金曜日のNY株は乱高下。やはり時を代え相手を代えて、サブプライム問題がじわりじわりと投資家心理を浸食してきたようです。第二幕になりかけているのは、いよいよサブプライム証券の損失計上へのSECの調査に見られるように、「事件」への展開になりかけているためと思います。
そもそもサブプライムの貸し出し手法そのものが、略奪的貸し付けだったとすると、いずれ源流に遡って司直の手も入ることになるのでしょう。
転売可能なプライムローンは別にして、サブプライムとオルトAの貸出残高は住宅ローン10兆ドルの四分の一の2兆5千億ドルにもなります。8月の差し押さえ件数は前年の倍の25万件と控えめですが、ローン利用者の金利の上がる厳しい局面は来年にかけて到来します。来年以降が本番というわけです。
このこげつきに対して、レバレッジを効かせて簿外資産として巨額の投資を行ってきた証券会社や投資銀行、そしてヘッジファンドへの影響が、時を経るに従い露出するのは避けようがないでしょう。
さて、本来なら雇用統計の良さで200ドル程度の爆上げもあってもおかしくないNYダウは、かろうじて水面上だけに浮上。雲行きがおかしくなってきていると見てよいかと思います。シカゴCMEは大証比で20円高の16510円を回復して終わっておりますが、節目の16500円を明日は割るのかどうかが焦点です。後は、主力市場の大きな調整にもかかわらず、マザーズ指数が金曜日はプラス終了と健闘しておりますが、こちらが明日もプラス圏で上昇するのかも注目。OSC面では当然ながらマザーズ指数は+2%の51%と上げ気配です。ヘラクレス指数のOSCは-1%の50%ですが、ほぼ横ばいと見て良いかと思います。
そうした下落基調の不安定な相場を睨みながらの、明日のモニタリング銘柄です。個別指標の解説はくどいので最低限にします。
1.3856リアルコム
316K、306Kの安値抵抗線から反発できるかどうか?
2.1412チャイナボーチー
金曜日は久々に買い上がりあり。もう一度200K台前半まで押されれば面白い動きがあるかも知れません。RSIも17%まで下落。
3.3842ネクストジェン
また10月22日の安値まで下落。明日再度押されたところからの狙い目。
4.8936リプラス
OSC切り返したがまだ48%と高め。もう少し調整して133K近辺まで落ちるのを見定めるかどうか。
5.4238ミライアル
更に下落。まさに底が見えません。テクニカルには分割後の最低値をマーク。この株、いきなり高く始まる傾向にあります。とにかく投げが収まるのを待つ以外にありません。目途はOSCで10%台か。今でも23%と超格安レベル。
6.9433KDDI逆張り
とにかく値動きに落ち着きがありません。100万円を巡って悠然としていたのが夢のよう。814Kという9月26日の安値の攻防から落ちるのか昇るのか?6月頃の再現があれば、もう一段の下落もここ数日は覚悟して置いた方が良いかも知れません。但し、一時的には戻すはずですので、そこにうまく乗じることです。
7.6378木村化工機 逆張り
一度に下げきらないため、だらだらした下降線を描いております。OSCもまだ?40%です。しかし、これは10月9日の36%以来。指数値があと20円ばかり下がれば底打ち気配濃厚ですが、後ひと息の水準にまで来ていることは確かです。しかし絶対額で1000円割れがないと、今回の下落局面は厳しいのかも知れません。そのあたりは高値掴みは禁物。同業界の5631日本製鋼所は後100円の下落があれば申し分のない調整となります
8.5479日本金属工業
ニッケルなどの商品市況銘柄の停滞が続いているようです。この株も3日連続OSCが38%です。440円あたりで自社株買いと思われる買いも入っているようです。RSIも11%まで落ちたここからの下落は拾っておく手か?
9.9132第一中央汽船
海運株の復活が本物なら、この株の上げ余地が最もありそうです。買いは887円以下でできるだけ低いところ。但し、862円が割れるようなら、金曜日に拾った方々の投げもあり、850円あたりまでの調整も不可避か?
以上です。
そもそもサブプライムの貸し出し手法そのものが、略奪的貸し付けだったとすると、いずれ源流に遡って司直の手も入ることになるのでしょう。
転売可能なプライムローンは別にして、サブプライムとオルトAの貸出残高は住宅ローン10兆ドルの四分の一の2兆5千億ドルにもなります。8月の差し押さえ件数は前年の倍の25万件と控えめですが、ローン利用者の金利の上がる厳しい局面は来年にかけて到来します。来年以降が本番というわけです。
このこげつきに対して、レバレッジを効かせて簿外資産として巨額の投資を行ってきた証券会社や投資銀行、そしてヘッジファンドへの影響が、時を経るに従い露出するのは避けようがないでしょう。
さて、本来なら雇用統計の良さで200ドル程度の爆上げもあってもおかしくないNYダウは、かろうじて水面上だけに浮上。雲行きがおかしくなってきていると見てよいかと思います。シカゴCMEは大証比で20円高の16510円を回復して終わっておりますが、節目の16500円を明日は割るのかどうかが焦点です。後は、主力市場の大きな調整にもかかわらず、マザーズ指数が金曜日はプラス終了と健闘しておりますが、こちらが明日もプラス圏で上昇するのかも注目。OSC面では当然ながらマザーズ指数は+2%の51%と上げ気配です。ヘラクレス指数のOSCは-1%の50%ですが、ほぼ横ばいと見て良いかと思います。
そうした下落基調の不安定な相場を睨みながらの、明日のモニタリング銘柄です。個別指標の解説はくどいので最低限にします。
1.3856リアルコム
316K、306Kの安値抵抗線から反発できるかどうか?
2.1412チャイナボーチー
金曜日は久々に買い上がりあり。もう一度200K台前半まで押されれば面白い動きがあるかも知れません。RSIも17%まで下落。
3.3842ネクストジェン
また10月22日の安値まで下落。明日再度押されたところからの狙い目。
4.8936リプラス
OSC切り返したがまだ48%と高め。もう少し調整して133K近辺まで落ちるのを見定めるかどうか。
5.4238ミライアル
更に下落。まさに底が見えません。テクニカルには分割後の最低値をマーク。この株、いきなり高く始まる傾向にあります。とにかく投げが収まるのを待つ以外にありません。目途はOSCで10%台か。今でも23%と超格安レベル。
6.9433KDDI逆張り
とにかく値動きに落ち着きがありません。100万円を巡って悠然としていたのが夢のよう。814Kという9月26日の安値の攻防から落ちるのか昇るのか?6月頃の再現があれば、もう一段の下落もここ数日は覚悟して置いた方が良いかも知れません。但し、一時的には戻すはずですので、そこにうまく乗じることです。
7.6378木村化工機 逆張り
一度に下げきらないため、だらだらした下降線を描いております。OSCもまだ?40%です。しかし、これは10月9日の36%以来。指数値があと20円ばかり下がれば底打ち気配濃厚ですが、後ひと息の水準にまで来ていることは確かです。しかし絶対額で1000円割れがないと、今回の下落局面は厳しいのかも知れません。そのあたりは高値掴みは禁物。同業界の5631日本製鋼所は後100円の下落があれば申し分のない調整となります
8.5479日本金属工業
ニッケルなどの商品市況銘柄の停滞が続いているようです。この株も3日連続OSCが38%です。440円あたりで自社株買いと思われる買いも入っているようです。RSIも11%まで落ちたここからの下落は拾っておく手か?
9.9132第一中央汽船
海運株の復活が本物なら、この株の上げ余地が最もありそうです。買いは887円以下でできるだけ低いところ。但し、862円が割れるようなら、金曜日に拾った方々の投げもあり、850円あたりまでの調整も不可避か?
以上です。