株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.3.09)

2009-02-02 20:40:09 | 明日のモニタリング銘柄
明日、2月3日はいよいよ節分天井の日ですが、先週から既に下落モードに転じております。この日本時間で8時30分の時点では、欧州株は100ポイント前後の大幅安です。米株価先物も-121ドルと下げ幅を拡大中。ドル・円も89.07円と89円割れ寸前です。

このままだとNYダウも下落し、明日の日経も下落しそうです。まあ、OSCから見てもそう言った方向を示しております。

この円高が一向に収まらないのは、いわゆる円キャリートレードの巻き戻しがまだ続いていること、内外金利差で外国に投資した人々の投信などのキャンセルがまだ続いていること、そして、株式市場からの米国勢の資金の引き揚げがまだまだ続いていること、そして、輸出企業の90円あたりに円安が進んだ時のドルから円への換金の動きが活発であること、等々が理由です。

それに加えて、日本の金融システムはまだ欧米や新興国に比べて被害が少ないという、世界の共通理解が余剰マネーの円買いを促しております。金に逃避するか円に逃避するか、といった判断ですね。

さて、そんなこんなで状況は悪化しておりますが、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。これを割り込むと要注意。
 
【モニタリングA】 買い候補

1.5440共栄製鋼(1519円)
 しぶとく切り返す株ですが、今ひとつ出来高が少なく、100株単位で行ったり来たりであまりお勧め出来ませんが、1519円割れがなければ一気に1600円台回復の馬力はあります。

2.6581日立工機(852円)
 何とか850円の安値は防御するも、もの凄く上値が重い1日でした。臼がのしかかっているような値動き。ずっと見ておりましたが、レーティング下げが重しとなっております。しかし、それを跳ね返して+1円終了はある意味で立派。明日こそ、煉獄からの脱出なるか?

【モニタリングB】 底値確認候補

1.7956ピジョン(2180円)
 引き続きモニター。2180円の今日の安値が防御されて、プラ転しないことには、下落傾向に歯止めはかかりません。3Qの進捗はコンセンサス予想に若干届かないだけで悪くはないのですがね。

2.4676フジメディアHD(112200円)
 今日の日経に記事にも反応せず。これが株の難しいところ。しかし。OSCは-7%の34%にまで調整しました。2月6日本決算。3Q進捗率は94%で悪くはありませんが。

3.9697カプコン(1572円)
 OSC32%(-9%)は、1月20日の30%に迫り、11月20日の33%以来。翌、11月21日は1475円の安値をマーク。もうひと息で反発か?

4.8410セブン銀行(254100円)
 週足での最低値161000円から最高値の364000円からの61.8%押しは238Kになります。そこまで行くのか、それとも反発に転じるのか?昨年10月以来ではもっとも指標は悪い状態。しかし、業績は安定はしている筈。OSC34%、RSI20%はいずれも記録的な低さ。

以上です。どうも市場の雲行きが悪いようです。
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根くらべのような値動き

2009-02-02 11:24:42 | 株に出会う
前場は、先物がきれいに7800円割れからは切り返し中。まるで絵に描いたような右肩上がりです。

上げる時はジリジリと、そして下げる時は一斉にというのが株式市場の特徴です。まあ、小さい時の乗り物酔いの連想から、筆者は絶対に乗らないジェットコースターのようなものですね。

あのガリガリという音を車輪が立てて、お客さんを満載して頂点へと登っていく様子と、今日の先物の動きはそっくりですね。ドル・円にサポートされているようです。また米株価先物も+10ドルと切り返してきました。但し、まだ8000ドル割れの状態です。今、まさにダウと日経平均がほぼ同じ値へと収斂しつつあります。

皆さんのスタンスは多分、大きく押されたら少しは切り返すので買い、幾分戻して後続の買いが入る頃に売りということのようです。

7956ピジョンなどその典型。2180円の底近辺で買いを入れた方々は、このまま持ち越しなど考えていない筈です。明日以降にもう1度底値を試しに行ってから割れないことを確認しての切り返しまでは、新たな買いは入らないと思います。

2685ポイントがその底値確認をしたのが先週金曜日でした。そうは言っても、40円だけ割れていたので終値のプラ転だけでは、少々買いに入るのは心許ないので、買わずにおきました。今日は良い調子のように見えますが、まだ病み上がりと称したように、上値はかなり思い状態のようです。この形で我慢できれば良いのですが、4180円が大きな壁になっております。これを意識して待つ必要がありそうです。

理想的な切り返しを金曜日に見せていたのが5566中央電気工業です。好決算で今日は垂れることなく上げております。481円までの押し目を形成していたので、この程度は上げるでしょうが、何分出来高が少なく値幅もあったりしますので、金曜日は買いを差し控えました。しかし、この株の1月30日のパターンがいわゆる上げパターンですね。

前場は、このじり高で買いタイミングの決心がつかず、ようやく前場終わりにかけて、3941レンゴーを629円で買ったトレードのみ。この株も金曜日には中央電気工業と同じ上げパターンを示しておりました。但し、既にOSCは54%となり1月26日に並んでおりますので、かなり強気勝負の形となります。620円から上の価格帯にはあまりしこりがないと踏んでの買いでした。

しかし、全体としては元気がなく買いではやりづらいものの、売り方も、こうまでじり高で上げて行かれると、今日は様子見とならざるを得ない状態のようです。
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