株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.20.09)

2009-02-19 20:43:24 | 明日のモニタリング銘柄
スエーデンのGM傘下のサーブが更正法の適用を申請です。フォード傘下のボルボも危ないと筆者は見ております。両社のクルマの特徴は「特徴がないこと」です。

一時は医者に人気のあったと言われていたボルボ。如何にも堅牢そうな車体に見えますが、もう20年以上前にアメリカに出張した際ボルボに初めて乗りましたが、車体の安定感のなさといったらありませんでした。

もう1つ、ボルボについて実は致命的なことがあります。それは、ドアのノブの形状がある時から、それまでの全トヨタ車についているような取っ手方式(掴んで開ける方式)から、ホンダ車に典型的に見られるデザイン優先の、指を下から引っかけて開ける方式に変更された事実でした。

筆者はトヨタ車は全くの好みではありませんが、トヨタがクラウンを最後に取っ手方式に全車のモデルチェンジを期に変更したことだけは評価しております。日産は未だにバラバラです。ホンダも駄目です。

何故、取っ手方式でなければならないのかは自明です。それは事故が起きた際に、外からレスキュー隊がドアを開けて中にいる運転者を救出する際には、取っ手方式のようながっしりとした構造のドアノブでないと開けるのに苦労するからです。

当時、ボルボは安全性だけが売り文句でした。ところが、この取っ手の形状変更でボルボの唱える安全性が欺瞞に満ちたものであることが明らかになったのです。少なくとも筆者にとっては。

以前のBMWも、筆者は、取っ手方式でなかっただけの理由で信じておりませんでしたが、先々代のモデルあたりから、BMWは何に気がついたのか、一斉に取っ手方式に変えました。これによりBMWも買い替えの際の検討対象にはなりましたが、如何せん、車幅が広すぎるのが難点です。ドライビングの安定性からは車幅が広い方がそれは有利ですが、日本の道路環境など考える時、安易な車幅の拡張はいけません。今、乗っているMBは173センチの車幅であり、筆者の身長と同じです。このため取り回しも視界も良く気に入っており、もう8年目に入っております。

前置きが長くなりましたが、クルマに少々うるさい人は、こうしたところを見ていることを、メーカーの方々は良く認識しておいた方が良いと思いますよ。

さて、この時間(午後7時50分)ダウの先物は+68ドルとプラ転しております。このまま行くとダウも反転しそうですが、明日のモニタリング銘柄です。( )内は前日安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.2503キリンHD(922円)
 再度キリン。今日の後半の切り返しは見ておりませんでしたが、期待を抱かせるもの。

2.2802味の素(656円)
 ほとんど動きなし。だけども+24円。100億円の為替差損で低迷中。

3.6379新興プランテック(578円)
 600円越えが試金石。

4.6378木村化工機(590円)
 やっと切り返し気配。しかし、出来高がまだ極小。仕手筋の介入待ち。

5.2440ぐるなび(232300円)
 OSC急伸でどこまで戻すか?

【モニタリングB】 底値確認銘柄

1.3941レンゴー(563円)
 2日連続コンバージェンス。2月16日からのダイバージェンスは52円まで拡大。

2.8591オリックス(2280円)
 やはり底打ちには2-3日かかりそうです。今日は後半に失速。しかしOSC17%、RSI6%、VR改17%というのは記録的。25日移動平均からの乖離率はついに-38%に。底打ちをとにかく確認すること。

3.9843ニトリ(5300円)
 5200円あたりが底かも知れませんが、お値段以上に売られている模様。円安が災いの元か。そこを見極めることが必要。

4.4756カルチュア・コンビニエンス・クラブ(707円)
 あえてこの株を。718円越えに注目。

5.9766コナミ(1352円)
 これもオリックスに劣らずひどく売り込まれております。OSCは+2%の32%にコンバージェンス。

以上です。
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羽振りがよい時に近寄って行っても

2009-02-19 11:25:38 | 株に出会う
今日の電池株は充電中、ないしは放電中らしい。

パソコンの電池でも何でも、一旦放電して0%レベルまで落とさないと、次に充電しようとしても中途半端にしか充電されず、それを繰り返しているうちに、段々と充電能力が落ちてきます。

何ともうまく自然の摂理が働いているものですね。

人間の身体も「放尿」レベルがまさにこのことを示しております。いつも中途半端に出していると、段々と脳からのシグナルレベルが低下して、チョイとした貯水レベルでも、あそこに行きたくなるという訳です。

逆にあまり我慢をし過ぎても、特に女性の場合は膀胱の重さに耐えかねて、脱腸のごとく膀胱があの器から出てくるという恐ろしい事態も招くようです。

まあ、いずれにしても過ぎたるは及ばざるがごとしということですが、持ち越しの6937GSユアサのような癖株は、短期で見ると失敗する典型的な株ですので、これは、きちんとトレンドを見極めることに腹を決めました。2月17日の391円が割れて戻らなければ潔く撤退するということです。

これはその日のOSC値が35%であり、昨日からの反転攻勢のトリガーになっている値ですが、これが割れることを意味します。前場終了段階では39%ですので、まだ切り返しライン上にあると言えます。

前場の終わりに1813円で約定した4901富士フイルムの場合は、2月12日のOSC値35%というトリガーは昨日の段階で越えておりました。そこでモニタリング銘柄にノミネーションした訳ですが、前場終了段階では45%まで急伸。これは1900円の安値をマークした時の52%に次ぐ水準です。つまり反騰の勢いが付いてきているということになります。これは、今日の安値の1803円が割れない限りホールドということになります。

地合は好転しております。日経平均の安値・高値は防御。OSCは後少しで今回の反転のトリガーポイントとなっている2月17日のそれを上回ります。これが上回って終了すれば、地合好転という判断で、今日買った銘柄はそのままホールドとする予定です。

まだまだ底値圏での自律反発の感があるので危ういポジションですが、ここからはもっとマクロなOSCと四本足の歩みを見ながら売買するつもりです。

と言う訳で、昨日調子よく上げきったところでGSユアサを買いに入ったのは、「充電」という、この世でもっとも必要な出来事をつい忘れたしまった筆者の不徳の致すところです。

確か、昨日の前場終了後のブログのテーマは、リターン・リバーサルでした。

これは人生にも言えそうですね。徹底的に落ち込めば落ち込むほど、後は浮上することしかないとは、よく言われることですが、まさか橋桁で野宿するまで徹底的に落ち込む訳にもいかず、OKウェイブの社長のような真似は誰にでも出来ることではありませんが、ほどよく放電することなら、誰でも出来ることですね。

何だか、禅問答のようなトートロジーに落ち込みそうなので、今日のところはここまでにしておきます。

しかしやっと、富士フイルム製の珍しいデジカメ一眼レフで、隣の犬の写真を撮った甲斐があったか???

参照:どこかに食い物がないか覗いている隣の犬の写真。1GBのこのブログの制限容量一杯で撮影したもの。麻生総理に定額給付金の受領は「さもしい」と言わせた、その時の顔の似顔絵にどこか似ているでしょう?
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市場概況(2.18.09)

2009-02-19 06:27:12 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は19日朝の更新

2月18日(水)の市場概況です。

◆日経先物:7580円(-60円)、OSC32%(+1%)2月17日の31%からコンバージェンスするも、救い主は不在。何処に?
◆日経平均:7534円(-111円)、OSC25%(-4%)10月10日の20%以来の低さ。求む、大量の政府紙幣。およそ5兆円でOKか?
◆日経平均指数値倍率:133(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。昨年10月27日の139ポイント以来の低さ。
◆TOPIX:749.26(-7.3) OSC27%(+1%)2月17日の26%からコンバージェンス。微弱な切り返しの胎動。
◆マザーズ指数:303.48(-2.09)、OSC29%(+2%)OSCはコンバージェンスするも、未だレスキュー隊は到着せず。
◆ヘラクレス指数:471.04(-2.47)OSC35%(+1%)OSCはコンバージェンスするも、未だ救援隊は現れず。何処に?
◆国債先物:139.64円(+26銭)OSC45%(-2%)2月4日の40%から切り返し中。
◆ドル・円:93.77円(1円36銭円安)OSC68%(+7%)1月6日以来の高さ。93.6円水準を抜けると後は96円までの円安も。しかし、そろそろトップか。更新
◆日経先物イーブニングセッション:7570円(大証終値比-10円)
◆シカゴCME日経先物:7560円(大証終値比-20円)更新
◆NYダウ:75556ドル(+3ドル)OSC39%(-5%)12月26日と1月14日に並ぶ。明日落ちてからの反発がなるかどうか?正念場。更新

後場はほぼボックス圏での動きでしたが、13時半頃の押し目からは堅調に戻した株も多かったようです。それにしても、日経平均は昨年10月27以来の指数値倍率となりました。そろそろこのあたりからの反発も期待できるところですが、何せグッドニュースがありません。

後任の財政金融大臣は、あの「蜂が指した位の影響」と当初のたまわっていた与謝野氏が兼任することになり、ここは祖父母の与謝野鉄幹、晶子譲りの破天荒な活躍を期待する以外にはありませんが、何せあのお歳です。老獪さでは右に出るものはないものの、これで若きガイトナー財務長官と、丁々発止と渡り合えるのかどうか些か不安があります。

しかし、あのガイトナーごときの若僧を煙に巻くぐらいは、このおじさんのサンデープロジェクトなどでの受け答えを見ていて期待できそうです。

その上、このおじさん、意外とユーモアのセンスがおありなようです。ここは囲碁などに興じることなく、祖父母譲りの潜在的な才能を発揮して、日本古来のゆかしい短歌でも捻りだし、全世界に発表するぐらいの心意気を示せば、明治神宮にわざわざ行って玉串を奉納したクリントン長官もビックリか。

歌集のタイトルは、与謝野晶子の「みだれ髪」ならぬ、単に「みだれ世」で良いでしょう。今の世にピッタリかと。

ところでトレードの方は、終盤に6674GSユアサが良い感じだったので、試しに406円で仕込みました。最後に537Kの爆弾売りで引けは404円。冷やし玉として、この位はちょうど良いでしょう。

-------19日朝のコメント-------

アメリカの新築住宅着工件数は46万6千件と史上最悪となったものの、オバマ大統領のの住宅保有者向けの支援策として最大900万世帯の差し押さえ回避のために最大2750億ドルを提供する計画の発表で、何とか株価は前日同値付近に留まり7500ドル割れを回避。

今回の発表は、住宅ローン返済額を収入の31%相当にまで圧縮させたり、組み替えや借り換えを支援する政策です。

しかし、この差し押さえ防止策はアメリカの不動産が底入れするための4つの条件の1つにしか過ぎません。

残りの3つの条件は、重要な順に、①景気の回復による雇用・収入環境の改善。②ローン利率が5%前後から上がらないこと。③ローンの借りやすさ、ということになります。

今日の新築住宅着工件数の低迷は、①は悪化が続き、②は長期金利の上昇が始まり、③は住宅価格が未だ落ちきっていないことから、収入比の返済額に対するローン審査が厳しくなり、といった状況ですから悪いのもやむを得ません。そして、この3つの条件が改善する見込みが、今回の住宅支援策だけでは望めないことです。

要するに、ごく普通の人が無理のない返済条件で安心してローンが組めるようにすることが根本的な解決策です。(某国の消費者ローンの宣伝文句とうり二つですね。)


この問題が複合的なのは、景気の悪化→①国債発行残高の増加→金利上昇圧力の高まり→ローン金利の上昇、を招く一方、雇用情勢の悪化から収入減と個人信用の悪化から、借り換えも含めてローンが借りにくくなるという、悪循環を伴うことです。

今回の政策は、とにかくこれ以上のローン破産を食い止め、差し押さえ物件の増加からの住宅価格の下落に歯止めをかけるための、いわば水際作戦に過ぎません。多少は9ヶ月以上ある在庫の改善にはなるでしょうが、通常状態の6ヶ月にはまだ道が遠い状態。

しかし、これには少々副作用があります。これまでは、叩き売られた差し押さえ住宅のお陰?で価格下落のスピードが上がり、かつそのお買い得物件を巡るツアーが活況を帯びているように、中古住宅販売の底入れを推進してきましたが、そのペースが緩む、つまり、価格の底入れ時期が先延ばしになるという副作用です。

これは、何だかビックスリーに対する公的資金の投入に似ておりませんか?公的資金を入れて延命処置を講ずれば講ずるだけ、ビックスリーの再建が進まず、泥沼に入るのでは、というあの懸念です。いっそのこと、破産(差し押さえ)させた方が再建が早い。

このように考えてくると、徐々に政策としてとれる範囲が狭まってきていることが言えそうです。だからこそ、日本の轍を踏まないようにもっと早く手を打つべきでした。

元はと言えば、わざと低金利に放置し住宅バブルを起こして、ITバブル崩壊後のアメリカ経済の立て直しを図ったグリーンスパンのFRBの政策が間違っていたということになりますが、その帰結としての今回の世界の苦境はあまりに代償が大きいということですね。  
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