株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.13.09)

2009-02-12 20:01:17 | 明日のモニタリング銘柄
明日、2月13日の金曜日、SQ日のモニタリング銘柄です。

日経平均の指数値倍率という筆者の指標は130ポイントをマークし、これは1月26日と同値。また、11月20日とも同値です。これ以上に悪化したのは、10月27日の139ポイントです。この翌日に、あの悪夢の6994円をマーク。

この指標からも、後少しの下落で一旦底打ちをする時期が近づいております。

しかし、相場を上げる良いニュースはありませんが、個別株では元気よく上げている銘柄もありますので、昨年10月10日の時のような押し込まれ方は、今回はないだろうと踏んでおります。 ( )内は今日の安値。

【モニタリングA】 買い候補

1.2670ABCマート(2500円)
2.5563日本電工(392円)
3.3715ドワンゴ(152K円)

【モニタリングB】 底値確認候補

1.9766コナミ(1460円)
2.4563アンジェスMG(98000円)
3.9983ファーストリテイリング(10900円)

以上です。ユニクロ以外はひどく地味系の銘柄だけとなりました。まあ、欧州株も今のところ全面安ですし、米株価先物も-74ドルと場中より一段と下げております。これでNYダウもつるべ落としなら、明日も寄り安からの反転狙いのような格好となりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

株の盛衰を読むのは難しい

2009-02-12 11:03:24 | 株に出会う
人にも当然ながら盛衰はありますが、株の場合は人と違って、1日単位でコロコロと入れ替わるため、その見極めは大変難しいものがあります。

例えば、9020JR東日本。今日は内需株が好調なようで、それに引っ張られた感がありますが、10日にOSCをわずかながら上昇させ、底打ちのサインは出ておりました。ところが、この株、このところ散々と寄り天を演じているため素直には乗れず。

結局、途中で気がついた時は既にOSCを+5%位に上げており10日の高値と2月6日の安値は更新済でした。前場終了段階では、OSCをきちんと直近の高値の48%にまで上げておりますので、ここからの上がり目は、この株の力次第となります。しかし、この株の本来のOSCの高値ポジションは50%台ですので、まだ押し目からの買いが入る可能性があります。

一方、持ち越した2159フルスピード。とりあえず、70Kが割れることなく推移しておりますが、前場は高値の78500円を付けたのが精一杯でした。この段階では、記憶によればOSCは直近高値の2月4日の42%を越えていたと思います。ここで残念ながらエネルギーが費えてしまったのです。筆者は寄り付きからの安値からのリカバリー過程の74500円で半分損切りし、残りは10日の高値を割り込む77900円で売りました。通算ではマイナスです。

更に、4756CCCですが、これは先物が下落する時もしつこく725円あたりを挟んでプラス圏に頑張っておりました。2月6日の731円を抜く時に買いと決めておりましたので、732円で買いエントリー。そのまま持ち越しです。この株は、1月20日にOSC64%をつけて以来、1月23日に910円までマークして以来、ずっと押されており、2月9日に29%という低い値まで落ち込んでおりました。そして、今日も711円で踏みとどまり、OSCをわずかですが上げにかかって来ております。この値動きは底打ちした時によく見られるパターンかと。撤退ラインは一応、マイ転した時としております。それまでは下げれば買い上がりのつもりです。723円に落ちればOSCも29%となり再度の下落がかいま見れるからです。

このように、各銘柄がここ1-2ヶ月の間のOSCのレンジに対して、現在はどのポジションに位置しており、底値反転の位置取りなのか(CCC)、上値追いかけの位置取りなのか(JR東日本)、上値達成後の失速過程(フルスピード)なのかを見極めることが大事なことと思います。

それに、地合に素直に反応する時期と、あまり影響されない時がありますので、あまり影響されない時は、既に売り枯れの状態であるとも判断できます。

ところで市場の方は、日経平均のOSCが32%にまで落ちており、1月15日の29%以来の低さです。一旦、ここ2-3日かけて底値を確認するまでは、更なる下落を要警戒ですね。TOPIXは既に29%に落としており、これは何と昨年10月10日の25%以来の低い値です。そろそろ底が近いと思われますが、最後の詰めにドスーンと、ここ2日ほどかけて落ち込みそこからの這い上がり過程での買いが、今のところ取りうるベストなスタンスではないかと思っております。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外市場概況(2.11.09)

2009-02-12 06:18:37 | 市場概況
2月11日(水)の海外市場概況です。

◆NYダウ:7940ドル(+51ドル)OSC51%(+1%)2月9日の58%から下げ基調継続。

◆欧州株:英FT100(+0.5%)独DAX(+0.54%)仏CAC40(+0.23%)

◆ドル・円:90.42円(前日比6銭円高)OSC56%(+1%)2月6日の62%から下降中(円高傾向継続)。

◆シカゴCME日経先物(円建て):7805円(大証終値比-145円)午前7時半現在。

NYダウは引けにかけプラス終了し、何とか平静を取り戻した形です。

昨日は、オバマ大統領のことを2回転半のジャンプで誤魔化した中年おじさんスケーターのような言い方をしましたが、昨日、たまたまNHK衛星放送で彼の行動を追っている番組を見ました。

そこで、あえて1つ、彼の良い点を付け加えておきますと、それは、ワシントンに引っ込んでいては、世の中のことが分からないとのことで、どこかの町でのいわゆるタウンミーティングでしょうか、そこでしきりに聴衆に話しかけており、聴衆からの意見も率直に受け止め答えていたことです。

これはブッシュにはなかった姿勢です。また、我が国の総理大臣が時折見せる、どこかの下町でのパーフォーマンスとは全く異なる姿勢ですね。

しかし彼は先日、「こんな風に任期が始まるとは思わなかった」と思わず本音を漏らし、図らずも、就任前にはアメリカの金融・経済の実態について知らされていなかったことが露呈しておりますが、これは実は一部で危惧されていたことです。(噂によると、彼はブッシュからのブリーフィングを拒否したとのこと。)

このことが、市場が期待した「スタートダッシュ」に遅れをとった原因でしょうね。大統領に就任し、実態を知って驚いているのが現状。ひょっとすると、大統領就任直後にドルの切り下げという荒療治までするのではと、市場は見ていたのですが、これは拍子抜けということになります。

しかし、現場に足を運ぶ気持ちだけは持っているようですので、少しは今後に期待したいと思いますが、筆者から見ると、現実は既に現場に足を運ぶ必要がないほどに悪化している訳であり、そんな時間があれば、もっと政策の早急な実現に費やすべき時期だと思うのです。

まだ、市場が求めるアクションのスピードとの波長が合っていない感じですね。「私は永遠の楽観主義者」との言葉で、今の現状と自己認識のギャップが露呈して醸し出しているほろ苦い気持ちを中和しようとしておりますが、もっと前向きの迫力と実行力が欲しいものです。

ひょっとすると、この男、世間にたくさん存在する、「口先だけ上手で立ち回りがうまい単に如才ない男」だけかも知れません。もしそうなら、これは世紀の悲劇が待っていることでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする