株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

来週の相場はどうなる?

2007-04-13 22:37:10 | 株に出会う
今週はちぐはぐなトレードでした。

例えば、今日ストップ高までぶっ飛んだ4357ラ・パルレ、12日に157Kと158Kで買いながら、その日に159Kで手放しております。引けが155Kでしたのでそれはそれで正解でしたが、今日のリバウンドは予測外でした。昨日の引けの最安値155Kで、OSCも4%ダウンの37%に落ち、この株更に沈むのかと思い監視銘柄から外しておりました。

後から振り返って思い当たるのは、この株、昨日のRSIが21%まで急落していたこと。3月29日も21%でした。このRSI面から見た売られすぎ状態が、今日の寄り付きでの+7K始まりを誘ったのだろうと思います。それにもう1つ。指数値は10日と12日は全く同じでした。11日に一旦反転したのですが、もう一度念を押されるように12日に押し込まれましたが、10日の安値の150Kまでは割っておりませんでした。

こうした念には念をいれて底を確認するというのが、チャートを見る時の重要なポイントのようです。

ラ・パルレは例外として、今日の引けにかけては日経も新興市場も総崩れ状態でした。引けまでに反発が期待できる銘柄をいくつかウォッチしておりましたが、いずれも来週の反落が予想されるパターンでの終了でしたので新規買いはなく、後場に4849エンジャパン(-2K)と6672レイテックス(約-23円)も処分し、持ち越し株はゼロとなりました。

さて、来週の新興市場ですが、マザーズ指数のOSCは39%まで下落です。しかし、今年の特徴として、中途半端な下落からのリバウンドが見られることです。これを真の高値、安値を勘案したラリー・ウィリアムズ風の指数値で見ると、下記のようになります。( )内はマザーズ指数そのもの。注:OSC%は1日程度のずれがあることがあります。

 1月11日 1028ポイント(1057.9)OSC:32%
 2月16日 1029ポイント(1110.68)OSC:31%
 3月5日   892ポイント(987.43)OSC37%
 3月19日  885ポイント(992.35)OSC31%
 4月3日   875ポイント(1008.6)OSC43%
 4月13日  874ポイント(1010.95)OSC39%

3月5日の世界同時株安を契機に、一気に870~890ポイントあたりまで水準を切り下げてきております。面白いのは日柄調整にかかる時間が昨年より短くなっていることです。特に3月5日以降は、少し落ちては上げといったことを繰り返しながら、現実にはジリジリと下げております。そのせいかどうか、OSCで20%台の下げが一度もないのが今年の特徴です。しかしこういう下げはボディブローのように効いてきます。一部の日替わり物色銘柄を除いて、市場参加者がジリジリと減少しているのが背景にあるのかも知れません。

ヘラクレス指数そのものは、ついに年初来安値を更新です。こちらの方がストレートに衰退の道筋が見えております。

ここからの新興市場のシナリオは2つに分かれます。ヘラクレス指数に少々遅れをとってマザーズ指数も年初来安値を更新し、昨年までと同じように徹底的な下落に襲われるか、それとも、上にプロットしたように真の高値・安値の指数値ではマザーズ指数は循環的に上げ下げを繰り返しておりますので、来週は再度900ポイントを超える上昇局面を迎えることになるのか、という2つのシナリオです。

ここで背景として見るべきは日経225平均です。日経平均も世界同時株安までは、今年のOSCの最低値は47%と異常な値を示しておりました。つまり、完全な強気相場だったわけです。ところが3月5日を境にして3月7日に初めてOSC38%をマーク。その後4月2日には41%をマークしての、今日の48%(-13%)です。

日経平均の方の日柄は、これまで通りに17日から20日程度をかけて、ボトムからボトムへのサイクルを繰り返しております。4月2日のOSC41%から数えると、今日でまだ9日目です。来週一杯から再来週の初めにかけてOSCで30%台をマークするまでの下落調整プロセスが続くと解釈するのが自然です。4月2日のブログで、昨年のゴールデンウィークを挟んでの日柄調整期間の例を出し、2番底を日経平均が試すのに後10日ほどはかかると書いておりますが、そろそろその底を試しに行く時機が到来です。日経平均は4月2日に小さい2番底をつけておりますので、今度の17000円割れの再度の下落で3番底を付けることとなります。

結論としては、新興市場も日経に引っ張られる形で2番底そして3番底を確認しにいくのではないかと思います。その底を確認しない限り、特に3番底まで行かない限り、リバウンドがあったとしても1-2日に留まる可能性が大です。それを念頭に入れてのリバウンド狙いが当面の相場に対するかかわり方と言うことになりそうです。そして、真に底入れした段階で、昨年と同様に1週間程度の上げ相場が続くと見ております。

個別銘柄のうちリバウンド期待の銘柄については、日曜日までに明日の注目銘柄としてアップします。
 
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見事な寄り天

2007-04-13 11:07:40 | 株に出会う
今日はNYも上げ、シカゴの先物も上げていたため雰囲気は上昇気分で開始。その通りに寄り付きから上げていきましたが、先物の動きに象徴されるように、前場にかけては見事に坂道を転がっております。

新興市場はもとより足腰がおぼつかない状態でしたので、この1部市場の動きにひとたまりもありません。もうマザーズだけ独歩高などという離れ業を見るのは困難です。

それにしてもマイナーな株を持っていると、思わぬ相場の動きに翻弄されてしまいます。DACの上方修正にもかかわらず、寄り付きから気配値の冴えない4293セプテーニ。-500円で損切りです。これはその後そのあたりをウロウロしておりますので、何も慌てて切ることはなかったのですが、誤算はもう1つの持ち越し銘柄6672レイテックスです。赤字幅が9ヶ月決算での比較で縮小しかつ来期の見通しも悪くないにも拘わらず、上げたのは寄り付きだけ。追加買いの876円の板まで食われて、昨日買った857円を大きく下回る始末。売り板買い板ともに少なく値幅が大きいので、チョイとした投げに大きく下落します。この株など、業績には全く関係ない動きです。今日買った人が投げたのかも知れませんが、全くこの動きは理解不能です。とりあえず、後場まで待ってこれ以上の出血があるなら仕方ありません。一旦撤退です。

前場の終わりには4849エンジャパンを548Kの抵抗線からの切り上がりで549Kで仕込みましたが、まだこの株じっとしたままです。

3840イーキャッシュも520K割れを待っておりますが、こちらは大きな下げがなく途中から反転しております。

マザーズ指数、ヘラクレス指数のOSCは共に大きく下落。しかし、今年の相場の特徴は、大きな押し目がないことです。つまりマザーズ指数では30%台の後半あたり、ヘラクレスも概ね40%程度で切りかえしております。今の相場はそれに近いところまで来ておりますので、今日の後場に下げ基調が続いたとしても、来週からの少々の切り返しはあるかも知れません。そう言う意味では、この下げたところでテクニカルにも妙味が出ている銘柄が結構ありますので、少し仕込んでおこうかと思っております。このあたりの動きが、前場の引けにかけて少し出てきているようです。マザーズ指数は前日安値を前場の引けに下から抜いて上昇トレンドにわずかですが転じております。OSCは-6%の43%です。ヘラクレス指数のOSCも-6%の44%です。一時は10%ほどの下げに見舞われておりました。昨日危機的な状態だった4755楽天が今日は一度も前日終値を割ることなく前場で+1950円と切りかえしているのが象徴的です。あくまで売り込まれすぎた銘柄から救いの手が1-2日だけですが、入るというのが今の相場です。たったの1日だけのこともありますので、これを救い主と言うのは、チョイとキリストに憚れると言うものです。もうどうでもいいので自分の持株だけ上げて欲しいものです。
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