日々のブログでも、各市場のオシュレーター系の指標の解説を交えておりますが、週末は、軽くその週の値動きのおさらいをしてみることとします。
1.NYダウ平均
11月15日にOSCで40%をつけ、16日の金曜日は引けにかけての切り返しで47%に上げました。RSIは11月12日に29%を付けた後は、木、金と33%のままです。安値の12975.11ドルは何とか切り上げつつあるところです。反発の勢いは弱々しく、来週再度13000ドル割れになるようだと要警戒ですが、今のところ弱いながらも切りかえし基調になっております。
2.日経先物
11月13日にOSCで30%を付け、翌日大きく切り返した反動で昨日下げましたが、金曜日では41%となっております。但し、イーブニングセッションで15200円まで下げており、それに伴いシカゴCMEも15190円で終わっております。その15190円で月曜日の先物市場が開始されたとすると、その段階でのOSCは37%に落ちます。しかし、11月30日の30%からはまだ上ですので、こちらはNYダウ以上に回復度が強いと言えます。RSIも13日の24%に対して金曜日は36%です。先物のRSIの24%というのは、8月17日の異常値20%以来の低さでした。
3.日経225平均
11月12日にOSC31%をマーク。その翌日14988円まで落ちましたが、金曜日まで15000円割れがなく、OSCも40%で前日と変わらずとなっております。しかしRSIは金曜日に22%まで前日から7%も落としております。これは8月17日の17%という異常値以来の低い値です。それ以前の8月1日から9日まで、RSIは21%、29%、16%、16%、18%、18%、23%といった底這いが続いておりました。今回15000円割れがあれば、この時の再来があるかも知れません。とにかく15000円割れがポイントです。
4.マザーズ指数
こちらは怖いもの知らずというのか何というのか分かりませんが、結構強い動きを継続しております。OSCは11月7日の31%が底でした。その結果が11月12日の安値781ポイントに結びついております。その800ポイント割れからは、金曜日まで3連騰で54%まで回復しております。今の地合では反発しても一時の82%までの上昇ということはなく、60%から62%程度だと思われます。理由はOSCの底値とその後の安値をベースラインに考えた時、マザーズ指数は10月17日の814ポイントの底値に対して、11月12日の底値が781ポイントとなっており、明らかにダウントレンドの最中にあるからです。NYダウがほどほどに終わっている翌日は銘柄にもよりますが、来週も結構賑わうということが言えそうです。
5.US$/¥相場
OSCは11月9日、10日と連続30%をマークし、12日に109.15円まで落としました。金曜日は前日の33%から41%まで伸ばしております。しかし10月15日の高値の117.92円と109.15円までの8.42円の下落に対してフィボナッチ比率の38.2%戻しの水準は112.36円となりますので、まだ下落バイアスが継続中だと言えます。このところのドル・円相場のRSIは20%から36%の間で推移しております。金曜日は12日の20%から34%まで切り返しておりますが、そろそろ天井圏かも知れません。来週は109円割れがあるかどうか注目。
6.日本国債先物(今週だけ特別に)
これは日本国債10年もののことです。金曜日に何と2006年2月22日以来の137円乗せです。(金利は低下。)株価が下がるとアメリカの長期金利も同様ですが、債券市場に資金が退避するため価格が上昇します。NY債券はG20を前に株価も戻したので、金利は上昇(価格は低下)しておりますので、日本国債も来週は下げる(金利上昇)のではと思っております。この日本国債の値段が最高値を付けたと言うことは、日本の株式市場の先行きに対しての懸念が広まっているという証拠となります。まだ円高懸念もかなり影響しているようです。ちなみに、2006年2月22日の日経平均の終値は15781円でした。その直前に15389.58円の底を付けておりました。
以上です。
1.NYダウ平均
11月15日にOSCで40%をつけ、16日の金曜日は引けにかけての切り返しで47%に上げました。RSIは11月12日に29%を付けた後は、木、金と33%のままです。安値の12975.11ドルは何とか切り上げつつあるところです。反発の勢いは弱々しく、来週再度13000ドル割れになるようだと要警戒ですが、今のところ弱いながらも切りかえし基調になっております。
2.日経先物
11月13日にOSCで30%を付け、翌日大きく切り返した反動で昨日下げましたが、金曜日では41%となっております。但し、イーブニングセッションで15200円まで下げており、それに伴いシカゴCMEも15190円で終わっております。その15190円で月曜日の先物市場が開始されたとすると、その段階でのOSCは37%に落ちます。しかし、11月30日の30%からはまだ上ですので、こちらはNYダウ以上に回復度が強いと言えます。RSIも13日の24%に対して金曜日は36%です。先物のRSIの24%というのは、8月17日の異常値20%以来の低さでした。
3.日経225平均
11月12日にOSC31%をマーク。その翌日14988円まで落ちましたが、金曜日まで15000円割れがなく、OSCも40%で前日と変わらずとなっております。しかしRSIは金曜日に22%まで前日から7%も落としております。これは8月17日の17%という異常値以来の低い値です。それ以前の8月1日から9日まで、RSIは21%、29%、16%、16%、18%、18%、23%といった底這いが続いておりました。今回15000円割れがあれば、この時の再来があるかも知れません。とにかく15000円割れがポイントです。
4.マザーズ指数
こちらは怖いもの知らずというのか何というのか分かりませんが、結構強い動きを継続しております。OSCは11月7日の31%が底でした。その結果が11月12日の安値781ポイントに結びついております。その800ポイント割れからは、金曜日まで3連騰で54%まで回復しております。今の地合では反発しても一時の82%までの上昇ということはなく、60%から62%程度だと思われます。理由はOSCの底値とその後の安値をベースラインに考えた時、マザーズ指数は10月17日の814ポイントの底値に対して、11月12日の底値が781ポイントとなっており、明らかにダウントレンドの最中にあるからです。NYダウがほどほどに終わっている翌日は銘柄にもよりますが、来週も結構賑わうということが言えそうです。
5.US$/¥相場
OSCは11月9日、10日と連続30%をマークし、12日に109.15円まで落としました。金曜日は前日の33%から41%まで伸ばしております。しかし10月15日の高値の117.92円と109.15円までの8.42円の下落に対してフィボナッチ比率の38.2%戻しの水準は112.36円となりますので、まだ下落バイアスが継続中だと言えます。このところのドル・円相場のRSIは20%から36%の間で推移しております。金曜日は12日の20%から34%まで切り返しておりますが、そろそろ天井圏かも知れません。来週は109円割れがあるかどうか注目。
6.日本国債先物(今週だけ特別に)
これは日本国債10年もののことです。金曜日に何と2006年2月22日以来の137円乗せです。(金利は低下。)株価が下がるとアメリカの長期金利も同様ですが、債券市場に資金が退避するため価格が上昇します。NY債券はG20を前に株価も戻したので、金利は上昇(価格は低下)しておりますので、日本国債も来週は下げる(金利上昇)のではと思っております。この日本国債の値段が最高値を付けたと言うことは、日本の株式市場の先行きに対しての懸念が広まっているという証拠となります。まだ円高懸念もかなり影響しているようです。ちなみに、2006年2月22日の日経平均の終値は15781円でした。その直前に15389.58円の底を付けておりました。
以上です。