株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.20.07)

2007-11-19 21:34:31 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、今日の後場の寄り付きからの下落は思った以上に激しいものがありました。かろうじて、先物にしても日経平均にしても先週金曜日の安値割れを回避しましたが、後20分ぐらい場の時間があれば、それも割り込んでいたであろうと思います。

非常にセンチメントは悪化しております。前場には踏ん張っていたかに見えた任天堂や東芝、そしてホシデンなど、すべて後場は売り込まれました。

これで先物のOSCは-1%の39%、日経225平均は-3%の37%、マザーズ指数に至っては-10%の44%、ヘラクレス指数も-10%の44%です。

これで今晩NYダウが下げて、為替が円高にふれての110円割れを起こせば、日経平均も15000円割れは確実の情勢となってきました。

後場は、一歩遅れて6330東洋エンジニアリングを625円で仕込みましたが、怪しい雰囲気が漂い出したので同値撤退でした。これが今日唯一のトレード。15000円近辺からはいつ反発に転じるかも知れず、またここまで落ちてからの空売りは幾ら何でも出来ませんでした。それに、売りから入るのはどうも性に合っていないようです。リバウンドを狙っての買いから天高く舞い上がる、その快感に及ぶべくもありません。

さて、明日は15000円割れならいよいよ下落に勢いが付くものと思いますが、果たしてこの崖っぷちからどうなるのか興味津々ではあります。しかし下落一途ではどうも気勢があがりません。何とか、押されるにしても大きなリバウンドを見せて欲しいものです。

そうした期待を込めて、押しに押された優良銘柄を見出すための明日のモニタリング銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.2150ケアネット
 11月1日に214Kを付けてから地合に押されております。明日は150Kというこの株にとっての直近の底値を割るのかどうか注目。OSCは-14%の35%ですので、チョイ売られすぎの様相です。いずれにしても安値割れがなくなるまでは静観もありかと。

2.9984ソフトバンク
 久し振りにこの株を取り上げます。OSCは-8%の42%と良くはありません。11月13日の39%を割るようなら見送りですが、指数値が10月5日以来の低水準まで落ちております。2360円がその時の終値ですが、明日は一度このあたりまで落ちてから切り返しがあるのかどうか注目。地合が悪ければ再度2000円割れもありますので、そこは注意。

3.5411JFEホールディングス
 崖っぷちの鉄鋼株からこれを取り上げます。指数値は1年前の水準まで低下しております。OSCは30%であり、11月12日の28%からはまだ底割れはしておりません。明日底割れしない保証はありませんが、安値更新中のこの株を鉄鋼株の中では押されすぎとしてノミネーションしておきます。しかし、こういう弱い銘柄が地合の影響をいの一番に受けたりするのですよね。

4.6492岡野バルブ
 まだ下値を切り下げておりますが、700円割れがあるようならもう非常事態ですが、明日は705円あたりで下げ止まるかどうか注目です。OSCは+1%の35%とコンバージェンスしてはおります。

5.6581日立工機
 10月25日に上方修正してから2125円まで上げましたが、今日は指数値も10月24日よりも少し下げる水準まで押されております。OSCも-7%の37%は11月13日の34%以来のい水準。明日は1800円割れからの反発に期待。

6.4548生化学工業
 地味ながらOSCは+4%の35%にRSIも+1%の42%へとコンバージェンスさせております。今日の1226円で当面の底を打ったとすれば後は反発に転じるのみ。

7.6762TDK
 しかしこの株も押されたものです。指数値は一昨年に記録を取りだして以来の最低値です。OSCは前日同値の39%ですので、そろそろ底打ち気配か。

8.4704トレンドマイクロ
 最高益をマークしながらもこのところ押されて16日は4000円まで行きました。今日はその安値は割ることなく+30円はこの地合では健闘した部類か。OSCは前日同値の29%と低水準。明日は切り返しに転じるのかどうか注目。ご存じのウィルスソフトの一角。

9.6624田淵電機
 明日は313円という直近安値に近づいたら一旦買いか。OSCは-12%の30%まで下落。あの一時は飛ぶ鳥を落とす勢いのこの株がここまで凋落するとは。ファンダメンタルズに基本的な変化はないはずですが、通期の伸びが鈍ったからといって、ここまでの調整があるとは。野村が一時的に401円で買ったのであやが付いたのか?任天堂銘柄はご本家以上に調整中。

10.4617中国塗料
 1201円まで押されておりますが、まだ底割れは回避しております。1100円台に落ちれば落ちるほど反発のエネルギーは溜まるはず。RSIも14%まで急落。

11.5491日本金属
 OSCは-8%の35%にまで落としておりますが、まだ11月9日の31%に対しては底割れを回避中。安値割れが明日はないようだとここらで反発か。

以上です。

どれもこれもテクニカルにはいい形になるまで押されておりますが、ここからはもう一段の奈落への転落があれば、一旦反発はしそうな形勢ではあります。
しかし、21時半現在ドル・円はジリジリと下げております。110円26銭どころです。夜間に110円割れがあればもう今の相場は風雲の灯火かと。しかし、今のこのような情勢で、長期投資の神様、澤上ファンドは一体全体どういったスタンスで望んでいるのでしょうか?少々興味がありますが、この先下げるのが分かっていて買い増すのかどうか?9月頃彼の話を聞いたことがありますが、4つほどの理由を述べていて、相場の先行きには自信を示しておりましたので、多分買い増しを行っているのでしょう。
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落ちるナイフは拾えず

2007-11-19 11:16:00 | 株に出会う
今日は寄り付きから先物が少しばかり高めに始まり、その後15310円まで上昇したため、すわっ、リバウンドかと思わせた買い方を、まとめて悲劇に落としこみました。こういうの、一網打尽とでも言うのでしょうか?チラリズムの典型とでも言うのでしょうか?

いずれにしても、人間の心理の裏を巧みに突いた見事な先物の動きでした。

しかし、9110新和海運などまさにこの典型でしたね。まるでマリアナ海溝へ船体が沈んでいくようでした。もうこうなると、8月17日の906円という安値が唯一の儚いブイとなりますが、ここを抜けるともう深海へ深海へと落ち込む以外にはありません。

今の先物などの動きを見ていると後場は果たしてどうなることやら。

業績の良い6330東洋エンジニアリングも筆者が売った値段をも下回っておりますので、つい手が出そうになるのですが、マリアナ海溝の急峻な深海の山々を、この強い海底の圧力のもとから抜け出すためには、自らが深海魚にでも変身する以外にありません。そんな芸当出来る訳はありません。ここはお得意の海洋技術でも自分から使って貰って、何とか最新の深海船を手当てしてでも、海上に出て貰う以外にはありません。

モニタリング銘柄の中で比較的踏ん張っているのが、7974任天堂、6804ホシデン、6502東芝、3236プロパスト、それに21日中間決算の5202日本板硝子といったあたりでしょうか。

まあ、こうした比較的力が残っている銘柄でないと、今の逆風に耐えることは難しいのかも知れません。

そう言う次第で、前場はノートレードの様子見でした。持ち越しもなし。
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