株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.20.07)

2007-03-19 17:34:52 | 明日のモニタリング銘柄
後場はあれだけ上値が重かった日経先物が上値の壁を突破するや、引けは何と日経平均も17000円を回復して終わっております。

この勢いに乗じて、これまで押しに押されていたメガバンクが一斉に切り返しです。8411みずほなど、プラ転する時に買おうと身構えておりましたが、あっという間の出来事でした。多分自動売買システムが作動しているのでしょう。大引けも何と1679株の成り売りです。もの凄いエネルギーです。ざっと12億円の成り売りです。最後の一瞬でです。しかし買い板もそんなにありませんでしたので、どなたか反対売買をしたのでしょう。

このみずほに象徴されるように明日は、NY次第ではありますが、17000円台回復の勢いで、少なくとも前場は上げに転じるかも知れません。

新興市場の銘柄の中にも、このような動きへの反応が一部に見られました。新規上場の3845アイフリークも426Kからの反転で、引けは504Kとなり初値を上回っております。2432DeNAや3810サイバーステップ、3812ゲームオンなども堅調でした。

しかし、市場全体としての新興市場は、マザーズ指数のOSCが-7%の31%、ヘラクレス指数のOSCも-5%の33%と全くいいところがありません。不動産関連は除いて、旧来からの新興市場の代表的な銘柄、例えば、4755楽天、3727アプリックス、4751サイバーエージェント、4849エンジャパン、2389オプト、4813ACCESS、そして4788サイバーコミュニケーションズといった面々が壊滅状態です。これらが指数を悪くしているのでしょう。

日経平均のOSCは前日同値の46%と、ちょうどよい値で終わっております。

さて、明日はNY市場が大きく動かない限りは、少なくとも前場は東証1部銘柄を中心に活況を帯び、それに釣られて出遅れの新興市場銘柄も一定程度の反発を演じるものと予想します。

そこで明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.3787テクノマセマティカル 逆張り注意
 895Kまで押されました。二度三度と成り売り攻勢でした。そこから901Kまで戻して終了ですが、OSCは31%です。3月5日の30%をかろうじて死守。明日は地合さえ良ければ、この株の舞い上がりが見られるかも知れません。駄目なら更なる投げに見舞われるでしょう。その場合の下げ目安は実は、昨年の10月中旬にまで遡らなければ、その目途が見えないのですが、それは何と10月12日の651Kです。まさかそこまでの転落はあり得ません。と言うわけで一応投げる方は既に投げきった状態とも言えます。

2.2448イーコンテクスト 逆張り注意
 投げる方が投げきった状態といえば、この株もそれに該当します。今日も130Kを死守?OSCは+2%の35%とコンバージェンス。RSIもわずかですが、+1%の11%とコンバージェンスです。もうこれ以上つついても、最後ッペすら出てこないようです。(下品で失礼。他に適切な表現が思い当たりません。)

3.8411みずほフィナンシャルG
 やはり明日のハイライトはこの株です。OSCは+5%の39%での+4Kは、堂々たる反発?です。乖離幅も-10K。RSIも+2%の14%です。ここで上げなければ何時上げるのといった風情です。今日は筆者も756Kで待っておりましたがついに迎えに来ずでした。明日こそ阿弥陀様の来迎図が見られるかどうか注目です。8308りそなも合わせて注目。

4.4822ハドソン
 ついにこの株も灰汁抜けか? OSCが3連チャンでの44%です。これだけ踏み固められれば何とか明日の底抜けは避けられるでしょう。しかし、まだまだ病み上がりです。少し押されてからの反転具合を見てから、明日も強いのかどうかの確認をしてからの参戦で十分に間に合います。上げ目途は第一関門が1870円、第二関門が1930円、第三関門が1960円です。

5.8698MBH
 かったるい銘柄の代表格のこの株を久々に取り上げます。今日は+2KでOSCも前日同値の33%で終わっているためです。先週の金曜日を底にしての切り返しです。RSIも+6%の31%です。値動きが極めて緩慢ですので、どこでエントリーするかが勝負の分かれ目です。筆者なら朝一番で今日の安値の108Kで待ち伏せです。

6.3343チップワンストップ 逆張り注意
 こうした弱小株は人気の離散も早いものです。ついに207Kまで突き落とされております。まさに情け容赦ありません。2月15日に好決算を発表したのが嘘のようです。RSIも13%まで下落。3月9日の12%に次ぐ低い数字です。

7.4849エンジャパン 逆張り注意
 やはりこの株にも明日は注目せざるを得ません。OSCが31%まで下落しこれは昨年の9月20日の26%以来の低い数字です。RSIも25%となり、これも昨年の9月14日の21%以来の数字です。つまり歴史的な節目を迎えているということです。

8.4813ACCESS 逆張り注意
 歴史的な節目といえばこの株もそうです。OSCは25%まで下落。昨年の12月20日の21%に次ぐ数字です。しかしまさか433Kまで落ちるとはACCESSファンは夢想だにしなかったのではないでしょうか。

9.8868アーバンコーポレーション
 不動産銘柄からはこの株をピックアップします。OSCは+1%の39%と微弱ですが切りかえしております。乖離幅も-23円あります。今日は昨年11月以来の安値の1645円をマーク。明日は普通なら切り返すでしょう。

10.4613関西ペイント
 最後にこの塗料の老舗株に注目です。再度の1000円割れからの復活でOSCも+3%の44%まで戻しました。乖離幅も-19円あります。自動車産業との運命共同体のような会社ですが、その昔、400円台で売買していた頃からすると出世したものです。

以上です。持ち越しは引け際に買った3064MonotaRoのみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そろそろ投げが出始めているか?

2007-03-19 11:20:42 | 株に出会う
金曜日の段階でも相当に新興市場銘柄は勢いをなくしておりましたが、これまでは大幅下落を避けてきた4849エンジャパンにしても、ずるずると前場引けに安値を付けるなど、相当に痛めつけられているようです。

しかしまだ下げが中途半端ということでしょうか。マザーズ指数のOSCはまだ33%、ヘラクレス指数も32%と30%台を保っております。一気に2番底、3番底を付けにいかないことには「下落感?」が出ません。今年は気候と同じで1月2月が日経平均も含めて、稀に見る暖冬でありました。そのピークが2月26日です。

3月に入って、一転して、通常の真冬並の寒さに戻っておりますが、気候の方は3月下旬に向けて更に寒さを増すことはないでしょうが、株価は周回遅れで、これから真冬の本番に向かわざるを得ないと思います。

日経平均は上げてはおりますが、TOPIXも含めてOSCは落としております。一進一退が続くものと思いますが、こちらも危うい綱渡り中です。

こうした中、気がつくと博打株の8734アストマックスや、話題先行で過熱気味の3823アクロディア(この会社9ヶ月では赤字決算ですよ)がストップ高を付けております。一方向に行きすぎるのが日本人の特性と言われて久しいですが、人の行かぬ道を行く方は、こうした値動きを見ていても何処にいるのやら皆目分かりません。

この点、TOPIXコア銘柄ならそれなりの押し目からは反発があり、分かりやすい値動きとなっております。先週までずっと悪かった薬品、化学株あたりの反転が目立ちます。

メガバンクは、さすがに8411みずほが733Kまで押されたところからは、一気に反転したようですね。見ておりませんでした。こうした流れに乗る方がよほどストレスがないのかも知れません。

ところで、日経先物はきれいなサインカーブを描いております。16880円あたりがどうしても抜けないようです。下は16600円あたりです。従って、先物が上げ始めても皆さん、そろそろ売り込まれることを先回りして予期するため、買いに入るのは少数派となっております。そして、少し下げれば梯子を外されたとばかりに撤退しているようですね。

持ち越しのラウンドワンは、今日は寄り付きの雰囲気からして悪く、早々に241Kで降りました。-7K。この株は徹底的に焦らすタイプの株です。上げる日に当たっていないと、かったるくてとても見ておれません。3233ファンドクリエーションを126Kで朝から指しているのですが、もう一息でタッチしません。これは変えない予定です。

後場は急変動があれば、下か上で拾うこともありますが、行ったり来たりの相場では付き合うのは遠慮させて貰いたい気持ちです。この値動きで勝機を掴むのは結構神経が疲れます。労多くして功少なしということでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする