを除き、年率換算で去年の倍の約60%程度のパーフォーマンスを、これまでのところは挙げてきております。従って、ご提供するツールはそうした努力をするという前提で考えると、決して悪くはないかと思います。
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