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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.24.07)

2007-07-23 21:12:22 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均も先物も後場はほぼ水平に値動きをし、OSCも47%と48%となり、両方とも前日同値で終了。

パターンとしては、7月12日のOSCである43%と41%に対して、まだ上方にOSCは位置しており、かつ終値ベースではその日よりも下回っているため、微妙なところですが、NYが今晩にまた大きく下げない限りは、小反発に転じる体勢で終わっております。

マザーズ指数、ヘラクレス指数の新興市場はともに前日よりもOSCを落として、マザーズ指数が31%(前日比-2%)、ヘラクレス指数が30%(前日比-5%)となっております。日経ジャスダック平均に至ってはOSCが-2%の21%にまで落ちておりますが、これは参考程度に見ておいたほうがよさそうです。

マザーズ市場はいわゆる底抜け状態寸前です。(ヘラクレス市場は底抜けが既に進行中)マザーズ指数の直近のOSCの最低値は5月17日の24%で、その時の終値が828.71ポイントでした。今日は835ポイントでまだ31%あります。OSCが20%台の半ば程度まで落として、終値が800ポイントに近づいた時が真の底抜けとなります。

さて、原発銘柄だけ元気がよい後場でしたが、押されすぎた銘柄は一旦プラス終了しない限り復活はないと思われます。それは昨日から書いているように、OSCを一旦10%台に落とした2491バリューコマースと2152幼児活動研究会の今日の値動きを見れば明らかです。その点では、昨日OSCを19%にまで落としていた3845アイフリークは今日は18%からは切りかえしての22%終了ですが、終値が依然として-13Kですので、明日は今日の安値の233Kを再度試しに行ってからの反転でのプラス終了があれば「買い」となります。それ以外の新興市場銘柄も20%台の前半からは、同様の値動きを辿る可能性が大ですので、ここ2-3日は慎重に値動きを見定めた方が良さそうです。しかし、四半期決算やら選挙結果やらを見定めたいとの論調が主流になってきておりますので、日経共々まだ今週は右往左往する値動きに終始する可能性が高まって来ております。

以上の市況が概況を踏まえた上での明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

【OSCが20%台のコンバージェンス新興銘柄】

・2150ケアネット(23%→24%で-8K終了)
・3841ジーダット(28%→29%で-7K終了)
・8703カブドットコム証券(28%→29%で-5K終了)
・2389オプト(27%→29%で-8K終了)

【底割れ寸前の逆張り銘柄】

・2126GCA(512Kが死守できるかどうか?)
・2121ミクシィ(802Kが死守できるかどうか?)
・8929船井財産(652Kが死守できるかどうか?)

【押されすぎのコンバージェンス銘柄】

・2497NGIグループ(107Kの攻防)
・2138ウェブドゥジャパン(170Kの攻防)
・6787メイコー(4000円割れからの反転があるか?)

【1部市場の押されすぎコンバージェンス銘柄】

・8411みずほFG(833Kで踏ん張れるか?)
・6758ソニー(6140円まで押されてからの反発あり?)

【1部市場の順張り銘柄】

・4062イビデン 13日の8490円を窺う位置。
・4775総合メディカル 直近高値抜き。
・8868アーバンコーポ 申し分ない切り返しだが。

以上です。持ち越しは引け際に4760円で買った5727東邦チタニウムのみです。これはOSCが、20日の39%から42%への切り返しのコンバージェンスに賭けております。指数値がストップ高を付けた前夜(6月14日)に並んでいることも買いの理由の1つ。

市場が持ち直せば、自ずとテクニカルにはいい形で終わる銘柄が続出する筈です。引けにかけてその動きが出れば買いに入る予定。上記の銘柄でもソニーなどその気配が見えるのですが、如何せん、OSC以外の状況が以下の通りです。

★一目均衡表は雲の下(もがき) ★MACDも上から下に抜けたところ(弱気)
★RCIは押されているが切り返し体勢(底は脱したかも) ★逆ウォッチは時計回りで左中間部(落ち目)
★ボリンジャーは-σと-2σの間(低迷)★12日サイコロジカルラインは41%(落ちきっていない)★Bレシオはまだ60%しかない(低迷なら当然) ★貸借倍率6.95倍で7月5日の1.58倍から増え続けている。(売り圧力強し)

といったところが、足を引っ張っております。これがチョイと上げかけては潰される理由かと思います。いわゆる上値が重い状態です。今の相場をよく体現している株ですね。
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またぞろ原発銘柄か?

2007-07-23 11:14:21 | 株に出会う
今週のような中途半端な時期には「異端株」が物色されるようです。

5631日本製鋼所がM&A対策のため東電などに出資を要請したというニュースが日経の1面を飾っておりましたが、このあたりがきっかけなのでしょうね。

注目銘柄の1983東芝プラントシステムもチョイと目を離した隙に、何と+7円の高値で終わっております。他にも6466トウアバルブ本社G、6492岡野バルブ、6378木村化工機、6356日本ギアあたりが、再度物色されております。まあ、これらの銘柄群は前回のブームの時からの押し目には入っていたのですが、こんなに早く「復活」するとは意外でした。

唯一の持ち越しの6269三井海洋開発は、プラント受注のニュースにも全く反応せず。テクニカルにも形が崩れてしまい、やむなく-120円で退散。こういうことがあるから株というのは難しいものですね。冷静に見ると真の高値・安値をベースに見た究極の指数値では結構な高値圏でした。(後80円ばかりで直近の高値に到達)これが、今日の地合での一旦売りに転じた理由としか思えません。

この究極の指数値で見ると、実は、仕手株ですが1775富士電機E&Cが記録を取りだしてからの最低値をマークしておりました。案の定、今日の押し目からのもの凄い復活ぶりです。やはり押されすぎた銘柄はこうした地合でも自律反発の機を窺っておりますが、上げすぎた銘柄は今日のような地合では利益確定売りや空売りの時期を窺っているようです。三井海洋開発あたりはその点では参加者のレベルが高いといえるかも知れません。

前場は底打ち気配濃厚の2389オプトを257Kで仕込んだのみ。新興市場もテクニカルにはまだまだ押されておりますが、金曜日よりはいい形になってきている銘柄が増えてきております。明日か明後日当たりがヤマ場かも知れません。

カナリヤ銘柄の2432DeNAがマイナスから+5Kへと前場に復活しているのが、そのサインかも知れません。後はオプトにも頑張って貰わねば。
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