株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

決算結果と逆行する相場

2009-02-06 11:03:01 | 株に出会う
いやはや、内需銘柄が好決算を出しても、その結果は既に株価に反映されていたようで、寄り天となる銘柄が続出しております。

昨日の2702マグドナルド然り。これは今日は-16円の1700円です。今日の4661オリエンタルランド然り。何と-20円に沈んでおります。

先日、筆者が持ち越した2651ローソンは買値の4530円から下げ続け、昨日は4180円まで押されておりました。ここまで来てやっと買い戻しが入っております。

かと言うと、9697カプコンは95%も利益を減らす決算をしながら、今日は何と+250円高。そりゃ、テクニカルには申し分ない状態にまで押されておりました。しかし、この株の1400円台はいわば底値。買い戻しが入ったのでしょう。(注)

しかし、筆者が786円で試し買いをした4756CCCもいわば11月7日の545円はべつにして底値圏ですが、何と、買ってからしばらく睨み合いをしていたかと思うと、あっという間の怒濤の売りです。782円が割れれば撤退と決めておりましたので、何とか780円で撤退はしましたが、その後、直近の安値から高値の半値戻し水準の740円近辺まで落とされております。

と言う訳で、決算の織り込み方が銘柄毎に様々ですので、ここは素直に相場についていく以外にはありません。

いわゆる内需銘柄は昨年後半からの金融危機の際の逃避先として、これまでに散々上げておりました。オリエンタルランドにしても6670円までは落ちておりましたが、PER36倍(これは昨日の決算で少し下がるかも知れません。)は、やはり割高感があったのかも知れません。

前場は、2240円を抜けば買いと決めていた7956ピジョンを2250円で買い、前場に早々と2395円で撤退しましたが、この株は引き続き後場も監視して行きます。というのも、2240円越えからは、1月29日に投げた方々のその前日の2570円という安値までは、ホルダーがスカスカ状態ではないかと思っているからです。それにしても2240円を越えるまでの見せ板はすっかり消滅。これがチョイと不気味。

注)3月期は当初目標据え置きが評価され、レーティング引き上げもサポート。しかし、ゲーム業界はまさに水商売ですね。残り3ヶ月で過去9ヶ月の営業利益の4.6倍稼ぐとは恐れ入りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

市場概況(2.5.08)

2009-02-06 06:37:30 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は6日朝の更新

2月5日(木)の市場概況です。

◆日経先物:7930円(-80円)、OSC48%(+2%)2月3日の39%から切り返しに転じたか?
◆日経平均:7950円(-89円)、OSC45%(-7%)1月29日の51%から下落中。
◆日経平均指数値倍率:126(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:786.41(-6.4) OSC42%(-9%)1月29日の50%から下落中。
◆マザーズ指数:334.63(-4.3)、OSC43%(-9%)1月30日の56%から下落中。
◆ヘラクレス指数:492.66(-4.65)OSC51%(-7%)1月30日の567から下落中。
◆国債先物:138.45円(+10銭)OSC45%(+5%)2月4日の40%から切り返しに転じたか?
◆ドル・円:91.15円(1円69銭円安)OSC61%(+4%)1月7日以来の高水準。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7960円(大証終値比+30円)
◆シカゴCME日経先物:8090円(円建て)大証終値比+160円。更新
◆NYダウ:8063ドル(+106ドル)OSC50%(+3%)1月29日の57%からはまだ下落中。更新

後場は、先物が円安傾向に助けられて13時20分頃に昨日の高値を10円抜く8100円まで上り詰めましたが、それ以降は為替の下落に合わせてじり安で8000円割れからは、もう今日の勝負は決まったかのようでした。

後場は、その先物を8060円で空売り、8040円で早めの返済のみ。これはその後、8100円まで切り返す、わずかな隙での返済でしたが、8100円にタッチして、その後また切り返すもそこから一気に落ちるタイミングを狙うべきでした。昼間のブログで触れたウォッシュ&リンスがここでも見られました。これは、2分足のMACDを見れば、その切り返しのピクッと突き抜け、その後激しく落ちているのが歴然としております。

単にシグナル線が上から下に抜けたからと行って売りのエントリーをするのは、その意味では少々危険。13時チョイと過ぎのそのウォッシュ&リンスをご確認下さい。

ところで、イギリスのブラウン首相が議会での答弁の最後に、思わず、恐慌(Depression)という言葉を使ってしまいました。後から「深い不況」の意味だと釈明したそうです。(下記のURLをコピー&ペーストして下さい。)

http://www.youtube.com/watch?v=EuoQAVGmZYQ

一番最後のところです。

日経平均は、その後場の下落局面で明らかに弱き転換しております。

-------6日朝のコメント-------

昨晩のNY市場は、何ら材料がないのに株は上げ、債券も上げ、そしてついでに急激な円安まで招来するという、極めて稀な日でした。

新規失業保険申請件数が58.3万件の予想に対して62.8万件と記録的な高さになり、オバマ大統領も週末の雇用統計は暗い内容になりそうだと予告。08年第4四半期のGDPの確定値も速報値の-3.8%から下方修正されるとセントルイス連銀総裁のコメントもありました。

1つだけ、株価上昇の理由として挙げられているのが、FASB(米国財務会計基準審議会)という、訳が分からない審議会が時価会計ルールを変更するという噂です。

それよりも何よりも、このところのドル・円の膠着状態から一気に92円台まで突入。90円台前半からの2円近い上昇は何とたったの30分での出来事でした。ショートポジションの巻き返しやら、ボリンジャーバンドの上限が破られただのという理由です。

筆者もFXを少し手がけたことがありますが、ストップロスオーダーを置かないと、今の相場は安心できません。そこでボリンジャーやら前回の高値やらを参考にストップロスオーダーをセットします。ところが、投機筋か何か知りませんが、どこにそうしたオーダーが溜まっているのか、先刻ご承知なのです。従って、それを突き破れば一気に相場が振れることを狙っての仕掛けをたまに行うようで、いつも筆者は夜寝ている間にその攻撃にあい、うまくいった試しがないので、今はFX会社2社に資金を寝かせているだけとなっております。

これも、先般から触れているウォッシュ&リンスですね。玄人筋のいわば必殺技です。

今日の日本市場は、こうして突然降って涌いた円安とアメリカ株式市場の上昇で上げて始まりますが、今度は電撃の脳天逆落とし技の一発を食らわないようにしなければ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする