株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(5.1.07)

2007-04-28 23:27:51 | 明日のモニタリング銘柄
連休の狭間ですが、新興市場の切り返しは鮮明です。
マザーズ指数のOSCの46%(前日比+8%)は4月6日以降では最高値です。しかし、その前の最高値は4月5日の52%、そして、世界同時株安直前の2月23日の63%となっており、今年の最高値は1月19日の76%もありました。ヘラクレス指数のOSCも2月23日の65%、今年の最高値の1月19日の77%に比べれば、前日比+9%の47%で終了しているとは言え、まだまだ低い水準です。

如何にこのところ押しに押されいたのかお分かりかと思います。しかし、4月23日(マザーズ)と4月20日(ヘラクレス)で底を打っております。25日に押されはしましたがOSCもコンバージェンスしており、きっちりとこの2日は上げてきております。もちろん、日経がフラフラしているので、顕著な上げではありません。しかしながら、金曜日の後場の終わりにかけての、特にヘラクレス指数の急伸は見るべきものがありました。いつもなら連休を控えて買い細るところですが、今回は違いました。

連休狭間から連休明けにかけて、ジリジリと新興市場銘柄が上昇するなら、これは本格反転と見て良いでしょう。

その意味では非常に重要な明日5月1日の注目銘柄です。反転のエネルギーが大きいと思われる銘柄を中心に挙げてみたいと思います。決算日には注意。

テクニカル用語の簡単解説

1.2459アウンコンサルティング
 まだ持っておりますが、金曜日は地合に助けられての+1K終了です。しかしこれでOSCの低下に歯止めがかかり、RSIも1%ずつですが、2日連続の上昇で、わずか15%です。昨年の7月26日の18%以来の押され方です。翌27日はストップ高を付けたのですね。しかし出来高が当時と今では違いすぎます。

2.3823アクロディア
 山が高かった分、谷が深いようです。まだ下落中。指数値は3月15日段階を下回ってほぼ3月9日段階まで落ちております。今回の高騰の初期段階です。ウェブドゥジャパンで金曜日は苦杯を喫しましたが、この株も同様なしこり玉に注意。ウェブドゥと1つだけ違うのはRSIが14%まで落ちていることです。この上り株としては前代未聞。後は乖離幅がウェブドゥよりもかなり良好で14Kあります。そして更にVR改が55%です。ウェブドゥは145%もありました。この3つのアドバンテージで明日は342Kを底にしての切り返しがなるのかどうかに注目。

しかし、携帯の操作ですが、同じソフトバンクでも機種によっては操作が異なるようです。お店のお姉さんすらマニュアルを持ってきて、筆者の質問に対応しての変更操作を行っておりました。これはお年寄りには難しすぎます。要は小さな画面、限られたキーという制約が大きすぎて、1つのボタンに複数の機能を持たせすぎなのです。この問題にこの会社のソフトがいかほど貢献できるのかが、株価が戻すかどうかのポイントになるかと思います。5月15日本決算。

3.2127日本M&Aセンター
 まだこちらの方がGCAよりテクニカルには魅力的です。但し勢いはGCAです。裏返せば、それだけGCAに比べての人気がなく押されていたことになります。株式分割で去勢されてしまうことはよくあることです。ダヴィンチ・アドバーザーズがその典型でしょう。貧乏人も買えるようになって、凶となるか吉となるかは蓋を開けなければ分からないものです。世の配偶者選びも同じかも知れません。配偶者選びでもし凶と出たらどうすればいいかって? それはM&Aしかありません。つまり相手との一体化です。共に地獄に堕ち天国に昇るための一体化です。行き先が天国か地獄かは結局はあなた次第です。意味が良く分からない方は、個別にメール下さい。5月10日本決算。

4.3034クオール
 この株間歇的に乱高下します。しかしこの2日の閑古鳥が鳴くような出来高は一体何なのでしょう。お祭り騒ぎが終焉したという事なのか?そうなると宴の後ということになります。一応、指数値は3月13日以来の低さということだけご報告しておきます。急に間歇泉が噴いてからは遅いので、念のため監視銘柄に入れておいていかがでしょうか。5月25日本決算。

5.3846エイチアイ
 この株の3Dリアルタイム描画ソフトというのは何とも魅力的。OSCもデータが少ないながらも+5%の34%と切り返し、乖離幅も9Kほどと良好。明日は押し目があれば買ってみるのも手かと。

6.3835eBASE
 出来高少なく低迷中。3月16日の322Kまでの下落が悪夢だとすれば、この株は4月23日のOSC31%を底にしての切り返し途上です。OSCは+2%の45%での+9K終了。乖離幅も7Kあります。指数値は4月26日に底を付けたばかり。5月15日本決算。PERがまだ55倍少々でまだ割高感があるのかも知れません。こういう株はテクニカル妙味は出ていても、出来高が増えるまでは買わないことです。

7.3812ゲームオン
 金曜日の228Kが底だったのかも知れません。もしこのラインに少しでも近づけば買っておくという手かと。RSIも+9%の28%ですが、まだ低いレベル。5月2日四半期決算。

8.8937Human21
 出来高を伴って大きく下げております。しかし619円からは引けには646円までの切り返しです。RSIはそれでもたったの2%です。理由は不詳。公募組が負のスパイラルに入って投げたという噂がありますが、定かではありません。PERはたったの3.42倍。首都圏で木造3階建てとワンルームマンションに特化してのビジネスというのが、少々胡散臭くは感じます。しかし面白いセグメンテーションではないでしょうか。二世帯住宅と単身者向けマンション。この取り合わせは、キメラのような趣があります。つまり異種の取り合わせですね。Humanというのも仮名漢字変換では「ふまん」が原型です。Humanな人が不満を持つというこの取り合わせの妙。いささか世の中を皮肉混じりに見ているようで面白いではありませんか。ともあれ、OSCは38%で前日同値まで戻して、乖離幅は17円もあり、ダイバージェンス度は何と218円もあります。RSIが2%ということと合わせて、この株明日もマイナスで終了するなら、もうホルダーの「不満」は暴発するでしょう。念のため、この株は貸借銘柄ですが、貸借倍率は4.53倍です。

9.4839WOWOW
 330Kという4月24日の安値をかろうじて上回っております。終値は332Kです。330Kが破られると明日は更に押されて323Kあたりまでの下落は覚悟しておいた方が良いと思います。しかしダイバージェンス度が20Kもありますので、明日の反発は必至かと思います。5月15日本決算。

10.2392セキュアードキャピタルジャパン
 面白い位置取りにあります。このところ270Kを底にしての膠着状態です。ダイバージェンス度はたったの3Kですが、乖離幅も5Kほどあり良好。254Kという安値を昨年の7月19日にマークしておりますが、この水準までの下落は考えにくい。OSCも+4%の56%です。ここは一発、上放れ期待をしたいところです。但し、これも出来高次第なので早仕掛けのための早回りは不要。5月10日四半期決算。

11.3727アプリックス
 OSCが+2%の26%での+7K終了。RSIも前日同値の22%です。これまでなら文句なく明日の上昇が期待できるところです。5月15日四半期決算。

12.6324ハーモニック・ドライブ・システムズ
 少なくとも今年の実績からは、明日は2月7日以降の651Kまで押されれば一旦反発に転じる筈です。

13.2389オプト
 195K割れからの絵に描いたような回復で、OSCも+4%の33%にRSIも+8%の23%へと切りかえしての+5K終了です。VR改も33%→44%へと理想的な下抜き。明日はもう押し目もなく205K越えで始まるかも知れません。上げ目安は223Kから230Kあたりですので、それでもまだ買いかも知れません。4月17日に上方修正しており業績不安からの急な下げはあり得ません。

14.4813ACCESS
 アプリックスとともに注目。OSCも+2%の26%としての+3K終了です。まさに土壇場まで追い込まれております。明日は440Kあたりでの待ち伏せか。

15.9432日本電信電話
 592Kの安値以下にまで墜ちるのを待っての買い。587Kまで墜ちれば言うこと無し。

以上です。
 
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ウォッチ銘柄の入れ替え

2007-04-28 11:03:30 | 株に出会う
動きの激しい相場に追随するため、ダイナミックなウォッチ銘柄の入れ替えは継続することとしておりますが、今週改めていくつかの銘柄を追加・削除しました。

削除したのは、①業績下方修正の株(リバウンド狙いで一時的には残します。)②何かと会社の風評に懸念がある株 ③出来高の少ない株 ④日足で明らかな右肩下がりの株(但し出来高が多いのは残してあります)の基準に照らしております。

今週追加したのは、主として業績好調銘柄と旬のテーマ株を少々。

その結果、いわゆる新興市場銘柄(大証、東証の2部市場含む)は129銘柄。東証銘柄(TOPIXコア銘柄も含む)は115銘柄となりました。計244銘柄です。本来は売買対象銘柄数としては100銘柄程度に抑えるのが理想ですが、さまざまな銘柄の値動きや出来高をざっと毎日眺めることにより、全体の動向が把握できるというメリットもありますので、とりあえずはこの程度の銘柄数をウォッチすることとします。それにしては、8894原弘産の初動を見逃したのは痛い。今後の押し目チャンスを待つこととします。

新興市場と東証一部市場の比率がほぼ半々となっております。これからも上記の基準でスクリーニングを定期的にかけていきますので、そのうち新興市場銘柄の比率が低下するかも知れません。(従来は新興市場銘柄として筆者のファイルでは分類していた、パシフィックやケネディクス、リサ、ワコム、フェイス、シンプレクス・テクノロジー、フジミインコなどは、本来の所属市場に合わせて1部市場銘柄に分類し直しました。)新規IPOも人気のものを結構取り込んでおりますので、全体としたはバランスが取れてきているのではないかと思います。

ちなみに、今回追加したのは、5456モリ工業、9793ダイセキ、4775総合メディカル、7915日本写真印刷、4728トーセ、などです。
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