株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.27.09)

2009-02-26 19:55:47 | 明日のモニタリング銘柄
今日は久々に内需関連株も調子が良かったようですね。

今晩のNY市場は耐久財受注や新規失業保険申請件数、そして新築住宅販売件数の発表が控えておりますが、どれも期待以上の結果は難しいかと思います。

これに先だった発表された欧州各国の経済指標はどれも予測値以下の結果です。本当に経済が悪いですね。

オバマ大統領は、単なる天才的な演説家だけの人間ではないかとの疑念が、市場関係者には蔓延しつつあるようです。昨日の議会での初めての演説を見て、筆者もがっかりしました。未だ選挙運動を行っているかのような演説でした。切迫感がないのです。最重要の財務省の人事もガイトナー氏以外は手つかずとのこと。

さて、明日のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ(678円)
 着実に値段を切り上げ、本日OSCも+8%の47%に急伸したが、明日はどうか?

2.4041日本曹達(278円)
 272円を2日で固め、ここから300円を目指す動きをするのかどうか?

3.3770ザッパラス(216400円)
 やっと霧の中を抜け出た感じがするが。

【モニタリングB】 底値確認候補

1.4822ハドソン(857円)
 この株も不思議な値動きをします。明日の行動も外れるかもしれませんが、今日の安値は10月28日の安値の850円をかろうじて防御したと見なして、ここから冬のハドソン川に飛び込む勇気が出るのかどうか?

2.6744能美防災(743円)
 進捗が悪いので売り込まれております。そこを承知で喰いに走るか?

以上です。

しかし、今日の木村化工機のストップ高は、東芝の原発2基の受注が引き金ですが、肝心の東芝や三菱重工、そして東芝プラントシステムは不発。日経に出ていた日本製鋼所と木村化工機だけが上がるとは、いかにも市場は天の邪鬼が充ち満ちているようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

買い意欲戻るも

2009-02-26 11:04:08 | 株に出会う
昨日のダウの引け方が嫌な感じだったので、今日の日経は少し戻しながら下落基調を鮮明にすると思いきや、先物は10時にかけて7600円まで到達。その後押されておりますが、前場引けにかけてまた切り返しの気配です。

このまま後場に切り返しつつ再度7600円の攻略を目指すのかどうかは、当然ながら予測不能。今のところは円安傾向とダウの先物の+52ドルという切り返しが功を奏しているようです。

そこでOSC値で確認すると、TOPIXは+4%の50%です。これは直近では1月29日に並ぶ高値水準。(日経平均もその時点より1%低い49%です。)年初に69%まで上げた時期がありましたが、あの頃とは環境は激変しております。

GDPの先進国で最悪の悪化やら企業業績の大幅減益など、当時の水準に戻す要素はありません。

今日の後場で下げ基調になれば、明日、もう一花咲かせた後で売り攻勢が強まる可能性が出てきております。

為替の円安もそろそろピークアウトするのではと思います。と言う訳で、あまり上昇余地のない上げですので、ここら辺で少し押し目を挟まないと、もう一段の上昇には転じないのではないでしょうか?

そうは言っても、今日の筆者の買い銘柄候補のうち、3626ITホールディングスの惨状や、6330東洋エンジニアリングや6379新興プランテックの低迷を見るにつけ、やはり相場を予測するほどの器量がないと再認識しております。

持ち越しの3632グリーはチョイと早めに+100円で手放し、持株なし。

昨日、達観?したと思った手法を検証しておりますが、確かに上値の切り返しのサインとしてはよく効いております。しかし、複数銘柄をあちらこちら見ていると、ついついそのサインの確認が遅れます。もう少し、絞り込みを行わなければならないようです。

例えば9104商船三井の前場終わりにかけての切り返しがその典型。500円越えが完全なターニング・ポイントでした。こうした転機を見逃すと後はエントリーへのリスクが高まりますね。

朝方見ていなかった8591オリックスのターニング・ポイントは、1900円を下から抜く時でした。ここを見ていれば買えたですね。

マーケットスピードをご覧の方、このターニング・ポイントを確認してみて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケース・シラー住宅価格指数(12月度)

2009-02-26 06:27:51 | 金融全般
ケース・シラー住宅価格指数の12月度分が昨日発表されました。

今日発表の1月の中古住宅販売は、12月の中古住宅成約件数が前月比6.3%伸びていただけに期待されましたが、予想より30万件マイナスの年率換算449万件となりました。

価格の中央値は5000ドル下がって17万ドル。在庫は若干増えて9.6ヶ月分であり、適正水準の6ヶ月分にまだ遠い状態です。日本人の感覚からすると価格は結構いい線まで下がってきている気がします。

ケース・シラー住宅価格指数の12月度も、前月比でプラスに転換した地区はありませんでした。これで4ヶ月連続でゼロ。

定点観測地点のロスアンジェルス地区の下落幅は3.14ポイントです。この地区は、それだけバブルの度合い(需要を越えて投資用の住宅が過剰に供給された)が強かったと言えます。

142ポイントまでの下落を筆者は想定しておりますので、171.79ポイントという現在地点からはまだ29.79ポイントの下落が必要です。3ポイントの下落が続くとして、後10ヶ月です。今年の10月です。

これまで通り、アメリカの住宅価格は、今年の夏から秋にかけて落ち着くと予測します。

1つ、政府関連のOFHEOが1昨日発表した2008年第4四半期の住宅価格のインデックスが注目されます。それによると、292市場のうち、135市場は前の四半期からは下落していない、つまり価格が底打った「健全な住宅市場」となっております。

もちろん、バブルの激しかったロスアンジェルス地区はまだ年率-19.77%(4Qは-3.48%)の下落が続いております。

統計の取り方の特徴は、近隣の売買データなどに基づいてのインデックス化をしている点です。中間値とか平均値で見る方式だと、競売などで異常な安値の物件が悪さをしますので、統計処理上の歪みが出ます。

既に半分近くの地区で住宅価格が「正常化」している点も、政府関連機関のデータということを勘案しても、上述の秋までには底打ちという見方を裏付けております。

リンク先に合衆国の地図が色つきで載っておりますが、赤い部分はもちろんバブルが大きかった後遺症の真っ赤な火傷部分です。もうすぐ癒える黄色が多く、既に傷が癒えた水色もブッシュの地元テキサスを始め4州あります。

アメリカの住宅価格の下落傾向は、日本のマスコミで言われているほどには悪くはありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする