株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.15.07)

2007-11-14 21:44:10 | 明日のモニタリング銘柄
しかし、ゴールドマン・サックスのCEOのあの言は、一体何を意味するのでしょうか?あの言とは、「サブプライムローンの価格下落で利益を得られる投資戦略を採っている」との日経の夕刊の記事です。まるで、株の空売りのようであり、またどこか他のところに損失を転嫁するクレジット・デリバティブのようでもあります。

また、その他のローンについても「価格評価は適正だ」とも言っております。CDOなど市場での取引がほとんど停止状態の資産であるレベル3について、どうやって適正に資産評価をするのか、これもよく分かりません。

現に他の金融機関では、新会計基準の前倒し適用をしているため、格付け機関による格下げで多額の損失額を計上しているおります。しかし、その格付け機関は、格付が流通価格を決めるものとすること自体がおかしいと言っているのにです。ムーディーズの巧みな言い分を参照。

まあ今の市場は、こうした言を真に受けてでも、株価を何とかしなければならないほどに追いつめられているとでも考える以外にありません。

そんな訳で、筆者は今回の問題は、そもそもサブプライムローンの問題を既に越えており、4100兆円にも膨れあがったクレジット・デリバティブの市場そのものの脆弱性が、より本質的な危機であると見ております。言ってみれば、3年で10倍もに膨れあがった過剰流動性の危機とも言えます。実は、これとおなじ事を先日、今は慶大教授の元「ミスター円」こと、榊原英資氏が新聞の小さなコラムで書いておりました。さすが、元ミスター円だけあります。

さて、そんなことには目もくれないで明日のモニタリング銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.9020東日本旅客鉄道
 10月30日発表の中間期決算は若干の減益となり、その後上げましたが、このところは押しに押されております。明日が、ここから切り返しにてんじるかどうかの正念場。900K割れがまたあるかどうかに注目。

2.6503三菱電機
 今や家電業界で選択と集中を地でいった会社として有名。しかし、このところ停滞気味です。OSCは今日は35%→38%へと切り返しは見せておりますが、上げ幅はわずか。明日は再度1400円を狙うポジションまで切り上げるか?

3.5711三菱マテリアル
 好決算を囃されてからも結構な下落を演じ、今日やっとOSCも+6%の40%まで上げて切り返してきました。明日はそれに勢いがつくかどうか注目。

4.4997日本農薬
 今日の相場でこの株の変調が目につきました。執拗な売り板攻勢で上値をことごとく抑えられておりました。何か意図的なものを感じましたが、癪に障るので明日も継続してモニター。OSCとRSI面ではお陰?で絶好な値を示してはおります。

5.6277ホソカワミクロン
 出来高が細いのが難点ですが、昨日のOSC29%という記録的な値から今日は脱出し40%まで伸ばしました。ここは復調を占う意味でも明日は下値をキープするかどうか注目。

6.7720ソキア
 来期の純利益が倍増となる発表を11月8日に行い、翌日52円高の453円まで上昇。その後押されるも今日の切り返しです。10月3日には530円を付けたPER11倍の株。出来高が問題ですが、明日の続騰なるかどうか注目。

7.6804ホシデン
 Wii関連ハードメーカーの一角。明日以降1900円台を回復できるかどうか注目。本家、任天堂はさすがに今日はストップ高。

8.4617中国塗料
 OSCが+3%の42%で、11月9日の安値を綺麗に下から抜きました。明日は1300円台回復なるかどうか注目。

9.6315TOWA
 今日の中間決算で好調だったようです。これまで押されていた分、明日はリバウンドが大きいかと思います。OSCも28%→37%へとジャンプ。

以上です。どうもあまり見栄えのしない地味な銘柄ばかりが並びました。明日はこれらのモニタリング銘柄にこだわらず、今日大きくリバウンドした銘柄のなかから業績好調で好きな銘柄をマークすれば十分だと思います。また地合がいかなるものであろうと勝てるテクニックさえ身に付いていれば、ある程度の出来高がある銘柄に焦点をあてた方が良さそうです。
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想定外の爆上げで

2007-11-14 11:19:14 | 株に出会う
NYダウの想定外の爆上げで、「今日の日経は上がる」という似非「予言師」の面目を何とか保つことができました。これからも臆面もなく、似非予言師としての精進に努めることができそうです。

持ち越しの6330東洋エンジニアリングは、寄り付きからの先物のMACDの下落基調を見て、またしても650円の早売りをしてしまいました。しかし、久し振りのすっきりとした勝ち方でしたので良しとします。

反省点は、今日のような日に寄りつくのが遅い銘柄で、かつ業績上方修正の銘柄は、必ずや寄り付きからの一押し(東洋エンジニアリングの場合は645円)からは、地合が何だろうとも買い上がりがあるということです。これは再度肝に念じねばなりません。

さて、市場は高くリバウンドしてはおりますが、先物が15500円の壁に跳ね返され、その後は寄り付きの値段近辺で揉み合っております。円安も一時の111円台のせから、再度110円90銭近辺に降りてきております。先物の分足MACDでは、前場にかけて緩やかに下落傾向です。

この流れの中で、地合に乗って寄り付きに高値を付けた銘柄のうち、このところ高値を付けており、まだ調整途上の株は、じり貧となっているものもありますので、寄り付きの値段に戻すには相当な地合の上昇がない限り、値を上げるのは難しいと思いますので、そこは注意。あくまでも地合に敏感に反応する銘柄に絞って、じっくりと先物が下げきってから上げに転じるそのタイミングで仕込むのが王道かと。

前場は東洋エンジニアリングの他は、元気が出てきた8728M2Jと、任天堂の上げに伴い連れ高すると思って見ていた6624田淵電機のリバウンド狙いでの小利のみ。

このところデイトレは下げ基調の相場でもうまくいっておりますので、後場もチャンスを見てトレードを仕掛けたいと思っております。
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