株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(4.11.07)

2007-04-10 22:08:42 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場は日経平均はほぼ先物に連動する波形を描き、新興市場はヘラクレスがじり高、マザーズも2時前あたりからのじり高となりました。その結果、OSCの下降傾向に一旦歯止めがかかった形です。マザーズ指数のOSCが前場の30%台から42%(前日比-1%)まで回復。ヘラクレス指数のOSCは前日同値の54%です。日経平均のOSCは57%で、やはり前日同値です。このあたりのポジションは上にも下にも持って行かれるところです。上がったところを買って持ち越しは少々リスクを伴うと思います。

いくつかの銘柄に指し値をしておりましたが結局届かず、後場はトレードなしです。

今晩のNYの結果や為替に左右される神経質な相場が続きそうですが、地合が悪い時でも朝の寄り付きの雰囲気でジリジリと下げた方が引けにかけての戻しが期待できるようです。逆に地合が良い時は寄り天の可能性が高いのが今の相場であり、一部の過熱状態の銘柄以外は、高く始まり少しぐらい降りてきたからといって拾わないのが無難かと思います。

この人の逆を行く戦法を何とか身につけないと、途中から参戦してもほとんど値動きがないのが今の相場です。

さて明日こそは何とか相場の波に翻弄されないように、明日の注目銘柄を仕留めてみたいと思います。

テクニカル用語の簡単解説

【継続ウォッチ銘柄】

・9432日本電信電話 OSC-3%の33%、ここから切り返しか?
・9438エムティアイ OSC32%、RSI9%、後5K程の下落で?
・8923トーセイ OSC35%、去年10月以来の崖っぷち。
・4357ラ・パルレ OSC39%、ダイバージェンス26K。そろそろか?
・8940インテリックス OSC35%まで反落。安値295K。
・3971東セロ 安値1306円。OSCはまだ42%で高い。1200円台へ?
・3774IIJ 安値433K。OSC-5%の46% 押し目狙い
・6379新興プランテック 安値1214円、OSC36%で昨年7月以来の低さ。
・6466トウアバルブ 4日続落。OSC49%は3月12日以来。

【底値狙い銘柄】

・2127日本M&Aセンター 安値675K。OSC+1%の35%
・9437NTTドコモ 安値210K。ダイバージェンス5K。
・2766日本風力開発 安値280K。

【順張り銘柄】

・3237イントランス 安値213K。OSC+1%の40%
・5411JFEホールディングス 安値6430円。OSC+8%の42%
・9984ソフトバンク 安値2770円。OSC+5%の36%、RSI25%
・2395新日本科学 安値1861円。OSC+6%の37%
・1729三光ソフラン 安値290円。OSC+1%の41%
・2371カカクコム 安値361K。OSC+3%の30%
・4755楽天 安値51200円。OSCは+1%の30%
・7873アーク 安値1305円。OSCは+5%の29%、ダイバージェンス43円

以上です。

継続ウォッチ銘柄は落ちきるまで待つ。(落ちないまま上昇するならそれは落ちきっていたということ。)底値狙いは安値を下回ってからの切り返しに乗る。(安値止まりのこともあり。)順張り銘柄はそろりと上げるならそれについていき、逆に押されるなら押され切ったところからのバネのような切り返しに乗る。といったところが、明日の腕試しの急所かと思います。
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ひとまず体勢立て直し

2007-04-10 11:27:36 | 株に出会う
今日はシステムは問題なく動いているのですが、株価の方が朝方の押し目からの切り返しはあったものの、途中から勢いをなくしております。日経が昨日のアメリカ雇用統計を好感しすぎて、その上げ反動で下げ調整に入っているのは当然ですが、その日経が下がれば少しは資金が回ってくる筈の新興市場は、直近IPOの一角の相変わらずの出来高と急騰、急落ぶりで賑わっているのを別とすれば、見捨てられたも同然です。

出来の悪い2120ネクストは朝方の255Kまでの下落に耐えて、昨日の損切りラインより+1Kだけ高い261Kでとりあえず処分。また動きの鈍い8933NTT都市開発は255Kの同値降り。3343チップワンストップも朝方の209Kまでの上昇からの勢いがなく、これも+6Kの206Kで処分。

持株もなくキャッシュ100%に戻りましたので、このところの損失カバーのための機会をじっくりと待つこととします。

しかし、じっくり待つと言っても、やはり買い時に対しての反省が相も変わらずあります。例えば、6378木村化工機。朝の寄り付きの雰囲気が悪く、今日は駄目かと思ってよく見ておりませんでした。案の定寄り付きは16円安の621円です。しかし、この時点のOSCをシュミレーションするとまだ前日の50%を3%上回る53%です。この株を昨日順張り銘柄としてピックアップした理由は、このところの急ピッチな上げからの調整を経て、OSCが3月28日の72%をピークに、4月6日は48%まで急落し、そして昨日+2%の50%と切りかえしての+6円終了でした。この切り返しでホルダーの皆さんは明日は再度上げにかかると思って安心して寝床についたことでしょう。ところが、世の中そんなに甘くはありません。ましてやこうした仕手株です。今日の621円始まりには度肝を抜かれたことと思います。ここで心臓が弱い方々をふるいにかけ安く仕込むことが、その筋の方々の狙い目であったと推測します。そして気がつくと618円を底にしての急伸です。660円あたりまで上昇すれば十分に利鞘が稼げたことでしょう。後は、今日の相場は風の吹くまま、気の向くままといった形で前場は揉み合っております。

この動きに見られるように、念には念を押しながら一旦上げると見せて、最後のふるい落としの下げを人為的にでも作って、そして落ちたところから一気に上げる、という株価の動き方については、ほぼ他の銘柄でも言えるようです。場中でもそうですし、こうして日を跨いでも同じ現象があります。

ちょうどサーカスのブランコかトランポリンで、大きくジャンプする前には一旦、大きく下に沈み込みます。あの挙動ですね。人間、大きく沈み込むとこれは地獄に堕ちるかも知れないと思わず避難態勢に入ります。ここが仕掛け人の狙い目のようです。

3840イーキャッシュは前日安値近辺まで落ちきらずに、やはり木村化工機と同じ時期に怒濤の上げです。この同じパターンが確認できましたので、今後に何とか生かさねばなりません。問題は下げている時にどうしても買えないことです。そして、上げすぎてしまうともう手が出ないことです。ここまで下げたら必ず反発する筈と、確信する以外には突っ込めません。それには、上記のような株価の動きの癖のパターンをいくつか知っておくことが重要かと思いますが、それには五里霧中で勘で売買するのではなく、継続的に使える手法として確立するためにも、何らかのテクニカル指標が必要かと思います。パターン化するには、何らかの尺度が必要です。

さて新興市場はじり貧です。マザーズ指数のOSCは前場で39%(-4%)と、3月23日以来の30%台へと突入です。ラリーウィリアムズ風の指数値はその3月23日にほぼ並んでおります。明日は1017ポイントという今日の安値を割り込まずに踏ん張れるかどうかで、切り返しに動くのかそれともジリ下げに転じるのかの分かれ目となりそうです。ヘラクレス指数のOSCも-5%の49%です。40%程度までの調整がないとヘラクレス指数は駄目なようです。3月19日の33%というのが今年の最低値。その時の指数値が1627ポイントです。今日の安値はまだ30ポイント程上です。

それにしても旧来の新興市場は本来自律反発で上げるタイミングにある銘柄が多いのですが、まさに桜散るの風情に泣き沈んでおります。筆者も木村化工機のような新興張りの勢いのある銘柄を見せつけられれば、当分は手に染めるのがためらわれるというものです。あっと驚く下落ぶりでも見せて貰わねば、中途半端な位置取りでリバウンド狙いで買っても、後に続く方々がどうもいないようなのです。こうなれば、後はタコが自分の尻尾、(いや確かタコに尻尾はなかったので「足」です)を食べて生き抜かざるを得ないように、その日限りの短期筋同士の共食いとなるのがせいぜいかと思います。いやはや、何とも殺伐とした風景です。そこに加えて汚い見せ板を出す輩が出没したりするものですから、余計閑散とするのは自業自得かと。
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