株に出会う

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大局を見る眼がないと相場に勝てない

2007-03-23 11:22:33 | 株に出会う
今はすっかり社業から引退したソフトブレーンの宋文洲さんが、今日のメルマガで著名な投資家のウォーレン・バフェットのことに触れ、彼が2-3着のスーツしか持っていないという逸話から、バフェットは決して「金銭欲」が強かったから成功したのではなく、彼の「欲」はもっと精神的なものにあると推測しております。

では、バフェットは何故あれだけ投資で成功を収めたのか?

宋さんによれば、ビジネスでも人生でも「欲」は必要ですが、その際、他人の都合と世の中の情勢を見ずに、がむしゃらに「頑張る」人は成功しないでしょう、とのことです。それはその通りです。筆者もがむしゃらに頑張った時もその昔はありましたが、それで結果が出た訳でもありませんでした。

今だって、これだけ時間をかけながら株トレードを行っているにも拘わらず、昨日のブログでも書いたとおり、売買のタイミングを計ることについては未熟なままです。

では、どうすればよいのか?という点について、宋さんは1つの視点を持ち出しております。当然といえば当然のことですが、それは「傍観者の視線を持て」ということです。
日本語では「傍目八目」と言い、そばで見ている人ほど、当事者には見えないことがよく見えるという、この懐かしい言葉まで引用されておりました。

この傍目八目で相場の動きを見ることがもっとも大切ですね。

今日の前場は、まさしく昨日の悪い流れを引き継ぐことになりました。日経先物がギャップアップして始まったのは意外でしたが、案の定前場にかけてはゼロ近辺でウロウロとしております。

ギャップアップして始まった個別株も軒並み勢いが続かずに失速中です。個別インダストリーでは銀行やゴム、保険といったところが比較的好調のようですが、これはこれまでに押されすぎた業種の自律反発でしょう。

マザーズ指数、ヘラクレス指数は共にマイナス圏に沈んでおります。OSCはともに+1%の39%とわずかにコンバージェンスしております。このままコンバージェンスして終われば、来週の押し目からの一旦の反転が予測されるところですが、その際、マザーズ指数でいうと、3月19日の992ポイントという安値を超えて、3月5日の987ポイントを下回っての3番底を付けない限りは、せいぜい2-3日の反発に終わる可能性が大だと思います。

こんな日はトレーディングはほぼするつもりはありませんでしたが、唯一戻しの力が強かった4849エンジャパンでの+6K抜きだけで前場は終了しております。

後場も、傍目八目を肝に銘じながら、目先の「金銭欲」にとらわれることなく、もっとバフェット流の「精神欲」(一体どうすればこれが出てくるのだろうか?何かフェロモン系か、ノルアドレナリン系の分泌物が必要かも知れません。しかし、それを何処でどうやって手に入れたらいいのだろう?金で買えるなら金銭欲に直結するし。困った。)を何とか高めたいものです。
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