今日も、後場の13時半過ぎから為替が円高に振れると共に、先物が急降下です。それに呼応して個別株もまさに阿鼻叫喚の様相を呈しました。
19時45分現在、その為替は113.12円とますます円高が昂進しております。それに反比例して、金の価格は1オンス841ドルです。昨日の今頃は820ドルをマークしていると書きましたが、1日で20ドルの上昇は異常とも言えます。もちろん、ユーロ・ドルも更に上昇中です。円高と金高のこのような又割き状態は久し振りです。円換算するとあまり変わらない価格かと思います。
後場の急落局面では4勝0敗でした。もちろん買いオンリーです。少しはリバウンド狙いのこつがわかってきた気がしております。持ち越しは、この地合ではもちろんなしです。
さて、いよいよドルの崩壊とも言える現象の訪れとともに、株式市場も風雲急を告げてきました。ここからどう立ち回るかがまさに正念場です。
日経も先物もまだ調整が足りません。10月24日、25日あたりのOSCの35%前後をベースラインとすると、今日はまだ42%と46%です。後10%程の地獄の調整が待ちかまえているのかも知れません。但し、RSIはそろそろ底に届いておりますので、一気に行くとは考えられないかと思います。
今日の地合でも昨日押されすぎた銘柄はプラス終了か、マイナスでも軽微なマイナスで終わっておりました。それなりに投げが出尽くすと後は自然と買い上がりがあるものですね。
明日のモニタリング銘柄も、こうした押されすぎの銘柄に絞ってスクリーニングを行いたいと思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.3856リアルコム
OSCが25%→27%で+9K終了は今日は健闘した部類でしょう。一体誰が拾っているのかいささか気になりますので、会社の内容を少し見てみました。いわゆる全社情報共有基盤管理(ECM)というソフトを開発・販売している会社でした。そして、このソフトウェアのライセンスビジネスが4割を占めております。これでかなり納得しました。
ECMはこれからの企業にとっていわば生命線とも言えるナレッジ情報システムでしょう。何故なら、これからの企業は一人一人の社員の力を如何に結集して、1+1=3の力を出せるかが勝負となるからです。分かりやすく言うと、医者と弁護士と技術者を一緒にしたような社員をシステムのバックアップの元で相乗的に沢山作り出せるかどうかが、これからの企業の生死を決すると言えるからです。
この会社のECMが果たしてこの領域まで達しているのかは定かではありませんが、もし本当に良いものなら経営者は喉から手が出るほど欲しいものでしょう。そうした将来性を見込んだ先駆的な方々が、公募付近まで落ち込んだこの株に狙いを付けているものと思います。
2.2150ケアネット
中間決算の好調で一旦灰汁抜けたかに見えましたが、この需給の悪化にはひとたまりもありませんでした。しかしながら、指数値はこれで4月20日の上場以来の最低値に下落。OSCも-6%の33%に低下。RSIだけがまだ48%と若干高め。150Kという10月22日の安値が最初の節目の価格となるかと思います。その後は133Kという安値も控えておりますが、まあ、そこまでの調整にはならないでしょう。OSCが20%台へ突入するタイミングまでじっくりと待つ手です。
3.3236プロパスト
OSCが-8%の29%にまで落ちましたので注目。7月26日に25%という数字もありますので、RSIがまだ当時の倍ほどもあることを考えれると、もう一段の下落を想定しておいた方が良さそうです。そうなると133Kあたりの底値が意識されるかどうか。
4.4238ミライアル
今日も後場の地合に押し流されてしまいました。OSCは再度23%です。RSIは更に下がって15%です。ここまでくるとホルダーの方々はやけのやんぱちの気分ではないでしょうか。ここまで半導体関連が売り込まれるとはいささか行き過ぎです。明日は4500円を割ってしまえば、それこそ底なし沼ですが、そこを持ちこたえれば夜明けは近いのかも知れません。
5.6378木村化工機
ついにこの株にしては前代未聞のOSC23%です。RSIも14%です。いずれも記録を取りだして以来の最低値。ご承知のように、この株の得意技は連続成り売り・成り買いです。こんなに見事に「成り」が成り立つのは、さすが仕手株。あまりの成り売り攻勢に、思わず「快感」すら覚えるマゾヒストの方は多いのではないでしょうか。(筆者は該当せず。)明日、NYが200ドル程度も下げてくれれば、これはもう1000円割れは必至。その投げが出きったところに、成り買い攻勢に負けないように、少し下めでの突っ込み買いしかありません。まさに特攻隊のような仕手株です。その意味では希有な存在。今気がついたのですが、11月1日から売り禁が解けたようです。やっと解けました。今日の成り売りからの成り買いの勢いがなかった訳が。このあたりは明日も注意して下さい。しばらく得意技は出ないのかも知れません。
6.6502東芝
中間決算で予想より117億円ばかり利益が少なかったからといって、その分以上に売り込まれ、今日でOSCは何と28%です。RSIは29%であり10月24日の18%には届いておりません。しかし、ここからは870円~840円あたりでは下げ止まると見ております。
7.6890フェローテック
この株も騒動に巻き込まれているようです。OSCも珍しく34%にまで低下。RSIも20%となり、4月24日以来の低水準です。さて、ここからの下げがどこで止まるかですが、930円までの下落はないとして、960円近辺までへの調整はあり得ると思います。
8.5726大阪チタニウム
10月29日に中間決算の若干の下方修正をしたからといって、ここまでの売り込まれようです。OSCはこの株としては屈辱的とも言える23%です。この嫌われようは、どうも「関東筋の仕手集団」の仕業ではないかと疑っております。何故なら、この会社、名前を「大阪」チタニウムと変更してしまったからです。住友の方がよっぽど良かったのにね。今からでも遅くはありません。威厳を持って、住友大阪チタニウム製造とでも改名してはいかがでしょうか。チョイと長くてベロを噛みそうと言うなら、「住阪チタン」でどうでしょうか。これなら、名だたる関東仕手集団も、「チタンの住吉連合」とでも訳が分からぬまま勝手に誤解して、売りを引っ込めるかと思われます。はい。
以上です。
ドル・円はついに113円を切りました。これは明日は益々雰囲気が悪いのではないかと思います。111.6円から109.8円が次の節目です。
19時45分現在、その為替は113.12円とますます円高が昂進しております。それに反比例して、金の価格は1オンス841ドルです。昨日の今頃は820ドルをマークしていると書きましたが、1日で20ドルの上昇は異常とも言えます。もちろん、ユーロ・ドルも更に上昇中です。円高と金高のこのような又割き状態は久し振りです。円換算するとあまり変わらない価格かと思います。
後場の急落局面では4勝0敗でした。もちろん買いオンリーです。少しはリバウンド狙いのこつがわかってきた気がしております。持ち越しは、この地合ではもちろんなしです。
さて、いよいよドルの崩壊とも言える現象の訪れとともに、株式市場も風雲急を告げてきました。ここからどう立ち回るかがまさに正念場です。
日経も先物もまだ調整が足りません。10月24日、25日あたりのOSCの35%前後をベースラインとすると、今日はまだ42%と46%です。後10%程の地獄の調整が待ちかまえているのかも知れません。但し、RSIはそろそろ底に届いておりますので、一気に行くとは考えられないかと思います。
今日の地合でも昨日押されすぎた銘柄はプラス終了か、マイナスでも軽微なマイナスで終わっておりました。それなりに投げが出尽くすと後は自然と買い上がりがあるものですね。
明日のモニタリング銘柄も、こうした押されすぎの銘柄に絞ってスクリーニングを行いたいと思います。
テクニカル用語の簡単解説
1.3856リアルコム
OSCが25%→27%で+9K終了は今日は健闘した部類でしょう。一体誰が拾っているのかいささか気になりますので、会社の内容を少し見てみました。いわゆる全社情報共有基盤管理(ECM)というソフトを開発・販売している会社でした。そして、このソフトウェアのライセンスビジネスが4割を占めております。これでかなり納得しました。
ECMはこれからの企業にとっていわば生命線とも言えるナレッジ情報システムでしょう。何故なら、これからの企業は一人一人の社員の力を如何に結集して、1+1=3の力を出せるかが勝負となるからです。分かりやすく言うと、医者と弁護士と技術者を一緒にしたような社員をシステムのバックアップの元で相乗的に沢山作り出せるかどうかが、これからの企業の生死を決すると言えるからです。
この会社のECMが果たしてこの領域まで達しているのかは定かではありませんが、もし本当に良いものなら経営者は喉から手が出るほど欲しいものでしょう。そうした将来性を見込んだ先駆的な方々が、公募付近まで落ち込んだこの株に狙いを付けているものと思います。
2.2150ケアネット
中間決算の好調で一旦灰汁抜けたかに見えましたが、この需給の悪化にはひとたまりもありませんでした。しかしながら、指数値はこれで4月20日の上場以来の最低値に下落。OSCも-6%の33%に低下。RSIだけがまだ48%と若干高め。150Kという10月22日の安値が最初の節目の価格となるかと思います。その後は133Kという安値も控えておりますが、まあ、そこまでの調整にはならないでしょう。OSCが20%台へ突入するタイミングまでじっくりと待つ手です。
3.3236プロパスト
OSCが-8%の29%にまで落ちましたので注目。7月26日に25%という数字もありますので、RSIがまだ当時の倍ほどもあることを考えれると、もう一段の下落を想定しておいた方が良さそうです。そうなると133Kあたりの底値が意識されるかどうか。
4.4238ミライアル
今日も後場の地合に押し流されてしまいました。OSCは再度23%です。RSIは更に下がって15%です。ここまでくるとホルダーの方々はやけのやんぱちの気分ではないでしょうか。ここまで半導体関連が売り込まれるとはいささか行き過ぎです。明日は4500円を割ってしまえば、それこそ底なし沼ですが、そこを持ちこたえれば夜明けは近いのかも知れません。
5.6378木村化工機
ついにこの株にしては前代未聞のOSC23%です。RSIも14%です。いずれも記録を取りだして以来の最低値。ご承知のように、この株の得意技は連続成り売り・成り買いです。こんなに見事に「成り」が成り立つのは、さすが仕手株。あまりの成り売り攻勢に、思わず「快感」すら覚えるマゾヒストの方は多いのではないでしょうか。(筆者は該当せず。)明日、NYが200ドル程度も下げてくれれば、これはもう1000円割れは必至。その投げが出きったところに、成り買い攻勢に負けないように、少し下めでの突っ込み買いしかありません。まさに特攻隊のような仕手株です。その意味では希有な存在。今気がついたのですが、11月1日から売り禁が解けたようです。やっと解けました。今日の成り売りからの成り買いの勢いがなかった訳が。このあたりは明日も注意して下さい。しばらく得意技は出ないのかも知れません。
6.6502東芝
中間決算で予想より117億円ばかり利益が少なかったからといって、その分以上に売り込まれ、今日でOSCは何と28%です。RSIは29%であり10月24日の18%には届いておりません。しかし、ここからは870円~840円あたりでは下げ止まると見ております。
7.6890フェローテック
この株も騒動に巻き込まれているようです。OSCも珍しく34%にまで低下。RSIも20%となり、4月24日以来の低水準です。さて、ここからの下げがどこで止まるかですが、930円までの下落はないとして、960円近辺までへの調整はあり得ると思います。
8.5726大阪チタニウム
10月29日に中間決算の若干の下方修正をしたからといって、ここまでの売り込まれようです。OSCはこの株としては屈辱的とも言える23%です。この嫌われようは、どうも「関東筋の仕手集団」の仕業ではないかと疑っております。何故なら、この会社、名前を「大阪」チタニウムと変更してしまったからです。住友の方がよっぽど良かったのにね。今からでも遅くはありません。威厳を持って、住友大阪チタニウム製造とでも改名してはいかがでしょうか。チョイと長くてベロを噛みそうと言うなら、「住阪チタン」でどうでしょうか。これなら、名だたる関東仕手集団も、「チタンの住吉連合」とでも訳が分からぬまま勝手に誤解して、売りを引っ込めるかと思われます。はい。
以上です。
ドル・円はついに113円を切りました。これは明日は益々雰囲気が悪いのではないかと思います。111.6円から109.8円が次の節目です。