いやはや、久し振りの天から降って涌いた急襲でした。原発銘柄などの仕手株を前場に仕込んだ方にとっては、天から降ったのは雹やあられどころか矢のように感じたことでしょう。破魔矢であれば良かったのでしょうが、自ら望んで地獄の3丁目に足を踏み入れた方々にとっては、それはもとより望むべくもありません。そのあたりにはいわゆる仏さんはいないものです。
木村化工機の大量の特売りがきっかけかも知れませんし、8604野村ホールディングスの年初来安値がきっかけとも言われておりますが、やはりサブプライムローン問題の深刻さが背景にあるものと思います。日本の金融機関も影響がない訳ありません。
さて、若干の持株はパニック下げが始まる少し前に処分し比較的軽症で済みましたが、家人は例によって放置プレーで、PCの前で昼寝を決め込んでおりました。お金を大事にする感覚がどうも生まれつき麻痺しているようです。
明日以降ですが、日経平均を見るとOSCはまだ前日同値の43%と踏ん張ってはおります。25日移動平均線を少々割り込んだところ、かつ75日移動平均線からはまだ少々上に位置するところにあります。まだ、奈落を目指す軌道に乗ってしまった訳ではなさそうです。18000円割れはあったものの、17900円を下回らない限り、まだ上昇過程にあるとの相場博士のご託宣もあり、OSCから見てもその通りではないかと思います。日経平均の今年のOSCの最低値は3月7日にマークした38%です。その後は41%というのを2度マークしての、今日は43%での終了です。明日は30%台を窺うのかどうかが焦点です。今晩のNY市場で更に状況が悪化すれば、30%台突入は不可避かも知れません。いよいよ風雲急を告げてきました。
日経がこのような状態です。新興市場はもっと悲惨な下げに見舞われるのではないでしょうか。今日でマザーズ指数のOSCは-6%の38%ですが、ヘラクレス指数の至ってはまだ-1%の54%です。30%割れまでも覚悟をしなければならないかも知れません。
そうした中で、束の間のトレーディングのための明日の注目銘柄です。
コンバージェンスが銘柄を中心に、テクニカルにそれなりの健闘を示しているもののみ自動的に抽出してみます。
テクニカル用語の簡単解説
【2%以上のコンバージェンス銘柄】
1.2144やまねメディカル
今日の安値の223Kは下げすぎだったのかも知れません。このまま明日も切り返すかどうか?
2.4849エンジャパン
まだ25日移動平均線からの下方乖離率は9%です。400K割れなら一昨年の4月1日以来です。
3.3840イーキャッシュ
まだ押される余地あり。すると463Kという7月5日の安値がまず意識されます。どこで下げ止まるかが勝負。
4.5727東邦チタニウム
ストップ高を付けた6月15日以前の水準まで訂正されるかも知れません。そうなるとOSCで37%、終値で4740円あたりが下げ止まりどころかと。安値としては4600円割れあたり。
5.6677エスケーエレクトロニクス
新規事業期待への思惑買いで6月中旬以降は出来高が増えておりましたが、ここにきてさすがに期待だけでは人気も離散するというもの。しかし、この上げ基調の影響からか、OSCとしては2%コンバージェンスしての56%です。あまり下げ影響がなかった銘柄でしょう。
【OSCの10%以上の急落銘柄】仕手株を除く。
7.2459アウンコンサルティング 50%→40%
決算期待で買われた分、揺り戻しも大きいということか。しかし200Kを割るような銘柄ではないと思います。
8.6368オルガノ 64%→53%
6月8日以来の前日安値割れです。一度明日は落ち度止まったところからのリバウンドは期待できるかと思われる下落です。
9.6920レーザーテック 73%→63%
25日移動平均の2960円あたりまで降りてくればとりあえず反発か?
10.7236ティラド 70%→56%
ロシアでの合弁事業など囃されて高値更新したのが11日。たったの1日での調整。704円という6月28日の安値が意識されるところ。
11.5010日本精蝋 49%→38%
6月14日に35%というOSC値をマークして以来の低さ。後3%分の「余力」がありますが、464円あたりの直近の安値をターゲットとしての下げ止まりなるか?
12.6256ニューフレアテクノロジー 61%→49%
このところの上げが筋の方々の支援もあったようで急でした。その反動でしょうか。しかし後20Kも下げればまたぞろ物色されるかも知れません。
【番外編】
ついでに、この地合にもかかわらず終値、OSCともにプラス圏に終始し、やけに強かった銘柄。何か事情があるに違いありません。明日はこの頑張りの反動に注意。
・4822ハドソン ・8894原弘産 ・9438エムティアイ
・4974タカラバイオ ・9436沖縄セルラー電話
・2371カカクコム ・6787メイコー ・4613関西ペイント
・8874ジョイント・コーポレーション ・9107川崎汽船
・4548生化学工業 ・4775総合メディカル ・8902パシフィックM
・8905イオンモール ・4972綜研化学 ・4816東映アニメーション
・3971東セロ ・1976明星工業 ・4502武田薬品
・7751キヤノン ・7201日産自動車 ・7267本田技研
・6758ソニー ・6752松下電器産業 ・2413ソネットM3
・4238ミライアル ・6158和井田製作所 ・8941レイコフ
・6259大崎エンジニアリング ・
以上です。
木村化工機の大量の特売りがきっかけかも知れませんし、8604野村ホールディングスの年初来安値がきっかけとも言われておりますが、やはりサブプライムローン問題の深刻さが背景にあるものと思います。日本の金融機関も影響がない訳ありません。
さて、若干の持株はパニック下げが始まる少し前に処分し比較的軽症で済みましたが、家人は例によって放置プレーで、PCの前で昼寝を決め込んでおりました。お金を大事にする感覚がどうも生まれつき麻痺しているようです。
明日以降ですが、日経平均を見るとOSCはまだ前日同値の43%と踏ん張ってはおります。25日移動平均線を少々割り込んだところ、かつ75日移動平均線からはまだ少々上に位置するところにあります。まだ、奈落を目指す軌道に乗ってしまった訳ではなさそうです。18000円割れはあったものの、17900円を下回らない限り、まだ上昇過程にあるとの相場博士のご託宣もあり、OSCから見てもその通りではないかと思います。日経平均の今年のOSCの最低値は3月7日にマークした38%です。その後は41%というのを2度マークしての、今日は43%での終了です。明日は30%台を窺うのかどうかが焦点です。今晩のNY市場で更に状況が悪化すれば、30%台突入は不可避かも知れません。いよいよ風雲急を告げてきました。
日経がこのような状態です。新興市場はもっと悲惨な下げに見舞われるのではないでしょうか。今日でマザーズ指数のOSCは-6%の38%ですが、ヘラクレス指数の至ってはまだ-1%の54%です。30%割れまでも覚悟をしなければならないかも知れません。
そうした中で、束の間のトレーディングのための明日の注目銘柄です。
コンバージェンスが銘柄を中心に、テクニカルにそれなりの健闘を示しているもののみ自動的に抽出してみます。
テクニカル用語の簡単解説
【2%以上のコンバージェンス銘柄】
1.2144やまねメディカル
今日の安値の223Kは下げすぎだったのかも知れません。このまま明日も切り返すかどうか?
2.4849エンジャパン
まだ25日移動平均線からの下方乖離率は9%です。400K割れなら一昨年の4月1日以来です。
3.3840イーキャッシュ
まだ押される余地あり。すると463Kという7月5日の安値がまず意識されます。どこで下げ止まるかが勝負。
4.5727東邦チタニウム
ストップ高を付けた6月15日以前の水準まで訂正されるかも知れません。そうなるとOSCで37%、終値で4740円あたりが下げ止まりどころかと。安値としては4600円割れあたり。
5.6677エスケーエレクトロニクス
新規事業期待への思惑買いで6月中旬以降は出来高が増えておりましたが、ここにきてさすがに期待だけでは人気も離散するというもの。しかし、この上げ基調の影響からか、OSCとしては2%コンバージェンスしての56%です。あまり下げ影響がなかった銘柄でしょう。
【OSCの10%以上の急落銘柄】仕手株を除く。
7.2459アウンコンサルティング 50%→40%
決算期待で買われた分、揺り戻しも大きいということか。しかし200Kを割るような銘柄ではないと思います。
8.6368オルガノ 64%→53%
6月8日以来の前日安値割れです。一度明日は落ち度止まったところからのリバウンドは期待できるかと思われる下落です。
9.6920レーザーテック 73%→63%
25日移動平均の2960円あたりまで降りてくればとりあえず反発か?
10.7236ティラド 70%→56%
ロシアでの合弁事業など囃されて高値更新したのが11日。たったの1日での調整。704円という6月28日の安値が意識されるところ。
11.5010日本精蝋 49%→38%
6月14日に35%というOSC値をマークして以来の低さ。後3%分の「余力」がありますが、464円あたりの直近の安値をターゲットとしての下げ止まりなるか?
12.6256ニューフレアテクノロジー 61%→49%
このところの上げが筋の方々の支援もあったようで急でした。その反動でしょうか。しかし後20Kも下げればまたぞろ物色されるかも知れません。
【番外編】
ついでに、この地合にもかかわらず終値、OSCともにプラス圏に終始し、やけに強かった銘柄。何か事情があるに違いありません。明日はこの頑張りの反動に注意。
・4822ハドソン ・8894原弘産 ・9438エムティアイ
・4974タカラバイオ ・9436沖縄セルラー電話
・2371カカクコム ・6787メイコー ・4613関西ペイント
・8874ジョイント・コーポレーション ・9107川崎汽船
・4548生化学工業 ・4775総合メディカル ・8902パシフィックM
・8905イオンモール ・4972綜研化学 ・4816東映アニメーション
・3971東セロ ・1976明星工業 ・4502武田薬品
・7751キヤノン ・7201日産自動車 ・7267本田技研
・6758ソニー ・6752松下電器産業 ・2413ソネットM3
・4238ミライアル ・6158和井田製作所 ・8941レイコフ
・6259大崎エンジニアリング ・
以上です。