株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

毎回パターンが異なるのが相場

2006-07-25 11:35:41 | 株に出会う
今日はNYも上げているし、短期のチャートもよい形で終わっているので、誰もが7月20日の再来を期待したことと思います。

結果は、見事な寄り天です。特に新興・小型株ほどそうなっております。東証一部も7860エイベックス、6900東京電波、4205ゼオン、7259アイシン精機、といった、このところ押されていた銘柄が比較的大きく上げておりますが、それ以外は必ずしも上げておりません。このように同じパターンを繰り返すと見ての逆パターンに行くのが相場と考えた方が良さそうです。全く相場というのは天の邪鬼なのです。みんなが考えている方向とは逆の方にどうしても言ってしまいます。それだけ一部の洗練されたプロ級の方々(機関投資家中心)が、朝に作戦を練りに練って資金を投入または引き上げる訳ですから、彼らが考えることはまず一般投資家が今日はどう行動するかということを、真剣に検討するはずです。その裏を出し抜くことによって大きな利益をこれまで上げてきた実績があるからです。我々は彼らの動きを下手に忖度することなく利益が出ていれば有り難く頂き、おかしな雰囲気になればいち早く行動し身を守るということしか出来ないようですね。

新興もテクニカルに良かった4813ACCESSなど前場の後半にかけて弓矢が放たれました。筆者は初動の644Kでエントリーしましたが、その後上がらずに再度639Kまで落とされる過程で同値降りをしてしまいました。しかし、よく見るとこの株638Kを朝方付けていましたが、これを下回らないことが再度の639Kで確かめられたとも考えられます。つまり、このような揺り戻しでの底堅さを確認しての644Kでのエントリーであれば、自ずと上昇一途の値動きを堪能できましたので、同値降りもなかったと思います。このあたりの見極めがまだまだ課題です。

テクニカルにはこのようにマークしていても実際の買い局面では失敗します。その悪い癖が出たのが、本日のストップ高銘柄3778さくらインターネットです。朝の一押しはあるだろうと236Kで指していたのですが2K足りませんでした。その後は強いと感じながらも利確の動きも出てくるため、どうしても後一歩が踏み出せませんでした。また236Kあたりまで降りてくるのではないかと、勝手な思いこみをしてしまったのです。250Kあたりでの揉み合い時点でも買いのチャンスはいくらもありましたが、もうこうなると新興市場の指数がじり貧を辿っておりましたので、この株もそのうち押されるだろうとの意識が勝って、ほとんど眺めているだけでした。ところが、2-3回ストップ高の板をかいま見せながらついに登りつめたのですね、この株。

今後の反省材料にするにはいつものことであり、どうも心理的な欠陥があるのではないかと自らを疑ってしまいます。何とか克服せねばなりません。トホホの放心状態ですが。

しかし、自信が持てたのは、こうした仕手性の強い株における日柄調整を見極めるやり方です。筆者が真の高値・安値を反映した「指数値」と呼ばれる、日々の値幅の累積値をもとめるやり方が、こうした日柄調整の見極めに、益々有効であることが確かめられたことです。このさくらインターネットは、昨日の指数値が158000ポイントでした。この数値は、7月6日の指数値よりさらに30000ポイントも下でした。そして、OSCは7月19日に39%という底を付けた後、昨日は前日同値の40%にコンバージェンスし、終値は-10Kというものでした。絶好の買い場を迎えていた訳です。前回の上げが海外の会社との提携話がきっかけでしたので、今回は特に大きなニュースもなく「騙し」の可能性もあるため、控えめな「注目銘柄」でした。(新データセンターの開設がニュースとして伝わっているようですが、今回のそれは後講釈でしょう。)

今後の糧に何とかしたいと思います。

さて、寄り天の中、持ち越しの2929ファーマフーズは191Kで売り、たったの+4K。2384SBSホールディングスは、289Kで危うく逃げて、これも+8Kと奮いませんでした。ACCESSとさくらの失敗の方がダメージが大きい、今日の前場のトレードでした。
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明日の注目銘柄(7.25.06)

2006-07-24 22:01:36 | 明日のモニタリング銘柄
まず、マザーズ指数ですが、OSCが+2%の34%とコンバージェンスし、終値は-23.13ポイント安ですが、、OSCが23%をマークした7月18日の終値の1176.42ポイントより16.23ポイント低くなっており、明日の反転を期待させる終わり方となっております。

一方ヘラクレス指数は、今日はマザーズ指数よりいちはやく立ち直り、21日の安値を抜いて終わり、OSCも+3%の39%と順調に立ち直っております。これもこの勢いだと明日はNYその他の影響で押されなければ、底脱出からの反転上昇の軌道に乗るでしょう。

日経225平均は、後場に立ち直りました。OSCで見る限り、先週金曜日が39%で、このところの最低値でした。6月8日、13日の35%というのがありますが、ここまでの押し目を経ることなく一旦立ち直りの気配を見せた形です。OSCは+5%の44%とコンバージェンスしております。少なくとも短期では上げ基調に転じたようです。

という訳で、市場全体は何となく持ち直した気配ですが、まだまだよちよち歩きの半病人ですので、チョイとしたこと、例えば土用の鰻を無理して腹一杯食べたとか、増水した川を下駄履きで見に行って転んであやうく死にそうになったとか、があると身体の内側ないしは外側から崩壊していきますので、呉々も注意が必要です。

さて、そんな中での明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


1.3789ソニーコミュニケーションネットワーク △

 4月25日の決算が期待はずれで、PERも100倍越えとなった今では、出がらしのような株とあいなっておりますが、それでも多少はテクニカルに反発局面になると上がります。明日がそのタイミングです。しかし、今日も弱く210Kの安値からかろうじて切り返しております。明日もこの210Kのデッドラインが死守できることが条件です。OSCは+2%の34%とコンバージェンスし、指数値も最低値です。RSIは±%の24%ですが、6月1日の16%に次ぐ低い値です。とにかく明日は押し目で210K割れのないことを確認しての買いです。しかし、プロバイダー業というのは困難な時代を迎えました。いわばインターネットの中継点としての役割しかありません。どこかと合従連衡しようにも、同じような業態が集まっても何ら業革にはならんのでしょうね。という意味からも長居は無用です。

2.3785エイティング ▲

 よっぽど引けに試し買いをしようと思ったのですが、あまりにも静かであり不気味だったので見送りました。この株は社名を8ingなどと書くとおり、世の常識から随分ずれている会社です。ゲーム開発の会社ですが、どうも社員のモラール維持に腐心しているようです。人で集め専任のリクルーターを、たった83名の社員の中からアサインしたり、この5月に新社屋に移転して労働環境の改善を図ったり結構大変なようです。しかし、肝心の平均年収が何と406万円なのが「ガン」ではないでしょうか? ちなみに4822ハドソンは525万円です。という訳で、段々と明日の注目銘柄でなくなって来ましたが、死んだふりをしているのかも知れません。念のためウォッチリストの片隅にでも置いておいて下さい。活気づいたら分かる程度にです。なぜ買う気になったかというのは、7月20日の206K(OSC29%)から今日の192K(OSC32%)へのダイバージェンスが見られるからです。

3.3809バリオセキュア・ネットワークス ▲

 公募の38万円を割ってからはさすがに戻しました。少なくともテクニカルにはよい形で終わっております。明日の押し目で1日天下に終わるか、それとも413Kを越えて勢いがついていくのか注目です。セキュアヴェイルが今日は一足先に爆挙げし、公募価格を回復しております。次はこの株かどうか?

4.3801アスキーソリューションズ △

 まだPERが31倍もあります。イメージ情報開発は19倍です。しかし、20日にOSC28%を付けて以来、今日のOSC34%での終値が-23Kは、上げ条件が一応整っております。RSIも12%と低水準。直近IPO見直しの動きが今日の後場にありましたが、この株も明日あたりは少しは日の当たるところに出てきても良さそうです。アスキーというベンチャービジネスの黎明期の懐かしい会社です。西社長は今はどこかの聞いたことのないような大学で教鞭を執っているようです。もう30年も前から経営の才はないと業界では公然と呟かれておりました。その歴史を引きずっているのがこの会社です。やはり過大評価は禁物です。

5.3030ハブ △

 もう1つすっかり不人気化したこの株を、あまりの凋落ぶりについ情けをかけたくなりましたので取り上げます。といってもこの英国風のパブには筆者はなんの関わりもありません。そういうところに出かける趣味もありません。しかしこの会社は加ト吉の傘下になっているのですね。知りませんでした。加ト吉なら親しみも湧きます。名前がユニークで面白いではありませんか。しかしパブ(Pub)をハブ(Hub)としたのは、誰かのユーモア心からでしょうが、筆者のように爬虫類がてんで駄目な人間には刺激が強すぎます。しかも二文字です。きつい響きです。ところで明日は218K割れがないことを見てからの参戦です。RSIも16%まで落ちていますので、そろそろ一旦下げ止まるでしょう。

6.4340シンプレクス・テクノロジー ▲

 この株、どこかの投資銀行が目標株価75Kと言ってから、それをオーバーランして何と5万円台です。去年25万円を越えるあたりからの上昇ぶりは、新興市場の人気に便乗してのことでした。こうして調整がかかった今、週足を見てみると上昇前の延長線上に株価があるようです。折しも26日には第一四半期の決算発表があります。多分堅調な数字だろうと推測します。今の株価を更に押し下げるような悪いサプライズは、これまでのこの会社の動きを見る限りないのではないかと思います。そろそろ仕込んでおく頃かと思います。これまでにずっと上げてきたのであれば、決算発表前に一度利確が妥当ですが、今回は逆です。OSCは7月18日に29%の底を打っております。今日は42%と4日連続コンバージェンスです。RSIは18%まで落ちました。明日は安いところで買って決算後まで持ち越し、程よく上がったところで売りです。この会社のビジネスモデルからして、証券会社がいくら成長が鈍化したからといって、金融システム全体の開発力からいって、この会社の活躍する場所はいくらも残されております。それがまたトップノッチのシステムであればあるほど引き合いは多いと思います。

7.4813ACCESS ○

 この株の○の理由は、指数値が最低をマークしていることと、7月18日のOSCが32%でこのところの最低値ですが、この時の終値644Kに対して、今日はOSCを35%に上げながらの終値が628Kとダイバージェンスしていること、そして、もう1つは乖離幅が-19Kと良好なこと、これらのテクニカルな条件が重なっているためです。なお、RSIは下げ続け今日は22%と、6月26日の23%をも下回りました。明日押されれば押されるほど600K近辺では買いチャンスとなります。

8.4973日本高純度化学 △

 7月20日の第一四半期の決算が期待以上のものではなかったための失望売りが膨らんでいるようです。しかし、世界首位の製品を持つこの会社の決算そのものが悪い訳ではありません。もっと良いだろうとの期待からすると、思ったほどではなかったということのようです。そのせいか、買い時が近づいているようです。600Kを今日は切りました。それでもOSCは+2%の43%とコンバージェンスして終わっております。RSIは22%です。指数値が記録を取りだしてからは最低値を更新中です。こんな良い会社をこんな値段で買えるのが今の相場ですが、こうした株まで道連れにしてはいけませんね。

【その他注目銘柄】

・1712ダイセキ環境ソリューション なぜ人気でない?
・6263プロデュース 一体何が起こったか? RSIが3連続ゼロ
・3783ナノメディア もう1日だけ監視。まだ踏ん張ってはおります。
・3778さくらインターネット 指数値低し。再騰注意。
・3800BSP 何とか歯止めかかる。明日こそ本領発揮する時。
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まずまず踏ん張ったのではないでしょうか

2006-07-24 15:52:03 | 株に出会う
後場は、先物が14800円を回復して14870円まで上伸。しかしさすがに14900円に届く勢いはなく、引けにかけておなじみの利確の動きに押されました。

そうはいっても、後場の膠着状態からの上昇は、明日以降の相場に期待がもてそうです。個別に見ても、まだまだ沈んでいる銘柄もありますが、良い形になってきたものが多くなってきております。

筆者も6677エスケーエレクトロニクスの損失は、何とか2929ファーマフーズや6769テレウェイヴ、そして2384SBSでリカバリーは出来ました。持ち越しは2ndエントリーのファーマとSBSのみ。少しは持ち越さないとGUして明日始まったときの儲け損ないのリスクがあるからです。

3783ナノメディアも余程400Kあたりで買おうかと思いましたが405Kあたりに鎮座する15枚ほどの売り板に噛みつく方々が全く不在だったことに象徴されるように、今1つ勢いがなく引けにかけて392Kまで落とされております。これでOSCも34%と前日比同値です。RSIは逆に-2%の16%です。まだこの株本復とは行かないようですが、もう本復はないのかも知れません。

しかし、6769ザインエレクトロニクスの見切り売りは凄いものがあります。どこからあんなに売り物が湧いてきたのか、この株のこれまでの出来高からは信じられません。しかも、信用の買い残はたったの841枚です。(7月21日現在)レーザーテックの15万株などに比べれば少ないものです。出来高が2日連続でストップ安を付けながらたったの67株というのも、何処まで行けば底なのか皆目見当がつきません。まるでライブドア事件のような不祥事でもあったかのような値動きです。しかし減益%は約3割ですが、この2日ですでにほぼ3割は下げております。これからあまり下げるようだとその時は出動です。筆者もこの株は7月19日に損切りしましたが、銘柄への思い入れが強いと、20日に+16Kまで上げただけに、そのまま持ち越していたでしょう。やはり、上がるはずの株が上がらないで、しかもテクニカルにも悪い形で終わるときは、引けまでに損切りするという、自分のルールが身を守ってくれたようです。

今日はこれから汗をかきにトレーニングに行ってきます。注目銘柄は、何とか見逃しがないよう夜間に検討してアップします。今日は値を戻していますので面白い銘柄が見つかりそうです。お楽しみに。
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もう少しで買い時になるようです

2006-07-24 11:36:28 | 株に出会う
いやはや全く、予想通りの下げ相場です。お陰で唯一の持ち株の6677エスケーエレクトロニクスも金曜日の引け際の元気はどこへやら。特売り攻勢で始まりました。ここはできるだけ高値で手放そうと、寄りの成り売りは止めて様子を窺っておりました。結局243Kでの手放しです。-4Kですが良しとしなければなりません。

なぜ243Kで売り指しをしておいたかというと、このように場全体が悪く特売りで始まるケース(しかも朝の気配値では235Kあたりまで押されておりました)では、前日の安値を抜くことはなかなかに出来ないためです。今日はたまたま前日安値の244Kまでこの株届いておりますが、その1つ前の243Kあたりなら可能性があると見てのことでした。

もちろん、その前日安値を越えて切り返すこともありますが、今の弱い相場ではそれを期待するのはいささか酷というものですね。それに、ナスダックの年初来安値マークに見られるように、IT関連、半導体(これはザインエレクトロニクスが真っ先に影響を受けております)、液晶などは、デルコンピュータの変調に代表されるように、ダウントレンドが続いているようです。もっと徹底的な下落があるまで待たなければならないようです。そんな中、一人5384フジミインコーポレーティッドが気を吐いておりましたが、ついに今日は金曜日のOSC68%の行き過ぎからの調整過程に入っております。これも貸借銘柄です。半導体全体の変調の影響をこれから受けるでしょう。筆者もこの株の売りから入りたいと思うほどですが、それは金曜日の安値の2700円を切ってから考えることとします。

後はいくつか下の方で指していたものも、そこまでの下落には前場を見る限りなっておりません。

狙い目の2337アセットマネジャーズも222Kで指してはおりましたが、渋とく踏ん張っております。

金曜日に見落としていたのは3360グリーンホスピタルサプライです。この株、7月18日にOSCを32%まで落とし157Kで終わっておりました。そして、金曜日はRSIは更に下げ10%まで下落、18日より-10Kの147Kで終了するも、逆にOSCは37%とまだ+5%の水準に留まっておりました。

それに今朝気づいてウォッチはしていたのですが、149Kでしつこく拾う方がおりました。147Kという金曜日に安値を下回ることはありませんでした。ここで買っておけば良かったというのが反省の第一。一旦155Kまで上がってからは、この貸借銘柄について高値追随で買う気にはなりませんでした。152Kあたりでの100枚を越える大きな買い板が予防線を張っておりましたが、それも時間の経過とともに胡散霧消です。よくあることです。こうした急激な高値を付けた時は、決して今の相場買ってはなりません。調整が必ず入りますのでそこから買っても遅くはありませんが、この株に関して言えば、18日からの調整過程での反発の気配を149Kのしつこい売買で察知できなかった筆者の敗北ということになります。

もう1つ決断の無さが露呈したのは3043モジュレです。この株も前場の場が停滞、下落しているときに、177Kを巡って揉み合っておりました。前日安値の177K割れはなかったのですね。しかし、この株は7月19日に168Kまで落ちており、その時のOSC27%に対して、今日は30%台には乗せていましたのでまずまずだったのですが、177Kという水準は171Kまではひょっとすると調整するかも知れない値段でした。そこまで調整してもOSCは27%を上回っていたことと思います。従って、177Kの揉み合いからの底抜けでの171K近辺で拾おうとの「欲」が災いしました。結果論ですが、この株の今日の動きはどちらにも行く可能性があったと思います。たまたま、場がそんなに悪化しなかったため、177Kからの切り返しに転じたということですね。

という訳で、前場はエスケーエレクトロニクスをかろうじてうまく損切りしたのみです。後は膠着状態の場のため値動きを監視しておりました。後場はいくつか上昇の胎動が見られる銘柄を寄り付きの雰囲気次第で仕込みたいと思っております。例えば、2929ファーマフーズや、まだまだ上昇圧力の強い6920レーザーテックあたりです。
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明日の注目銘柄(7.24.06)

2006-07-22 14:25:35 | 明日のモニタリング銘柄
どうも梅雨明けと株式市場の本当の底打ちの時期が競争しているようです。このまま8月中旬にまでずれ込むのか、いつかの年のように梅雨明けしないまま秋風が吹き始めるのか、それとも来週一杯で一気に夏空が拡がるのか、それこそお天道様のみぞ知るです。

当方はお天気に合わせて相場にうまくかかわる以外にありません。これまでのやり方で効果が出るものを中心に試していくこととなります。昨日のブログで書いた方法でしばらく検証してみます。

いずれも、基本の条件は、直近のOSC最低値からの上昇を示しながら、終値は下降傾向をしめしていること(これをエルダー博士に習って「ダイバージェンス」していると表現します。)と、前日安値を抜いて終わっていること(又は前日比コンバージェンス)としてみます。

1.4809パラカ △

 OSC39%→42%ですが、終値が259Kまでは落ちきっていないことと、OSCの上昇幅は小さいので、明日の押し目では再度下降トレンドに舞い戻る可能性があります。一応260Kあたりまで落ちてくれば反転するかと予想。

2.3785エイティング ▲

 面白い位置にあるのがこの株。土曜日の日経に大きく紹介されたのがプラスと出るかそれともマイナスと出るかですが、記事内容は課題も結構取り上げられていましたので、中立かと思います。それにしても20日にOSC29%という低い値をつけて、昨日は+5%の35%と上げていることを根拠に注目です。確かに188Kまでの安値からの切り返しは勢いがありました。朝に押されても188Kが死守できるかどうかに注目。

3.3783ナノ・メディア ○

 昨日のブログで先取りして書いた株です。○とはしましたが、OSCがコンバージェンスしたものの、33%→34%とわずかです。RSIに至っては19%→18%と逆に落ちておりますので、まだはっきりとした反転サインではありません。出来高も多くありません。一応391Kが底値としては意識されているようですので、明日はこのあたりまで待つのが良いかと思います。相場全体が急速に悪化すれば再度19日の安値に向かうこともありますので注意。

4.3778さくらインターネット ▲

 この間の出来高急増での乱高下が一過性の噴火であり、これから休火山に向かうのであれば、金曜日のテクニカル指標が示すところは単なる残り火の残滓ということになります。OSCは40%と同値のままです。微妙なところです。但し、指数値は6月8日と同値をマークしております。乖離幅も-13Kもあります。つまり一気に登りつめたところからの下落が大きかった証拠です。出来高が増えれば、前回甘い汁を吸った方々による乱舞がまたあるかも知れません。その胎動があるまでは静かに観戦するのでどうでしょうか。

5.8947ノエル △

 どうやらこの悪い時期の公募発表からの下げが一段落したようです。OSCは順調にダイバージェンスし、18日の29%から金曜日は37%へと回復です。但し、終値も+10Kと伸びております。そこで明日は、押し目待ちとなりますが、ずばり、18日の終値209Kがちょうどその待ち伏せラインではないかと計算します。

6.3043モジュレ △

 直近IPOからはこの株を取り上げます。19日にOSC27%という最小値を付け、金曜日は前日同値の35%で、安値は177Kと20日のそれを死守しております。但し、金曜日は184Kまで戻しておりますので、ここからの押し目での狙いです。19日に168Kという安値がありますので、これに近づけば近づくほど一旦反発はあるのではないかと期待。出来高がそう大きく減少していないのも魅力です。

7.3800ビーエスピー ▲

 下げ続けております。MM銘柄の怖さでしょうか。しかし怖いもの見たさの興味もあります。手がかりはRSIが4%まで落ちたことと、金曜日に最低値2605円まで付けながら高値引けし、OSCが+8%の41%まで戻したことです。明日は押されれば押されるほど買いチャンスです。しかし、総悲観ですので場の雰囲気をよく見定めてから参入することですね。2600割れで押されるようなら参加見送り&撤退です。

パッケージソフト会社でPER15倍はそろそろでしょうか。A-AUTOというマルチプラットホームでのバッチジョブを自動管理するソフトを提供している有利子負債ゼロの会社です。それを1977年から提供しているといいますから歴史があります。これは一旦導入した企業は容易には変更できないでしょう。安定的に業績は伸びる筈です。

8.8783グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー ▲

 この死んだような出来高の株が、一応テクニカル条件をほぼ満たしております。-25Kで終わっておりますので、押し目狙いです。参加者が極端に少ないのでどこで買えば底なのかの見定めが難しいのですが、340Kから326Kあたりを意識すると良いかと思います。このまま心臓の鼓動が微細となり続け、コトっと音がして本当に息絶えるかも知れませんので、血気盛んな方は決して近づかないようにして下さい。病人食のごやっかいになっているような静かな投資家の方が最適です。

9.4644イマジニア △

 金曜日はガンホーの社員の不正アクセス問題の余波を受けてこの株も売られたそうです。それにしては下落幅が少ないし出来高も少なすぎます。それよりも5月9日のみずほ証券による格下げの影響が大きいでしょう。それまで2000円を超えていた株価が半分以下です。みずほの格下げからも約900円の下落です。しかし、これはいくら何でも売られ過ぎです。OSCは7月13日の31%をボトムにして、金曜日は40%とダイバージェンス。終値は-89円の991円です。明日は971円の底値が固いことを確認しての買い参入です。長期低落の株です。あまり大きな期待は禁物ですが。

10.4822ハドソン ▲

 これは順張りです。業績は全く問題ありません。900円間近まで行っての調整です。この株のOSCが40%台になれば時期を見て買いです。19日にはさすがに45%まで付けました。RSIも34%と最低値水準でした。20日には値を戻したものの、昨日は押し目でしたが、OSCは1%ですがコンバージェンスし48%です。明日は少し地合から押されるでしょう。その時に買い参入が良いかと思います。乖離幅も-16円と絶好です。ずばり770円まで来れば買いでしょうか。

11.2337アセットマネジャーズ ▲

 金曜日は他のメジャーな不動産株と同様、見事な切り返しでした。これで乖離幅が-20Kと拡大しました。明日は地合があまりよくないでしょうから、売り方優勢からの押し目からの反転に乗る絶好の機会です。最悪222Kまでの押し目を意識しておきます。OSCは+2%の39%とコンバージェンス。

12.8738ひまわりホールディングス ▲

 金曜日に続いての注目です。OSCは+2%の55%まで伸びました。明日は213円近辺での待ち受けでの反転狙いです。結構上げエネルギーが溜まっている筈です。出来高がやはり鍵ですね。

13.4816東映アニメーション △

 一時期波に乗ったかと思いましたが、またまた6月2日の安値の5550円まで落とされました。しかし、これでOSCは31%と前日同値です。5月23日、24日の28%というのがありますが、この株としては最低ラインに近いです。RSIの21%もまずまず。乖離幅も-360円と絶好です。この5550円を明日は割り込むかどうか、まずそれに注目です。5500円を勢いよく下回れば、やはり来期が減収・減益予想なだけに強気にはなれません。

14.6920レーザーテック ▲

 金曜日にプラス引けしたのは大きいと思います。底値脱出の本格サインではないかと思います。OSCも+3%の45%と順調に上げております。明日はまた地合が良くないので押されるかと思いますが、そこからの反転は期待できるでしょう。2265円という金曜日の安値が一応の目途です。7717Vテクがいよいよメッキが剥げかかっているのに対して、この株の堅調ぶりは目立ちます。市況悪化がVテクノ下落の理由ならこの株も同様に下げても良い筈です。もっともVテクは貸借銘柄ですので下落のペースが強くなったということもあります。皆さん一斉に売りに回った訳です。ともあれ、Vテクは凋落の一途を辿るでしょう。レーザーテックより倍もPERが高かったというのは異常でした。


【その他注目銘柄】

・8925アルデプロ
・6379新興プランテック
・7259アイシン精機

以上です。何とか最悪の事態への再突入だけは避けて貰いたいものです。皆さんの幸運を祈ります。
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