株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.18.09)

2009-02-17 20:15:15 | 明日のモニタリング銘柄
ロンドン時間に入って円高が進み92円割れです。欧州株も各国ともに1.5%程度の下落と冴えません。ダウ先物も依然として100ドルを越える下落。

注目すべきは日本時間19時発表のユーロ圏の12月の貿易収支です。

予想の-67億ユーロに対して、結果はたったの-7億ユーロでした。これでピーンとユーロ・ドルが切り上がりましたが、その後また元に戻っております。これはユーロ安のお陰なのか何なのかさっぱり分かりません。

同じく、ドイツの2月の景況感も-25ポイントの予想に対して、たったの-5.8ポイントでした。

ユーロ圏はアメリカよりも悪いと言われていたのに、これは一体何じゃ、という感じです。

さて、明日、2月18日(水)のモニタリング銘柄です。( )内は今日の安値。


【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.7731ニコン(919円)
 今日の切り返しは凄かったようです。値上げが出来るブランドの強さが再評価されているようです。

2.1983東芝プラントシステム(911円)
 本体の東芝は悪くても原子力のこの株は良いはず。

【モニタリングB】 底値確認候補

1.3941レンゴー(593円)
 派遣社員を正社員化した希有な会社。

2.8591オリックス(2515円)
 OSC19%は1部上場銘柄にしては珍しい。かんぽの宿の怨念が取り憑いたよう。

3.9104商船三井(500円)
 後場も怒濤の売り。しかし、この株のOSC28%は記録的であることに注意。

4.4571ナノキャリア(14400円)
 OSC24%とはこれ如何に。しかし10月10日の4050円から遠くに来たものです。抗ガン剤が癌だけを攻撃するという夢の技術を開発中。これだと副作用なし。

5.3715ドワンゴ(14500円)
 崖から陥落寸前です。まだ押される形です。OSCは現在34%ですが、これ以上押されて33%以下になれば、これは底抜けとなりますので注意。

【モニタリングC】 強気銘柄

1.5423東京製鐵(941円)
 今、絶好調銘柄の1つがこれです。自動車用にもこの会社の鋼板が採用されるとの日経の記事も後押し。とは言っても、皆さんがせっせとワックス掛けする表の鉄板ではなく、裏方の鉄板らしい。ここまで来ると1000円の大台乗せが再度視野に。しかし、反落すれば鉄板だけにかなり重いので、そこは押されたところ以外では乗らないこと。

以上です。
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前場終盤は阿鼻叫喚と化す

2009-02-17 11:19:50 | 株に出会う
中川大臣がいみじくも世界に披瀝した日本経済の脆弱性。あの様を見せつけられては、やはり東洋のあの国は、通常の人種が住んでいる国ではないと思われても致し方ありません。

そうなると、何とか少しでも上がれば売り抜けようとする勢力が強まるのも合点がいきます。

9104商船三井などその典型。下げ止まりからの反発を狙って監視しておりましたが、最初の反発には、いつもながらに乗り遅れ。10時過ぎに537円まで上昇しプラ転した時は、いつもの癖で思わず買いに入りそうになりました。

しかし、今日は自分に課していた強い戒めがありました。それは、先物のMACDがシグナルラインを割り込んで落下を始める時には手を出さないというものでした。

商船三井など、この先物の動きに見事に連動。参加者が多いだけに、このプラ転からの売り攻勢はそれはそれは激しいものでした。

この下げ攻勢にもかかわらず1人だけ健闘していた9766コナミも、前場終了では我慢できずにマイナスへと転落。4063信越化学だけは4000円の壁が頑強でした。この下落モードではビクともせず。しかし、こんな値動きがかったるい銘柄は、腰を据えた機関投資家以外はアンタッチャブルなのでしょう。筆者も食指が動かず。

軽量級の2159フルスピードは中途半端な位置から上げただけに、当然大きく失速。

押し目狙いで指していた9983ファーストリテイリングもついに谷底めがけて転落する勢い。今日の安値を割れば買いは取り下げざるを得ません。

さて、このように10時までの前場の高値で掴んだ方々は、ほぼ迅速に降りたものと思われますが、まだ先物のMACDが下げきっておりません。日経平均も同様。

ドル・円が92円台へと乗せて円安が進行しているにも拘わらず、この惨状は一に世界に発信された日本の政治と経済の思わぬ弱さが世界に露呈した、その結果かと思います。

落ちきって、きちんと上に向かわない限りは駄目ですね。

しかし、今日の朝の9時半頃までの押し目で有無を言わさず買いに入っていないと、チャンスがなかったことになりますが、上下しながら下げると思って上げていく、いつもながらの市場の動きには攪乱されます。この攪乱を如何にかいくぐって買いエントリーをタイムリーにするのかが、なお一層の課題だと認識した今日の前場でした。
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