明日の注目銘柄（４．９．０７）

今日は、任天堂は別格として、メガバンクと石油・ゴム関連が良く、それ以外は冴えない動きとなりました。中でもマザーズの下落率がトップ。ＯＳＣで見ると－６％の４６％、ヘラクレス指数のＯＳＣは－％の６０％、日経平均が＋１％の５４％です。前場からはヘラクレス指数と日経平均が持ち直したことになります。

日経平均は個別で見ても、鉄鋼や鉱業そして不動産などかなり押されている銘柄がありますので、月曜日は少し押されてからの反転があるかも知れません。

昨日までのように、個別銘柄が地合とは関係なく跳梁跋扈するような相場なら、それはそれとして面白いのですが、今日のようにほぼ全銘柄が同じような停滞では、勢いＩＰＯしたての銘柄や皆さんが群がる銘柄で刺激を求めたくなると言うものです。

後場は睡魔が襲って少し画面から目を離していた隙に、大穴の５７４２エヌアイシ・オートテックが急伸するなど、朝のシンプレクスと合わせて取り逃しの多い日でした。結局、最後に指していた名うての不良株７８７３アークのみ１３６２円で持ち越しです。

明日の注目銘柄ですが、来週分からはこれまでとチョイと趣向を変えて、いくつかのカテゴリーに分けての銘柄列記とすることとします。多分、くどくどと銘柄のことを書いても文章が多くなるだけであり、そろそろニューカマーも少なくなってきておりますので、たまにこれまでに解説をしたことがない銘柄について紹介を追記していくこととします。基本は下記の３つのカテゴリーに分けて注目銘柄を列記していくこととします。

【継続ウォッチ銘柄】
　ＯＳＣが底割れ（直近の最低値を更に下回ること）あるいはダイバージェンスの激しい銘柄。通常は明日はまだ買いではありません。数日間にわたるウォッチ銘柄です。稀に下げすぎた反動でいきなり前日安値を割ることなく上昇に転じることもあります。

【底値狙い銘柄】
　直近の最低ＯＳＣ値を付けた時の終値よりも、今日の安値と終値が下回っている銘柄で、かつＯＳＣコンバージェンス銘柄。明日更に押されたところからの、反転に乗るための注目銘柄です。前日安値以上をキープできることが買い条件。

【順張り銘柄】
　ＯＳＣが前日と同値かそれ以上で、終値もプラス終了している翌日のＧＵ候補です。前日に買っておくことが望ましい銘柄ですが、それは叶いませんので、上記と同じ前日安値を割らないことが条件での買い候補

ちなみに、今日のシンプレクス・テクノロジーは、底値狙い銘柄だった筈が、順張り銘柄にいきなり昇格しての猛スピードストップ高でした。こういう誤算もあります。

それでは、明日４月９日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

【継続ウォッチ銘柄】

・２１２０ネクスト　ＯＳＣ３０％、安値２６２Ｋ
・２１２１ミクシー　ＯＳＣ２６％、安値１８７０Ｋ
・９５０１東京電力　ＯＳＣ３５％、安値３９７０円
・８６０４野村ホールディングス　ＯＳＣ３８％、安値２３３０円
・７５３５グッドマン　ＯＳＣ３３％、安値２３９０円
・２３７１カカクコム　ＯＳＣ３３％、安値３５７Ｋ
・６８７７ＯＢＡＲＡ　ＯＳＣ３６％、安値２２９５円
・４３０４Ｅストアー　ＯＳＣ３１％、安値９０４００円
・８９３３エヌ・ティ・ティ都市開発　ダイバージェンス１２Ｋ、安値２５０Ｋ
・８８６８アーバンコーポレーション　ダイバージェンス２９円、安値１６２７円
・５８５５アサヒプリテック　ＯＳＣ３９％、安値２７６０円
・５７１３住友金属鉱山　ＯＳＣ３６％、安値２１５５円

【底値狙い銘柄】

・２４１３ソネットＭ３　安値３７３Ｋ
・８９４１レイコフ　安値１７０Ｋ
・３０３６アルコニックス　安値５０１０円
・９４３７エヌ・ティ・ティ・ドコモ　安値２１４Ｋ
・５４０１新日鐵　安値７８４円
・５４１１ＪＦＥホールディングス　安値６４６０円
・６７８７メイコー　安値３９７０円
・８９２３トーセイ　安値１１７Ｋ
・２３９２セキュアードキャピタルジャパン　安値２９７Ｋ
・４８３５インデックスＨＤ　安値５５５００円

【順張り銘柄】

・８９１８ランド　安値２０５Ｋ、高値２０８Ｋ
・３８１１ビットアイル　安値６６４Ｋ、高値６７２Ｋ
・５４４０共英製鋼　安値２９５５円
・５４０５住友金属工業　安値５７４円、高値５８３円
・４５６８第一三共　安値３５５０円、高値３６００円
・２３０６ビック東海　安値１０６５円、高値１０８９円
・９４３６沖縄セルラー電話　安値３５３Ｋ、高値３５９Ｋ
・８６９８マネックスビーンズＨＤ　安値１０５Ｋ、高値１０８Ｋ
・７８７３アーク　安値１３５８円、高値１３７０円
・９３０１三菱倉庫　安値１９９３円、高値２０３０円
・３９７１東セロ　安値１３１２円、高値１３４１円
・５４８０冶金工業　安値１０１０円、高値１０４８円

以上です。月曜日以降はこれらの銘柄のアップデートと、新たに該当する銘柄の追加を行っていくことにします。この新たな試行で、当分の間、取り逃がしが多かったこれまでのトレーディングの精度を追求することとします。うまく行くようならこの方式を継続します。理想的な動きは、継続ウォッチ銘柄→底値狙い銘柄→底値買い→順張り銘柄に化ける→ＯＳＣ頭打ち→高値売り、というパターンです。

そうは問屋が卸さないかな？？？

直近ＩＰＯ風船が破裂

今日は完敗です。昨日の下げで売ってしまった４３４０シンプレクス・テクノロジー。今日は一度もためらうことなくストップ高。

しかし、今日は寄り付きの高値で売り逃げようと待ちかまえていた方々がいかに多かったことか。このところ上げていたアドウェイズなどストップ高からの一転直下ストップ安です。９時４９分から１０時６分までの１７分間の出来事のようです。とっくにこの銘柄は監視から外しておりますのでどうでもいいことですが、それにしても、直近のＩＰＯはやはり風船を膨らませすぎたようです。

そうなると、注目銘柄の新興銘柄もひとたまりもありません。今日こそはと待機していた２１２０ネクストも２６９Ｋでさらわれ、やむなく２６７Ｋと２６８Ｋで撤退。その後上げてきたのでまた２６９Ｋで性懲りもなく買って、それも－１Ｋで撤退と、みっともないことこの上ないトレードでした。昨日買った８９０５イオンモールは＋１０円の薄利で一旦撤退。

後の新興市場は、３０４３モジュレや２４７８ＭＫキャピタルなどが春の「狂い咲き」をしているようですが、もうこれからでは遅かりし由良の助とやらです。何しろ、シグナルも何ない単なる季節外れの狂い咲きです。お花見でも人がたかって荒れたところには近づかないに越したことはありません。酔っぱらいに絡まれるのがおちです。

と言う訳で、オセアニア地方もそろそろ桜の花が散り始めておりますが、相場も一旦祭りを閉じようとしております。

しかし、皆さん変わり身が早いし、騙しがうまいですね。まさにトリックスターです。ここはじっくりと下げるのを待っての再度の仕切直しです。

マザーズ指数はちなみに６％下げて４６％、ヘラクレス指数は６％下げて５４％です。やはり昨日がピークだったようです。日経２２５平均も－１％の５２％です。

マザーズ指数の真の高値・安値に基づき計算した指数値の底値は、下記のとおり一貫して下げてきております。

　２月１６日　１０２９ポイント
　３月５日　　　８９２ポイント
　３月１９日　　８８５ポイント
　３月２３日　　８８３ポイント
　４月３日　　　８７５ポイント

そして、今日の前場終了では８９３ポイントです。この調子だと８６０ポイントあたりを底にしないと、小反発か中反発（大反発はもうなしか）かは知りませんが、ないと思います。それほどに皆さん承知の上の腰砕けの市場となっております。

今度こそ、逃がし続けている大魚をどうしても釣らねばなりません。そのための努力は日々しているつもり。