しかし、ゴールドマン・サックスのCEOのあの言は、一体何を意味するのでしょうか?あの言とは、「サブプライムローンの価格下落で利益を得られる投資戦略を採っている」との日経の夕刊の記事です。まるで、株の空売りのようであり、またどこか他のところに損失を転嫁するクレジット・デリバティブのようでもあります。
また、その他のローンについても「価格評価は適正だ」とも言っております。CDOなど市場での取引がほとんど停止状態の資産であるレベル3について、どうやって適正に資産評価をするのか、これもよく分かりません。
現に他の金融機関では、新会計基準の前倒し適用をしているため、格付け機関による格下げで多額の損失額を計上しているおります。しかし、その格付け機関は、格付が流通価格を決めるものとすること自体がおかしいと言っているのにです。ムーディーズの巧みな言い分を参照。
まあ今の市場は、こうした言を真に受けてでも、株価を何とかしなければならないほどに追いつめられているとでも考える以外にありません。
そんな訳で、筆者は今回の問題は、そもそもサブプライムローンの問題を既に越えており、4100兆円にも膨れあがったクレジット・デリバティブの市場そのものの脆弱性が、より本質的な危機であると見ております。言ってみれば、3年で10倍もに膨れあがった過剰流動性の危機とも言えます。実は、これとおなじ事を先日、今は慶大教授の元「ミスター円」こと、榊原英資氏が新聞の小さなコラムで書いておりました。さすが、元ミスター円だけあります。
さて、そんなことには目もくれないで明日のモニタリング銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.9020東日本旅客鉄道
10月30日発表の中間期決算は若干の減益となり、その後上げましたが、このところは押しに押されております。明日が、ここから切り返しにてんじるかどうかの正念場。900K割れがまたあるかどうかに注目。
2.6503三菱電機
今や家電業界で選択と集中を地でいった会社として有名。しかし、このところ停滞気味です。OSCは今日は35%→38%へと切り返しは見せておりますが、上げ幅はわずか。明日は再度1400円を狙うポジションまで切り上げるか?
3.5711三菱マテリアル
好決算を囃されてからも結構な下落を演じ、今日やっとOSCも+6%の40%まで上げて切り返してきました。明日はそれに勢いがつくかどうか注目。
4.4997日本農薬
今日の相場でこの株の変調が目につきました。執拗な売り板攻勢で上値をことごとく抑えられておりました。何か意図的なものを感じましたが、癪に障るので明日も継続してモニター。OSCとRSI面ではお陰?で絶好な値を示してはおります。
5.6277ホソカワミクロン
出来高が細いのが難点ですが、昨日のOSC29%という記録的な値から今日は脱出し40%まで伸ばしました。ここは復調を占う意味でも明日は下値をキープするかどうか注目。
6.7720ソキア
来期の純利益が倍増となる発表を11月8日に行い、翌日52円高の453円まで上昇。その後押されるも今日の切り返しです。10月3日には530円を付けたPER11倍の株。出来高が問題ですが、明日の続騰なるかどうか注目。
7.6804ホシデン
Wii関連ハードメーカーの一角。明日以降1900円台を回復できるかどうか注目。本家、任天堂はさすがに今日はストップ高。
8.4617中国塗料
OSCが+3%の42%で、11月9日の安値を綺麗に下から抜きました。明日は1300円台回復なるかどうか注目。
9.6315TOWA
今日の中間決算で好調だったようです。これまで押されていた分、明日はリバウンドが大きいかと思います。OSCも28%→37%へとジャンプ。
以上です。どうもあまり見栄えのしない地味な銘柄ばかりが並びました。明日はこれらのモニタリング銘柄にこだわらず、今日大きくリバウンドした銘柄のなかから業績好調で好きな銘柄をマークすれば十分だと思います。また地合がいかなるものであろうと勝てるテクニックさえ身に付いていれば、ある程度の出来高がある銘柄に焦点をあてた方が良さそうです。
また、その他のローンについても「価格評価は適正だ」とも言っております。CDOなど市場での取引がほとんど停止状態の資産であるレベル3について、どうやって適正に資産評価をするのか、これもよく分かりません。
現に他の金融機関では、新会計基準の前倒し適用をしているため、格付け機関による格下げで多額の損失額を計上しているおります。しかし、その格付け機関は、格付が流通価格を決めるものとすること自体がおかしいと言っているのにです。ムーディーズの巧みな言い分を参照。
まあ今の市場は、こうした言を真に受けてでも、株価を何とかしなければならないほどに追いつめられているとでも考える以外にありません。
そんな訳で、筆者は今回の問題は、そもそもサブプライムローンの問題を既に越えており、4100兆円にも膨れあがったクレジット・デリバティブの市場そのものの脆弱性が、より本質的な危機であると見ております。言ってみれば、3年で10倍もに膨れあがった過剰流動性の危機とも言えます。実は、これとおなじ事を先日、今は慶大教授の元「ミスター円」こと、榊原英資氏が新聞の小さなコラムで書いておりました。さすが、元ミスター円だけあります。
さて、そんなことには目もくれないで明日のモニタリング銘柄です。
テクニカル用語の簡単解説
1.9020東日本旅客鉄道
10月30日発表の中間期決算は若干の減益となり、その後上げましたが、このところは押しに押されております。明日が、ここから切り返しにてんじるかどうかの正念場。900K割れがまたあるかどうかに注目。
2.6503三菱電機
今や家電業界で選択と集中を地でいった会社として有名。しかし、このところ停滞気味です。OSCは今日は35%→38%へと切り返しは見せておりますが、上げ幅はわずか。明日は再度1400円を狙うポジションまで切り上げるか?
3.5711三菱マテリアル
好決算を囃されてからも結構な下落を演じ、今日やっとOSCも+6%の40%まで上げて切り返してきました。明日はそれに勢いがつくかどうか注目。
4.4997日本農薬
今日の相場でこの株の変調が目につきました。執拗な売り板攻勢で上値をことごとく抑えられておりました。何か意図的なものを感じましたが、癪に障るので明日も継続してモニター。OSCとRSI面ではお陰?で絶好な値を示してはおります。
5.6277ホソカワミクロン
出来高が細いのが難点ですが、昨日のOSC29%という記録的な値から今日は脱出し40%まで伸ばしました。ここは復調を占う意味でも明日は下値をキープするかどうか注目。
6.7720ソキア
来期の純利益が倍増となる発表を11月8日に行い、翌日52円高の453円まで上昇。その後押されるも今日の切り返しです。10月3日には530円を付けたPER11倍の株。出来高が問題ですが、明日の続騰なるかどうか注目。
7.6804ホシデン
Wii関連ハードメーカーの一角。明日以降1900円台を回復できるかどうか注目。本家、任天堂はさすがに今日はストップ高。
8.4617中国塗料
OSCが+3%の42%で、11月9日の安値を綺麗に下から抜きました。明日は1300円台回復なるかどうか注目。
9.6315TOWA
今日の中間決算で好調だったようです。これまで押されていた分、明日はリバウンドが大きいかと思います。OSCも28%→37%へとジャンプ。
以上です。どうもあまり見栄えのしない地味な銘柄ばかりが並びました。明日はこれらのモニタリング銘柄にこだわらず、今日大きくリバウンドした銘柄のなかから業績好調で好きな銘柄をマークすれば十分だと思います。また地合がいかなるものであろうと勝てるテクニックさえ身に付いていれば、ある程度の出来高がある銘柄に焦点をあてた方が良さそうです。