さて、今日の新興市場はシナリオとしては後場にジリ下げで、一旦マザーズ指数が900ポイント割れとなる、という予想に沿っての展開でした。引けにかけては多少の切り返しがあったものの、直近IPOの一角を除いては安値圏に沈んだままでした。
マザーズ指数のOSCは-2%の26%、ヘラクレス指数は+2%の33%とコンバージェンスしております。ヘラクレス指数の方が、金曜日の31%を底にして一足先に切り返した形です。いずれも今年最低水準までの到達でした。マザーズ指数のRSIは今年はきっちりと21%を底にして切りかえしております。今日は23%です。ヘラクレス指数のRSIは前日同値の17%ですが、これは昨年11月21日の19%を上回る低さです。
明日は、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともにプラスから始まるようだと、これはリバウンドの日となります。もしマイナスから始まっても、今日の安値の897ポイント、および1514ポイント近辺からの切り返しの動きがあれば、そこを底としての反転攻勢が始まる筈です。NYが今晩大きく下げれば、これは日経も引きずられての大幅下げになるでしょうから、新興市場もマザーズ指数が今日つけた安値を更に下回って、OSCでいうと20%そこそこまでの下落に見舞われる公算が大となります。しかし、20%以下にOSCが落ちることはまずありません。一昨年の10月からのデータではこれまでの最低値は21%です。
以上の状況証拠?から、明日は押し目があれば積極的な買いでしょう。これまで修羅場をくぐってきている方々も、虎視眈々と狙っているかと思います。何しろ、新興市場はリバウンドが本格化すれば、一部市場の値動きの比ではありません。そこが魅力なのです。
筆者はキャッシュ100%で満を持しております。
さて、そうした環境を踏まえての明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.2461ファンコミュニケーションズ
映画のロッキーではありませんが、こてんぱんに売り込まれております。しかし、OSCは前日同値の30%と善戦。明日は今日の安値の260Kを割り込めば割り込むほど、場の好転からの反発のエネルギーが溜まっている筈。売り方も買い戻しに大わらわとなるでしょう。PERは22倍まで落ちております。ネット関連銘柄としてはチョイと低すぎでは。出来高は3000株を超えております。皆さん、投げたのでしょうか。或いは空売りで大賑わいしたのか?
2.2459アウンコンサルティング
これもトコトン売り込まれました。筆者は201K買いの199Kでの逃げでしたが、そのような弱気な行動も、後場のこの株の一層の下落を誘ったのかも知れません。一抹の責任を感じます。しかし、何とかOSCでは前日同値の32%で終わっております。RSIも15%です。昨年の9月14日と6月1日が16%でした。今日はそれらをも下回る、記録を取り始めて以来の最低値です。ここはもう突っ込み買いで黙って1週間ほどは寝て果報を待つ以外にはありません。仮にこの水準から落とされても、2週間もすれば買値を上回っていることでしょう。
3.2127日本M&Aセンター
この株もよもやの水準まで落とされましたが、OSCは+1%の25%とコンバージェンスしております。明日は今日の548Kという安値を意識しながらの突っ込み買いです。何しろ、今年1月初めの段階まで落とされております。PERは楽天のMSのデータだと何と17倍です。GCAは92倍。何という落差。家人はGCAがお気に入りで、755Kで今日早速仕込んでおります。しかし、テクニカルにはこの株に軍配が上がります。
4.3073ダイヤモンドダイニング
公募価格80万円。それが今日は608Kの終値です。業績の伸びが評価されて956Kを付けたのは4月12日でした。そこからは約35万円の下落。たったの7日です。こういうのを見ると、うぶな団塊の世代は株の恐ろしさにおののいてしまうことでしょう。しかし、これが株です。業績が良かろうが何だろうが、皆さんが売れば下がります。買えば上がります。ただそれだけです。OSCは25%→29%とコンバージェンスしました。上場来安値を今日は更新しました。さすがに後場はそれでも投げ売る方は、すっかり影を潜めました。皆さん、もう観念したのでしょう。それがOSCのコンバージェンスに表現されております。明日は、587Kに近づけば近づくほど買い場かと。608K越えで始まってしまうかも知れません。その時はやれやれ売りを下で待つことです。
5.3842ネクストジェン
次世代通信網NGNに関わるこの株、944Kの高値からの転落です。しかし、このまま沈む銘柄ではありません。OSCも+6%の40%まで回復。+11Kでの終了です。明日500Kを越えれば、そこからは一気の上昇で600K近くまでの飛翔もあり得るかと。
6.2766日本風力開発
この株にPERが高いだのという講釈は関係ありません。今をときめく環境銘柄です。今日の253Kの安値割れがなければ、このまま再飛翔するかと思います。風次第。
7.4321ケネディクス
不動産銘柄は押しに押されておりますので、あまり強気にはなれません。しかし、あえて挙げるとすればこの株。500K割れは昨年の11月20日以来。OSCは+1%の44%での+1Kです。かろうじて反転の兆しを見せております。11月21日も同じような兆しでした。明日は再度の500K割れがあっても、今日の安値の493Kを意地でも守ることができるなら、復活の日も近いでしょう。しかし、なぜ不動産銘柄がここまで売り込まれているかを考えなければなりません。メッキが剥がれたと見られているのです。決算の数字で業績を真っ当に評価できない複雑な会計の仕組みも問題かと。これは構造的な問題です。この株も長居は禁物です。
8.2385総医研ホールディングス
81500円まで売り込まれてしまいました。先日100Kを死守したその粘りを評価したばかりです。しかし100K割れとなるやダムが決壊するかのような急落です。何とか救命治療で小康状態を保っていた命が、チョイとした容体の変化で、あっという間のご臨終といったことがよくありますが、まさにそのような下落ぶりです。しかし、人間と違って株に生死はありません。会社が潰れない限り値段は付きます。さてこの株、RSIも17%にまで落ちました。3月5日以来です。OSCは+2%の35%とコンバージェンスしました。明日は今日の安値の81500円が防御できれば、この得体の知れないパニック下げの終焉も近いかと。
9.8929船井財産コンサルタンツ
今日は520Kまで貶められたようです。しかし、そこからは切りかえして563K終了で、OSCも一気に15%上げて43%です。明日はこの上げすぎの反動につけ込む算段です。550Kあたりでの待ち伏せはどうでしょうか。
10.5727東邦チタニウム
これは逆張り。OSCの34%というのは久し振りです。明日は5450円という今日の安値が破られれば、5200円あたりまでの下落からは反発に転じることを期待。
11.6378木村化工機
もう1つ逆張り。これもOSCは-2%の35%と再度の下落に見舞われております。18日が32%で翌日は535円まで下げて、前日の541円を下から抜いてからは、609円まで上り詰めております。明日も、一旦533円の今日の安値を下回ってからの反発力があるかどうかに注目。柳の下にドジョウがいるのかどうか。なお、指数値面では後21円ばかりの下落で3月23日の指数値に並びます。ということは525円あたりが下げ目安となると予想。最悪、3月22日の安値に近い510円程度までの下落も想定しておいた方が良さそうです。
以上です。最後に4月21日のブログで、OSCコンバージェンス銘柄の数の推移を計算しております。ついでに今日の結果を追加してみます。
・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
4月20日→61銘柄(161銘柄中)37.9%
4月23日→76銘柄(161銘柄中)47.2%
特に、直近IPOの反転度合いが大きかったようです。また、不動産銘柄も悪いながらに反転しているのが多く見られました。
というデータからも、明日は底打ち気配が濃厚と言えそうです。
マザーズ指数のOSCは-2%の26%、ヘラクレス指数は+2%の33%とコンバージェンスしております。ヘラクレス指数の方が、金曜日の31%を底にして一足先に切り返した形です。いずれも今年最低水準までの到達でした。マザーズ指数のRSIは今年はきっちりと21%を底にして切りかえしております。今日は23%です。ヘラクレス指数のRSIは前日同値の17%ですが、これは昨年11月21日の19%を上回る低さです。
明日は、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともにプラスから始まるようだと、これはリバウンドの日となります。もしマイナスから始まっても、今日の安値の897ポイント、および1514ポイント近辺からの切り返しの動きがあれば、そこを底としての反転攻勢が始まる筈です。NYが今晩大きく下げれば、これは日経も引きずられての大幅下げになるでしょうから、新興市場もマザーズ指数が今日つけた安値を更に下回って、OSCでいうと20%そこそこまでの下落に見舞われる公算が大となります。しかし、20%以下にOSCが落ちることはまずありません。一昨年の10月からのデータではこれまでの最低値は21%です。
以上の状況証拠?から、明日は押し目があれば積極的な買いでしょう。これまで修羅場をくぐってきている方々も、虎視眈々と狙っているかと思います。何しろ、新興市場はリバウンドが本格化すれば、一部市場の値動きの比ではありません。そこが魅力なのです。
筆者はキャッシュ100%で満を持しております。
さて、そうした環境を踏まえての明日の注目銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.2461ファンコミュニケーションズ
映画のロッキーではありませんが、こてんぱんに売り込まれております。しかし、OSCは前日同値の30%と善戦。明日は今日の安値の260Kを割り込めば割り込むほど、場の好転からの反発のエネルギーが溜まっている筈。売り方も買い戻しに大わらわとなるでしょう。PERは22倍まで落ちております。ネット関連銘柄としてはチョイと低すぎでは。出来高は3000株を超えております。皆さん、投げたのでしょうか。或いは空売りで大賑わいしたのか?
2.2459アウンコンサルティング
これもトコトン売り込まれました。筆者は201K買いの199Kでの逃げでしたが、そのような弱気な行動も、後場のこの株の一層の下落を誘ったのかも知れません。一抹の責任を感じます。しかし、何とかOSCでは前日同値の32%で終わっております。RSIも15%です。昨年の9月14日と6月1日が16%でした。今日はそれらをも下回る、記録を取り始めて以来の最低値です。ここはもう突っ込み買いで黙って1週間ほどは寝て果報を待つ以外にはありません。仮にこの水準から落とされても、2週間もすれば買値を上回っていることでしょう。
3.2127日本M&Aセンター
この株もよもやの水準まで落とされましたが、OSCは+1%の25%とコンバージェンスしております。明日は今日の548Kという安値を意識しながらの突っ込み買いです。何しろ、今年1月初めの段階まで落とされております。PERは楽天のMSのデータだと何と17倍です。GCAは92倍。何という落差。家人はGCAがお気に入りで、755Kで今日早速仕込んでおります。しかし、テクニカルにはこの株に軍配が上がります。
4.3073ダイヤモンドダイニング
公募価格80万円。それが今日は608Kの終値です。業績の伸びが評価されて956Kを付けたのは4月12日でした。そこからは約35万円の下落。たったの7日です。こういうのを見ると、うぶな団塊の世代は株の恐ろしさにおののいてしまうことでしょう。しかし、これが株です。業績が良かろうが何だろうが、皆さんが売れば下がります。買えば上がります。ただそれだけです。OSCは25%→29%とコンバージェンスしました。上場来安値を今日は更新しました。さすがに後場はそれでも投げ売る方は、すっかり影を潜めました。皆さん、もう観念したのでしょう。それがOSCのコンバージェンスに表現されております。明日は、587Kに近づけば近づくほど買い場かと。608K越えで始まってしまうかも知れません。その時はやれやれ売りを下で待つことです。
5.3842ネクストジェン
次世代通信網NGNに関わるこの株、944Kの高値からの転落です。しかし、このまま沈む銘柄ではありません。OSCも+6%の40%まで回復。+11Kでの終了です。明日500Kを越えれば、そこからは一気の上昇で600K近くまでの飛翔もあり得るかと。
6.2766日本風力開発
この株にPERが高いだのという講釈は関係ありません。今をときめく環境銘柄です。今日の253Kの安値割れがなければ、このまま再飛翔するかと思います。風次第。
7.4321ケネディクス
不動産銘柄は押しに押されておりますので、あまり強気にはなれません。しかし、あえて挙げるとすればこの株。500K割れは昨年の11月20日以来。OSCは+1%の44%での+1Kです。かろうじて反転の兆しを見せております。11月21日も同じような兆しでした。明日は再度の500K割れがあっても、今日の安値の493Kを意地でも守ることができるなら、復活の日も近いでしょう。しかし、なぜ不動産銘柄がここまで売り込まれているかを考えなければなりません。メッキが剥がれたと見られているのです。決算の数字で業績を真っ当に評価できない複雑な会計の仕組みも問題かと。これは構造的な問題です。この株も長居は禁物です。
8.2385総医研ホールディングス
81500円まで売り込まれてしまいました。先日100Kを死守したその粘りを評価したばかりです。しかし100K割れとなるやダムが決壊するかのような急落です。何とか救命治療で小康状態を保っていた命が、チョイとした容体の変化で、あっという間のご臨終といったことがよくありますが、まさにそのような下落ぶりです。しかし、人間と違って株に生死はありません。会社が潰れない限り値段は付きます。さてこの株、RSIも17%にまで落ちました。3月5日以来です。OSCは+2%の35%とコンバージェンスしました。明日は今日の安値の81500円が防御できれば、この得体の知れないパニック下げの終焉も近いかと。
9.8929船井財産コンサルタンツ
今日は520Kまで貶められたようです。しかし、そこからは切りかえして563K終了で、OSCも一気に15%上げて43%です。明日はこの上げすぎの反動につけ込む算段です。550Kあたりでの待ち伏せはどうでしょうか。
10.5727東邦チタニウム
これは逆張り。OSCの34%というのは久し振りです。明日は5450円という今日の安値が破られれば、5200円あたりまでの下落からは反発に転じることを期待。
11.6378木村化工機
もう1つ逆張り。これもOSCは-2%の35%と再度の下落に見舞われております。18日が32%で翌日は535円まで下げて、前日の541円を下から抜いてからは、609円まで上り詰めております。明日も、一旦533円の今日の安値を下回ってからの反発力があるかどうかに注目。柳の下にドジョウがいるのかどうか。なお、指数値面では後21円ばかりの下落で3月23日の指数値に並びます。ということは525円あたりが下げ目安となると予想。最悪、3月22日の安値に近い510円程度までの下落も想定しておいた方が良さそうです。
以上です。最後に4月21日のブログで、OSCコンバージェンス銘柄の数の推移を計算しております。ついでに今日の結果を追加してみます。
・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
4月20日→61銘柄(161銘柄中)37.9%
4月23日→76銘柄(161銘柄中)47.2%
特に、直近IPOの反転度合いが大きかったようです。また、不動産銘柄も悪いながらに反転しているのが多く見られました。
というデータからも、明日は底打ち気配が濃厚と言えそうです。