株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.6.09)

2009-02-05 21:58:23 | 明日のモニタリング銘柄
欧州株は売り先行で始まり、少し下げ幅を縮めてきております。米株価先物は20時10分現在+15ドル。ドル・円はロンドン時間で89.73円あたりと、若干円安方向へと振れております。今晩のアメリカの経済指標の発表は製造業の受注指数と新規失業保険申請件数あたり。それよりも金融危機の再燃に絡む問題の方が相場に影響を与えそうですね。

さて、明日2月6日(金)のモニタリング銘柄です。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.4661オリエンタルランド(6720円)
 この株、連続でノミネーションしますが、場中は極めて地味な値動きですので、よほど注意しておかないと胎動が感じられません。ディズニーランドってもっと喧噪に充ち満ちている場所なのに。まだOSCは+1%の42%と控えめな上昇ですので、7000円に向けての奪還はあるのではないかと。押し目狙い。
 <ふと見たら、上方修正、買い遅れ。>

2.8732マネーパートナーズGP(67400円)
 2月3日のOSC35%からじわりと上昇し、今日は+1%の42%に。

【モニタリングB】 底値確認銘柄

1.9843ニトリ(6090円)
 明日は、1月15日の5950円を下回れば下回るほど良し。このところの高値浮遊でまだOSCは47%もあります。昨年の10月24日の5700円というのが、考えられる最低ラインか。

2.7518ネットワンシステムズ(141100円)
 2日発表の第3四半期決算は、この不景気な時としては上出来だったのですが、今期末のコンセンサス予想を会社見通しが上回れなかったという理由から乱高下。明日は、下値防衛で再度持ち直すか?

3.2651ローソン(4180円)
 しかし、内需株が冴えません。これでPER17.5倍はまだ高いと市場は見ているのでしょう。それにこれ以上のよい材料が見あたらないのも痛い。4000円割れも覚悟か。

4.8604野村ホールディングス(566円)
 OSC24%(-7%)は、記録にない低さ。しかし、今日は安値・高値ともに更新。少しは意地を見せるのか?

5.7956ピジョン(2185円)
 下値は切り上げてきているのですが、OSCが上がりません。今日は-2%の35%とまだ低迷中。一度歯車さえ合えばここから脱出できるのですが、どうもタコ部屋に閉じこめられた日雇い労務者のような風情です。給料が上がるビジョンが欲しい。
 
【モニタリングC】 強気銘柄

1.6268ナブテスコ(555円)
2.5423東京製鐵(977円)
3.7966リンテック(1160円)

以上です。
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笛吹けど踊らず

2009-02-05 11:22:10 | 株に出会う
笛を吹いているのは先物トレーダーのようです。この先物は限月が3ヶ月で変わりますので、オシレーターを見る時は少々データの歪みに注意する必要があります。

その点、日経平均などはきちんとトレースできておりますので、今のOSCというのは、過去28日間の動きをきちんと反映しております。

その笛を吹いている先物はOSCが前場で+5%の51%にまで上昇。これは年末から年初あたりの水準です。それにしては1000円近く押されており、ここにデータの歪みが見えます。

日経平均やTOPIXは47%と46%でそれぞれ-5%OSCを落としており、明日の下落を示唆しております。マザーズがかろうじてプラスですが、OSCはやはり5%落としての47%です。

それにしても、的を絞って場を見ておかないと、すべて後の祭りとなってしまうので難しいですね。

例えば、6674GSユアサ。438円の昨日の安値を防衛して、2月3日の安値を抜き去る時に参戦するのが正解でした。そして、昨日の高値の460円にまでは届かないと判断した段階で売り。前場終了段階ではプラス5円であるものの、この株は押されております。待つなら439円あたりですが、基本は戻り売りですね。

それに対して、同じ仕手系の3107ダイワボウ。やはり昨日の安値の261円を防衛。そして高値も抜いた水準で前場は+11円です。OSCは2月2日の30%を底にして、前日同値の37%です。これが後場に押されて37%を切るようだと32%までの下落で留まりかつプラスが維持できているかが勝負となります。そのまま38%あたりで終了して貰えれば、これは明日以降の買い安心感につながります。

もう1つ。8905イオンモールは、昨日から監視体勢に入ったのですが、昨日は出来高が低迷し閑古鳥が鳴いておりました。しかし、きちんと安値ラインを防衛しOSCも+5%の47%まで上げ、1月29日の41%を連日で抜いておりました。そして、今日の-11円までの押し目が最後の狼煙でしたね。いわゆるウォッシュ&リンスが2日かけて綺麗に完了しておりました。

ところが、今日11円押された段階では、そうしたこの株の流れを意識して把握しておかないととてもタイムリーな買いには入れません。昨日の高値を抜く段階が絶好の買い場だったのですが、また押されるのではないかと思い、そこで買うと決めて、躊躇っているうちにドンドンと上に行ってしまいました。

こうして、それぞれの株が持っているここ数日の値動きの分析と、今の位置取りをきちんと決めてかからないと、いつまで経っても値動きに先んじての確信をもっての買いには入れませんが、これがまた変幻自在の値動きをしているように見えるため、株は何年やっていても難しいものです。

今日もまた、この中途半端で難解な相場に追随できず前場はノートレードでした。まあ、休んでいても何らかの収穫はないと、こんなこといつまでもやってられません。

筆者は遊び半分の気儘なトレーダーですが、専業トレーダーと称する方々が、勝ったり負けたりしながら、その場限りのだ勘で売買している(風に見える)にも拘わらず、よく気持ちが続くものだと感心します。

多分、勝ちパターンをそれなりに自分の内側に持っているのでしょう。それがないと、パズル的な面白みすらトレーディングからは感じられず、遅かれ早かれ退場を余儀なくされる筈です。
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市場概況(2.4.09)

2009-02-05 07:40:15 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は5日朝の更新

2月4日(水)の市場概況です。

◆日経先物:8010円(+240円)、OSC46%(+7%)2月3日の39%から切り返しに転じたか?
◆日経平均:8038円(+213円)、OSC52%(+6%)2月3日の46%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:124(-4)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:792.78(+19) OSC51%(+6%)2月3日の45%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:338.93(+3.35)、OSC52%(+7%)2月3日の45%から切り返しに転じたか?
◆ヘラクレス指数:496.11(+6.15)OSC57%(+4%)2月3日の53%から切り返しに転じたか?
◆国債先物:138.35円(-40銭)OSC40%(-3%)1月26日の55%から下降中。
◆ドル・円:89.46円(30銭円高)OSC57%(+1%)1月27日の47%から切り返し中にみえるが、全くの膠着状態。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7980円(大証終値比-30円)
◆シカゴCME日経先物:7935円(円建て)大証終値比-75円、午前7時半現在。
◆NYダウ:7957ドル(-122ドル)OSC47%(-3%)1月29日の57%から下落中。更新

後場は円安傾向も手伝い、ジリ上げの展開でしたが、昨日後場開始直後につけた8100円まではタッチせず、最後は8000円割れ寸前で終了。

しかし、この形は一旦短期的に底打ちした形です。明日、今日の安値を割らないところからの反転が期待できますが、いずれにしても今晩の欧州・米国市場と為替次第であることには変わりありません。日経平均のOSCの52%というのは、1月7日の71%以来の高さです。この時と同じ勢いがあるとはチョイと思えません。やはり、8100円越えあたりからは調整に入る見込みが強いと見ております。もちろん、ダウが大幅に上がればこの限りではありません。

今晩のアメリカの経済指標での注目は、雇用統計の露払い役のADP雇用統計の1月分です。予想は-53万人で前月の-69.3万人よりも改善となっておりますが、果たして改善するのかどうか?

後場はじり高の傾向を辿ったため、昨日のこともあり、節目で待っていた5銘柄ほどはいずれも約定せず。ノートレードに終わりました。

-------5日朝のコメント-------

ダウはADP雇用統計やISM非製造業景況指数(1月)が好感され上げたものの、この程度では今の相場の自然落下状態を支えきれず、122ドル反落。しかし、債券市場も上がらない(金利が下がらない)のが、このところのアメリカの特徴です。

ユーロ・ドルはロシアの格下げの影響でまたまた下げております。(ドルが上昇)こうなると敗者同士のミスの仕合っこの様相です。円もこれ以上迷走状態の政治からは何も期待できず、企業業績の急激な悪化もあり放置状態。

市場は焦り始めているのではないでしょうか。3ヶ月はオバマ政権を見守ろうなどという、過去の慣例に沿った考えは、特に市場関係者は誰も抱いていないと思います。

ところが、未だオバマ大統領からは口先以外に何も出てこない。サマーズ国家経済会議議長は「米国は景気対策プランを悠長に待っている時間はない」とは言うものの、オバマ大統領からの発言は、「失業率は2桁に達する可能性がある」とのコメントだけ。

それにしても、あの100億ドルものアメリカ人(そして、米国債の購入を通じて日本人)の血と汗と涙の税金の投入を受けたメリルリンチが、その4割の40億ドルものお金をボーナスに使ってしまったという事実、もう言葉もありません。やはり、過去のCEOの報酬を没収すること位では、アメリカ人も収まらないでしょう。即刻豚箱に入れるべき法律を作るべきですね。

問題は、そうした感情的な話は別にして、アメリカの金融界を牛耳っていた人間の何とも言いようがない心の腐敗ぶりです。

それでも80年代末のアメリカは、S&L貯蓄貸付組合の幹部数百人を監獄に送り込むという毅然とした態度を見せました。それが今はない。既にリーマンのファルド元CEOは豪勢な自宅を妻の名義に変更するなど、財産隠しにやっきです。(注)

こうしたことが、今回の金融危機の本質を意外に物語っているのかも知れません。

いわば、腐ったリンゴは、幾ら剥いても剥いても、芯まで腐っており結局食べるところが残らない訳です。これが今のアメリカなら、この後どんな事態が待っているのかは容易に想像がつきますね。

(注)そのメリルリンチを買収したバンカメですが、一時はその財務状態のあまりのうそっぱちに訴訟も辞さない構えでしたが、ついに国有化観測まで出る始末に追い込まれております。金遣いの荒い悪女であることが分からなかった、ボンボン銀行、バンカメの不覚か。
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