まず市況ですが、マザーズ指数とヘラクレス指数のOSC値がやっと接近してきました。マザーズ指数の33%(前日比+3%)に対して、ヘラクレス指数は前日比7%も下げての35%となりました。これが正常な状態なのでしょうね。形としてはマザーズ指数の方が反転攻勢の雰囲気をため込んでおりますが、ヘラクレス指数は逆に押されっぱなしとなっております。年初来の安値も更新。
両者ともここまで落ちれば行くところまで行くでしょうね。谷底への落下の途中で運良く小枝に引っかかったとしても、そこからよじ登れるだけの形勢ではなくかつ力が残されているとも思えません。やはり力尽きての「自然落下」が万有引力の法則にも叶っております。その時期は追々推定したいと思います。
日経225平均の方も戻しつつあるとはいえ、OSCは3%下げての下降傾向にまた突入の気配です。こちらは17984円という7月12日の終値が抵抗線になっておりますので、終値でこれを下回らない限りまだ上昇傾向にあると言えます。先物も同様です。
金曜日後場は、引け際1分での8905イオンモールの目眩ませに遭い-30円で撤退しましたが、6269三井海洋開発を懲りずに買い直しました。これで2日連続買い直しですが、これは筆者にとっては初めてのこと。テクニカルに見て200を超える監視銘柄の中でも、この銘柄だけが引けに買っておいてもよいとのサインが出ていただけの話ですが、どうやら引け後に2-300億円の石油海洋プラントの受注発表があったようです。これが落ちそうで反発を見せていた理由だったと変に納得。
さて、明日の注目銘柄です。
まず、新興市場はOSCが20%を割れれば、2152幼児研や2481VCのように一旦反発を見せますので、その銘柄を先に抽出しておきます。
・3845アイフリーク 19%で+1K終了。(結果的にこれだけでした。)
テクニカル用語の簡単解説
1.2432DeNA
新興市場が復活する時はこの株も大きく上げる筈です。金曜日には何とかプラ転しておりますが、このモーメンタムが明日も続くかどうか注目。これが再度押されれば新興市場は、やはり自然落下モードかと。カナリヤ銘柄として監視を。
2.4238ミライアル 逆張り監視
この株の底力はご承知の通り。OSCを9%も落としての44%です。15510円という直近安値からの反発があるかどうか注目です。サインはやはりOSCと終値のプラ転です。
3.2389オプト
まだ上げは微弱電流です。引けにプラ転させるのに余計なエネルギーを使ってしまったようです。明日の地合からも再度258Kという金曜日の安値を死守できるかどうかがポイントです。もしここが割れたら後は245Kを目指す動きとなるでしょう。これも新興市場復活のカナリヤ銘柄。
4.6758ソニー 逆張り
明日の押し目狙い。OSCは+2%の43%とコンバージェンスしておりますが、ベースラインは18日の38%です。ここまで惹きつけておいてからの買いですが、それが幾らになるのかは明日次第。一応6250円を暫定ターゲットとしておきましょうか。
5.5405住友金属工業
上り調子の鉄鋼銘柄からはこれがまだ上げ余地が大きいかと。しかし、明日は一旦調整モードに入るかと思います。新日鐵ともども金曜日に少々頑張りすぎました。少し休息が必要です。と言う訳で押し目があればあるだけ良し。OSCで5%ほどの下げがちょうど良いでしょうか。752円割れを演じるようなら、これは一旦待機です。
6.1983東芝プラントシステム
原発銘柄が軒並み調整を食らっておりますが、日本製鋼所とここだけは切り返し気配です。OSCを2%上げての40%としておりますが、このところの下げからの自律反発の域かも知れません。明日は再度金曜日の安値を試しに行くかと思います。その安値の1024円の攻防からの反転があるかどうかを焦点にしての注目です。
7.6391加地テック
夢のある強気の銘柄を1つ。357円が直近の高値ですが、週足では昨年2月17日に485円を付けております。あのライブドアショックの後ですね。なぜこの会社が再度脚光を浴びているのかですが、いわゆる燃料電池絡みです。ホンダが、「家庭での太陽光発電→水素の取り出し→水素電池で走る自動車の普及→究極の環境対応車」との素晴らしい将来構想を示しておりますが、ガソリンスタンドがその頃には全くなくなっている訳ではなく、燃料を充填する拠点としては残っているかと思います。その時にその充填所での水素ガスを燃料タンクに充填する際に、この会社は世界で初めて1100気圧まで圧縮可能なコンプレッサーを開発したのです。また、ホンダの構想についても、より圧縮度の高いコンプレッサーがないと家庭での充填はままなりません。その時は家庭用パーソナル・コンプレッサーの需要が激増する筈です。もっともこれはかなり将来の話。
ともあれ、この株金曜日は少し調整しましたが、まだ上げる気配です。明日は地合が悪いと更に下げるかと思います。320円あたりまで落ちてくればこれは当面は買い場かと。もちろん300円割れがあれば言うことありません。まさか285円まではこないかと思いますが、中期的な調整局面でここまでくれば少しずつ買い増す方向もありかと。
8.8905イオンモール
金曜日の引け際の目眩ましはもの凄いものでした。結局筆者の買値から10円だけ安いところまで、一目均衡表の雲の中から突き抜けてきました。あまり値段が動いていないようですが、結構ボラティリティが高くなっております。明日は雪辱戦です。押し目待ちですが、既に「究極の指数値」は6月28日段階に後50円まで迫ってきております。3700円割れをじっくりと待っての参戦です。乱気流に巻き込まれて返り血を浴びないように、冷静に対応しないとこの株にはしてやられます。しかし、売りができないのによく動くものです。
9.8939大和システム 逆張り落下待ち
3300円割れからの反発があるかどうか注目。3240円という安値を6月19日に付けております。このあたりが1つの目安。来期2桁増益が5月16日に発表されてから、3730円まで付けました。OSCは38%となりこの株としては4月23日の36%以来の低水準です。その後反転に転じているケースが今回にも該当するのかどうかも併せて注目です。ここ2-3日でその結果が出るでしょう。
10.8929船井財産コンサルタンツ 逆張り
金曜日はついに、6月27日の立ち会い外分売価格の681Kを下回っての662Kまでの下げでした。しかし、ここからは買いも入ってOSCはきちんと+3%の41%にコンバージェンスさせております。この662Kというのが当面の底値となるのかどうか、明日は注目です。再度試しに行ってからの切り返しには乗ってみる手もありかと。
11.9380東海運
先日の長期保有推奨銘柄ですが、長短入り乱れての乱戦が金曜日に繰り広げられたようです。きっかけは単に株主優待の条件が100株の株主にも与えられるというもの。これまでは千株で3000円相当のクオカードだったものが、100株から1000株までの株主には500円相当のクオカードを進呈することになったそうです。何の変哲もないことです。このクオカード狙いで金曜日に619000株もの出来高があったとは思えません。ところでこの株には同様の「前科」が5月末にありました。6月4日には何と100万株超えの出来高です。OSCは金曜日でもまだ+5%の34%です。もう一波乱ありそうな雰囲気です。PER13倍少々ですので、特に割高感はありません。明日も出来高を伴ってお祭り騒ぎを演じるのか、それとも一夜の夢に終わるのか、高見からでもいいので見物なさってはいかがでしょうか?
金曜日は640円を突っ込み買いをなさった勇気ある方がいたようです。何とも見上げた度胸です。多分、その方には6月5日の727円という、いにしえのジャンボジェット機の型番が頭にちらついたことでしょう。このボーイング727型は、筆者が初めて海外個人旅行に行った時に乗ったパキスタンインターナショナルエアーラインの思い出深いジェット機です。単にヨーロッパ行き南回りで安かっただけで、今のHISがヒロ・インターという名前で新宿で細々と営業している時にチケット(バウチャーといって、空港で本物のチケットに交換するクーポンのようなもの)を買いました。往復でパキスタンの国内線を交えて、24もの空港に降り立つという途方もない旅行でした。パリに着くまで2昼夜かかりました。日本に帰り着いたのが奇跡のような旅でした。
そんな訳で筆者もまるっきり縁がないとも言えない株(どこが??)ですので、ひょっとすると飛び乗るかも知れません。その後、それこそ「乱気流」に巻き込まれてお陀仏しないように心せねば。
以上です。週末ですので、来週一杯を見据えて多めに出しました。来週は新興市場が果たして底を打つのか、選挙を控えてあまり期待も出来ないと思いますが、その選挙結果を新興市場が先取りしているなら、一足先に立ち上がるのかも知れませんが、どうもこれまでの経緯を見ていると、束の間の反発が精一杯のような気もします。OSC20%以下がアイフリークしかないように、まだまだ底を目指すテクニカルな形ですので要注意です。
両者ともここまで落ちれば行くところまで行くでしょうね。谷底への落下の途中で運良く小枝に引っかかったとしても、そこからよじ登れるだけの形勢ではなくかつ力が残されているとも思えません。やはり力尽きての「自然落下」が万有引力の法則にも叶っております。その時期は追々推定したいと思います。
日経225平均の方も戻しつつあるとはいえ、OSCは3%下げての下降傾向にまた突入の気配です。こちらは17984円という7月12日の終値が抵抗線になっておりますので、終値でこれを下回らない限りまだ上昇傾向にあると言えます。先物も同様です。
金曜日後場は、引け際1分での8905イオンモールの目眩ませに遭い-30円で撤退しましたが、6269三井海洋開発を懲りずに買い直しました。これで2日連続買い直しですが、これは筆者にとっては初めてのこと。テクニカルに見て200を超える監視銘柄の中でも、この銘柄だけが引けに買っておいてもよいとのサインが出ていただけの話ですが、どうやら引け後に2-300億円の石油海洋プラントの受注発表があったようです。これが落ちそうで反発を見せていた理由だったと変に納得。
さて、明日の注目銘柄です。
まず、新興市場はOSCが20%を割れれば、2152幼児研や2481VCのように一旦反発を見せますので、その銘柄を先に抽出しておきます。
・3845アイフリーク 19%で+1K終了。(結果的にこれだけでした。)
テクニカル用語の簡単解説
1.2432DeNA
新興市場が復活する時はこの株も大きく上げる筈です。金曜日には何とかプラ転しておりますが、このモーメンタムが明日も続くかどうか注目。これが再度押されれば新興市場は、やはり自然落下モードかと。カナリヤ銘柄として監視を。
2.4238ミライアル 逆張り監視
この株の底力はご承知の通り。OSCを9%も落としての44%です。15510円という直近安値からの反発があるかどうか注目です。サインはやはりOSCと終値のプラ転です。
3.2389オプト
まだ上げは微弱電流です。引けにプラ転させるのに余計なエネルギーを使ってしまったようです。明日の地合からも再度258Kという金曜日の安値を死守できるかどうかがポイントです。もしここが割れたら後は245Kを目指す動きとなるでしょう。これも新興市場復活のカナリヤ銘柄。
4.6758ソニー 逆張り
明日の押し目狙い。OSCは+2%の43%とコンバージェンスしておりますが、ベースラインは18日の38%です。ここまで惹きつけておいてからの買いですが、それが幾らになるのかは明日次第。一応6250円を暫定ターゲットとしておきましょうか。
5.5405住友金属工業
上り調子の鉄鋼銘柄からはこれがまだ上げ余地が大きいかと。しかし、明日は一旦調整モードに入るかと思います。新日鐵ともども金曜日に少々頑張りすぎました。少し休息が必要です。と言う訳で押し目があればあるだけ良し。OSCで5%ほどの下げがちょうど良いでしょうか。752円割れを演じるようなら、これは一旦待機です。
6.1983東芝プラントシステム
原発銘柄が軒並み調整を食らっておりますが、日本製鋼所とここだけは切り返し気配です。OSCを2%上げての40%としておりますが、このところの下げからの自律反発の域かも知れません。明日は再度金曜日の安値を試しに行くかと思います。その安値の1024円の攻防からの反転があるかどうかを焦点にしての注目です。
7.6391加地テック
夢のある強気の銘柄を1つ。357円が直近の高値ですが、週足では昨年2月17日に485円を付けております。あのライブドアショックの後ですね。なぜこの会社が再度脚光を浴びているのかですが、いわゆる燃料電池絡みです。ホンダが、「家庭での太陽光発電→水素の取り出し→水素電池で走る自動車の普及→究極の環境対応車」との素晴らしい将来構想を示しておりますが、ガソリンスタンドがその頃には全くなくなっている訳ではなく、燃料を充填する拠点としては残っているかと思います。その時にその充填所での水素ガスを燃料タンクに充填する際に、この会社は世界で初めて1100気圧まで圧縮可能なコンプレッサーを開発したのです。また、ホンダの構想についても、より圧縮度の高いコンプレッサーがないと家庭での充填はままなりません。その時は家庭用パーソナル・コンプレッサーの需要が激増する筈です。もっともこれはかなり将来の話。
ともあれ、この株金曜日は少し調整しましたが、まだ上げる気配です。明日は地合が悪いと更に下げるかと思います。320円あたりまで落ちてくればこれは当面は買い場かと。もちろん300円割れがあれば言うことありません。まさか285円まではこないかと思いますが、中期的な調整局面でここまでくれば少しずつ買い増す方向もありかと。
8.8905イオンモール
金曜日の引け際の目眩ましはもの凄いものでした。結局筆者の買値から10円だけ安いところまで、一目均衡表の雲の中から突き抜けてきました。あまり値段が動いていないようですが、結構ボラティリティが高くなっております。明日は雪辱戦です。押し目待ちですが、既に「究極の指数値」は6月28日段階に後50円まで迫ってきております。3700円割れをじっくりと待っての参戦です。乱気流に巻き込まれて返り血を浴びないように、冷静に対応しないとこの株にはしてやられます。しかし、売りができないのによく動くものです。
9.8939大和システム 逆張り落下待ち
3300円割れからの反発があるかどうか注目。3240円という安値を6月19日に付けております。このあたりが1つの目安。来期2桁増益が5月16日に発表されてから、3730円まで付けました。OSCは38%となりこの株としては4月23日の36%以来の低水準です。その後反転に転じているケースが今回にも該当するのかどうかも併せて注目です。ここ2-3日でその結果が出るでしょう。
10.8929船井財産コンサルタンツ 逆張り
金曜日はついに、6月27日の立ち会い外分売価格の681Kを下回っての662Kまでの下げでした。しかし、ここからは買いも入ってOSCはきちんと+3%の41%にコンバージェンスさせております。この662Kというのが当面の底値となるのかどうか、明日は注目です。再度試しに行ってからの切り返しには乗ってみる手もありかと。
11.9380東海運
先日の長期保有推奨銘柄ですが、長短入り乱れての乱戦が金曜日に繰り広げられたようです。きっかけは単に株主優待の条件が100株の株主にも与えられるというもの。これまでは千株で3000円相当のクオカードだったものが、100株から1000株までの株主には500円相当のクオカードを進呈することになったそうです。何の変哲もないことです。このクオカード狙いで金曜日に619000株もの出来高があったとは思えません。ところでこの株には同様の「前科」が5月末にありました。6月4日には何と100万株超えの出来高です。OSCは金曜日でもまだ+5%の34%です。もう一波乱ありそうな雰囲気です。PER13倍少々ですので、特に割高感はありません。明日も出来高を伴ってお祭り騒ぎを演じるのか、それとも一夜の夢に終わるのか、高見からでもいいので見物なさってはいかがでしょうか?
金曜日は640円を突っ込み買いをなさった勇気ある方がいたようです。何とも見上げた度胸です。多分、その方には6月5日の727円という、いにしえのジャンボジェット機の型番が頭にちらついたことでしょう。このボーイング727型は、筆者が初めて海外個人旅行に行った時に乗ったパキスタンインターナショナルエアーラインの思い出深いジェット機です。単にヨーロッパ行き南回りで安かっただけで、今のHISがヒロ・インターという名前で新宿で細々と営業している時にチケット(バウチャーといって、空港で本物のチケットに交換するクーポンのようなもの)を買いました。往復でパキスタンの国内線を交えて、24もの空港に降り立つという途方もない旅行でした。パリに着くまで2昼夜かかりました。日本に帰り着いたのが奇跡のような旅でした。
そんな訳で筆者もまるっきり縁がないとも言えない株(どこが??)ですので、ひょっとすると飛び乗るかも知れません。その後、それこそ「乱気流」に巻き込まれてお陀仏しないように心せねば。
以上です。週末ですので、来週一杯を見据えて多めに出しました。来週は新興市場が果たして底を打つのか、選挙を控えてあまり期待も出来ないと思いますが、その選挙結果を新興市場が先取りしているなら、一足先に立ち上がるのかも知れませんが、どうもこれまでの経緯を見ていると、束の間の反発が精一杯のような気もします。OSC20%以下がアイフリークしかないように、まだまだ底を目指すテクニカルな形ですので要注意です。