株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.28.07)

2007-11-27 20:52:23 | 明日のモニタリング銘柄
今日も波乱の1日でした。明日は一体全体どういう風が吹くのか全く分かりませんが、風雲急を告げていることだけは分かります。

NYダウのこのところの下げで、次回FOMCでの0.5%の利下げ確率が20%に上昇しているようです。どこまでもアメリカ人というのは株価を気にするようです。それはそうですね。日本人とは比較にならないくらいに株式に投資しているのがアメリカという国です。401Kのこともあるでしょう。住宅が駄目になりそうならせめて株だけでも上げて欲しいようです。そのためなら、インフレなど屁のカッパか。インフレでドルの価値が下がれば、借金も軽くなるので歓迎なのでしょう。そして輸出でリカバリーする戦略も見え隠れしております。

さて、マクロ経済がどうであろうと、毎日の相場では何としても勝てる技術を確立することが必要です。そのための明日のモニタリング銘柄です。

1.6255エヌ・ピー・シー
 変調継続中。OSCも31%に2%ダウン。RSIは19%で9月18日の20%を下回りました。翌19日は1851円まで落ちて、筆者は大けがしました。この再来があるかどうか。いずれにしてもリバウンド待ち。

2.6263プロデュース
 公募の癒しがそろそろ終わったのかどうか?OSC面では昨日の36%を底に40%まで回復。買い戻しの動きかも知れませんが、ここから300K割れになれば、それはそれで良し。一体この株をどうしたいのか自分でも不明。。

3.3823アクロディア
 新興が切り返したならこれも再度の上げに転じるかも知れません。まずは300Kが奪還できるかどうか?

4.4644イマジニア
 来期見通し据え置きでの失望売りでここまで下げました。5月に1400円台という値段がありますが、ここら辺で下げ止まるかどうか注目。

5.7003三井造船
 造船は相も変わらず低迷しておりますが、ここまでくるとそろそろか。OSCもコンバージェンスし43%と反転。

6.3402東レ
 これは強気銘柄。874円をクリヤーできれば900円も見えてくるかと。今日も押されてからの反発力は強かったようです。

7.5310東洋炭素
 まだ落ちきっていない感はありますが、この株としては珍しくOSCを36%にまで落としております。明日の押し目狙い。

8.6624田淵電機
 ようやく底から這い出しかけているようです。ひと頃より出来高が激減しているのは心配ですが、まあこのあたりが頃合いが良いのかも知れません。まだPER12.46倍。

9.5563日本電工
 今は底値を固めている段階か。三菱UFJ証券の目標株価は2200円ですが、これはPERが19倍の今では、いかにも遠い目標のように聞こえますが、もっと市況が上向くとでも思っているのか?それとも単なる贔屓の引き倒しか?しかし、なぜこの株を贔屓にするのか?

10.6519エネサーブ
 あまり相場が面白くない時はこのバクチ株でもいかがでしょうか?それでも通期利益を1.1億から3.4億に11月5日に引き上げております。バクチ株たる所以はPERが174倍ということと、電力の小売りとセキュリティビジネスを手がけて再建途上という、その胡散臭さからです。

11.9113乾汽船
 この船舶の不振が今の相場を象徴しております。数字だけ見ると9110新和海運の方が売り込まれ方が激しいのですが、この株も25MAからの乖離率では遜色はありません。では何故新和ではなくこちらかというと、指数値が8月10日以来の低さまで落ちているのがこの乾汽船だからですね。新和海運の方の指数値は実は11月21日に底を打っております。

以上です。今日はバラエティに富んだ銘柄が並びました。これなら、新興市場ファンも、重厚長大産業ファンも、船好きの博打打ちも、おしなべて楽しめるのではないでしょうか。
株に出会うからには、こうした多彩な面々を揃えておけば、どれか1つは引っかかるのではないかと。しかし浮かれて、逆に引っかけられないように心せねば。。。
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デイトレで勝つための後講釈を少し

2007-11-27 16:19:36 | 株に出会う
しかしながら、今日の後場の寄り付きの気配は、円安方向への急激な振れのせいでしょうか、前場の終わりに一度は奈落の底に突き落とされた方々が、最後の力を振り絞っての必死の買い上がりの様相を呈したようです。まるで、天から垂れてきたクモの糸に我先にとしがみつくような有様だったのでしょう。

「だったのでしょう」、と他人事のように書いたのは、12時30分のこの高揚した気配値を尻目に所用があって出かけたためです。前場に雪崩に巻き込まれた野村マイクロ・サイエンスは三分の1がほぼ買値で約定は出来ておりましたが、帰宅した時は既に宴は終わっておりました。しかたなく、残りを1550円で損切りました。結果論ですが、これはもう少し地合を見てからでも良かったようです。

今日のこのような動きを見ていると、今の株式市場は、先物に傍若無人に荒らされている賭場のようです。何でここまで極端にGUしなければならないのか?ここは冷静に判断すると、8月以降の世の中はいわゆる金融不安とやらが現実のものとなっております。基本は下落基調です。そうなると、誰しも仕掛け人が考えることは、如何にしてボラティリティを上げて、この下げ相場でうまく儲けるかということです。分かりやすく言うと、ジリジリと、あるいはだらだらと下げるだけの相場なら、既にホールドしている株式の評価損が膨らむばかりです。ここ数年は上げ相場だったので、売り玉の比率は各機関投資家やヘッジファンドも知れていることと思います。

と言う訳で、このような急降下、急上昇の仕掛けが日常的になされるという訳でしょうか。それについていくのは並大抵のことではありません。何しろ、ここが底だというのが誰にも分からないからです。

そうなると、人間の判断は加えるものの、機械的に売買するのがひょとすると一番良いのかも知れません。そこで、今日の反省をタイトルにあるとおりに後講釈して見ます。

例えば今日も冴えなかった4617中国塗料をマーケットスピードの分足のMACDで見てみます。

まず5分足のMACDで底を付けたのが10時前ですが、そこが底とわかったのはほぼ10時頃です。10時ジャストでは1070円あたりでした。この後は5分足では相場の急変に追いつけません。そこで1分足で見ますと、10時3分頃にMACDは既に下方向に急降下です。その時に1085円あたりで素早く売ります。そして、前場の終了時まではだらだらと1分足のMACDは下げ続けます。そして後場を迎えます。後場は何とこの株1075円あたりから始まっているのですね。いきなりMACDは反転上昇です。ここは流れに乗って買う以外にありません。そのピークを迎えたのが1分足では12時45分頃です。5分足だと13時頃となりチョイと手遅れとなります。まあそれでも、1080円あたりで買っておけば、1100円あたりでは売れたことでしょう。

その後は再度だらだらと押されます。問題はこうして押されているケースでは、1分足だと騙しの反転が入り込むことがあることです。13時15分頃にそれがありました。13時半頃に再度1065円あたりまで押されているのです。これを5分足の方で見るなら、13時半頃までは押されている様が鮮明に見えます。その頃、1分足のMACDは再度上を目指した動きとなっております。1075円あたりです。しかし、この押し目は押しが弱かった分、上昇も限られたものになっておりますので、2時頃にピークを付けた時に一旦1080円あたりで撤退というのが正しいのでしょうね。或いは、このような浅い押し目では買わない方が賢明だったかと思います。

以上の教訓と反省をまとめると、

1.ボラティリティの高い相場では、MACDの深押しまでは買いを待つ。
2.その深押しの程度は前日からの流れで見て5分足のMACDで判断する。
3.売り時は1分足のMACDがシグナル線を下回った時で判断する。
4.押しが浅い場合の買い時は、1分足だと騙しに合いやすいので5分足で判断する。
5.そして、売り時は1分足でシグナル線を下回った時とする。

これまでは、1分足ばかりに注意が行っており、騙しに合っておりました。ちなみに、今日の動きを見る限り、相場の先行指標の日経先物については、動きが激しくて、1分足で判断せざるを得ないようです。

しかし中国塗料の分足のローソク足をみても分かるように、上げる時はほぼ垂直のロケット弾の発射と同じです。ほんの数秒の遅れが命取りとなります。この目まぐるしい動きに俊敏について行けない方にはチョイと無理かも知れません。それにPC1台では無理でしょう。筆者も3台使っておりますが、これでも足らないぐらいです。複数の銘柄を同時に追いかけるのは、それこそ神業です。事前に候補を複数絞っておくのは良いのですが、場が始まったら1銘柄かせいぜい2銘柄をこうしたテクニカル指標で追いかけるのが筆者の場合は精一杯です。これは個体差があるかと思います。
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前場の終了前の雪崩に巻き込まれる

2007-11-27 11:18:50 | 株に出会う
前場終了間際の先物に先導されての下げはかなりきついものがありましたね。

新興市場銘柄が一斉に逃げ惑っているのが分かったので、朝から1600円で指していた6254野村マイクロ・サイエンスの買いを取り消したのですが、3秒程度の誤差で間に合わず、雪崩に巻き込まれてしまいました。これがジャスダックではなく、ヘラクレスであれば間に合っていたと思います。その意味では東証やジャスダックのシステムはどうしようもありません。ナスダック並にコンマ秒単位とは言わないまでも、せめて1秒で約定できるシステムにして欲しいものです。

その後一瞬、1600円まで戻して雪の中から青空が見えかかったのですが、ここで咄嗟の売りに出られなかったことが、その後の更なる大雪崩に巻き込まれることに相成りました。
雪の中でもがいていて一瞬青空が上に覗ければ、誰だってひと息付くというものです。もしかしたら「救世主」が現れるのではないかと、自分勝手な想像の1つや2つはしたくなるのが人情というものです。

しかし、株式市場にはこのような都合のよい「救世主」はおりません。のるかそるか、生きるか死ぬかの死闘あるのみ。落ちてきた雪崩に巻き込まれたからといって、誰も助けてくれやしません。それどころか死屍累々たる被害者を踏みつけながらも、なおも自分一人が生き残ろうとする娑婆の世界丸出しが、株の世界というものですね。

これで膠着している為替でも円高に振れて、またアジア市場の冴えない展開で、後場の始まりが悪ければ、14750円を目指す動きとなるかも知れませんが、今回は8月の時と比べて、既に相当程度下げた上に、じりじりと下げている展開から、もう一度だけ、後場には切り返しの動きがあるのではないかと思っておりますが。

日経平均にしても先物にしても、11月19日からはまだ底割れはしておりません。しかし、心理的にも14750円まで行ってしまうと総悲観が漂ってしまい、オーバーシュートする可能性もありますね。

前場は他にも押し目での買いが一瞬早かった4617中国塗料での損切りや8728M2Jの損切りなど、買いタイミングを誤っての下落局面で手をつけたためのミストレードの連発でした。

後場の寄り付きから1時間半程度出かける予定なので、雪の中に残された6254野村マイクロが少々気がかりですが、後場の気配値で「救世主」の到来を待つかどうかを決めたいと思っております。
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