株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(2.13.09)

2009-02-13 15:25:46 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は14日朝の更新

2月13日(金)の市場概況です。

◆日経先物:7770円(+20円)、OSC32%(-2%)2月10の32%に並ぶ弱さ。
◆日経平均:7779円(+74円)、OSC35%(+4%)2月12日の31%から切り返しに転じたか?
◆日経平均指数値倍率:128(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:764.59(+4.3) OSC33%(+4%)2月12日の29%から切り返しに転じたか?
◆マザーズ指数:316.74(-2.5)、OSC32%(+2%)2月12日から切り返しに転じたか?
◆ヘラクレス指数:477.7(+0.99)OSC42%(+6%)2月12日から切り返しに転じたか?
◆国債先物:139.36円(+6銭)OSC49%(+1%)2月4日の40%から切り返し中。
◆ドル・円:91.9円(94銭円安)OSC62%(+3%)2月6日に並ぶ高水準。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7850円(大証終値比+80円)
◆シカゴCME日経先物:7685円(大証終値比-85円)更新
◆NYダウ:7850ドル(-82ドル)OSC54%(+1%)2月9日の58%から下落中。更新

後場は結局じり貧。日経平均のSQ値もキープできず。地合は悪化の方向です。後場寄り付きでは円安が進んでいたため、先物も高く始まりましたが、それ以上は円安も進まず、ジリ下げ状態となりました。

後場は、その合間を縫って1721コムシスと7581サイゼリヤで少し取っただけ。いずれもタイミングを誤っておれば損切りでした。

1951協和エクシオと9793ダイセキを持ち越すために買いを入れましたが、わずかに届かず。ノーポジです。

まあ、SQ値をキープ出来ないほどの弱さですので、今晩のNYダウの結果を見てから月曜日の戦術を考えても間に合うかと思います。

仮に今晩NYダウが何らかのニュースに反応して大きく上げたら、これはやりづらくなりますね。逆に下げれば、日経平均も更なる下値を模索するでしょうから、これまた底値の見極めが難しくなります。

日経平均でいうと、12日の安値の7685円が防御ラインとなるかどうかが来週の注目です。

-------14日朝のコメント-------

NYダウは、ミシガン大学消費者信頼感指数が、再度56.2と下落したことで、7870億ドルの景気刺激法案が下院で可決されたことと、オバマ大統領の対策の発表を来週水曜日に控えて、JPモルガンとシティが住宅の差し押さえに3週間と4週間の猶予期間を設定すると発表された好材料も相殺され続落。3連休となるための模様眺めムードが勝ったようです。

株の下落にも拘わらず、債券利回りは上昇。長期国債の金利については別ブログ参照。
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上値を叩く難解な相場

2009-02-13 11:25:36 | 株に出会う
SQ日の今日のSQ推定値は7811円93銭です。この値段を上回って推移すれば相場は上げ基調に転じると言われておりますが、前場現在で9円ほど日経平均は上回っております。

OSC値も+7%の38%ですので、やっと切り返し気配です。

ところが、個別銘柄を局所的に見ている限り、先物の動きに極めて敏感であり、いわゆる上値を叩くような嫌な雰囲気に充ち満ちております。

上値を叩くとは、先物がピョコッとフェイント上げを演じ、それ~とばかりに一斉に間髪を入れずに買いに入るのを誘い込み、少し上げたところで1-2分後にドスーンと元の鞘に収める、いわば辻斬りの技法のようなやり方ですね。

10時過ぎにその辻斬りが各所で見られました。筆者は、あやうく7581サイゼリヤを1085円あたりの高値で掴みそうになりましたが、少し自重しているうちに段々と、そのトリックに気がついた方々が売りをかけてきましたので、あやうく茂みに隠れて難を逃れました。

ちょうど10時過ぎは為替の仲値が決まりますので、よく相場が変動します。5、10日に道路が混むのと同じです。

そのドル・円はこの時間、91円に乗せてきております。昨日からNYダウが良くない時間帯でも、ドル・円は円安方向へと動いております。些か、情勢が変わりつつあるのではないでしょうか。2月9日に上値第一目標の92.4円に達しておりますが、その後、終値はきちんと90円をキープしております。再度92.4円を窺う体勢です。

そうなると、株式市場は決算の開示もほぼヤマ場を過ぎており、そこに円安要因が加わり、そろそろ反転になる時期かも知れません。

今日、このまま推移すれば来週の反転が期待できるところですが、肝心のNY市場のダウがふらついております。昨日の切り返しもオバマ大統領の住宅差し押さえに対するモーゲージ・バイダウンなる対策が検討されているといったニュースにすがっての戻しでした。

市場は何でも良いから株価を戻す材料を物色しているようです。そうでないと、自然落下状態で大気圏突入を目指して急降下することが目に見えているからです。その地上へのハードランディングを何とか避けるためにも、また途中の大気圏突入があまりに急だと大気との摩擦熱で思わぬ被害が出ますので、ここは1つ穏便に落ちるなら落ちるで事を進めたいという政策当局の恣意的な意図が顕わに出ております。

かといって、この週末に何か大きな事件が出る状況かというとそうでもありません。

ここは1つ、NYダウの現状を占ってみます。最後ッ屁の上げトレンドです。月曜日はプレジデントディとやらで休場の筈です。

となると、このまま推移すれば引けまでに少し持ち越しても、鬼の居ぬ間の何とかやらで、日本市場は円安の効果もあり、月曜日は切り返すかも知れません。

前場は目先の目眩ませに遭わないよう慎重に地合を計っていたため、いや、単にエントリーのタイミングを逃しただけのことですが、ノートレードに終わりました。何とか、後場に状況を把握しながら乗れる株に乗ってみたいと思っております。
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市場概況(2.12.09)

2009-02-13 06:32:05 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は13日朝の更新

2月12日(木)の市場概況です。

◆日経先物:7750円(-200円)、OSC34%(+2%)1月21日の30%に収斂中。
◆日経平均:7705円(-241円)、OSC31%(-5%)1月15日の29%に収斂中。
◆日経平均指数値倍率:130(+4)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:760.29(-18) OSC29%(-3%)10月10日の25%に収斂中。底抜け。
◆マザーズ指数:319.24(-1.27)、OSC30%(同値)昨年11月20日に並ぶ。仮死状態。
◆ヘラクレス指数:476.71(-5.49)OSC36%(-1%)昨年10月10日の29%以来の低水準。底抜け中。仮死状態。
◆国債先物:139.3円(+88銭)OSC48%(同値)2月4日の40%から切り返し中。
◆ドル・円:90.96円(54銭円安)OSC59%(+3%)2月6日の62%からまだ反落中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7670円(大証終値比-80円)
◆シカゴCME日経先物:7770円(円建て)大証終値比+20円 午前7時40分現在。
◆NYダウ:7933ドル(-7ドル)OSC53%(+1%)2月4日の47%からは緩やかに回復中。更新

また、やられました。4756CCCですが、後場に売り気配からOSCも28%に落としてのマイ転。仕方なく損切り。ところが、場中の13時に決算発表。いきなり猛烈に上げていくので一瞬何が何だか分からず。実に激しい買いでした。4万株程度の買いが続々と湧いてくる様は久し振り。

などと感心している場合ではありませんが、先日のユニチャームと同じ轍を踏みました。癪なので後でCCCのHPをチェックしても、どこにも12日の場中に発表というニュースはありませんでした。むしろ、IRカレンダーには第3四半期決算は2月14日などと、とんでもない間違った日付が掲載されております。

今日決算ということは、先日チェックして記録しておいたのですが、今日買ってからは全くの忘却の彼方でした。なおかつ、前場の終わりに指しておいた730円の買いもそのまま放置して忘れておりました。売り気配なら一旦取り下げた筈でしたが、これがあっという間にさらわれ、前場に買った玉と一緒に玉砕。その後の暴騰。全く、気分が悪いったらありません。

しかし、これも株です。自らの不覚を反省する以外にはありません。

もう後場はやる気をなくし、いくつかの銘柄を下で指すも約定なし。従って持ち越しなし。仕切直しです。

-------13日朝のコメント-------

NYダウは一時7700ドルを切るも、その後は驚異的な追い込みでほぼ前日終値付近で終了。このお陰?でOSCは+2%の53%に上昇。2月4日を起点にしての、昨日の安値との乖離は300ドル近くありましたので、これはテクニカルな綾戻しの範囲だと思います。

オバマ政権の住宅救済策への期待と、1月の小売業売上高が予想以上に良く、予想の-0.8%に対して+1%だったことが戻しを支えたようです。

注目すべきは、米国債の30年債の入札があり、応募倍率2倍程度。そして、終値の利回りは3.458%とわずかですがプラス終了していることです。(金利上昇)これから増え続ける米国債の消化具合が要注目点ですが、株価下落を受けても債券に金が回っていかない現状からか、これまで全く沈黙していたムーディーズが、米国と英国の「AAA」格付を見直しているとの発言が飛び出しております。(独、カナダ、仏、スカンジナビアのAAA見直しはなしとも)

この事実は大きいですね。米国の影響下にある格付会社、しかもサブプライム問題の共犯者として当局から睨まれているムーディーズが、こうした動きを見せなければならないほどにアメリカの財政が傷んでいることになります。そこに30年債の金利上昇です。

これを受けて、一時前日比マイナスになっていた金も950ドルで終了。930ドル近辺にあったしこりを突破した感じです。逆に原油は33ドル台へと落ちて終了。

この長期金利の問題が、これからの世界経済の帰趨を制するといって過言ではありません。いずれ別稿にて検討したいと思います。
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