株に出会う

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またしても過ちを繰り返す

2007-07-13 11:29:21 | 株に出会う
タイトルにあるのは、4062イビデンのことです。昨日7900円で拾って薄利で撤退した因縁の銘柄。昨日のあの後場の下げにも「微動」だにしなかったのは、逆日歩がつくからとばかりは言えなかったようです。OSCは前日同値の46%に踏みとどまっており、マイナス幅はたったの10円でした。

多分機関投資家はもう一段の押し目があれば、昨日でも拾う構えであったところ、予期せぬ相場の下落で買い注文は控えていたようです。あるいはSQの通過待ちだったのか?そこに昨晩のNYダウの急上昇で、これはもう待てないとばかりの寄り付きからの買い上がりでした。筆者が気がついた時は、既に300円高くらい。この株の過去の値上がり幅を見ても、このあたりがリミットではと思っていたのに、まさかの510円高での前場終了です。

こうした値動きはリバウンド局面+NY市場の持ち直し+日経平均の持ち直しが、いわば相乗されての結果ですね。なぜこういう気配が察知できなかったのか?

またしても過ちを繰り返してしまいました。

それにしても、新興市場は見事な寄り天です。マザーズ指数の日中足を見ると、まるで富士山のてっぺんから急峻な坂を転がり落ちて、青木ヶ原の樹海まで真っ逆さまに転落するばかりか、その後忍海八海の冷たい池にまで持って行かれて、そこで凍え死ぬのを待っているような姿です。

いくつかの指し値は早々に取り消しました。道連れは勘弁です。

今の相場は、イビデンのような活況のある銘柄が1部市場には沢山あります。休むことなく値が動いております。樹海や忍野八海よりも、築地の魚河岸のような陽気な雰囲気を誰しも好むことでしょう。

前場の1つの収穫は負けたとはいえ、9113乾汽船でのトレードでした。9132第一汽船との比較で、朝方の上昇からの降りてくるところを1650円で拾ったのですが、前場は更にそこから押されて揉み合いに入り、結局2円の損切りで売りました。この株を楽天のマーケットスピードの2分足チャートで見てみると、朝方の上昇からの下降局面の底は、一目均衡表の1638円位のところで細くなっているのが見えます。実際のチャートはそこからは雲の中に入って、最初の反発局面では雲の上限が1650円の少し手前になっておりました。筆者はそこで損切りした訳ですが、これは後で気がついたものです。その後1650円までのリバウンドがありますが、これも雲の上限に遮られております。

つまり、分足での一目均衡表がかなり使えることが確認できたのが、今日の収穫です。

乾汽船がそうして10時前まで下げ続けながらも、同じ造船株の第1汽船の方は、同じ時刻帯ではむしろ反発しておりました。乾が同期しないのを不思議に思いながら眺めていたのですが、これも後から一目均衡表で確認すると、10時過ぎまでの上昇は、雲1つない青空の下での上昇だったのです。乾とは正反対でした。

こうしたツールも駆使しながら、朝一番の押し目をうまく掴むことができるようになると、これまでよりもっとうまくエントリータイミングが掴めることを確信できました。何とかこれを今後に生かしたいと思っております。

樹海と忍野八海への旅は、今よりもっと心身共に解脱できた死ぬ間際になって、この世の見納めとしてゆっくりと家人(もし生きていれば)と旅をする時まで取っておきたいと思っております。はい。それまでに何とか、株のヤクザ人生まっしぐらの家人へ、堂々と貢ぐことが出来る「成果」を上げるのが、今現在のささやかなる目標です。しかし、この「我欲」が自らの解脱を妨げていることが、どうしようもないジレンマです。
コメント (2)
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