NYダウがまた上げておりますが、さすがに13000ドルを一瞬達成してからは、割り込んでおります。重量挙げで言うと、最後の力を振り絞っての「世界新記録」達成で、やや力尽きたようです。世界新記録達成後も、もっと力を振り絞れと歓声を上げる人はいないのと同じで、少しゆっくりと体を休ませて上げたいと思うのが人情というものです。そうした普遍的な市場心理からの下落でしょうか。
それに引き替え、日経平均は落ちそうで落ちず、上げそうで上げずといった日替わりメニューをこなすうちに、段々と力が抜けていっているような感があります。4月11日がOSCでピーク値を付けておりますが、ここからは徐々に下落中。TOPIXも同様ですが、落ちると言うよりも停滞しているといったところです。
一方、新興市場はもうすぐ奈落に到達するような下落ぶりです。ジャスダックのデータがありませんが、日経ジャスダック平均で見ると、昨年11月22日の2030円には実はまだ届いておりません。後15円ばかりの下落です。マザーズ指数、ヘラクレス指数は最低値更新ですが、OSCがまだ少々高止まりです。マザーズ指数で27%、ヘラクレス指数で31%です。これは下げたと言ってもひと頃のような100ポイント近い下げが、3月5日以来はなされていない、いわばジリ下げ基調であることが効いております。
市場全体の指数だけでなく、個別銘柄のOSC値のコンバージェンス(終値が前日比マイナスだがOSC値は同値か上昇していること)銘柄数比率が明日の予想を占いますので、ついでに、監視中の新興市場銘柄についてカウントしてみました。
・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
4月20日→61銘柄161銘柄中)37.9%
チョイとデータが古いのですが、昨年の2月のライブドアショックの後2月14日から17日までのデータがありますので、新興市場銘柄だけを取り出して見ました。(2.19.06の明日のテクニカル予想、参照。)
・OSCコンバージェンス銘柄(新興市場銘柄のみ。東証関連除く):
2月15日→34銘柄(172銘柄中)19.7%
2月16日→53銘柄(172銘柄中)30.8%
2月17日→48銘柄(172銘柄中)27.9%
最後の2月17日はマザーズ指数のOSCは35%であり、終値が1624ポイントでした。翌日2月20日が大底で、1485ポイントという安値を付けております。この日でOSCを32%に落としました。
さて、ここから何を読み取るですが、今回の2日のデータを見る限り、OSCがコンバージェンスしている銘柄が昨年2月に比べてまだまだ多いことが窺えます。OSCは過去28日間だけのデータです。今回は既に27%になっており、昨年2月に比べて低いから既に底打ちとは必ずしも言えません。あくまで個別銘柄の動向を総合して判断する、OSCのコンバージェンス比率の方を重視したいと思います。
そうなると、ジャスダック平均がまだ底打ちしていないこともあり、月曜日はもう一段の下げに見舞われてから、昨年2月と同様、OSCコンバージェンス比率が20-30%程度に落ち、その後底打ち確認と見ての反転が始まるというシナリオが有力です。
月曜日に一気に下落すれば火曜日の寄り付きから、ジリジリと押される下落ならば、火曜日から水曜日にかけてがヤマ場かと思います。その間に、NYが史上最高だという浮かれた気持ちでまた中途半端なリバウンドを見せるなら、今回は連休を挟むこともあり、連休明けまで調整が長引くこともあるかと思います。
まあ、これは勝手な推測ですが、悲観度を見るのには過去のデータもそれなりに手がかりにはなるかと思います。参考までに。
持株ですが、筆者にしては珍しく久方ぶりに9984ソフトバンクを大引けに買いました。(実は、筆者は家人ともども3月にホワイトプランに新規加入しました。色々毀誉褒貶はありますが、孫さんの事業に対するビジョンと取り組みは素晴らしいものがあります。)この株、OSCが26%→28%とコンバージェンスしていることが手がかりです。明日、プラスで始まりそのまま浮揚するようなら、一旦新興市場も小反発日となるかも知れません。その他、押しに押されていた6672レイテックスが金曜日に強いのを見て少々購入しました。
一応、明日の反転に備えて、押しに押されている銘柄を中心に、明日の注目銘柄は日曜日までにアップする予定です。
それに引き替え、日経平均は落ちそうで落ちず、上げそうで上げずといった日替わりメニューをこなすうちに、段々と力が抜けていっているような感があります。4月11日がOSCでピーク値を付けておりますが、ここからは徐々に下落中。TOPIXも同様ですが、落ちると言うよりも停滞しているといったところです。
一方、新興市場はもうすぐ奈落に到達するような下落ぶりです。ジャスダックのデータがありませんが、日経ジャスダック平均で見ると、昨年11月22日の2030円には実はまだ届いておりません。後15円ばかりの下落です。マザーズ指数、ヘラクレス指数は最低値更新ですが、OSCがまだ少々高止まりです。マザーズ指数で27%、ヘラクレス指数で31%です。これは下げたと言ってもひと頃のような100ポイント近い下げが、3月5日以来はなされていない、いわばジリ下げ基調であることが効いております。
市場全体の指数だけでなく、個別銘柄のOSC値のコンバージェンス(終値が前日比マイナスだがOSC値は同値か上昇していること)銘柄数比率が明日の予想を占いますので、ついでに、監視中の新興市場銘柄についてカウントしてみました。
・OSCコンバージェンス銘柄(完全なプラ転も含む):
4月19日→68銘柄(161銘柄中)42.2%
4月20日→61銘柄161銘柄中)37.9%
チョイとデータが古いのですが、昨年の2月のライブドアショックの後2月14日から17日までのデータがありますので、新興市場銘柄だけを取り出して見ました。(2.19.06の明日のテクニカル予想、参照。)
・OSCコンバージェンス銘柄(新興市場銘柄のみ。東証関連除く):
2月15日→34銘柄(172銘柄中)19.7%
2月16日→53銘柄(172銘柄中)30.8%
2月17日→48銘柄(172銘柄中)27.9%
最後の2月17日はマザーズ指数のOSCは35%であり、終値が1624ポイントでした。翌日2月20日が大底で、1485ポイントという安値を付けております。この日でOSCを32%に落としました。
さて、ここから何を読み取るですが、今回の2日のデータを見る限り、OSCがコンバージェンスしている銘柄が昨年2月に比べてまだまだ多いことが窺えます。OSCは過去28日間だけのデータです。今回は既に27%になっており、昨年2月に比べて低いから既に底打ちとは必ずしも言えません。あくまで個別銘柄の動向を総合して判断する、OSCのコンバージェンス比率の方を重視したいと思います。
そうなると、ジャスダック平均がまだ底打ちしていないこともあり、月曜日はもう一段の下げに見舞われてから、昨年2月と同様、OSCコンバージェンス比率が20-30%程度に落ち、その後底打ち確認と見ての反転が始まるというシナリオが有力です。
月曜日に一気に下落すれば火曜日の寄り付きから、ジリジリと押される下落ならば、火曜日から水曜日にかけてがヤマ場かと思います。その間に、NYが史上最高だという浮かれた気持ちでまた中途半端なリバウンドを見せるなら、今回は連休を挟むこともあり、連休明けまで調整が長引くこともあるかと思います。
まあ、これは勝手な推測ですが、悲観度を見るのには過去のデータもそれなりに手がかりにはなるかと思います。参考までに。
持株ですが、筆者にしては珍しく久方ぶりに9984ソフトバンクを大引けに買いました。(実は、筆者は家人ともども3月にホワイトプランに新規加入しました。色々毀誉褒貶はありますが、孫さんの事業に対するビジョンと取り組みは素晴らしいものがあります。)この株、OSCが26%→28%とコンバージェンスしていることが手がかりです。明日、プラスで始まりそのまま浮揚するようなら、一旦新興市場も小反発日となるかも知れません。その他、押しに押されていた6672レイテックスが金曜日に強いのを見て少々購入しました。
一応、明日の反転に備えて、押しに押されている銘柄を中心に、明日の注目銘柄は日曜日までにアップする予定です。