株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

無風地帯の株もあるが

2007-04-27 11:28:15 | 株に出会う
今日は日経先物の寄り付きからの仕掛け的な-80円始まりにはあまり動揺せず、東証銘柄も新興市場銘柄も景気よく上げておりましたが、9時35分をピークに17500円割れを演じるや、いずれの銘柄も連休を控えているため利確の動きが急となりました。そして、多少の停滞の後、再度先物が下げ始めるや、これまで賑わっていた銘柄ほど投げの売りが加速したようです。

筆者はその第一次の下落で、2138ウェブドゥジャパンの246Kの指し値があっという間にさらわれ、その後も大量の投げがあり仕方なく-11Kの235Kで処分。

もし地合がよければ、この株は上昇すると見ており一時は前日比ゼロまで戻したのですが、ここで命運が尽きていたようです。

このケースからの教訓?としては、①出来高急増で上げていた銘柄は、テクニカルには買い場を迎えているように見えても、その下落の過程での出来高が伴っていない場合は、大量のしこり玉が隠れているということ。②そうしたしこり玉は再度上げにかかる時には新たな参加者の買いで胡散霧消するものですが、今日のようにプラス圏に一度も出ることがないようだと、先物の下げか何かがきっかけとなっての大幅下落に見舞われること。

①については、例えば3845アイフリークは、ウェブドゥジャパンが大幅下げを演じている時でも、今日は一度も前日終値を割ることなくプラス圏で終始しております。これは出来高が漸進的に減りながら、下値を上場来の安値まで押しており、もうこれ以上の売り圧力はないことの現れです。この点がウェブドゥと決定的な差でした。同じことは、筆者の不孝行息子の筆頭の3074ダイヤモンドダイニングについても言えます。もうこれ以上は先物が下がろうが何しようが下げようがないのです。

逆の面での市場の動きに我関せずの銘柄としては、3971東セロが挙げられます。25日に1161円で仕込んだ株ですが、その25日の+7円終了でOSCとRSIが底をうち、翌日は1110円という安値割をしないで特買いから始まり、今日もほとんど市場の状況とは関係なく上げ続けております。東証2部の地味な株ですが、チャートをみても底打ち気配が誰にも見えるかと思います。こうした株は一旦拾うと高値、安値を更新し続け、OSCもプラス基調が続く限りはホールドとなります。こういう穴株でうまく立ち回るのも、今のような神経質な相場では正解かも知れません。単に押されすぎた銘柄は1日だけの反発で終わるのが今の相場です。すこし息の長いスパンでゆっくりと上げたり下げたりする銘柄もあるようですね。

今日は、2385総医研を93Kで売りました。連休を控えて皆が逃げにかかっているから早く売れ売れと、隣の家人がうるさいものですから、まあ利益も乗っているのでいいかと思って売りました。この株はOSCが52%にも達しております。東セロと見比べると日足ではいずれもきちんと立ち上がりかけているように見えると思いますが、週足が全く異なります。これも売りの理由でした。

まあ、このまま残りの株は再度の売りサインが出なければ、今のところは先物の動きに影響されずに膠着しているようですので、底には届いていると判断してそのまま連休を跨いでホールドする予定です。何か起これば、一旦ポジションを外します。

最後に市場全体ですが、マザーズ指数のOSCが+7%の48%と急伸。ヘラクレス指数のOSCも+2%の40%とコンバージェンスしております。いずれも、上には行きたがっているのですが、連休前という事情と、先物のトリッキーな動きに惑わされているといった趣きが見て取れます。日経平均のOSCは25日の41%を下回り-7%の40%です。OSCは16日をピークに(株価は翌17日の17782円が高値)、依然として下落基調にあると言えます。このあたりの不安定さが新興市場にも効いているものと思います。
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