株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(7.5.07)

2007-07-04 17:06:25 | 明日のモニタリング銘柄
後場は市場のチャート曲線だけ見ると、横ばいで膠着しているように映りましたが、その膠着に耐えられずに脱落する銘柄が、特に直近IPO群に多かったようです。直近といっても、今年の春以降の銘柄です。膠着していたかに見えたその理由は、お金持ち新興銘柄である、DeNA、フルヤ金属、M&A兄弟、ミクシーなどが後場に爆上げしていたのが効いていたようです。ここまで株まで二極化するものですかね?世の中に合わせるのもほどほどにして欲しいと、やっかみ半分に思います。

そうしたお金持ち株のお陰で、OSCで見ると各市場とも上げております。日経平均が+2%の54%、マザーズ指数が+1%の52%、ヘラクレス指数が+3%の51%です。

持ち越しは2985円の底が固いと見て引け際に買った9037ハマキョウレックスと、直近IPOの中では切り返し顕著だった2148アイティメディアの2つのみです。ハマキョウは残り5分で底抜けとなってしまいました。1部の兵は5円安で逃がしましたが、残りの兵は逃げ遅れです。明日火傷がひどくならなければよいが。後5円の下落で昨年安値に並びます。5月15日に四季報予想を上回る来期見通しを出したのが嘘のよう。明日は何とか敗残兵を救い出さねば。

後は場中に6674GSユアサを売りで少々稼いだのみでした。

とにかく春以降に上場のIPO銘柄は悲惨な状態になっているようです。あの2151タケエイもついに、あれだけしなやかな竹が折れた感じです。明日、下記に挙げたような銘柄群の逆襲がなるかどうかが焦点の1つです。

と言う訳で、今日のことは忘れて明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.NTTデータイントラマート
 明日が本当の勝負です。602Kが固いかどうかです。OSCは+3%の27%とコンバージェンス。この株が復活すれば新興市場は少しは明るくなるでしょう。

その他、直近IPOでOSCが20%台にまで急落した銘柄。

・2152幼児活動研究会 27% 上場来安値更新
・2150ケアネット 24% 上場来安値更新
・3844コムチュア 25%
・3845アイフリーク 28%
・9381エーアイティ 27%
・3841ジーダット 22%

これらは、OSCをコンバージェンスさせておりませんので、明日は更に押される見込みが高くなっております。

OSCが20%台ではありませんが、上場来安値を更新した次の2銘柄も注目です。

・2154トラストワークス OSC30% 公募割れ
・3846エイチアイ OSC30% 公募割れまで23K

しかし、悪くない業界なのに何でここまで落ちるかねぇ~。

2.4062イビデン
 原子力銘柄ほどの派手さはありませんが、新値追いの電子部品関連銘柄がこれ。ついに8180円です。OSCは前日同値の57%です。ハマキョウレックスなどに目を付けずに、こうした青天井の銘柄で行けるところまで行くのが今の相場かも知れません。

3.8423フィデック
 今日は不動産銘柄が持ち直した筈ですが、新興系列に見られているせいか、この株はまだ押されました。OSCは39%となり、6月12日の38%に後1%に迫っております。167Kという安値を5月18日にマークしておりますが、明日ここまで降りるのか、それともいきなり反発しての意地を見せるのか注目。今日の9436沖縄セルラー電話のように、押されすぎるとそれなりの買い戻しの反発もあるかと思います。

4.3840イーキャッシュ
 最後に、明日もし新興市場が持ち直すとすれば、この株に注目します。OSCを10%も落としての32%です。492Kという今日の安値は底抜けた感があります。明日はどこで下げ止まるかが焦点です。460Kあたりが1つの目安と見ます。

以上です。明日は、今日虐げられた株達に幸あらんことを祈ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発銘柄の動きにはついていけない

2007-07-04 11:21:29 | 株に出会う
まだ原発銘柄の一角が賑わっております。
しかし、木村化工機にしても岡野バルブにしても、寄り付きは大幅安です。既に高値圏のため、利益確定しようという力が勝ってのことですが、それにしても、岡野バルブなど、そこが寄り底だったとはどういう了見から判断すればよいのか?
こりゃ、消防服など身に纏っていては動きが鈍くなり、とてもとてもついて行けません。しかし、その火事場に素っ裸で飛び込む勇気というのは、一体どうすれば身に付くのでしょう。つまり命を賭ける覚悟がないと駄目ということですね。そんなこと、一介の株に対して出来るもんですか!!

ところが我が家人は6466トウアバルブでそれをやってのけたようです。他にも西華産業やエネサーブでも。いずれも落ちたところを突っ込み買いをし、10Kも抜かないうちに瞬間早売りという、いつもの安直な芸です。

今日のところは、リバウンド狙いの方々がまだ大勢いらっしゃったので、鴨をしょったネギ、いや、ネギをしょった鴨にはかろうじてなりませんでしたが、これがタイミングを逸すると、この前の造船株ブームの祭りの後の時のように、皆が手仕舞いに入っているのに、ノコノコとまた獲物を狙って出没したお陰で逃げ遅れて、それまでの安物の戦利品を全て失うばかりか、質草を銭に代えて手にした虎の子の資金まですっかり失う始末です。

そういう時は黙っているので分かります。

さて、新興市場の主力銘柄は軒並み安値圏にまで落とされております。今の段階で手を出すことは、強者どもが後にした戦場に参上するようなものです。少しのリバウンド狙いで、我が家人と同じような方々が時折出没するようですが、いずれも懐具合が苦しい方々ばかりです。そうした「貧乏人」と一戦を交えて勝ったとしても、たかだか知れております。

と言う訳で、筆者も一部銘柄の押し目株に買い指しをしておりますが、今のところ約定なし。上に持ち上げる強力なエネルギーに欠けるようです。そのため、仕手株が賑わっているのでしょう。

それでも日経225平均のOSCは+4%の56%です。まだ強気が勝っております。マザーズ指数は-1%の50%、ヘラクレス指数は+2%の50%と一見高値圏で浮遊しているように見えますが、個別株を見るととても買えたものではありません。

今の天候と同じで、いずれ梅雨が去って気持ちのいい青空が見えるまで、読書にでも励んでいた方が良いのかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする