株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.6.07)

2007-04-05 22:27:40 | 明日のモニタリング銘柄
後場はマザーズ指数こそ大幅な上昇はなかったものの、今度はヘラクレス指数が切り返しの動きを見せ、3230スターマイカや2122インタースペースが買われるなど、これまで散々押されていた往年?の新興スター銘柄にも資金の矛先が向かったようです。確かに直近のIPO銘柄の中には、有望な技術を持つ会社がありました。これらの上昇に誘われるがごとくに、連想買いが入るのが新興市場の魅力といえば魅力ですが、何も急にこのような付和雷同型の買いが入ることもないでしょうに。とにかく、少し出来高があれば蟻が密に群がるように我先にと押しかける様が手に取るようです。

スターマイカを昼の休みにチェックした時は、確かに出来高が増えていて上げておりましたが、この株のこのところのやせ細った出来高からすると、また元の木阿弥に値段を落とすに違いないと勝手に解釈して振り向きもしませんでした。現に目の前に板を置いている2120ネクストが朝方に買い上がりがあったものの、その後は見捨てられたも同然でした。しかし世の中はよく分からないものです。株は人気投票と言いますので、自分ではなく他の人の動きをできるだけ素早く察知しなければ駄目ということでしょうか。

今日も、そうしたニュースを横目で見ながら、冴えないトレードとなりました。後場に257Kで買った8933NTT都市開発は節目の256Kを割る時に売り、4340シンプレクス・テクノロジーは、後場の押し目で大きく下に押されるのを見て、こりゃ、今日もまだあかん、とばかりにやむなく-350円で撤退でした。この株、今日はOSCを+2%の34%にコンバージェンスさせておりますので、明日こそ、今日の40800円の安値に近づいた時、あるいはいきなりプラスで始まり出来高を伴って上げる時には、買い時となります。少し早めのアクションを取り過ぎました。しかし、前場に43000円まで上げた時は、今日こそこの株が飛翔する日だと確信しましたが、株は終わって見なければ分からないものです。

後場は、これまでの四本足データの見方を再検証することにかなりの時間を費やしました。その結果、これまでの見方を一歩進める方法がやっと見つかりました。そうした新しい見方から、引けにかけて数銘柄を指しておりましたが、そのうちの1つ、8905イオンモールだけ3470円で約定です。この株も残り数分で形成が逆転するほどの値動きの激しさでした。OSCが前日の47%を上回るのを確認して買ったつもりが、結果は-2%の45%での終了です。しかしプラス終了ですので、この程度の誤差は許容範囲かと見ております。あまり、数字に厳密にこだわるのも考えものですが、場中の綱引き関係は実に素直にオシュレーター値に現れております。

その新しい見方をベースに今日は明日の注目銘柄を抽出してみます。

その前に、市況だけ簡単に見ておきます。

マザーズ指数のOSCは+1%の51%です。まだ明日は騰勢があるでしょう。ヘラクレス指数のOSCは何と+7%の62%です。この数字は2月26日の65%に次ぐ高い数字です。1924ポイントを付けた日です。この日よりも226ポイントほど高い数字でした。これは一体何を意味するのか?RSIで見ても、ヘラクレス指数は58%と2月初旬以来の高水準です。マザーズ指数に引きづられると、ヘラクレス指数も後少しだけは上に伸ばすのかも知れません。そこで空元気の空気が頭に昇りすぎてポキンと血管が破れて昇天することだけは警戒しておいた方が良いかと思います。日経225平均のOSCは+2%の53%とコンバージェンスしておりますので、明日の押し目からの反転があるいはあるかも知れません。

1つ朗報は、家人の塩漬け銘柄の6259大崎エンジニアリングが今日はストップ高となったことです。この株の直近の安値376Kを付けた時が買いだったのですが、ちょうどその前日に384Kで買った筆者は、この日の高値の384Kでの同値降りでした。仇を果たすつもりがわざわざ買い時の日に同値降りして、返り血こそ浴びなかったものの、あえなく今回の上昇相場でははじき飛ばされているという皮肉です。思えば翌3月30日に出来高が500株もあり、19K上げたのがこの株の復活の狼煙でした。このサインを見落としていたとしても、4月3日にOSCを+5%の47%とコンバージェンスさせての、翌4日の高値始まりからの396Kの押し目で、前日の381Kを遙かにオーバーしてからの上昇局面では乗るべきでした。

このあたりのテクニカルデータを見るその見方にやはり甘さがありました。もう3年以上も使っているのに、未だにたかが四本足といえども見る角度によっては変幻自在に見える生き物のように写ります。

しかし、もうこのような停滞は許されません。何とかこの新しい視点を取り入れて戦績を急上昇させたいと思っております。

そこで明日の注目銘柄です。少し違った角度から解説します。まだ新興市場には資金の流入があると見て、明日の人気投票銘柄にもメスを少し入れてみます。

テクニカル用語の簡単解説

1.8918ランド
 明日202Kの底堅さを確認するか、もし202Kを下回った場合はそこから202Kを抜きにかかる勢いを確認しての買い。上げは210Kから220Kまでが目安。

2.3770ザッパラス
 こうした上方修正銘柄が今日は出来高3237株を伴っての上昇を演じておりました。さすがに後場は乱打線の様相を呈していたようですが、明日は、再度押し目で130Kあたりまで売りがでた時に買い。もし高めで始まった時はほどほどならそのまま乗る手。OSCにして4%分ほどの調整はあるかも知れません。強気が勝てば一気に140Kまで伸ばすかも知れません。この地味株の今日のこの出来高は驚きです。

3.2120ネクスト
 今日は不動産銘柄は、スターマイカは別としても軒並み停滞しておりました。そのせいか、この株も前場に一時上げた以外は不発弾でした。しかし、出遅れ銘柄に矛先が向かうとすればこの株もその候補です。何しろ上げそうで上げないことの繰り返しです。OSCも34%と1%落としました。明日こそ274Kあたりからの停滞から、再度の278K越えで一気に290Kから場合によっては300Kあたりまでの上昇があるかも知れません。この株、その位の地力と実績があります。

4.2127日本M&Aセンター
 今日は押されながらもOSCを+2%の38%と伸ばしての上昇軌道にあります。明日も712Kという今日の安値を挟んでの攻防からの上放れに注目。734K越えがあれば、その上の760Kあたりまでの爆発があるかも知れません。2126GCAも同様ですが、下値は今日の安値の821K。上は860Kあたりまでです。こちらは上値に少々限界あり。

5.2121ミクシー
 この株、今日のマザーズ旋風には乗れませんでした。しかし、指数値、OSCともに最低値ラインです。出来高も多かったのですが、結局揉み合いに終始。明日が正念場です。29%のOSCを割り込んでのマイナス終了なら更なる調整が待っております。もし、今日の安値の1860Kを割り込まずに、そのままOSCを30%台に乗せながらの上昇があれば、その時がまさに切り返し時となります。

6.5742エヌアイシ・オートテック
 この株、地味すぎてハイライトが当たらないと御免なさいとなります。79K越えで出来高も増えるかどうかがチェックポイントです。しかしあまりに閑散としております。業績は問題ないのにね。競馬でいうと大穴。しかし落馬はないでしょう。底はとっくに打っております。

7.3073ダイヤモンドダイニング
 直近IPOが今日は失速が目立ちます。それはそうでしょう。いつまでも上げ続ける株はありません。その中からこの株にチョイと注目してみます。ダイヤモンドのダイニングとは何と大胆なる命名でしょう。気に入りました。原則1業態1店舗というのも、並のフランチャイズチェーンのような手垢がついていないアプローチとして好感が持てます。筆者はこの会社のお店には行ったことはありません。そこがチョイと弱みかも。朝方上げて後場は押されてはおりますが、明日は717Kという今日の安値ポイントの攻防が焦点となります。OSCは34%→39%とまだ上げ基調です。但しこの株のOSCの最高値は3月30日の46%と控えめですので、過大な期待は禁物かも知れません。

8.7974任天堂
 TOPIXコア30銘柄からはこの株に注目します。2月22、23日ほどの瞬発力は明日はないかと思います。OSCが+3%の50%にも達しているためです。それでも出来高はもの凄いものがありました。4日のOSC47%というのは、この株にしては3月5日以来の低さなのでした。今日は33200円まで落としてからの反発に勢いが感じられました。明日もこの33200円というのを割らない前提で直近の高値を目指すかどうかに注目です。後350円です。これを抜けると後は2月の高値の36050円を目指すのか。そろそろ狼が牙をむき始めたのか? うちの飼い猫は筆者が不用意に怒ると、身分が下と思っているらしく、時々牙をむいて鳴きます。何たることか。写真参照。

9.4293セプティーニ
 仕手株からチョイとこれに注目。ある筋がこの銘柄を少し前から明日の推奨として挙げておりました。どうもこれまでは手前達の益出し売りのための推奨だったようですが、なるほど、今日はテクニカルにも面白い位置取りを占めております。明日は100K割れで99800円に近づいた時が絶好の買い場かも知れません。後は106K~110Kまでの上昇を待てばいいのです。出来高が1000株以上にならないと不発に終わるかも知れませんが、どうも何か臭います。一発、その筋のいうことにチョイと乗ってみるとするかな。

10.4568第一三共
 今日は東証の押し目に流されましたが、まだ明日の目はあります。今日の3550円を防御ラインとしての反発があるかも知れません。引き続き注目。3月19日の再来を狙いたいものです。それにはプラスで始まり少々の押し目からの上昇が必要です。今日は薬品は良かったのに、チョイとおかしかったですね。

11.6787メイコー
 これは癖株ですが、明日は4000円近くまで押されて切り返しの際に乗じる手です。上は一応4300円見当まで。これは地方競馬上がりのハイセイコーが中央にデビューした時と同じダークホースです。走れ、走れ、ハイセイコーならぬ、メイコー。どうもこの株を見ると、いつも馬を連想してしまいます。落馬だけはしないように気を付けねば。

12.2392セキュアードキャピタルジャパン
 久々にこの株に注目。不動産銘柄が軒並み悪かった訳ではなく、アセットMなどは上げております。この株も明日1発が出るかどうかです。狙い目は300K前後。上げ目安は310K~318Kあたりまで。

13.3971東セロ 下げ注意
 この株、1305円まで4日は下ろされ、今日も冴えない動きですが、明日は1300円割れがあれば、底抜けとなりもう少し調整が必要ですが、そうでない限りはボックス圏での動きからして前日比プラスで動いての再上昇に転じるかも知れません。とにかく、明日は1305円から1300円を巡る攻防の結果をまず注目です。

14.5019出光興産
 売り候補。OSCを67%→59%へと急降下。RSIも78%→69%です。今日は2月27日の高値の14300円のトライに失敗。そのまま下降線です。このモーメンタムは明日寄り付きで高めに始まるようだと、高見を極めるまでは待つこととなります。

15.9474ゼンリン
 先日からの注目銘柄。今日3080円で引けに指しましたが順番が来ず。4日のOSC38%から42%へと上昇し、3040円の安値もなんとか凌ぎ切りました。明日も3040円前後までの押し目があればそこで買い、そのまま地合に乗ってすっと行くようならついていく手です。数日かけないと3300円あたりまでは行かないので、短気な方は新興市場に流れた方が良いかと。筆者も短期です。シンプレをあっさり見限ったのですから。

16.4973日本高純度化学
 これも引けに指していましたが降りてこず。OSCは24%連チャンから30%へと躍進?です。明日は450K前後までの押し目は覚悟の上で、その後に這い上がった来る時にしがみつくダボハゼ戦法です。

以上です。少しはテーストが違った文章になっているでしょうか? なかなか従来からのくどい文章癖が抜けないようです。これはキー入力にあまり苦労しないで、頭に浮かんだことをそのままに近いペースで打ち込んでいるため、つい饒舌になってしまうようです。
そのうち、もっとあっさりと結果だけを書けるようにしたいものです。
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一時のマザーズ旋風

2007-04-05 11:16:33 | 株に出会う
どうも皆さん付和雷同するのが癖となっております。筆者もそうです。今日は日経の調整が必至と見るや、どこかの投資顧問会社も煽っておりましたが、短期資金がマザーズ市場に流入するとの噂が下敷きとなって、朝方からのマザーズ銘柄の上昇には、我が目を疑いました。必死になって追いかけようかとも思った位です。

しかし思いとどまりました。皆と同じ行動をとっても良くて半々の勝率です。既に高くなったところから落ちてくるのを待っていても、結局は更なる高値掴みの方々の売りに押されるだけです。あくまで下から上がっていく時に買いを入れないと。

2120ネクストなどもその電光石火の早技で値を飛ばしておりました。ほんの2-3分の出来事だったのでしょう。そこからは、昨日同様に後が続かず、じりじりと下げております。この後どうなるかは分かりませんが、マザーズ指数のだらだらとした下げが続いて前場は終了しております。

ヘラクレス指数もマザーズ指数に釣られるように上昇しましたが、こちらの山の方がよりシャープです。それだけ、物見遊山の買い物客が多かったということかも知れません。不動産銘柄は今日は調子が悪く、それも影響しているのかと思います。ジャスダックは置いて行かれております。

このところの上げで、マザーズ指数のOSCは+3%の54%、ヘラクレス指数は+4%の59%まで上昇しております。そろそろです。2月末あたりの同時株安前の水準です。

前場は、狙っていた4340シンプレクス・テクノロジーを41500円でまず買い、その後前場の終わりにかけての下落局面で42100円で追加しました。ほぼ平均単価あたりで前場は終了しております。
今日の勢いは昨日までの流れとは一変しているようですが、この株、一旦28%まで落とされたOSCを前場では前日比+2%の34%に戻しているのはいいとして、何としてもプラスで終わって貰いたいものです。そうすれば、明日以降青空に向かっての飛翔がかなうかも知れません。業績の悪い新興銘柄がマザーズ銘柄というだけで買われるご時世ですが、この株の持っている底力からすると、ここまで落ちるのは腑に落ちません。PERは25倍台です。RSIは前日同値の16%です。VR改も16%と2月13日より1%下の水準です。下値は50000円→45400円→40800円とほぼ等間隔で切り下げてきております。ここまで念を押されれば上昇するのに多少のもたつきはあっても、このレベルからは1週間位して数千円の上放れはあると見ております。通算損得のマイナスが拡がらない限りホールドです。
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