株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.6.07)

2007-07-05 21:01:10 | 明日のモニタリング銘柄
後場は前場に上げた分、下げが更にきつくほどんどトレードにならない状態でした。完全な右肩下がりで、上に抜けそうな時に買った方々はことごとく撤退になったことでしょう。

日経平均はまだ25日MAの上をキープしておりますが、新興市場はあえなく下へ抜けております。直近IPOの8732マネーパートナーズも息切れ。それより古い3850NTTデータイントラマートは6月18日の安値の544Kあたりまでの下落でした。

原発関連もさすがに、木村化工機を除いては没落。その木村もOSCは-9%の62%まで落としております。前場からホールドしていた2148ITメディアも3836ディーバも大きく下落する前に損切り。

結局、持ち越しは、引けに勢いが続く癖がある2138ウェブドゥジャパンの221Kでの買いと、1976明星工業の579円での売りだけです。

さて、何とか事態を打開せねばなりません。今日の反省も踏まえながらの明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


1.3846エイチアイ
 懲りずにこの株。最後は-1Kまで押されましたが、今日はやっと底を確認したかの動きとなっております。OSCも+3%の33%です。明日は、286Kが割れない限り上を目指すのではないでしょうか。粗利益率が大きなこの会社のロイヤリティビジネスの将来性を、未だに無視することは出来ないでおります。公募価格270Kへのタッチは免れた今が買い時かと。但し上昇トレンドに乗ることが条件。

2.2497NGIグループ
 今日は値動きが少なかったようですが、OSCも+3%の42%までコンバージェンスし、反発体勢にあります。明日は148K割れがあれば様子見ですが、地合次第ではそのまま150K超えからの上昇もあり得るポジションにあります。同様なことは双子の兄弟株の2491バリューコマースについても言えます。こちらは69700円割れがないこと。

3.3811ビットアイル
 OSCを-6%の35%まで下げてのゼロ終了です。明日は100K割れに向かって下落するなら、そこを割り込んだところからの反転を確認しての買いです。

4.6466トウアバルブG本社他、原発銘柄の明日
 一押しは買いとの格言もあるようですが、その見極めは今日の安値を死守できるかどうか、もし破れてもそれを超えての急反発があるかどうかが1つの目安となります。トウアバルブは556K、6493岡野バルブは1500円、6378木村加工機は1000円、5631日本製鋼所は1955円、1970日立プラントテクノロジーは730円、1983東芝プラントシステムは1088円。6356日本ギア工業は今日はストップ安でしたので論評外、といったところです。今日のトレンドからは、一押しでの急反発はないと筆者は判断します。

5.6666リバーエレテック
 この株のOSC40%台というのは、いわば底です。今日を含めて今年たったの6度しか付けておりません。昨日も47%となっておりましたが、今日は+1%の48%とコンバージェンス。明日は1200円割れがなければセオリー通りなら反発に転じるかと。日本電波よりも格安。しかしMM銘柄というのがチョイと不似合い。

6.6929日本セラミック
 今日は高値から100円以上も下げての-54円終了で、OSCが何と-10%の50%にまで急落しております。赤外線センサーで国内9割、世界6割のシェア。超音波センサーはクルマのバックセンサーに使われており、今後急増する見込み。そうした思惑からのこのところの買い上がりでしたが、この調整は絶好の買い場かと思います。ここはじっくりと明日以降の底打ちを確認しての仕込み時かと。一応25MAラインあたりを意識するといいかと思います。まだ3%上方乖離の位置にあります。

7.4548生化学工業
 1400円割れを今日は死守しました。後はいつ反転するかです。明日もこの1400円を巡る攻防に注意しながらのエントリー。OSCが-8%の42%まで下がっているのが注目の理由。

8.4043トクヤマ
 半導体の特殊機能素材など手がける総合化学準大手。今日は底堅く推移しOSCも+1%の53%終了です。明日は1588円に近づくなら絶好の押し目です。そうでなければ遅れないように順張り。

9.9037ハマキョウレックス
 筆者が今日の寄り付きの投げで失敗した銘柄。OSCを+6%の28%まできっちりと上げてきました。少し押されたところからは切り返すのではないかと。この会社、来期の予想は四季報より上なのですが、肝心の四季報が、社長交代も否定的に捉え、ガソリン高が転嫁できずに業績予想の下方修正は必至とみているため、ここまで押されているようです。それはそうかも知れません。3PL事業はいいとしても、軽貨物事業は確かに苦戦を余儀なくされるでしょう。こうしたことも今日の寄り付きの撤退の理由でしたが、さすがにここまで押されると需給妙味からの買いが今日は入ったようです。3100円あたりまで戻すかどうかに注目。

10.2371カカクコム
 296K割れが明日なければ。OSCを37%→41%へとコンバージェンス。

11.9436沖縄セルラー電話
 昨日戻しすぎの反動から、今日は引けにかけて押されたようですが、それでもOSCは+1%の38%です。313K近くにまで明日降りてくれば買いか。

以上です。今日は押されすぎの銘柄に、前場に束の間の「幸」が巡ってきたようです。しかし、その後は鞭打たれるような市場の非情な仕打ちに軒並み遭っております。そんなことなら、思わせぶりな上昇など演じない方が良かったのにね。こういう仕打ちは本当に精神的に消耗します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

束の間のリバウンド

2007-07-05 11:19:32 | 株に出会う
今日はこれまでのところすべて裏目に出て完敗。

9037ハマキョウレックスは、寄り付きで成り売りし、敗残兵を元値で撤収。しかし、その後戦況がおおきく変わって近来にない+50円という上げです。そのまま戦場に残しておけば、勲章の1つでも貰えたのに、指揮官である筆者の判断ミスです。

含みが出ていた2148アイティメディアは、新興市場が急な上昇を見せている時に逆行安で、新興市場の特にマザーズ指数が10時半頃から下降を始めるや、一緒に下降。前日比-14Kと最悪。

そして、リバウンド局面での最高値で掴んだ3836ディーバはその後買値から-4Kで終了。508Kからの下降局面で「我慢強く待って」拾った3840イーキャッシュは、前日安値を割ったため、-8Kであえなく撤退を余儀なくされる始末。

かろうじて、下で待っていたいくつかの買いを引っ込めるのが精一杯でした。

ここまで押されればと思って、買いを入れたのですが、やはり買い時が遅かったようです。朝一番に押された時にどうせなら拾うべきでした。

これは分かってはいるのですが、押されっぱなしが続いて、更に押されている時は買えないものです。しっかりと上昇傾向が確認されてから買うのがセオリーですが、これは特にデイトレの場合には往々にして外します。つまり、参加者は如何にして他人を出し抜くかということしか考えておりませんので、他人の心理と逆のことをいつも考える位がちょうどよいようです。

後場は、このような捻くれた銘柄が占拠する新興市場は、きれいさっぱりと忘れて、比較的長期の方が多い1部市場での物色に変更したいと思っております。

新興市場の場合は、押されてからの初動は一旦こうした動きの目眩ましに合います。その後、2-3回底を確認してから本格的な買いが入るという傾向があるようですね。

今日は昨日上げた「新興優良銘柄」のDeNAなどが押し目に晒されているというのに、それ以外の3流銘柄に買いが入る訳はありません。それでも朝方にはDeNAも前日比+9Kまで伸ばしておりました。この動きでの連想買いが働いたものの、1流銘柄が下げるのに何故3流銘柄に買いを入れる人がいるのでしょう、ということで尻すぼみになったという次第。それだけ相場の底が浅いと言えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする