株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.29.07)

2007-11-28 21:36:03 | 明日のモニタリング銘柄
今日の特に後場からの新興市場の強さには裏をかかれました。

主力市場の先物主導での停滞が新興市場にも影響を与えると思いきや、ネット関連銘柄は終わってみれば、軒並みじり高の上昇でした。ジョインベスト・エキスプレスで、やけに新興市場が強いことは前場終わりのブログでコメントした通りでしたが、例えばモニタリング銘柄の3823アクロディアなど、前場は行ったり来たりでほとんど動かずでした。そのため、後場からは監視を外しましたが、引けにチェックすると後場から急伸でした。

同じ新興市場でも8728M2Jを見ておりましたので、全くこの予想外の動きは蚊帳の外でした。主力市場が停滞しているのを見て、後場からは新興市場に資金が流入したようです。あるいは、主力市場はグローバル展開している関係上、アメリカのサブプライム問題や為替の影響が不可避と見て、そこからは距離をあけている新興市場に物色の矛先が向かったと言うこともできそうです。

さて、そうは言っても、日経平均も安値を切り上げ反発体勢にはあります。このままだと11月20日の14751円が底値として意識されそうです。そうなると、本格反転のためには、11月15日の高値の15587円を抜く伸びが必要となります。これを越える流れが作られるかどうかが、明日以降の注目です。個別銘柄では既に、この直近高値を抜いている銘柄が散見されます。

今日急伸した新興市場銘柄は、この直近高値を抜くタイミングにあったものが多いように思います。

そこで、明日のモニタリング銘柄は、主としてこの直近高値抜きの手前に位置する、上り坂の銘柄と、11月20日が底打ちとして、反転のエネルギーが溜まっているであろう、押しに押された銘柄の両面から探ってみたいと思います。

テクニカル用語の簡単解説

1.3854アイル
 320Kの高値を目指す勢い。出来高も急伸。といってもまだ259株。まずは305Kを抜けるかどうか?

2.6256ニューフレアテクノロジー
 公募価格まで復帰。230K以下なら買いか。これも出遅れ銘柄だが、今日は出来高が急伸し635株の出来高は久し振り。

3.2148アイティメディア
 148Kの直近高値がもうすぐ。出来高も前日比3倍。

4.2150ケアネット
 これも同様に出来高が前日比3倍。やっと切り返しの動き。171Kを抜けるかどうか。

5.3846エイチアイ
 色々ありましたが、ネット関連ということで再度見直し買いが入っているようです。出来高も伸びて、418Kの直近の高値も間近。

6.2459アウンコンサルティング
 この株も来てましたか。3000株を越える出来高で、直近高値の228Kはほんの目の前にあります。

7.9432日本電信電話
 これは逆張り。今日の476Kの割り込みがないことを確認。あっても、そこからきちんと切り返すなら、明日以降に持ち越しも。

8.6432竹内製作所
 何とか4520円の昨日安値を下回らずに、OSCを+1%の39%にコンバージェンスさせての終了でした。まだ安心感はないかと思いますが、ユーロ・円も円安方向に振れております。明日あたり勢いが付く可能性が高まってきました。

9.5711三菱マテリアル
 これも511円の昨日安値をかろうじて凌いで、OSCは43%のままでのコンバージェンスです。もうこのあたりが我慢のギリギリのところかと。

10.4062イビデン
 これもこんなところでウロウロしている株ではありません。火曜日の7730円で灰汁抜けしているのかどうか。OSCは+4%の47%と切り返し基調が鮮明。

11.5310東洋炭素
 今日も押されて、ついにOSCが32%まで下落。指数値は今年の最低値。明日は幾ら何でも切り返すでしょう。

12.6767ミツミ電機
 なかなかに頭が重い1日でした。それでもOSCは+4%の38%で、下値は何とか固めたようです。3800円台を抜ければ、4000円までは近いかと。

13.4617中国塗料
 今日は出だしは飛び出しましたが、その後は例によってじり貧。明日、もう一度1080円前後まで押されて下値を固めきれば、何とか膠着状態からは脱する契機が得られるかも知れません。船舶の停滞と軌を一にしているようです。そりゃ、船あっての塗装です。船を置き去りにして、塗料だけ沖合に出ることは出来ません。何と遠慮深い株でしょう。しかし、一気にざくざくと上げる快感を与える希有な株ではあります。

14.5479日本金属工業
 この株に一気に戻す力が残っているのかどうか。今日は日本金属が特買いから始まりました。11月6日に下方修正しているこの株は出遅れてもやむを得ませんが、ここまで落ちれば、アメリカの金融株と同じで、どこかで自律反発もあるかと思います。OSCはわずかですが、コンバージェンスして44%です。11月19日に29%で底を打っております。RSIもちなみに+2%の18%でコンバージェンスです。

15.5563日本電工 
 日本金属工業と異なり、こちらは業績面での不安はない筈。にもかかわらず、今日も安値は更新。743円の直近安値も目の前です。しかし、VR改も39%です。明日、もう一押しあってからの反発に期待。今日も出だしは好調でした。

16.4563アンジェスMG
 最後にこのバイオ株で幕を閉じます。623Kの直近高値が目の前です。出来高さえ伴えば軽く越える筈です。しかし、赤字幅を拡大させながらも、よくこの株価を保てるものです。あのオンコセラピーも息を吹き返しております。片や東大、こちらは阪大。

以上です。結構な数が、特に新興市場銘柄を中心に挙がりました。しかし明日、新興市場にお金が回らなければパーです。そこは十分にご注意を。世の中思い通りには行きません。ひと息つく可能性もあります。

持ち越しはゼロ。M2Jなどにかかわったお陰で、今日の損得もゼロでした。
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膠着しているが戻し基調

2007-11-28 11:20:17 | 株に出会う
先物はシカゴCMEより10円安で始まり、その後前場の終わりにかけては15130円まで落としましたが、11月19日の終値の15070円までは落ちず、その後節目の15160円を回復。3分足のMACDでは今日初めてシグナル線を下から抜いての終了でした。

そこで、引け前に8728M2Jを203Kで仕込みました。

先物のOSCも+1%の52%で売買判断指数が56%となっており、前日の175%からの調整度合いもよろしいようです。

日経平均はもっとテクニカルには良くなっております。OSCは+1%の53%です。売買判断指数は38%とこれは押されすぎ状態かと。

このまま為替が落ち着いてくれさえすれば、後場はもう一段の上げはありそうな雰囲気です。

それにしても、新興市場は気を吐いておりますね。

しかしマザーズ指数のOSCは+4%の61%に達しております。ヘラクレス指数は+3%の66%です。特にこれまで冴えなかったネット関連のドアンゴやオプトの強さが目に付きます。

後場に日経平均の上昇があれば、これらの新興銘柄は強気の攻めでもう一段の上昇があるかと思います。しかし、これ以上の買い越しでの持ち越しはテクニカルにも少々危険かと思います。

今日の先物や個別株の値動きの騙しに合わないためには、3分足程度がちょうどよいようです。前場に先物が一時15210円まで切り返しましたが、その時は騙しでした。5分足ならひっからなかったのですが、1分足だと完全にひっかりでした。この時に買ってしまった9113乾汽船は、その後先物が急速に15200円割れをするのを見て、かろうじて同値撤退しました。

分足の使い分けは下降局面では少しトレンドを長くとって、上昇局面では短く取ってというのが一応は良さそうです。

それにしてもかなり難しい相場ですね。

後場は先物の寄り付きの気配に特に注意。為替は昨日にドル・円は戻しすぎております。今日はその調整過程にありますが、NYダウが持ち直していることなどもあり、あまり円高には振れておりません。しかし、再度108円を割り込むようなことがあると注意が必要かと思います。
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