改めて為替の値動きも見てみると、例えばGBP/JPYの直近高値は1月23日の241.44円でした。それが昨日の安値が221.31円です。今は224.62円あたりですが、昨日の安値まで8.3%の下落でした。同じ計算でUSD/JPYの下落率は5.7%、ちょっとマイナー通貨ですが南アランドの場合は10.6%です。
この3つの通貨の下落率は、高金利通貨ほど大きくなっております。さもありなん、といったところです。円キャリートレードは高金利通貨にも突っ込まれており、いち早く手仕舞いをされて下落が大きかったということの証左です。
日本の株式市場に目を転じれば、日経平均の下落率が9.7%、マザーズ指数が17.5%、ヘラクレス指数が14.4%でした。日本の新興市場は新興国高金利通貨以上の下落だった訳ですね。株よりも為替の方が今回の下落のマグニチュードが少ないと見るのは早計です。例えば南アランドの場合レバレッジは20倍です。10万ランドを1月22日の高値17.14円で買った人は、171万円4千円を投じたことと同じでした。(実際の証拠金は85700円)それが、3月5日の安値の15.32円になれば、153万円2千円に減価したことになります。その差が18万2千円です。証拠金の倍以上の下落です。当然ストップロスオーダーで自動的に決済されてしまいます。FXは株の信用取引以上のレバレッジがかかっており馬鹿には出来ません。ヘッジファンドはこうしたレバレッジを効かせた莫大な取引をしております。
今回の世界同時株安、円安で相当なロスを被ったファンドも多いことと思います。そのうち明るみに出るでしょうが、邦銀も金融デリバティブ取引に相当の資金を、言われるままに突っ込んでいる筈です。日本国債を沢山抱えているのも脆弱性を強めておりますが、このデリバティブ取引こそ、近い将来の金利上昇による世界的な金融パニックの際に、邦銀を一撃する斧になるのではないかと思っております。投資対象としての金融機関というのは、まさに綱渡り状態のビジネスですので、筆者にとっては、とてもとても投資の対象にはなるものではありません。
また無駄話をしてしまいましたが、今日の反発は明日(の前場)が当面のピークではないかと推測しております。メジャーSQも今週金曜日に控えております。後2日は波乱の動きが展開される筈です。
そうは言うもののこの切り返しの流れに乗らない訳にはいきませんので、2337アセットMと5742NICを適当に利確するとともに、中小株ですが3815メディア工房、3810サイバーステップ、3783ナノメディア、そして引け際に買った4281DACの4つを持ち越しました。
ざっと見ると、どれもこれもテクニカルには反発体勢のいい形です。従って、特に注目すべき株を挙げるのは困難ですが、筆者なりの見立てで、これはと思う銘柄を厳選してみたいと思います。OSC、RSI以外のコメントは控えます。
テクニカル用語の簡単解説
1.8936リプラス OSC36%→38%
2.8942SIA OSC31%→38%
3.8789フィンテック OSC34%→39%
4.2138ウェブドゥジャパン OSC33%→36%、RSI30%
5.3836ディーバ OSC31%→35%、RSI30%
6.3060マガシーク OSC27%→34%、RSI35%
7.3812ゲームオン OSC30%→37%
8.1766東建コーポレーション OSC31%→33%、RSI21%
9.4835インデックス OSC36%→37%、RSI34%
10.9474ゼンリン RSI16%→28%、OSC44%→49%
11.8423フィディック OSC30%→32%、RSI26%
12.4312サイバネットシステム OSC38%→39%、RSI29%
以上です。
この3つの通貨の下落率は、高金利通貨ほど大きくなっております。さもありなん、といったところです。円キャリートレードは高金利通貨にも突っ込まれており、いち早く手仕舞いをされて下落が大きかったということの証左です。
日本の株式市場に目を転じれば、日経平均の下落率が9.7%、マザーズ指数が17.5%、ヘラクレス指数が14.4%でした。日本の新興市場は新興国高金利通貨以上の下落だった訳ですね。株よりも為替の方が今回の下落のマグニチュードが少ないと見るのは早計です。例えば南アランドの場合レバレッジは20倍です。10万ランドを1月22日の高値17.14円で買った人は、171万円4千円を投じたことと同じでした。(実際の証拠金は85700円)それが、3月5日の安値の15.32円になれば、153万円2千円に減価したことになります。その差が18万2千円です。証拠金の倍以上の下落です。当然ストップロスオーダーで自動的に決済されてしまいます。FXは株の信用取引以上のレバレッジがかかっており馬鹿には出来ません。ヘッジファンドはこうしたレバレッジを効かせた莫大な取引をしております。
今回の世界同時株安、円安で相当なロスを被ったファンドも多いことと思います。そのうち明るみに出るでしょうが、邦銀も金融デリバティブ取引に相当の資金を、言われるままに突っ込んでいる筈です。日本国債を沢山抱えているのも脆弱性を強めておりますが、このデリバティブ取引こそ、近い将来の金利上昇による世界的な金融パニックの際に、邦銀を一撃する斧になるのではないかと思っております。投資対象としての金融機関というのは、まさに綱渡り状態のビジネスですので、筆者にとっては、とてもとても投資の対象にはなるものではありません。
また無駄話をしてしまいましたが、今日の反発は明日(の前場)が当面のピークではないかと推測しております。メジャーSQも今週金曜日に控えております。後2日は波乱の動きが展開される筈です。
そうは言うもののこの切り返しの流れに乗らない訳にはいきませんので、2337アセットMと5742NICを適当に利確するとともに、中小株ですが3815メディア工房、3810サイバーステップ、3783ナノメディア、そして引け際に買った4281DACの4つを持ち越しました。
ざっと見ると、どれもこれもテクニカルには反発体勢のいい形です。従って、特に注目すべき株を挙げるのは困難ですが、筆者なりの見立てで、これはと思う銘柄を厳選してみたいと思います。OSC、RSI以外のコメントは控えます。
テクニカル用語の簡単解説
1.8936リプラス OSC36%→38%
2.8942SIA OSC31%→38%
3.8789フィンテック OSC34%→39%
4.2138ウェブドゥジャパン OSC33%→36%、RSI30%
5.3836ディーバ OSC31%→35%、RSI30%
6.3060マガシーク OSC27%→34%、RSI35%
7.3812ゲームオン OSC30%→37%
8.1766東建コーポレーション OSC31%→33%、RSI21%
9.4835インデックス OSC36%→37%、RSI34%
10.9474ゼンリン RSI16%→28%、OSC44%→49%
11.8423フィディック OSC30%→32%、RSI26%
12.4312サイバネットシステム OSC38%→39%、RSI29%
以上です。