株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.16.07)

2007-11-15 20:38:06 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場はジリ下げでしたね。本当に弱かった。こうした下降線を描く日はあまり買いに入ってもろくな事はありません。前場に失敗したM2Jにまた買いに入り、-2Kでの撤退です。やけになって下げ基調の仕手株ドアンゴに挑戦するもいつもの買い上がりが見られず、+1K抜くのがやっとでした。しかもこれを3回もやってしまいました。こうなると徒労です。空売りをかけるのが正攻法だったかと思います。

市況はわずか1日でまた下降線です。日経平均のOSCは-4%の40%に、先物も-1%の41%に、マザーズ指数は+1%の47%に、そしてヘラクレス指数は-2%の47%です。マザーズ指数だけが踏ん張っているように見えますが、これもトレンドとしては急降下をしており、明日はOSCを更に下げる気配です。

日経平均は明日は再度15000円割れを試すかも知れませんが、15670円を回復しない限りは上昇基調には転じないのではないかと思います。

但し、夕方現在NYダウの先物指数は13306ドルとなっております。イギリスのバークレイズのサブプライム関連損失額が比較的小幅に留まったとのことで上げに転じたようです。相変わらずのサブプライムでの一喜一憂が続いております。こんなことでは、反転したとしても一過性に終わるのもやむを得ません。

明日のモニタリング銘柄ですが、為替とNYダウの結果に注目しながら、当日の値動きは先物の動きに合わせながら、トレンドとしては上げなのか、下げなのか、それとも揉み合いなのかの判断が益々重要となってきております。そのあたりは十分に神経を払いながらトレードした方が良いかと思います。中途半端な状態でインしてもイチかバチかの勝負となってしまうのがオチかと。

1.2154トラストワークス 下落見定め
 ここ5日ほど出来高を伴いながらの下落で、8月8日につけた170Kの上場来安値が少し先に見えてきました。製造業への派遣という、筆者が好まない業態ですが、200K割れからはそろそろ切り返す可能性もあります。RSIは9%、VR改も8%です。ここ数日の動きを見守るための株です。出来高極小なので注意。

2.4238ミライアル 高値追い
 連チャンで上げてOSCは+5%の44%へと上昇。しかしまだこれまでに押されていた反動からの上げ基調にはあるものと思います。できるだけ今日の終値より低い金額にて買いたいもの。

3.9020東日本旅客鉄道 下落見定め
 もう1日だけモニター。893Kあたりの安値でこのところは踏ん張っておりますが、ここを抜かれると870Kどころまでの下落もあり得ます。この安定株にしては珍しくOSCは37%となっております。これは7月18日以来のこと。

4.4503アステラス製薬
 4840円を明日割り込むようだと、再度4720円の安値の攻防となりますので、その場合は降りることになります。ということはつまりプラスで始まらないと上昇浮力がつかないことになります。それでも4740円以下にまで押されれば反転するのではないでしょうか。

5.6492岡野バルブ
 今日の830円あるいは8月31日の820円を巡る攻防。日中は死んだような動きの株です。いつ生き返るのか定かではありません。しかし意外にテクニカルには反応します。とにかく下げきるまでは手を出さないこと。値幅も大きく上値を追っても、気がついたら誰もついて来ておりません。バルブの栓を閉められたらもうお陀仏するしかありません。

6.6871日本マイクロニクス
 明日は2660円が割れれば、9月25日の2500円に向かっての調整が入るかと思います。持ちこたえれば脈あり。しかし出来高がまた閑散としてきました。閑古鳥が鳴く間は脈はないかも知れません。

7.6463帝国ピストン
 8日に来期は四季報を上回る決算を発表。EPSは106円となり、PERはまだ10倍少々。OSCも+1%伸ばしての55%ですが、この株にしてはまだ低め。まずは1100円乗せがあるのかどうか。

8.5707東邦亜鉛
 やっとCRB指数の改善から安値割れを回避しての878円終了です。ここからが勝負所となりますが、再度今日の安値近辺で踏ん張れるかどうか明日は注目です。

以上です。特に最初の3銘柄は銘柄の横の注釈に注意。上げすぎからの下落調整途上にほとんどの株が陥っておりますので、今日の後場のように地合に押されれば、軒並みあえなく沈没ということにもなりますので、そこは十分にご注意下さい。
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下げ基調で前場は終わる

2007-11-15 11:16:36 | 株に出会う
NYダウが昨日は引けにかけて下げた雰囲気から、今日は小安く始まるかと思いきや、先物も日経平均も高く始まりました。新興市場はその逆で小安く始まっております。

ドル・円は111円50銭を挟んで比較的落ち着いております。今日は15500円の攻防を想定し、一度は破られたものの、その後切り返してきたので、M2Jや日本農薬、そしてプロパストなどを仕込みましたが、M2Jは地合が上昇中なのに下落途上を掴んでしまい、逆に日本農薬は一気に動意付いたところを高値で買い上がり、それを逃したところを喰い逃げされるという、最悪のパターンでした。唯一うまくいったのは、じっくりと底値からの反転を狙って142Kで仕込み144Kで売り抜けたプロパストのみです。

やはり「慌てる乞食はもらいが少ない」の格言通りでした。別に沢山もらうつもりはないのですが、やはり我先にと殺到する様子を見ると、人間は内心穏やかならざるものが頭をもたげてくるものです。これが業というものでしょうね。

この業に打ち勝つのが株式トレードの難しいところでもあります。それというのも、たまたまこのような素早い業のなせる技で、一瞬の上げ相場を捉えて、ものの数分で勝ちをものにすることがあるためです。

冷静に考えると、これは市場が過熱気味にあるときの上げ相場でのことですね。今日のM2Jのような下げ基調の株や、まだ病み上がり状態の日本農薬のような株についての、買い上がりや底値拾いは厳禁です。むしろ、今日は鉄鋼などが好調だったので、朝から監視していた5711三菱マテリアルをなぜ早い段階で拾わなかったのかと後悔しております。あるいは特買いで始まっていた地味系の4238ミライアルや、最後の押し目から反転した6779日本電波などです。

済んだことは致し方ありません。後場はもっと気をつけて迂闊なエントリーは避けるよう、またまた精進に励む以外にはありません。

テクニカル面からいうと、マザーズ指数が今は爪を隠した状態かも知れません。何かのきっかけにして反転する可能性があります。むしろ、プラスを継続している日経平均の方が押され気味に終わっております。15500円割れが後場にあれば、両市場ともに今日は様子見、あるいは昨日上げすぎたその調整日という位置づけとなりそうです。

少し先を見れば、何度もこのブログで触れている、黄金分割比率(フィボナッチ比率)での15670円の回復がない限り、基調転換とはならないと思います。
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