株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.13.07)

2007-11-12 18:45:00 | 明日のモニタリング銘柄
後場が引けてからも、ダウの先物はまだ軟調です。12月限先物は13005ドルとなっており、9日の終値比で37ドル安。イギリスのHSBCがサブプライム関連引当金を24億ドル積み増しする可能性ありとのニュースなど、まだサブプライムの問題を引きずっております。そりゃそうでしょう。住宅の延滞は来年にかけて本番を迎える訳ですから。その前の今の段階で事が終息する訳はありません。

今日の東京市場も大変でした。後場の寄り付きから為替が110円を切るのと呼応して、先物が大幅ギャップダウンで始まりました。一旦、15000円を割り込んだ時はどうなることかと思ったのですが、そこからはすかさず買いが入って、概ね大引けにかけての切りかえし基調で終了でした。この切り返しで先物のOSCは+9%の43%までコンバージェンスしました。14970円まで落ちた時のOSCが27%でしたから、これは大きなリバウンドと言えます。注)筆者の入力ミスがありました。前日同値の34%が正しい数字です。お詫びして訂正します。11月13日午前7時半

日経平均を見ていてもこの動きは見えません。OSCは-1%の31%と沈んでいるからです。但し、日経平均のOSCの今年の底値は8月17日の30%であったことを思い出す必要があります。つまり、OSCで見る限りかろうじて、底割れしていないのです。

こうした先物、そして日経平均の動きから大胆に予測します。今回の下落局面は一旦底打ったのではないかと。

その先兵たる新興市場はもっと極端です。マザーズ指数のOSCは+7%の43%、ヘラクレス指数のそれも+5%の42%となっております。

なお、ドル・円の下落の目途は109.8円ですが、現在110円を回復して110.44円あたりで推移しております。これも材料の1つです。もちろんこの後、怒濤のドル売りで円高が更に進行する可能性もありますが、ユーロ・ドルは18時43分現在1.4592ドルとなっており、結構な下落中です。もちろん、ゴールドもユーロ・ドルの動きに完全にリンクしておりますので下落中です。そうした中で、ドル・円だけがこの後独歩高となるとは今の状況からは考えにくいのですね。

そうした為替と先物の動きを見て、今日の三菱マテリアルの失敗に懲りることなく、再度引けにかけて4997日本農薬だけ仕込みました。この株、実はこれからの食糧難・環境問題に関連するストラテジックストック(戦略株)と言えます。26週移動平均にタッチした今日、そこからの反発を期待しての買いです。

さて、そうした中での明日のモニタリング銘柄です。

1.2159フルスピード
 新興が復活するならこの株も一緒でしょう。11月7日にOSCは30%で底を打っております。今日は+40Kの39%と伸ばしております。

2.3236プロパスト
 やはり地力があります。状況の変化に合わせて強化するビジネス分野を変幻自在に変えているようなのです。それだけの柔軟性がある経営者がリーダーとして率いているのは心強い。ここは明日も引き続き注目。

3.4238ミライアル
 プロパストとほぼ同じく25日MAからの乖離率は23%もあります。今日はさすがに4000円割れからは急激な切り返しでした。まだOSCは+12%の29%です。

4.8411みずほフィナンシャルG
 金融株が軒並みOSCを20%台でのコンバージェンスを示現。明日あたり、下げ一服感からの上昇もありか?しかし、GUして始まるケースが多いので明日での参戦はNYダウがあまり上げないことが条件。

5.5405住友金属工業
 鉄鋼株の中でも住金はOSCが26%から30%へとコンバージェンスして切り返す気配です。

6.7974任天堂
 この株のOSCの30%台というのは8月17日以来のことでした。今日はさすがに40%にまでコンバージェンス。明日が正念場となります。為替が円安方向に振れることが条件です。

7.6920レーザーテック
 これも半導体業界の不振から売り込まれております。OSCは今日で+5%の39%で売買判断指数も90%と前日より落ちたこの局面は拾っておく手か。

8.7003三井造船
 これも自律反発の域まで売り込まれております。OSCは+2%の39%とコンバージェンス。

9.7718スター精密
 為替を115に置いているため、このところの円高で値を崩しております。しかし、OSCが29%、RSIが18%にまで落ちたここからはリバウンド狙いです。

10.5302日本カーボン
 9ヶ月決算で前年度より伸び率鈍化との見通しから、ここまで売り込まれてきております。しかし、OSCも+4%の3%とコンバージェンスし反転体勢にあります。

11.4617中国塗料
 10月25日に上方修正してからの調整度合いが激しくついに今日は1213円まで売り込まれました。その下は8月22日の1141円しか待ちかまえておりません。ここはOSCも+4%の38%とコンバージェンスしており、一旦切り返し基調に戻るのではないかと注目です。

以上です。
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木村の反逆にあう

2007-11-12 11:14:52 | 株に出会う
やはりこうした押し目の日は、6378木村化工機は地力を発揮しますね。そこのところをチョイと甘く見過ぎておりました。前場引き際に1005円の売り指しがいとも簡単にかっさらわれてしまい、1022円まであっという間の上昇です。この間、先物は下降トレンドに転換中。さすが名うての仕手株です。

先物が下降トレンドになっても、下げないのでおかしいとは思っておりましたが、11月7日にOSCで23%にも押されて、その後RSIも14%まで押しに押されていた株にとっては、今日の1000円割れは絶好のリバウンド狙いだったのでしょう。地合には関係なくこの株は動くということをすっかり失念しておりました。

後場の様子を見ながら適当なところで撤退となりそうです。

さて、先物は前場の終わりにかけてピーク値を付けた後、緩やかに下降中ですが、ゼロ値近辺では一旦セオリー通りに反発の体勢を見せました。この時、仕手株の木村化工機が勢いづいてしまったのです。

OSCは一時は28%まで落ちましたが、その後32%程度に切り返して、前場終了では前日比-4%の30%ですから、前日比-5%の27%と落とした日経平均ともどもまだ下を窺う形ではあります。日経平均も8月17日の安値を下回ってしまったので、ここはそう大きなリバウンドを見せるとは思えません。

あくまでもNYが明確に下げ止まらないと、総悲観に陥りがちな日本市場は立ち直りが遅いということになりそうです。ましてや円高も進行中であり、110円割れも見えてきております。

前場は1つだけ買いで持ち越していた5711三菱マテリアルも579円で損切り、悪の枢軸のような仕手株木村化工機での売り玉だけという、最悪?の状態です。あまり、地合に逆らわずに無理をしないで後場は一旦体勢を立て直そうかと思っております。

最後の新興市場ですが、銘柄毎の斑模様はありますが、全体としては、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに底を脱しての揉み合いに終始しているようです。OSCを下げておりません。マザーズ指数はむしろ1%上げているくらいです。2150ケアネットの値動きがそれを象徴しているのかも知れません。3845アイフリークや3840イーキャッシュが狂い咲きしているのは、どうも解せませんが。。。
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