株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.19.07)

2007-07-18 19:05:37 | 明日のモニタリング銘柄
今朝の出鼻をくじいた犯人はインテルだそうです。時間外取引で4%の急落。そこにいつものクレディスイスの先物売りが浴びせられて、皆さんの持株もトコトン押されたという訳ですね。

全く、チョイとしたことで前夜に立てた作戦も全滅です。

今日は日経も新興市場も反発して始まると予想しておりましたが、今日の一撃で日経平均の雲行きが若干怪しくなってきました。OSCは3%下げての50%です。暴れん坊の先物は前日同値の51%です。それに対して、新興市場はマザーズ指数が+5%の41%、ヘラクレス指数が+1%の48%です。

何やら俄には信用できませんが、新興市場が明日は優位に立っているのです。そんなことありか?しかし個別銘柄で見ても、今日は結構反発に転じた銘柄が目立ちました。あながち、明日は新興市場の復活劇が見られる可能性については否定しかねます。(どうも歯切れが悪いのはこのところ調子が悪いせいです。多分。)

チョイと昨日立てた今日の注目銘柄を「評価」してみましょう。

・トラストワークス 昨日の上げは騙し。外れ。
・イーキャッシュ 当たり
・三菱地所 3290円までいくも外れ。不動産は渋い。
・トーアバブル 押し目からの反発は正解。
・三井海洋開発 渋とくプラ転 正解
・日本マイクロニクス 地力発揮 正解。
・エヌ・ティ・ティ都市開発 外れ。難解株の本領発揮か?
・オプト 一応当たりも尻すぼみ。

5勝3敗です。しかし買い時が難しいですね。どれでも押されたところで買いを入れていればこれは取れる訳です。しかしそこでの買いがなかなか入れることができません。

「分かっているけど」と前場に書いた通りです。ここを何とか改めない限りこれからの勝利はないとも言えます。

とりあえず、このブログでよすがにしているのがオシュレーターというテクニカル指標です。それは相場のエネルギーが上げなのか下げなのかを判断するものです。上げと判断したものでも2つに分かれます。1つは押し目買い。2つ目は順張り。ところが、今日のような全体に地合が悪いと押し目買いは更に押され、順張りも利確に押されます。しかし、理論的に考えれば、上がる筈が地合に押された銘柄の方が、上がる勢いが地合に削がれた銘柄よりも反発力が溜まっていることが容易に理解できるかと思います。

それがトウアバルブやイーキャッシュ、それにオプトや日本マイクロニクス、三井海洋開発の上昇に現れております。エヌ・ティ・ティ都市開発だけ例外ですが、この株は不動産銘柄という今の時流に完全に置いてきぼりの銘柄であることから説明がつきそうです。

結論としては、あくまで上げるサインが出た株については、翌日に更に押されたところが絶好の買い場であると言うことです。これが人の行く道の裏を行くことにもなります。

さて、そうした「教訓」を踏まえての明日の注目銘柄です。とにかく、こうなりゃ、逆張りに徹します。

テクニカル用語の簡単解説

1.2432DeNA
 野村21投資ファンドへの組み込み銘柄であることはご存じでしょうか?新興市場からはこの銘柄だけです。今日は押しに押されてOSCも7%も落として39%にまで落ちました。6月12日以来の出来事です。と言うことは、明日の押し目が狙い目ということです。先例にならえば、後10K程下落すればそこは買いかと。

2.2459アウンコンサルティング
 OSCを6%落として36%になりました。放置しておくとズルズルと下げる癖があります。明日は200K割れがあればそこで踏ん張るかどうか?業績は問題ありません。197Kで踏ん張ると見ます。

3.8992日本レップ
 一皮むけてからのレップにしてはもたついております。しかし明日は483Kを割り込んでもそこからの反転エネルギーがあるようなら、復活も間近かと思います。制度信用もない「素浪人株」です。何かと応援したくなると言うものです。

4.9020東日本旅客鉄道
 このところ900K割れをしていない銘柄。今日はOSCを1%コンバージェンスさせての38%終了です。明日はできるだけ904K以下で仕込みましょう。

5.5631日本製鋼所
 ご存じ原発の雄。25MAからは必ず反発する銘柄としても有名。その25MAラインは1880円ですが、今日は1903円まで押されました。このあたりまでの押し目を意識してのエントリー。何しろOSCを6%落としての47%終了は6月27日以来の出来事です。

6.4541日医工
 いわゆるジェネリック医薬品のメーカーです。OSCを5%落としての36%終了です。2010円という直近の安値が見えてきました。明日はここまで落ちれば反発に転じるかと思います。大証の貸借銘柄であることは心のどこかに入れておいて下さい。

7.3101東洋紡
 水処理での環境関連銘柄の一角。しかし地味です。名前が古くさ過ぎます。多分古参の経営陣の間で愛着があるのでしょう。そこは筆者も是非尊重したいと思います。カタカナ社名に変える会社が多い中、大変貴重な志と受け止めます。それはさておき、OSCは+1%の35%とコンバージェンス。344円以下であれば明日は買いか?

8.2371カカクコム
 7月6日に36Kも上げたのは嘘のよう。その前夜の水準まで降りてきました。OSCは何と17%も下げて38%です。これだから今の市場は中・長期投資などしなくなるのですね。ともあれ、300K割れがあってからの明日の反発に期待しましょう。

9.6764三洋電機
 筆者が先日190円割れがあれば買いたいと言っていた、その水準まで来ました。明日は187円割れがあっても、最悪183円あたりで下げ止まればそこは絶好の仕込み時かと。

10.3569セーレン
 いわゆるタカさん銘柄。OSCはこの株にしては低い49%まで5%下落。1180円が底と認識されれば、そこからの買い上がりを期待。

11.4293セプティーニ
 この株も珍しくOSCを33%まで落としました。前日比6%のダウン。明日は124Kの攻防で下に行けば行くほど買い場到来か?

以上です。持ち越しは引けに買い直した2138ウェブドゥジャパンと6269三井海洋開発のみ。逆張りに徹するといいながらもプラ転を確認しての買いでした。凶と出るか吉と出るか?いずれにしても明日からは逆張りに徹します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

分かっちゃいるけど駄目

2007-07-18 11:21:27 | 株に出会う
その日の雰囲気を読むのは、かなりの修行がいるようです。

今日は寄り付きから先物がシカゴのCMEよりも60円安で始まりました。この段階で少なくとも前場は下げると判断しなければなりませんでした。案の定先物は戻す気配がなく、程なく急な下落を開始してついに18000円割れまで演じる始末です。

その過程で、できるだけ早く特に貸借銘柄については損切りを実施すべきところ、つい安易にリバウンドを期待して結局は最悪に近いタイミングで処分。8874ジョイントは-110円の3700円で、3845アイフリークは-9Kの272Kでです。

その後、2138ウェブドゥジャパンを194Kで買ってそのまま保持しているものの、前場は今のところうまく言っておりません。

そうこうしているうちに、3850NTTDIMや3840イーキャッシュ、それに2389オプト(これは今日は強かった)が既に値を飛ばしておりました。まるで下手なドジョウ掬いとはこのことでしょう。

動く銘柄とそうでない銘柄の濃淡も激しいものがあります。動く銘柄は動いてから買いに入っても今の相場では勝負は五分五分。動かない前に買うのが最も良い戦術ですが、それには的を絞ってのエントリーしかありません。これは頭では分かってはいるのですが、複数の銘柄の朝一番からのあわただしい値動きに翻弄されて、ついつい時期を逸してしまうのですね。

このあたりのタイミングを何とか克服しなければなりませんが、その都度値動きのパターンが異なりますので、色々と考えているうちに我を忘れてしまいます。

まあ、じっくりと日々反省しながら「スキル」を身につけていく以外にありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする