株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.13.07)

2007-03-12 20:26:42 | 明日のモニタリング銘柄
極めて緩やかながらも新興市場は、3月5日を底にしての切り返し途上にはあります。しかし、日経225平均が128円高と上げる中、一部の銘柄(総和地所やH&F、ファーマフーズやネクストなど)を除いて、動きがないか下落基調のじり安でした。

前場に買った8411みずほも後場は調子が出ず、節目で買値の817Kを割るや、先物に引っ張られて一気の下落。この時点でOSCもまた押さえ込まれたためやむなく812Kで撤退でした。引けに814Kまで戻していますので、やはり買い時を間違えたということになりました。短期勝負はなかなか1部の大型株では難しいと実感。

持ち越しは2775円で買った6855日本電子材料と、やっと連チャンでの1000円超のプラスを示した5742エヌアイシ・オートテックの2つのみです。

明日も、個別に物色される流れは続くものと思われます。2番底を試すような材料は今のところなさそうです。明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2448イーコンテクスト ▲
 最後にもう1回だけこの株に注目。OSCが35%→37%でのゼロ終了。RSIも1%切りかえしての26%です。VR改も39%→40%と、まさに「微弱電流」ですが、底打ちの気配が感じられるためです。見せ板騙しなど変な輩が横行しているのでひっからないように注意。

2.6259大崎エンジニアリング ○
 順調に戻してはおりますが、まだまだです。今日もそろりと上げOSCも42%→43%へと上昇。明日も今日の安値割れがないような地合であれば、440K越えでの一気の上昇もあり得ると見ております。何しろ500Kからの下落の度合いが半端ではありませんでしたので、その戻り売り圧力をクリヤーすれば。

3.3043モジュレ △
 8日に150Kまで一気に出来高を伴って上げた反動で、金曜日は調整しましたが、今日は出来高が少ないものの持ち直しております。第二波の上げがあるかどうか注目。150Kで掴んだ方の投げも要警戒。まだ掴んだままの状態かと。

4.3064MonotaRo △
 公募35万円のこの株、結局初値60万円から約3分の1まで下げました。ネットを使ってのホームセンターのようなビジネス、もう少し評価されても良さそうです。OSCが前日と同じ44%に踏みとどまりゼロまで戻しましたが、これが単なる地合に助けられただけなのかどうか、まだ起きあがり方が弱い出遅れです。PERは20倍割れ。

5.4063信越化学 ▲ 逆張り注意
 まだ下落モード継続中ですが、ここまでダイバージェンスが強まると、再度注目したくなります。OSCは2月27日の39%に対して、今日で40%までの下落とまさにギリギリの崖っぷちです。撤退ラインは5日の安値近辺の6900円あたりにセットして、明日高めで始まるようだとそのまま乗ってみる手。

6.4564オンコセラピー・サイエンス ▲
 今日勢いよく上がっているのでニュースをチェックしたら上方修正が発表されておりました。といっても赤字幅ほんの少々が縮小した程度です。しかし、このところの下げがきつかったので、今日でOSCも37%→38%へと切りかえしました。明日は今日の反動安となるか、それともジワリと戻し始めるか注目。95Kあたりまで戻しても良さそうですが。

7.6988日東電工 △
 まだまだ逆風が吹いているようです。しかしこの会社の自力は証券会社のアナリストでは判断不能と見ます。今日はOSCを38%→41%へと切り返しましたが、過去は概ね翌日の上昇につなげております。失速の恐れもありますが寄り付きからのエネルギーに注意。

8.4281DAC ○
 一時の勢いがばったり止まっております。しかし、OSCは37%→40%へと久々に切り返し、RSIも+1%の34%とコンバージェンスし底打ち気配です。乖離幅も-3700とかなり拡大しております。後は出来高次第。

9.3343チップワンストップ ▲
 今12月期は四季報予想より少し上回るにも拘わらず人気薄の状態で下げ続けております。しかし、今日でOSCも41%→45%へと回復。RSIも12%→15%です。見直し買いが入っても良い水準です。

10.6762TDK △
 ハイテク株が総じてあまり良くありませんが、この株もそろそろこれ以上の下落には歯止めがかかった状態かと思います。OSCも前日同値の43%です。昨年の11月にOSCが30%台になったことはありますが、今年になってからは3月7日の41%が最低水準です。そこからの切り返し過程にあります。

11.8423フィデック △
 今日はチョイと戻しすぎ。明日の押し目をじっくりと待った方が良いかと思います。まだ病床から起きあがったばかりで、今日の上げは少々後遺症が残るかも知れません。しかしながら、最悪期を脱っしたのは確かです。

以上です。
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それなりに戻しているだけ?

2007-03-12 11:25:49 | 株に出会う
相場が強気出来ている時は、上に食らいついていくのは、今の相場状況ではリスクがあるとの「観念」が出来上がっているため、前場はいくつかの銘柄を下で指しておりました。

その中で、部屋の掃除中に8411みずほのみ817Kで約定。何故分かるかですが、ジョインベストエキスプレスでは、約定するとブザーの様な音で教えてくれるからです。これが少々しゃれていて筆者のお気に入りです。

しかし、このみずほ、新興市場顔負けで値段が上下します。騙しの板など出現することはありません。今日の注目銘柄にも結構な東証銘柄を入れておりますが、これでは皆さん新興市場から逃げる訳です。姑息な騙し合いのような板の出現にはほとほと嫌気がさしております。

そのせいかどうか、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに、朝高からの下落勾配は、日経先物、日経平均、そしてTOPIXに比べて大きくなっております。OSCはマザーズ指数が+3%の45%、ヘラクレス指数も+1%の45%ですが、今の勢いからすると金曜日を下回りそうです。

日経平均のOSCは前日同値の47%です。3月7日の38%で一応底を打った形です。

今日の失敗は2384SBSです。あまり動意付いていなくてジリジリと上げてから、一気に上に持っていくような上がり方では、なかなか買いについて行けないようです。収穫は、指数値がやはり底打ちかどうかの指標としては一番役に立つことが再確認されたことです。昨晩は心の中では実はこの株を本命視しておりました。今からではもう勝ち負けは半々の段階まで上げております。340Kがせいぜいこの株の上げ目途ですので、筆者は少なくとも手出ししないつもりです。

むしろ、前場に下で指している8423フィデックや6855日本電子材料の方が、これからの上げ余地が大きいと見ております。

全体にはここから上に行くのか、それとも2番底を探りに行くのか、まだはっきりと方向性が出ておりませんので、後は個別株のうち妙味が出ている銘柄に少し手をつけるだけに留める予定です。

みずほにしても、前場終了で82Kまで行きましたので、OSCは+1%の38%となりこのところの最高値に並んでおりますが、これを抜けきらないと850Kから90Kまでの戻し基調には入っていかないと思われます。しかし、今日は817Kを下回らない限りはそのままホールドとします。なぜ、817Kで指したかというのは、朝方にそこまで押されたこともありますが、この株の安値の793Kを付けた前の日の3月2日の安値が817Kだったからです。翌日の793Kを底にしての切り返し途上で一応の底値固めは8日の797Kの安値で完了しております。こうした上昇過程では一旦上げても再度、2日の安値の817Kあたりまで戻されるのが、株の値動きの1つの特徴だからです。

まあ、これは筆者だけの見方ですので当たりはずれも結構ありますが、株価が戻す時もこのような傾向があることは知っておいても損ではないと思います。みずほの例では、3月7日に戻しておりますが、817Kに2K足した819Kで一旦跳ね返されております。こうした傾向ですね。今日は前日高値を抜いて終われるかどうかも焦点になります。
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