株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.27.07)

2007-04-26 22:26:21 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場は先物高で始まったものの、たいして新興市場は反応せず。先物がじっと動かないうちは、全く動かず、少しでも先物が下値に落ちると、慌てて売りに入るばかり。これではちっとも面白くありません。

ヘラクレス指数が安値を更新しているのも雰囲気を悪くしております。マザーズ指数が引っ張るほどの力はありません。しかし、OSCは明らかに4月23日と4月20日に底を打っております。OSCというのは先行指標ですから、翌日以降の実際の値段の傾向を先取りしております。従って、OSCが最低値を付けてから、指数値が2-3日遅れて最低値を付けることはよくあることです。

そして、その底からの脱出のサインがOSCのコンバージェンスとなります。マザーズ指数のOSCは+1%の33%、ヘラクレス指数のそれは前日同値の38%です。一足先にマザーズ指数の方が底値脱出です。

今回はだらだら下げだったので、リバウンドもだらだら上げということになっているのでしょう。少なくともテクニカル面からはそのように言えそうです。

明日も「ミネルヴァの梟(フクロウ)」方式で、徹底的な押し目銘柄を洗い出してみたいと思います。今日の注目銘柄では、新興プランテックや関西ペイント、そしてエアーウォーターあたりが当たりだったようです。押し目がなくいきなり特買いで始まるようなケースは、このミネルヴァの梟方式は、寄り付きで買いがほぼ正解のようです。これからもご注意下さい。本来は、ミネルバの梟というのは夕方日が暮れてから飛び立つものです。朝日と共に飛び立つのは現実と理論が一致している幸運なケースです。まあ、こんな講釈は誰も興味がないでしょうから、明日の梟探しと行きます。しかし朝一番に飛び立つ梟を見つけ出すのも難儀なものです。

1.2461ファンコミュニケーションズ
 どうも今日の156Kで底打った気配です。OSCも+3%の33%とコンバージェンス。RSIも11%と前日同値です。念には念を入れて明日は156Kという今日の安値前後まで落ちるのを待つこと。但し、いきなり朝一番の陽光の中を飛び立つ場合はこの限りではありません。

2.3823アクロディア
 大分メッキが剥がれてきたようですが、相も変わらぬ出来高です。9ヶ月決算では赤字の会社ですので、KDDIなどとの協業があるとはいえ、長期持ち越しは厳禁の株です。しかし、明日については、今日の345Kの安値に再度近づけば買いかと。

3.3814アルファクスフードシステム
 この株、突如噴きます。ダイバージェンス度が強まっている明日はそのタイミングとなるかも知れません。155K~157Kでの試し買いか。5月11日決算。

4.5742エヌアイシ・オートテック
 5月8日決算ですが、2月2日は上方修正しております。その時の終値が91Kで117Kまでぶっ飛びました。今日は62400円。ダイバージェンス度は5Kほどもあります。もし上方修正があるとすればそろそろかも知れません。RSIも16%まで急落。とにかく3ヶ月にたったの1度しか脚光を浴びない株です。まさに本家本元のフクロウ株。

5.3845アイフリーク
 昨日に引き続き注目。ダイバージェンス度が昨日よりも確実に強まりました。25Kもあります。今日は上場来安値に並ぶ426Kを付けました。しかし出来高も減ってきており元気がありません。指数値はほぼ安値圏。明日はもう一度426Kを防御できたことを確認しての買い。特買いスタートなら一気かも知れませんが、今はそういう相場状況ではないと思います。

6.3841ジーダット
 これもダイバージェンス度が18Kとなり、指数値もほぼ4月20日に並びました。明日は241Kという20日の安値から250Kあたりまでの押し目で拾う手です。他の直近のIPO銘柄に同調しますので、それらの値動きにも注意。

7.2138ウェブドゥジャパン
 この株、25日にOSC29%を付けて、今日は+1%の30%です。ダイバージェンスは20K程。明日は252K前後までの押し目から拾う手です。ひと相場終わっていれば252Kから更に奈落へと転落しOSCも29%を切りますので、呉々も下手な飛びつきは厳禁です。フクロウが10羽ぐらい目立つほどに飛び立つのを見てからでも遅くはありません。3836ディーバも兄弟株のような動きです。共に注意。一方だけが飛び立つことはありません。つがいのフクロウです。梟という字はチョイと臭みを感じますのでカタカナにしました。あっさりしてこの方がいいでしょう??

8.3835eBASE
 ダイバージェンス度が12Kで指数値が最低値。400K割れで拾うことです。

9.3812ゲームオン
 3月19日の安値の212Kまではさすがに降りてきておりませんが、RSI、指数値、OSCともに最低値レベル。乖離幅も良好。ダイバージェンス度は8Kあります。明日は229Kを下回れば、下回っただけダイバージェンスが強まります。23日のOSC22%からはまだ9%の余裕があります。

10.2389オプト
 4月17日に上方修正するもその後の地合に押されて、今日はOSCも再度23日以来の29%まで下落。終値では9Kのダイバージェンスですが、明日は195K割れを起こしてもその後195Kを抜いて上昇するなら反発は確かな筈。RSIも前日同値の15%で留まっております。指数値は最低値更新中。上げにかかって不思議ではないポジションです。後はプラ転終了を待つのみ。

11.4813ACCESS
 アプリックス共々、後場に撃沈されましたが、明日は433Kという3月19日の最安値を割るような局面からはテクニカルにも反発があるかと思います。RSIは+2%の21%とコンバージェンスしております。OSCは-1%の24%となり1月11日の23%に次ぐ低位水準。とにかく433Kを頭に入れておくこと。徹底的な逆張りマーク。

12.6217津田駒工業
 4月2日に好決算で脱皮した地味株です。明日は357円近くまでの下落で拾う手です。370円~380円目途にホールド。こういう株でのんびりとトレードをやるのも乙なもの。

13.2385総医研ホールディングス
 今日は出来高は少ないのにやけに強かった株。それもその筈で、押しに押されたせいで、OSCの28%を4月18日に付け、その日の終値90500円からのダイバージェンスがまだ800円あります。90Kで今日は指しておりましたが、順番の都合で出来ず。明日、その90Kを楽々越える勢いがあるなら、更に95Kを目指すでしょう。RSIもやっと底を脱出し+8%の19%です。ここでこと切れるなら、再度人工呼吸器のお世話にならねばなりません。

14.8913ゼクス
 もう一度ゼクス。今日は163Kまで下げたのを見過ごしておりました。そこから174Kまで行って、ズルズル落ちてきたところを170Kで拾いましが、今日のところは上には行かずに同値撤退。出来高も急増し見違えるような仕手株ぶりです。シニア住宅を手がける割にはチョイとお年寄りには刺激が強すぎます。明日も167K以下になるのをじっくりと待つ手です。決して焦らないことです。何しろ相手は百戦錬磨のシニアです。ゴルフの杉原輝男のような「まむし」と呼ばれる執拗さしか対抗する手がありません。

15.8308りそなホールディングス
 今日はみずほがプラ転しましたが、この株は取り残されました。やはり同じメガバンクでも格が違うのでしょうか。OSCは4月18日の32%に並んでおります。まさに崖っぷちです。こうなれば、明日は274Kを割れば割るほどチャンスが拡がります。RSIで最近は14%を割ったことがないというジンクスが生きていれば、今日は14%となっております。筆者もオセアニア地方の近くのりそなをメインにしております。あまり冴えません。投信を売ろうとしているようですが、要するに郵貯銀行との競争に敗れるのではないかとの危惧が拡がっているようです。それはともかく明日あたり勝負か。

16.6440JUKI
 この株の狙い目は750円辺りまでの下落を待って拾うことです。押し目がないとそのまま上に行くかも知れません。数日持って790円あたりまでの上昇狙い。5月22日決算。

17.6378木村化工機
 今日は比較的大人しい値動きでした。これでOSCは+2%の39%とコンバージェンスです。指数値が3月23日のレベルまで下がっておりますので、明日こそ520円かそれ以下に落ちてからの反発があるかも知れません。とにかく激しい押し目を待つことです。

以上です。直近IPOにテクニカル妙味のあるものが多いようです。これらが一斉に火を噴けば、少しは新興市場のも活気が戻るのですが、果たして明日はどうでしょうか。
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十人一色相場か?

2007-04-26 11:24:43 | 株に出会う
今日も日経の先物主導で現物の株が振り回されている構図は昨日までと同じ。

寄り天を皆さん警戒しながらの、朝の先物の上昇での各銘柄の買い上がりでしたが、先物が下げに転じるや否やたちまち失速。

昨日あれだけ、ミネルヴァの梟戦法に切り替えると宣言した筆者も、昨日から狙っていた3774IIJが好決算の日経記事効果からか、朝方は429Kまで飛ばすのを見て、ぐっと我慢しての426Kで待っていたつもりが、あっという間の利確攻勢でさらわれ、地合も降下中とあっては、買い時を間違えたと咄嗟に判断。-2Kで降りました。駄目ですねぇ、人間の癖というのはなかなか治りません。なまじ上値追いが成功することもあるからやっかいです。

逆に(今のところ)うまくいったのは、3787テクノマセマティカルです。以前のブログで770Kまでの下落は覚悟、と書きましたが、当初はやはり昨日の安値の803Kで指しておりました。ところが、地合の変化とともにジリジリと押してくるため、やむなく少しずつ指し値を下に持っていき、ついに775Kまできてそこからの投げが収まったタイミングで思い切って780Kで購入。その後一進一退ですが、このラインでの攻防となっております。最初の803Kで待ったままだと含みが20K程にたちまちふくれあがっておりました。

こうしたすばやい変更にジョンベストエクスプレスは実に効果的です。マウスをドラッグして下の値段に置き直すだけで変更されるのです。これで今日20K助かったようなものです。

しかし、肝心の持株は3073ダイヤモンドダイニングの売りがまだ止まらず、こちらは本来昨日安値の601Kを割る段階で一旦下車しなければならなかったところ、テクマセその他の銘柄の操作も忙しく、そのタイミングを逸してしまいました。まあ、OSCはまだ20日の25%を底にしてのダイバージェンス中ですので、いずれ値段は戻ると見ておりますが、果たしてこのまま傷口を拡げて良いものやら、チョイと思案中です。今日の下げはたったの76株の売買でのことですので、昨日の後場に一時720Kまで成り買いをした方の投げと見ております。こうして売り枯れている時は、好業績の株にとっては本来は仕込みどころですので、あえて、底値で拾い直そうかとも思っております。しかし、ナンピンは禁物と株の定石には書いております。ここが底と分かれば苦労はしませんが、20日のOSC25%に対して今日は前日比+2%の42%となっているのが少々気がかりです。それにしても、公募価格が80万円の株です。いずれ見直し買いが入るのは必定かと。

さて、何とか新興市場は日経の上げに助けられて命を長らえております。マザーズ指数のOSCは+3%の35%と順調。ヘラクレス指数のOSCは逆に-2%の36%と下落モードです。RSIはマザーズ指数が+5%の22%と上げたのは当然として、ヘラクレス指数も10%と前日同値に留まってはおります。このあたり、上昇基調に持って行くにはやはり先物主導での十人十色ならぬ、十人一色の投資行動の盛り上がりに期待しなければならないのかも知れません。全く、我が身も含めてもう少し独自の動きをして欲しいものです。相場の反逆児の異名をとる銘柄はその点で好感が持てます。6727ワコムや4757インテリジェンス、それに4296ゼンテックといった、少々癖のある株がその傾向を備えているようです。

今日の前場は2459アウンコンサルティングの半分を-3Kで損切りし、少し負担を軽くするとともに、3727アプリックスも最安値を更新してからの切り返しがあったので271Kで購入。後は持ち越しの3971東セロ、インテリジェント、はダイヤモンドダイニング、アウン、楽天のMSの利用権取得のため昨日86Kで買っていた2385総医研HD、それに今日購入のテクマセともども合わせて、計7銘柄と筆者としては異例の多さです。ここは、多少のキズは我慢しながらの仕込み時と考えているためです。しかしゴールデンウィークを挟んでの決算シーズンと全くもって時期が悪いものです。あまり過大な期待は禁物かと思います。

徒手空拳で買いに入るような方々がとんと見受けることがなくなりました。常連さん同士ではお互い持ちつ持たれつ、勝ったり負けたりで全く面白くありません。しかも、皆さん十人一色の行動パターンが益々それを助長しております。何か打つ手がないものだろうか???
コメント (2)
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