株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(2.25.09)

2009-02-24 21:13:05 | 明日のモニタリング銘柄
欧州株は業績不安で大幅安で始まっております。独BMWは6%安ですが、これはモルガンスタンレーがアンダーウェイトに格下げしたため。理由は、2010年までにはBMWの売上げが、何と3分の1にまで落ち込むとのアナリスト予想のためです。

米株価先物はまだ+36ドルを堅持。今日は注目の12月度のケース・シラー住宅価格指数が発表されます。前月よりさらに下落し前年比で-18.3%と予想されております。

さて、明日2月25日(水)のモニタリング銘柄です。( )内は前日安値。

【モニタリングA】 買い候補銘柄

1.4813ACCESS(189800円)
 昨日のOSC25%で灰汁が抜けたか?

2.6665エルピーダメモリ(481円)
 安値は防衛しOSCも+2%の42%へ。再度反転を窺う位置。

3.6366千代田化工建設(374円)
 何とかプラ転しOSCを9%も伸ばす。

【モニタリングB】 底値確認銘柄

1.8802三菱地所(964円)
 買い手不在とのことですが、ついに1000円割れで、RSIの14%はよく見られるものの、VR改の5%は極めて珍しい。

2.8591オリックス(1707円)
 1707円からの切り返しでOSCは+3%の23%に。明日が正念場。

3.9107川崎汽船(300円)
 船の中ではこれと9113乾汽船が綺麗に抜け出る気配。

4.9766コナミ(1293円)
 カプコンほどは強くないけれど、ここから意地を見せるか?

以上です。
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任天堂とドワンゴの勝ち日

2009-02-24 11:06:57 | 株に出会う
円安にもかかわらず最悪の市場環境になってきました。

これまでは、円安は日本株にとって輸出産業が潤うということで追い風になってきましたが、このところあの中川大臣の一件があってからというもの、外人の日本を見る目が変わって来て、円安は日本の将来への失望のサインになり下がりました。

よって、円安、株安、債券安という3重苦の世界が訪れていたのです。

ところが、ドル・円が二枚腰から昨日ここまで上げてくると、これはいささか様子が違ってきます。

円安で大きなメリットを受け、業績が落ちていない銘柄と言えば、言わずと知れた任天堂です。

昨日はマイナスでしたが、ジリジリと上げる展開のところに、ダウの大幅安での寄り付きからの投げ。これで売り方がいなくなったところに、気がついたら怒濤の上げです。

一方、ドワンゴはニコニコ動画の有料会員が増え続けて黒字転換したのに、昨日はOSCが24%にまで落下。もう駄目かと思わせておいてのいつもながらの急な噴け上がりです。迂闊にもこの2銘柄を監視しておりませんでした。

この2銘柄以外は、偏屈株の6674GSユアサぐらいしか気を吐いておりません。

実は、今日はこうした日での、底値拾いのコツを体得するため、6305日立建機や5631日本製鋼所を中心に出来高が多い銘柄を見ておりました。

この2銘柄の値動きは対照的です。朝方の反転の動きはほぼ同じですが、その後は地合に敏感に反応しているのが日立建機。ジリジリと押されて勢いをなくしているのが日本製鋼所です。

この違いは一体何故か?これが今日のテーマですが、楽天のマーケットスピードを使っている方なら簡単に出せる「パラボリック」という指標があります。これを筆者もずっと使っておりましたが、使い方が良く理解できませんでした。もちろん、後付でなぞることはできます。

実は、このパラボリックで見ると、この両銘柄に大きな差があります。筆者は2分足チャートにパラボリックのショートを組み合わせているのですが、日本製鋼所は昨日はほぼ引けにかけてかなりの上昇トレンドを描いて終了しております。

一方、日立建機の昨日は揉み合いでした。

この2銘柄のパラボリックの軌跡を見れば、上記の筆者の疑問は解けました。日本製鋼所は昨日のひけからは一貫して青いパラボリックがなだらかに落ちております。これが戻しがない理由ですね。日立建機はずっと赤いパラボリックのままで、引けにかけて青いのがチョイと出てきております。上げに陰りが見えている証拠ですね。ですが、その間は950円を割ったところでは必ず押し目買いが入りそれなりにボックス圏ですが上げております。日本製鋼所の倍はボラティリティがあります。

このように、その日のパラボリックラインの出方、それも傾斜にも気を付けて、転換点をうまく捉えれば、底値の確認にも役立つと、今更ながらに気がついたのが今日の朝の収穫でした。

と言う訳で、今日はまたしてもノートレードです。後場は、この「発見」をうまく駆使?して、何とか日当相当の日銭だけでも稼がねばなりません。
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市場概況(2.23.09)

2009-02-24 07:37:56 | 明日のモニタリング銘柄
テクニカル用語の簡単解説  赤字部は24日朝のコメント

2月23日(月)の市場概況です。

◆日経先物:780円(+-0円)、OSC38%(+7%)2月19日の30%から切り返したか?。
◆日経平均:7376円(-40円)、OSC38%(+10%)2月18日の25%から切り返し顕著だが。
◆日経平均指数値倍率:135(+-0)数字が増えるほど下降傾向を示します。昨年10月27日の139ポイント以来の悪化。
◆TOPIX:735.28(-4.3) OSC38%(+8%)2月17日の26%からコンバージェンス継続。
◆マザーズ指数:289.32(-7.98)、OSC26%(-1%)10月10日の26%に並ぶ。
◆ヘラクレス指数:453.19(-5.93)OSC40%(+9%)2月20日の31%からコンバージェンス。
◆国債先物:139.61円(+11銭)OSC34%(-7%)方向感なし。昨年10月20日の31%以来の低さ。
◆ドル・円:94.66円(1円34銭円安)OSC72%(+2%)1月27日の47%から円安へと切り返し中。二枚腰発揮。95円目途まであとひと息更新
◆日経先物イーブニングセッション:7440円(大証終値比+60円)
◆シカゴCME日経先物:7150ドル(円建て)大証終値比-230円)更新
◆NYダウ:7115ドル(-251ドル)OSC36%(-8%)10月15日の35%以来の低さ。底抜け状態。更新

後場は、結局前場の無理がたたって、なだらかな下降線を描いての終了。これでは持ち越しも厳禁。日経平均は金曜日の安値を一旦は攻略したものの引けには失速。

高値・安値ともに切り下げての終了は、やはりまだまだ本復は遠いのか。

後場は、何もしないのは癪ですので、5802住友電工や9766コナミで遊びました。引けまでには薄利撤退。

今日はGlobexのダウ先物に引っ張られて、先物は前日同値で終わったようなものですが、今晩のNY市場では、特に目立った経済指標の発表はありません。

そうなると、もし上がるとすれば、オバマ大統領が週末に発表した財政赤字の削減プランか先週発表の住宅差し押さえ策への期待からの上げぐらいしか思い当たりませんが、前者は、いわゆる出口戦略を今から提示しておかないと、世界から今後増発される国債を買って貰えないための、いわゆるリップサービスです。

しかし、ない袖は振れません。中国も当面は手持ちのドルの暴落が怖いので適当な買いは入れるのでしょうが、これまでのような貿易黒字が積み上がらない以上、買い増しはかなりの無理を伴いますね。

麻生総理がヒラリー・クリントンにまでアメリカ国債の買い増しを口約束していなければ良いのだが、どうも何かおみやげを与えた様な嫌な予感が。

とにかく、今のレームダック状態の政権を何とか放逐しないことには、ますますこの国は泥沼にはまり込むばかりか。

-------24日朝のコメント-------

ついにNYダウは底が抜けた状態に。シティバンクの国有化を巡り近々何かの発表があるとの憶測。アトランタ連銀総裁は世界経済全体に触れ、特に日本が再度のデフレ圧力が加速していると注意を喚起。

FRBは繰り返し、今年後半には緩やかに回復するものの、それまでは逆風が吹き荒れるとしております。株価が半年ほど先取りするとしても、やはり夏過ぎまではこのまま下落基調が続くものと思います。

欧州株も、トリシェ総裁が「ユーロ圏の金融システムは深刻な緊張状態にある」等と悲観的な見方をしたことや、欧州委員の一人が利下げを示唆ことから、このところ少し持ち直していたユーロ・ドルが急落し、株式も総崩れ。

シティだけでなく、AIGも600億ドルに及ぶ損失を発表し、政府に追加資金の注入を求める見込みとCNBCが伝えております。

要するに、国有化でもしないと、こうして不良資産がダラダラと出てきて、公的資金が砂漠に吸い込まれる水のような状態になっているのが今のアメリカの金融機関です。簿外に飛ばして巨額の損失額をこいているのをあからさまにするには、権力の介入しかないのですが、これは日債銀や長銀が国有化された経緯とそっくりですね。

どの金融機関もトコトン追いつめられても本当のことは世の中には晒しません。シティが社用のジェット機を世論に指摘されるまで発注していたのは、ひょっとするとこの沈み行く巨艦から搾り取れるだけ搾り取る高度な判断だったのかも知れません。或いは、実態を把握していないがためにそのような奢侈に走ったのなら、全くもって無能な経営者が未だにこの銀行を支配していることになります。どちらにしても、権力の介入以外にこの銀行の内実をあからさまにはできないのでしょうね。
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