株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

全員討ち死に

2009-02-20 11:01:07 | 株に出会う
やはり、ダウがオバマ大統領への期待が剥離しながらの自然落下状態での安値更新では、日本市場がダウ以上の値段を維持するのは、史上稀なる泥酔大臣を抱いていた東方の国としては、円安、株安、金利高(債券価格は低下)のトリプルパンチに見舞われるのも、やむを得ません。

それ程までに、泥酔大臣の振る舞いは世界に対して、日本の政治の酷さ加減を広めてしまったようです。

これまでなら、円安への揺り戻しがあれば、株式市場は敏感に動いておりました。ところが、例の一件があってからは、まさしく円安が幾ら進もうがそんなこと全く関係なしに、とにかくポジションは早めに手仕舞おうとの動きばかりが目立ちます。

ここは、持ち越し株を潔く撤退させ、捲土重来を期することとしました。

1つだけ前場の終わりに手をつけたのが、8591オリックスです。朝方はOSCが15%にまで落ちておりました。それが一旦2420円まで戻して、もう一度押し込められたところからマイ転しなかったので試し買いです。

日経平均のOSCは27%と一応前日同値ではありますが、昨日の安値レベルを下回ったままであり、まさにじり安の展開です。

かといって、ここから何かのニュースで切り返すかと言うと、これは麻生政権が総辞職といった事態以外にはあり得ません。

しかし、今更言うのも何ですが、いわゆるアキバのネットおたくの間で、あの麻生氏、抜群の人気を誇っていたそうですね。

また、ネットでの緊急調査では、今回の中川大臣のあの体たらくに対して、あの程度で辞める必要がないが、7割程度を占めていたという調査もあります。

もし、これが日本のネットに興じる若者の代表的な意見だとすれば、これは筆者の理解を超えております。

あの麻生氏、以前から肩で風を切るような傲慢な歩き方を見て、あッ、この人はアカンと思っておりました。案の定、権力を保持することだけが自己目的化したお方でした。

一体、アキバでのあの人気は何処に由来するのか?それとも、日本の若者の精神構造のどこが彼を強烈に支持せしめているのか?

しかし、さすがに最近の麻生氏、目が泳いでおりますね。退陣は近いと見ました。
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市場概況(2.19.09)

2009-02-20 07:25:59 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は20日朝の更新

2月19日(木)の市場概況です。

◆日経先物:7570円(-10円)、OSC30%(-2%)1月21日の30%に並ぶ。明日以降に高値・安値を防衛できるかどうかが鍵。
◆日経平均:7558円(+23円)、OSC27%(+2%)2月18日の25%から切り返したか?まだヨチヨチ歩き。求むつっかえ棒。
◆日経平均指数値倍率:132(-1)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:751.59(+2.33) OSC29%(+2%)2月17日の26%からコンバージェンス。微弱な切り返しの胎動継続。
◆マザーズ指数:302.16(1.32)、OSC33%(+4%)2月17日の27%に収斂中。レスキュー隊の数が足りない模様。
◆ヘラクレス指数:470.18(-0.86)OSC41%(+6%)OSCは連続コンバージェンスするも、心停止寸前の瀕死状態での血圧上昇か?
◆国債先物:139.65円(1銭高)OSC42%(-3%)方向感なし。漂流中。
◆ドル・円:94.24円(47銭円安)OSC74%(+6%)昨年8月7日に並ぶ高水準。上値95.2円目標か?更新
◆日経先物イーブニングセッション:7610円(大証終値比+40円)
◆シカゴCME日経先物:7520円(円建て)大証終値比-50円。午前6時11分現在。更新
◆NYダウ:7466ドル(-90ドル)OSC37%(-2%)11月20日以来の37%。更新

後場は2時位にかけては切り返しを見せるも、結局引け際には押されて終了。しかし、日経平均はOSCを前日比で2%上げ、安値・高値も更新。一応、弱いながらも切り返しのサインを示しております。

よって、途中で4901富士フイルムを利確しながら、再度1823.5円平均で引け際にエントリー。これはしかしながら、この大人しい株には想像がつかなかったのですが、引け際の1分ぐらいで大型爆弾が炸裂。含み損もいいところとなりました。

対照的に、後場にずっと狙っていた3626ITホールディングスは、1191円で仕込んで、こちらは引け際にじり高。

この2つをちなみに持ち越しました。両方とも持ち越しができる形で終了。

6674GSユアサは、後場にプラ転する前に一度404円を付けてから、再度下降する401円で損切り。これはその後買値を2円上回る水準まで上げておりますので、やはり癖株の代表格でした。大引けではOSCを-3%の39%に落としておりますので、再度明日の押し目狙いの形です。そうなるとあえて持ち越しをする必要はなしということ。

-------20日朝のコメント-------

NY市場では週間在庫統計で原油が予想外の減少を示し、原油は40ドル近くまで14%ほど上昇。NYダウはフィラデルフィア連銀景況指数(2月)が-41.3(予想は-25)となるなど良い材料はなく、節目の7500ドルを割り込んでの90ドル安。昨年11月21日に付けた7449ドルを2ドルほど下回り安値更新。その後少し切り返したものの、まさに崖っぷち、俵一枚残している状態です。

アメリカの生産者物価指数は、食品・エネルギーを除いたコアで1月は0.4%と予想を0.3%上回っております。前年比でもまだ+4.2%の物価高です。ドル高で輸入物価が上昇しているようです。先日書いた、長期金利=GDPの期待成長率+物価上昇期待という景気中立の長期金利を計算してみると、GDPは2009年-1.3%~-0.5%、長期インフレ予測は1.7%~2%という昨日のFOMC経済予測からは、

長期金利=+0.3%~+1.5%となります。

今日の米10年債の利回りは2.857%です。株式が下がっても利回りは上昇しております。政策当局のGDP見通しというのはいつも大きめに出ますので、金利が中立水準から倍近いところに位置していると言うことの意味は、インフレがこれ以上進むことが考えにくい現状では、貨幣に対する信認がどんどんと落ちているということに他なりません。

ところが、年率コア物価上昇率4.2%と、FRBのGDP-1.3%の数字をあてはめると2.9%となります。これでほぼ10年債の利回りと合致します。(FRBも数字合わせが実にうまい)

アメリカの2008年10-12月期のGDPは-3.8%でしたので、FRBの今年の見通しはかなり楽観的とも言えます。もし-3.8%と、+4.2%の生産者物価指数、或いは消費者物価指数の+2.4%を使えば、まだまだ長期金利が高すぎるということになりますね。
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