株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.25.07)

2007-04-24 22:19:25 | 明日のモニタリング銘柄
新興市場はやっとテクニカル指標に素直に反応して反発。後場の反発がなければ、まさに砂漠のような市場になっていただけに、何とか一矢を報いた形です。砂漠にはサソリやガラガラヘビ、あるいは軍隊蟻だけでなく、わずかながらも緑もあり、隊商の喉を癒すオアシスもあったということでした。広大な砂漠の特徴は、砂嵐の時を除いてその静寂さです。また満天の星が夜空にきらめくことや、朝日が昇る前の濃紺のコバルトブルーのような地平線と大地も、砂漠を潤す唯一無二の自然現象かと思います。

30年ほど前、中東のドバイ空港にトランジットで明け方に降り立った時、飛行機から見た砂漠の地平線の息をのむようなその濃紺のコバルトブルー(少々言語矛盾を起こしておりますが、ニュアンスはお分かり頂けるかと。)は、一生忘れることが出来ません。空から見たカラコルム山系にもビックリしましたが、砂漠の地、ドバイの夜明け前の美しさはそれ以上でした。

さて、明日以降の新興市場は多少の押し目があっても、基本的にはリバウンド体勢に入るものと思います。それも、やはり押しに押された銘柄からピックアップされるのではないでしょうか。今日のシンプレクス・テクノロジーや、忘れ去られた銘柄サイボウズ、そしてバイオの失望銘柄4564オンコセラピー・サイエンスといったいにしえの銘柄のストップ高を見るまでもありません。

筆者はこういった状況を見て、ついに後場にはいくつか仕込みました。3840イーキャッシュを483Kで買い直し、3845アイフリークを500Kで仕込み、そして、3074ゴルフパートナーを158Kでの仕込みです。2459アウンコンサルティングと3073ダイヤモンドダイニングと合わせての5銘柄の持ち越しは久し振りです。アウンを除いて、まさに直近IPOのフリーク銘柄です。ついに阿修羅のような株の世界に足を踏み入れております。データが揃って来たことも、買いに転じた理由でもあります。

明日も、押されたところがあれば追加買いを行う予定です。ホールド中の銘柄は引けまでに損切りラインに到達しないかぎりそのまま上昇を待つ予定。この局面でデイトレは遊び程度にすべきかと思います。

その明日の狙い目の注目銘柄を絞ってみました。

テクニカル用語の簡単解説


1.8936リプラス
 やはりこの株のビジネスモデルは魅力です。今日はマイナス終了ですが、214Kの安値はキープ。明日はこの安値が破られることがないことを確認しての買いです。当面の上昇ポイントは225K、その後240Kあたり。

2.3787テクノマセマティカル
 どうもこの会社の画像圧縮ソフトに惹かれます。インターネットでは不可欠の技術となるのは間違いありません。ブログにしても動画の世界になっていくのは時代の趨勢です。筆者はあくまでテキスト中心を好みますが、若者は違うでしょう。ともあれ、OSCが昨日の27%から今日は31%へと切り上げです。RSIは13%まで下落。805Kと言う今日の安値に近づけば近づくほど買いか。830K以下で仕込みたい銘柄。

3.2461ファンコミュニケーションズ
 鈍重な牛馬のような上げ方です。しかし、これもOSCが+2%の32%で、18日の29%、終値190Kからのダイバージェンス度はまだ18Kもあります。160K台で仕込みたい銘柄。160K割れがあればこれは非常事態です。

4.2459アウンコンサルティング
 ダイバージェンス度といえば、この株の方が31Kもありファンコミよりも魅力的です。しかし、如何せん今日の動きを見ていても人気が出ません。どこかの投資顧問会社が推奨銘柄にでも「阿吽の呼吸」で挙げてくれれば言うことないのですが、それは期待薄か。3月2日に最大7200株を売り出した、その後遺症がまだ尾を引いているのかも知れませんが、そこから3割も下げているので、もう勘弁して頂戴といったところです。

5.3840イーキャッシュ
 これもダイバージェンス度がまだ13Kほどあります。指数値が昨日を底にしての今日の切り返しです。道理で売りがほとんど出なかった訳です。仕方なく今日の引けに仕込み見直しました。

6.3812ゲームオン
 明日の押し目で234K以上240Kあたりまで降りてきた時が買いか。OSCは+6%の28%と低水準。

7.5401新日本製鐵
 この株、押し目としては1月19日以来です。OSCは+4%の31%とコンバージェンスしておりますので、明日は750円割れがないことを確認してからの買いです。押されれば押されるほど良し。

8.4757インテリジェンス
 ダイバージェンス度は6K。明日は300Kに近づけば近づくほど買い目となります。この株の瞬発力は見るべきものがあります。別にインテリだからという訳ではありません。人材派遣に何がインテリジェンスなものですか。しかし株価の動きは好みで決めるわけには行きません。今日の買いそびれ銘柄。

9.4293セプテーニ
 もう一度85Kあたりまで降りてくるのを待っての買い。85K割れがあれば見送り。無理に上値を追う銘柄ではありません。

10.4518富山化学
 鳥インフルエンザのパンデミックはついに今シーズンは起こらなかったようですが、この株、何とか今期は黒字となる見込みとのニュースで841円まで上げたものの、その後はあえなく下落。しかし、ダイバージェンス度は16円といい感じで下げております。明日は752前後まで押された時が買い時かと思います。PERは510倍。どうです。ひるみましたか?

11.2395新日本科学
 這い上がりかけては突き落とされ、よじ登りかけては綱を切られ、といった惨状です。一体何があったのでしょうか。ゴールドマン・サックスが業績予想を若干下方修正したのが効いているのかも知れません。何しろあのGSです。しかしながら、ダイバージェンス度が既に83円にも達しております。今日の安値の1632円を底にしての切り返しがそろそろありそう。

12.3727アプリックス
 OSCが24%→28%へと切りかえしております。乖離幅も-2Kと良好。明日は280K割れがあればそこからの切り返しに乗じての買い。一気に爆発する力はあります。新興銘柄の象徴の様な株。

13.4751サイバーエージェント
 こちらが本家本元の新興銘柄の元祖。ライブドアショックの前は351Kをつけ、栄華を誇っておりました。藤田社長の絶頂期でした。そこからの91Kまでの下落は誰が予想できたでしょうか?巣鴨の刺抜き地蔵以外にはあり得ません。そうです。刺抜き地蔵のたたりがこの株に落ちたのかと思わざるを得ません。藤田社長に再三、厄払いに行くように具申しましたが、どうも筆者のこの呼びかけは不発に終わったようです。

しかし、一応ダイバージェンス度が3500円あります。それも明日は今日の終値をあまり下回らなければ、このダイバージェンスも威力を発揮しますが、もし落ちれば元の木阿弥となります。そうだったのか!! 厄払いは阿弥陀如来に変更すべきです。京都の浄瑠璃寺あたりが良いかと思います。九体阿弥陀如来像が国宝に指定されております。この阿弥陀さんに無心に跪くことです。

14.2389オプト
 17日に上方修正するも株価は下落の一途。しかし何とかOSCが+3%の32%とコンバージェンスしました。明日は再度の200K割れからの反転に期待。

15.9888UEX
 今日の日経の夕刊で非鉄金属の高騰ぶりが大きく取り上げられておりました。ステンレスを扱うこの商社、明日はひょっとすると動意づくかも知れません。折しもダイバージェンス度は40円とわずかですがあります。OSCも+4%の44%です。明日の押し目での買い候補。

16.2385総医研ホールディングス
 やはり押しに押されて疲労困憊のこの株を取り上げざるを得ません。ダイバージェンス度が5500円ほどもあります。OSCも+2%の37%とコンバージェンスしております。明日はストップ高を付けても不思議ではない株です。RSIも+1%の18%とコンバージェンス。もう一度明日は85K割れを起こして貰って、そこからの反転を期待。

17.3971東セロ
 逆張りです。あの右肩上がりの株が、この凋落です。しかし、OSCの29%というのは、4月13日の27%を起点として、まだ底抜けではありません。ダイバージェンス度が152円もあります。そろそろ反発するのが世の摂理かと思います。ニュースは特段見あたらず。5月10日決算。三井化学系。

18.8423フィデック
 これもテクニカルには反発体勢にあります。ダイバージェンス度も8Kあります。乖離幅も-5Kと良好。RSIは前日同値の15%です。指数値は最低値更新中。

19.5727東邦チタニウム
 今日は東証の下落モードに邪魔されて+10円に終わりましたが、明日の5360円以上での押し目からは反発に転じるかと。OSCは+9%の43%と大きく反発。明日は、この上げすぎの反動安での押し目に期待。住友チタニウムも昨日のOSC33%という記録的な低さから41%まで伸ばしており合わせての注目です。

20.6378木村化工機
 原発関連銘柄の一角のこの株、結構な調整を食らっておりますが、このところOSCも30%台と低迷しております。今日は+2%の37%とコンバージェンスしております。明日は510円あたりまでの下落待ち。そこからは少しは意地を見せるでしょう。8061西華産業は指数値面からの注目です。

以上です。結構な数があがりましたがそれだけ反発しやすい銘柄が多くなっているということです。
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何故短期勝負なのか?

2007-04-24 11:18:42 | 株に出会う
今日のマザーズ指数は昨日安値をわずかに下回ってからの切り返しで、あれよあれよと930ポイントあたりまで上昇。ヘラクレス指数もマザーズ指数に引っ張られるようにしてプラス圏へ。

しかし、先物が前場終わりに今日の安値に迫るやいなや、皆さん一斉に下車を始めております。これだけ押されて、日経の3面記事になるほどにまで下落した新興市場ですが、以前だと、一度反転の勢いがつくと、次から次へと買いが涌いて出たものです。このあたりは、徹底的に不信を買っている今年の新興市場と、まだ上昇期待が色濃く残っていた昨年との違いでしょうか。言ってみれば、上海市場がバブルだと言われ、粉飾決算が横行しているのではないかと言われても、新規の口座開設者が後を絶たずに、世界同時株安は絶好の買い時と捉えられて上げ続けていますが、それが一昨年から昨年頭までの新興市場だったようです。

そうなると、短期筋同士の食い合いの様相を呈してきます。まだまだ今日のリバウンド程度では、明日以降の反発局面が見えないものと思えます。

市場の雰囲気がそういう方向に傾くと、ホールドをしようとしている人間まで、とりあえず利益が出ている分から売っておこうか、という考えにならざるを得ません。そうした考えが連鎖してのこの相場ですので、筆者も上記のような偉そうな口上を垂れる資格はありません。皆さん、我が身大事さで動かざるを得ないのですね。

と言うわけで、遅ればせながらの買い参入で3840イー・キャッシュを447Kで買い、前場引けに459Kで売り、公募割れの仇を返そうと3078ユニバースを1501円で買い、これも1514円で売りでした。

残りの3073ダイヤモンドダイニングと2459アウンコンサルティングは含み損状態です。しかしこのリバウンド地合です。明らかな売りサインが引けに出るまではホールドが筋です。また、地合そのものがこのまま推移するなら、他銘柄の買い増しをしなければなりません。

マザーズ指数のOSCは+4%の29%、ヘラクレス指数のそれは+4%の37%となっており、明らかにリバウンドしております。日経ジャスダック平均だけが2028円と安値更新してそこからの脱出ができない状態ですが、ジャスダック全体はプラ転しております。

このわずかでも良いのでプラス圏での終了なら、明日以降は期待が持てると見ております。朝の1時間程度が、ボリンジャーバンドが-3σを下回った今回の下落相場のリバウンド局面だったというのでは、それこそ本当に市場から皆さん逃げるでしょう。テクニカルにも反応しない市場というのは、砂漠のようにほぼ死にかかっていると思えるからです。

今日の後場は、そういした期待も込めて、最悪でもプラスで終了し、OSCもプラスに戻して、明日以降の第2、第3の買い手の市場への参加を促したいところですね。
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