株に出会う

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明日の注目銘柄(4.3.07)

2007-04-02 20:21:25 | 明日のモニタリング銘柄
金曜日引け後の反省に書いたように、今回の相場は一旦ピークアウトしております。
あまりに押された銘柄は、狂い咲きしたりすることもありますが、今日の流れとしてはじり貧でした。今はポジションを張る時期ではありません。

マザーズ指数と日経225平均のだらだらとした日中足をご覧下さい。まるで心停止状態です。ヘラクレス指数はこのところ独自の動きをしております。それなりに、脈動が感じられる動きです。最後にピーンと上げているところなど、これぞギリシャの英雄ヘラクレス崩れっていった感じでした。

トレードは朝方2555円で買って、後場に-30円で投げた9888UEXのみ。

ラ・パルレは地合が悪化している後場も、182Kを挟んでの攻防で膠着しておりましたので、上か下かに行くまでは様子見でしたが、チョイと目を離している隙に上放れしております。これだから、デイトレーダー以外は今の相場に参加するのは、賭けに近くなるのもやむを得ません。

いずれにしても中途半端な位置取りです。売りをかけるわけにも行かず、買いはもっと出来ずといった八方ふさがり相場と言えます。

基本は日経平均の調整が何処で終わるかということですね。OSCでは-12%の41%と大きく下落しております。3月7日に38%というOSC値を付けておりますが、この時の終値が16765円です。今日はまだ263円高の水準。しかし、OSCの乖離は後3%までに迫っております。日経平均のOSCの最近の底値は昨年の11月24日の32%です。これを目指して更に落ちるのか、それとも30%台から反転するのか、これによって全体の相場の流れが決まるかと思います。

大きな流れは、やはり2月26日の日経平均18300円を頂点にしての下降段階にあるのではないでしょうか。以前に触れましたが、日経平均の昨年4月21日の高値17480円から、連休を挟んでの調整が6月14日に14046円を付けるまで、35日かかっております。今回は今日でまだ24日目です。その時の例にならうと、後10日ほどで3月5日の一番底を下回る2番底をつけに行くのではないかと思います。何しろ、日本の優良株30傑を構成する、TOPIXコア30銘柄が軒並み後場に落とされております。まさに日本売りです。

そうした傾向からも、今の時点で買う方々は短期に成らざるを得ません。日経平均が今日一時的にも17000円割れを演じた事実を踏まえての明日の注目銘柄です。

1.2413ソネットM3
 先日早めに仕掛けて苦杯した株。引けにどーんと上がりましたが、明日は373Kをベースラインとしての反発が果たしてあるのか?OSCは33%→38%と理想的な上げ方です。寄り付きの10分で判断したいと思います。

2.8888クリード
 この株が不動産系の銘柄の底打ち確認の「生け贄銘柄」としては最適でしょう。今日でOSCは38%まで落ち、このところの安値に届いておりますので、どうしても買いたくなります。しかし、この株のOSC値としては3月22日の31%をベースラインとすべきでしょう。今の相場状況では特に。すると、あと7%分の調整が必要ということになります。指数値とRSIは十分に下げております。後はこのような日柄調整だけということになります。VR改も25%という3月5日の最低値からすると今日でまだ57%とチョイと高めです。昨年11月20日に354Kという安値がありますが、この日の終値の357Kまでは覚悟しておいた方が良いかも知れません。

いやいや、珍しくたったのこれだけです。これでは少々寂しいので、強気銘柄(梯子を明日外されるかも知りませんが。)をいくつか挙げておきましょう。

・3811ビットアイル
・3237イントランス
・3064MonotaRo
・8894原弘産
・4816東映アニメーション

結局明日は、押されすぎの銘柄が途中で仮死状態から売り枯れを起こして、酸欠に陥った隙を縫って、ふわりと天に舞い上がる時に一緒について行くような、何とも心許ない戦法しか思い当たりません。上げるにしても下げるにしても、もっとメリハリを付けた値動きをして欲しいものです。
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ババ掴みと黄金株の拾い損ね

2007-04-02 11:20:57 | 株に出会う
いやはや、思うこととすることが全くちぐはぐです。

今日の前場の値上がり率ランキング1位の1729三光ソフラン。OSCが前日22%にまで落ちていましたので、下落監視銘柄として注目銘柄に入れておきましたが、下落どころかストップ高の板まで見えてくる始末です。

前場にここまで下がったならと、逆張りの買いを入れたのはこれも落ち目の9888UEXです。2555円で拾ってからの反転は予想通りでしたが、その後がいけません。じりじりと押され続け前場で最低値更新。

逆張りからの反転をする銘柄と、底打っての寄り付きからプラ転する銘柄の、この基本的な見分けができておりませんでした。

UEXは一応後場の反転に期待を寄せてみますが、株が難しいのは、その日のその銘柄の「厄日」あるいは「吉日」と言った投資家の見立てがあり、一度「厄日」の烙印を押されてしまうと、その日は少なくとも「厄日」が続くといった傾向があることです。

そんなこと、とっくの昔に分かっているという方が多いと思いますが、時々、厄日と思って見捨てた株が、突如、吉日に変わっていたりするからやっかいです。その逆もあります。今日は吉日と思ってストップ高まで付けた銘柄が、9381エーアイティーの金曜日のように、一転厄日どころか凶日?にまで暗転してのストップ安を付けたりすることもあります。まあ、新規公開直後の株は評価が定まらない需給関係だけで動きますので、こうしたこともたまに起こりえますが、既に評価が定まった株は、厄日は厄日です。

UEXでいうと、今日の5541大平洋金属の値動きに連動しての下げもあると思います。ステンレス市況でもあまりよくないのでしょう。

市場全体としては、マザーズ指数やヘラクレス指数は全体としては膠着状態です。上にも下にも大きく動かない状態です。前場の引けにかけて少し戻しかけてはおりますが、微細振動の範囲かと思います。

1つの三光ソフランからの基本的な教訓を今後に生かすことにして、今日の前場の憂さ晴らしとしておきます。

『押しに押された銘柄の寄り付きが、前日終値よりも高めで始まり、10分くらい経っても寄り値を割り込まない場合は買い。』 本当かな?+? 経験則からは概ね正解のようです。
コメント (2)
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