株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.8.07)

2007-03-07 21:17:17 | 明日のモニタリング銘柄
国債先物価格を見ていると、株式市場との逆相関がよく見えます。今日の株は意に反して寄り天で終わりましたが、明日以降の相場下落を予感してか、国債先物価格は引けにほぼ今日の高値の135.24円をつけております。3月5日の135.35円がこのところの高値です。機関投資家の株から債券への逃避の流れはまだ継続中ということですね。

国債先物価格の今年の最安値は1月10日に付けた133円53銭です。そこから利上げ半々の予測からか134.96円まで1月26日には上昇しましたが、2月21日の利上げ決定後は、本来は下落するところが終値ではジリジリと上昇をしておりました。そこに世界同時株安と円高です。3月5日に国債価格は最高値をつけ一斉に資金の債券への逃避が始まったと言う訳です。

さて今日の株式市場ですが、市場参加者は前場の寄り天で、多少先物が戻してもほとんど反応せず、むしろ先物が値を下げるのに合わせてなど新興市場は下げを加速させる始末です。つまり死んだ状態ですね。筆者も9474ゼンリンや8423フィデックを手がけましたが、同値または-1Kでの撤退を余儀なくされました。こういう相場では手を出すのは禁句ということです。

マザーズ指数のOSCは-1%の42%、ヘラクレス指数は-2%の43%と両方とも中途半端なポジションです。5日に一番底を付けてからの2番底がこれから始まるものと思われます。日経225平均も-2%の38%です。これは5日よりも1%低い数字です。

と言うわけで、明日も雰囲気が非常に悪い中、取り立てて注目すべき銘柄はないものと思われますが、それでもテクニカル面から注目できそうな銘柄をスクリーニングしてみます。

テクニカル用語の簡単解説

1.2432DeNA ▲
 この株の粘り強さには脱帽。OSCも+1%の46%です。南場社長の強運がついているのか?

2.8936リプラス △
 これも押され強い展開でした。OSCは+1%の39%とまだ底割れしておりません。DeNAといい、こうした特色あるビジネスを手がけている株は強い。

3.6162ミヤノ ○
 この株、当面の底は370円あたりであることが確認されたようです。今日も+9円でのOSCを2%伸ばして48%終了です。この株のOSCの今年の底値は何と47%なのです。それほど低PERが評価されての押し目買いが続いております。

4.5742エヌアイシ・オートテック ○
 この株も底値77Kから下げる気配なく、出来高が少ないもののOSCを1%伸ばしての+1100円での切り返しです。後は出来高次第ですが、そろそろ皆さんの目が向いても良い頃かも知れません。
 
5.1766東建コーポレーション ▲
 今日も+20円と健闘はしましたが、どうしても上には行けません。全くもって、まさに厚い雲の中で視界不良の飛行を続けている感じです。上に抜ければ視界も通って、大いなる上昇もあるのでしょうが、今は我慢の子か。OSCは連チャンでの33%です。RSIも連チャンでの21%です。近頃TVコマーシャルをよく見ます。古武道のような映像と記憶しております。このイメージが社名とともに「あの世界」を連想させて良くないのではないかと思います。賃貸住宅を借りるのにアパマンであろうが東建であろうが、借りる人は気にするもんですか。株価のためにも経費削減に努めた方が良いのでは。

6.3724ベリサーブ △
 あくまで押し目狙い。6日の安値577Kに近づけば近づくほど買い目が出てきます。出来高極少のため注意。

7.7459メディセオ・パルタックHD ▲
 これも1日の値動きは少なく、大局的に捉える必要がある銘柄ですが、1月31日と2月1日に大きく上げたその前の水準まで値を崩しております。それでも2100円は底堅く推移。今日もゼロ終了でOSCも+4%の45%は、この株としては出色の終わり方。一応マーク。

以上ですが、ほとんどの銘柄が今日の梯子外しにあって、テクニカルには崩れた形をとっております。これでアメリカが下げれば明日はもろくも崩れ去ることでしょう。
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腰砕けが早すぎる

2007-03-07 11:07:56 | 株に出会う
今日は前場が勝負と昨日書きましたが、どれもこれも特買いで始まり、今日は上げるぞという雰囲気が濃厚でした。現に先物も170円高と高く寄りついたのですが、これはシカゴの先物価格よりも更に70円ばかり高いものでした。シカゴ先物そのものが昨日の大証よりも105円上げて始まっていましたので、今日の大証の寄り付きでは、170円ばかり昨日よりも底上げされてのスタートでした。昨日の戻しの190円と合わせて360円です。これは「病人」にとってはチョイと急な空元気の出し過ぎではなかったでしょうか。

筆者ももう少し上げる筈との目算が外れました。寄り付きから伸びないのを見て、9時20分くらいまでに全銘柄を利確しました。キャッシュ100%にまた戻りました。その後の下げはご覧の通りです。昨日儲けた3727アプリックスなどひどいものです。一昨日買った値段よりも2Kも下げております。一時はまたまたストップ安近辺まで持って行かれました。4296ゼンテックテクノロジーもそうですが、こうした赤字絡みの長期低落人気銘柄は短期勝負に徹すること以外には勝てないものですね。

まだ新日鐵はプラス圏で踏みとどまっておりますが、これが後場にマイナス圏に落ちれば、これは一昨日の再来での2番底を試しに行く展開となるかと思います。

筆者の持論としては3番底の確認までは相場が行き着くと見ておりますので、今週金曜日の寄り付きまでの裁定買い残の整理がつくまでは、行ったり来たりの波乱相場となるのではないでしょうか。

久々に野村で寺崎電機工業というIPOが当たりました。128万円ほどの資金がかかりますのでチョイと足りません。郵便局での入金に行ってきます。

しかし、別に野村を褒めるわけではありませんが、100万円に満たないMRFの入金でもわずかですがちゃんと配当が毎月あります。HS証券や岩井証券などはゼロです。さすが野村と言いたいところです。郵便局にお金を寝かせておくよりは、今回を契機に資金を野村にそのまま置いておくのも良いのではないかと。喩え寺崎で損をこいても、そのうち戻るでしょう。人気は出そうにありませんがそんなに悪い株ではありません。
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