株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.5.07)

2007-04-04 20:21:51 | 明日のモニタリング銘柄
結局今日の相場は引けにかけても衰えを見せず、そのまま舞い上がってしまいました。TOPIXが4月2日に1682ポイントを付けて、OSCが38%で底打ちしたのが合図のように、昨日から今日にかけての上昇です。

国債先物価格が133円75銭と下落し、債券から株への資金のシフトが進んでいるようです。この国債先物価格は日銀が2月21日に利上げ決定をする前に、機関投資家が売りヘッジで付けた2月15日の133.80円をついに下回る水準となっております。それ以前の低い数字としては、1月15日の133.40円というのがありますが、それを抜けば昨年の10月24日の133.17円が射程に入ってきます。

債券の下落は金利の上昇を意味します。2006年の7月6日につけた130.84円の底値を試す動きとなるのかも知れません。

2005年6月30日には、141.24円をつけていた国債先物価格ですが、2006年3月の量的緩和の解除を経てじわりと金利が上昇している様が見えるかと思います。

この金利の動きに注意が必要です。ちなみに、この国債先物価格は1銭動けば1万円動きます。過去、何度か外国のファンドが仕掛けて失敗に終わっているいわくつきの代物です。何か目に見えない国策のようなものが働いているのかも知れません。

さて、無駄話はこのくらいにして、市場は順調に回復しているかに見えますが、この水準からはなかなかリスクをとって買いに入れないものです。

幸い、株式市場は沢山の銘柄がありますので、この上昇の流れに乗れていない銘柄で反発時期を迎えている銘柄が毎日のように散見されます。それを、オシュレーター値という括りで捉えることをこのブログのテーマにしております。今日は、その原点に立ち返って買い時を間違えないようにすることの重要性を、改めて思い知りました。

このところ市場の環境に気を取られるあまり、買い時をあまりにも逸しているのか、買いが早すぎることに気がつきました。その先行指標がオシュレーター値ですが、これが底値をつけてから、さらに下落するのた常のようです。

例えば、今日不発に終わった4340シンプレクス・テクノロジーですが、43300円で買ったものの、42750円で一旦撤退しました。引けは42200円で、OSCは-1%の32%です。この株、まだ落ちるつもりです。今日はさすがに市況が良かったので寄り付きからプラス圏で推移しておりましたが、昨日-2400円で終了している後遺症は大きかったようです。寄り付きから指していた42400円をわざわざ変更して上値で買ったのは明らかに失敗でした。こうした下落途上の株というのは、雲の上に伸びていかない限り、必ず直近に買った方々の見切り売りに晒されて、ますます下落していく悪循環に陥ってしまいます。這い上がろうとするのですが、途中でまた突き落とされるというパターンですね。

今の相場に対するやり方としてはこのままでは利が乗りません。そこでこれからはOSCに徹底的にこだわって、その値が底を打った銘柄を数日間の監視状態を経て、立ち上がりかけるそのタイミングで買いを入れることとします。もし、翌日OSC値そのものが下がってなおかつ終値もマイナスに転じるなら、更に底があったということで潔く撤退します。もし、買い時が合っていれば、必ず数日間で含み益が積み上がる筈です。このルールに則ってしばらくトレードをしてみたいと思います。

さて、心機一転、明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2120ネクスト
 今日の後場に273Kで買い、朝の高値の280Kを抜けずに失速しそうなので277Kで降りた株です。OSCが直近では最低値の35%をマークしております。前日比-2%です。今日の引けにかけての失速から、明日は再度268Kという安値を試しに行くのかも知れません。指数値は2月19日のそれに比べて、まだ19Kほど高めです。3月19日よりも7K分ほどは低め。この均衡状態からどこかで出来高を伴っての反発がある筈です。それに備えての監視銘柄です。

2.5440共英製鋼
 地味ですが、一歩ずつOSC値を上げて、今日は+1%の43%です。2990円で終わった3月27日の40%がこのところの最低値。明日は2970円割れがなく、OSCが40%を下回らない限り底打ちでしょうか。

3.4568第一三共
 明日は、このところの底値である3530円が固いのを確認しての買い。上値は3700円から3800円台まで。

4.8882ゼファー
 膠着状態です。上に抜けるとすれば、明日は再度260K割れを起こしてからの反転で270Kまでの上昇があるかも知れません。どこで切り返すのか注目。

5.7873アーク
 長期低落銘柄ですのでそこは割り引いて、押されたところでの売買です。OSCが何と3日の23%から今日は+5%の28%への切り返しです。1400円は何とか回復。明日は再度1368円という安値に近づけばそこからの切り返しが見込めそうです。

6.6730アクセル
 OSCが+2%の38%と切り返しました。この株にしては低い水準です。明日は、今日の安値を下回るようだと、341Kという直近の安値までは覚悟しての、切り返しの動きに乗る手です。

7.4357ラ・パルレ
 またこの株低迷中。しかし、今日はOSCが+3%の45%とコンバージェンスしておりますので、明日の押し目で買い。172Kは固そうです。

8.6779日本電波工業
 この株、3日の5620円を下値に切り返しを再度始めております。明日は、今日の安値の5720円に近づけば近づくほど買い場となります。5660円まで来れば理想的。

9.4080田中科学研究所 下落途上注意
 OSCをこの株にしては珍しく31%まで落としております。まだ指数値が3月5日よりも20円ほど高めです。985円が今日の安値で終値でもありますので、3月29日の安値にほぼ並んでおります。そこを下に突き抜けるかどうか。その後は反転の見込みあり。後2-3日か。

10.8940インテリックス
 中古マンションの再生会社ですが、今日は久方ぶりの出来高を伴い、OSCを-7%の37%まで下げての-8Kです。これ以上OSCが下がると底抜け状態となりますが、直近安値の280Kに近づいてから反発に転じるのかどうか、明日以降の動きに注目です。

11.9474ゼンリン
 OSCは2%下げて38%のダイバージェンスです。後50円ばかり下げて3000円になれば一旦反発に転じる位置取りです。明日はその押し目を待つこと。まだRSIが47%と高め。

12.8933エヌ・ティ・ティ都市開発
 もたついておりますが、何とか底を脱した感じです。2日のOSC37%を底にしての、今日は前日比+1%の43%です。終値は逆に-3Kの263K。このダイバージェンスからの切り返しが明日以降あるかどうかに注目です。

13.4613関西ペイント
 975円からはさすがに押されることなくジリジリと切りかえしました。引けにかけても成り売りの方はいなく、むしろ成り買いでの終了。これでOSCは3日の36%を底にしての+4%の40%です。明日は一気に2桁台の上昇がなるかどうか注目。

以上です。
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急反発しすぎる

2007-04-04 11:15:17 | 株に出会う
昨日はいい形で各市場とも終わっていたところに、NYがかなり上げてシカゴの先物も飛ばしておりましたので、寄り付きで各銘柄ともに結構高いところから始まっておりました。仮に5541大平洋金属を寄り付きで買っても前場まで待ってたったの3円高です。一時は12円マイナスまで落ちましたが、ここで拾うしかなかった訳です。そして、新興銘柄にしても様子見からの初動で、これまで押されていた銘柄が一斉に9時半頃から上げております。この初動で買ったとしても多分その後の反落で買値と同じような水準ではないでしょうか。

と言うわけで、前場は5銘柄ほど降りてくるのを待っておりましたが、唯一買えたのが落ち目の4340シンプレクス・テクノロジーの10時半ごろの急落で43300円で掴んでしまったものだけ。この株は今日のところはプラスで終了してくれれば言うことはありません。

このまま後場も順調にいくのかどうかですが、マザーズ指数は1030ポイントを超えることが出来るかどうか、ヘラクレス指数は1677ポイントに届くかどうか、そこで頭打ちとなれば、再度の調整に入るかと思います。

日経225平均の方は、3月26日の安値の17425円を下からすでに抜き去っており、上空での巡航速度に今のところは入っております。思わぬ気流にぶち当たっても、まさか緊急着陸のような不測の事態には陥らないでしょう。

しかし買い時がいずれにしても難しいものです。9時半ごろまでの相場の見定めで一気に買いに入るか売りに転じるかの勘所がきちんと見極められていないと、デイトレは副次的なやりかたにして、すこし数日単位でのスイングトレードに持っていく以外にはないのですが、日々凹凸のある値動きを各銘柄がしておりますので、それもまた難しい状況ではないかと思います。

まあ、あまりこれまでのやり方が通用しないようなら静観するのも手です。そして、ここぞというツボにはまった時だけ売買することですね。あまり相場に攪乱されて自らのやり方をコロコロと変えるつもりはありません。 チョイと強がりか??
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