株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.10.09)

2009-02-09 21:47:17 | 明日のモニタリング銘柄
今日は、とんだ肉(2月9日)の日でした。もう市場にはバラ肉しか残っていません。

ここはもう一押しからの束の間の反発局面から、二番底を探りに行く形かも知れません。きちんと反転のサインが、何らかのグッドニュースで裏打ちされない限り、このところのNYダウの異常な粘りの反動が襲ってくることでしょう。

と言う訳で、悲観が漂い始めた中での明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.3315三井鉱山(114円)
 実は今日も隠れモニタリング銘柄だったのですが、あまりに板が膠着しており鈍い動きなので割愛。そうしたらOSCを9%も上げての+7円はこの株にしては大健闘。明日は反動安を警戒しながら。114円割れがないことを見定めてから。

2.7701島津製作所(559円)
 不思議とこの株だけ高値圏でずっと浮遊。落ちない変わりに上がりもしない特異日状態。特段のニュースもありません。12日に3Q決算あり。何か情報があるのか?

3.4205日本ゼオン(298円)
 この株も今日は落ちず。13日が3Q決算。

【モニタリングB】 底値確認銘柄

1.8591オリックス(3480円)
 かんぽの宿でケチがつきました。OSCは-5%の24%です。これは風説の流布で訴えた時の26%を上回りました。かんぽの宿の常連のおばチャン達の呪いは怖い。

2.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ(699円)
 しぶとく699円を防御するも、OSCは29%と記録的な低水準。一応690円が1つの押し目ラインです。そこで支えきれるか?

3.9020東日本旅客鉄道(5470円)
 ついにOSCは38%に。この前さるオセアニアの中核の駅に行った時のこと、その駅中は絶好調でした。ごった返して行列をなしているお店が続出。なのに、株価低迷。

この会社のアキレス腱は、事故や災害の際にダイヤの組み替えを行える人材がごく限られていることです。もとより、コンピューターでは手に負えません。全くの職人芸、いや今や人間国宝並の名人芸が要求されるのが、この緊急時のダイヤグラムの組み替え作業なのです。脳内のシナプス結合を首尾良く行うのに匹敵する位の超難易度です。この名人の後継者難が株価に影響しているのだろうか? まさか。。。

4.8604野村ホールディングス(480円)
 まさかのOSC20%です。赤字企業は他にもありますが、この20%というのはいかにも異常です。リーマンの亡霊がこの会社に乗り移ったかのようです。或いは、カマキリの雌(リーマンか?)が交尾の時にオスを喰い殺すという、いかにも惨いことがこの会社に起こっているのか?そう言えば、その昔、「かまきりマダムの昼下がりの情事」などと言ったアダルト映画があったような、なかったような。。。

5.2159フルスピード(71200円)
 この株のOSC26%というのは、昨年10月6日の25%以来です。昨年2月2日の22%等というとんでもない記録はあることはありますが。まるで底なし沼に転落したようですが、救い主は何処に???

6.2371カカクコム(307K円)
 5日発表の3Q決算は進捗率78.7%とそう悪くはありませんでしたが、この間の期待値が高かった分、調整をこいております。307Kという今日の安値が破られると、30万円割れが視野に入ってきます。いずれにしても30%台への突入待ちか。

以上です。

モニタリングAも、明日は反落に見舞われる可能性があります。そうであれば、モニタリングBの底打ち見極めからの反騰に乗る手が有効かと思います。
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頭で分かっちゃいるけど

2009-02-09 11:03:12 | 株に出会う
日経先物はシカゴの値段より40円安く始まり、その後は円高の進行やら米株価先物の下落により、じり安の傾向を辿って、金曜日の高値の8150円近辺まで押し込まれております。

それでも個別株では反発を見せるものがあり、朝から4756CCCを中心に観察をしておりました。

わざわざ場が始まってから、CCCの日足と週足での押し目の目途まで計算しながらです。その計算結果は714円と690円というものでした。

更に前日安値の731円にも着目。OSC値も昨日の33%より上にあり、かつ前日の38%を下抜くかどうかも意識の中では設定。

最初の買い目はこの731円を抜く時でした。しかし、上に行ったり下に押されたりという目の前の板の値動きをついつい見ていると、スルスルと上に行った時は既に気後れしておりました。

まだこの時点ではVWAPのラインが下向きだったことが影響しております。何度もこの下向きのVWAPで手を出して苦杯を舐めておりますから。

その後は強気強気のモードが勝って750近辺まで上昇。さすがにここからは今日参戦した方々の利確の動きが出ました。この段階で注意すべきはやはりVWAPラインまでの下落です。そのラインは727円あたりにありました。案の定10時過ぎにそのラインまで到達してからは大きく押されることなく上昇。

この動きを見定めての再度の731円の金曜日の安値を下から抜く時に参戦するのが正しいエントリーのやり方でしたが、ここでも阿呆なことにまた見逃し。どうしても727円あたりまで降りた時の「残像」が邪魔をするのです。

その731円のラインを再度抜けてからは、もう一度前場の高値に挑戦し、わずかに抜いたところでの達成感から、前場の終わりにかけては揉み合いに終始しております。

このように、取引高も多くデイトレの心理戦の分析には大変有益なCCCですが、タイトルのように頭じゃ分かっているけど手が動きませんでした。

これは、ゴルフのパターでプロが良く罹る病気に良く似ております。パターを打つ手が凍り付いて動かなくなり陥るひどいスランプですね。

別にこれでオマンマを食べている訳でもないアマチュアの筆者までが、何もこうした病気に罹ることはないのですが、何しろこの乱世です。仮に兵糧が絶たれたとしても、勝って糊口を凌がなければなりません。やはり、闇雲の突進する訳にもいかないのですね。

だったら、頭で分かっている理屈通りに動けばよいではないかとの声が聞こえてきそうですが、ジェイコム君のような冷静さを保つことは、この穢れた世間の垢に汚れた身にとっては、清水の舞台から飛び降りるより難しいことなのです。

いずれにしても100%近い自信があれば、そうした節目の値段が抜ける時に参戦しますが、そうでないケースも多々見てきているものですから、こうした「心の残像」がいつもながらに悪さをしてしまうのですね。

やはり、どこかの禅寺にでも入門して、芯から心を清めなければならないのか。。。

しかし、正座に耐えられる足腰でもないので、精神を鍛える前に、この朽ちかけた肉体がもろくもくず折れる予感が。。。

とかくこの世は生きづらい!!??
コメント (2)
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登録型派遣を巡るサンプロ特集での田原総一朗の「暴言」

2009-02-09 06:00:47 | 折々の随想
日曜日のテレビ朝日のサンデープロジェクトで2回に亘って、派遣を巡る過去の法制化の動きを特集しておりました。ご覧になった方も多いと思います。

内容の詳細は省きますが、派遣には、いわゆる「常用雇用型」と「登録型」の2種類がありますが、今回派遣切りとして社会問題化しているのは、派遣会社がいつでも契約を破棄できる「登録型」です。

この登録型が何故、現在の派遣法に「こっそりと」潜り込んだのかを巡る今回の報道では、番組を見る限り、一度は派遣ビジネスの法制化を断念した当時の労働省は、その後、当時の「中立労連」からの申し出による法制化への強力な援軍を得て、当初は全く問題にされていなかった「登録型」派遣まで法律に書き込んだ際に重要な役割を果たした、当時の労働省の関次官と信州大学の高梨教授に焦点を当て、なし崩し的になされた対象業種の拡大と合わせて、法制化というものがこの国においては、こうした形で用意周到に進められるものであるとの認識を新たにすることにおいては、大変有意義な内容であったと思っております。

思わず笑ってしまったのは、当時派遣は「専門的業種」に限られておりましたが、その拡大解釈への過程で、「ファイリング業務」や「秘書業務」まで専門的業種にされたことです。これが事務職への派遣の急拡大という事態を招来しましたが、ファイリング業務とは、文字通り、そこら辺に無秩序に放置されているオフィスのファイル(=文書類)をバインダーに分類して綴じるだけの作業です。これは全くの職務経験のない人でもやれる単純業務と言えます。秘書業務も、その内容により千差万別ではありますが、基本的にはスケジュール管理やら電話連絡などの単なる調整業務が多いはずです。

こういう言葉の綾をも上手に使いながら、派遣ビジネスの拡大を法的に追認していったこと、更には、特に製造業の「偽装請け負い」の実態に対しても、同様に、実態としての違法状態の現状追認を行う追加法制化がなされていったことなど、この番組は、筆者が勤めていた時に感じていた様々な派遣を巡る矛盾した問題をえぐり出しており、最近にない面白い番組だったと思いました。

ところが、これが今日のブログの記事を筆者に書かしめた最大の理由なのですが、番組の最後に司会の田原総一朗が言い放った言葉、つまり、当時の関次官と高梨信州大学教授があたかも登録型派遣を法制化した張本人であるとしたこの特集番組の作り方はおかしい!、彼らに責任があるというのは言い過ぎだ!、との怒りの一言、これには強い不快感を持ちました。

この番組のプロデューサーは、もとよりこの二人だけに責任を収斂させようとなどとは考えていなかった筈です。しかし、登録型派遣という、今日の事態を招いた問題の歴史を紐解く時に、やはり当時の主管の官庁である労働省と、お役所が何かの法制化の際によく使う、世論誘導のための常套手段である外部専門家による調査会や諮問委員会などの、表だって目に見える「法制化実現の道具立て」をまずは炙り出す以外にはありません。

もちろん、こうした官庁や委員会の背後に働く経済界とそれにつながる政界の意図が、登録型派遣型ビジネスを拡大させた最大の力ですが、この官庁と経済界及び政界のつながりの深層(真相)まで突き止めることは、1番組としてはかなりの困難を要すると思いますので、まずはこのあたりに留めて置いて、後は視聴者の判断に委ねるというのは、致し方ない限界であると筆者は思います。

それを、田原総一朗は、あたかも偏向番組だといわんばかりの、番組の担当者への叱責ぶりです。これは、消費税の導入が税制調査会の会長のせいだと言うのと同じだ!とも言っておりましたが、そんなこと番組の担当者は先刻分かっております。

この田原総一朗の「暴言」により、これからのテレビ朝日の特集番組の内容が、当たり障りのないワイドショーニュースのように堕することがないよう願うばかりです。
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