この不況の年の瀬になって、既に今年度決算の数字は締めているので、機関投資家が一発逆転ホームランを狙っている訳でもなし、わずかに会社に残されているトレーダー達は、心はここにあらずといった面持ちで、正月の過ごし方などを、PCの画面を見て仕事をしているフリをして「研究」していることでしょう。
それにしても地合に何とも迫力がありません。チョイ上げはするのですが、その後に続くお方がいないのです。
勢い、出来高が大きな電池系などに矛先は向かってはいるものの、日経1面に出た4091大陽日酸なども、一時はストップ高の板が見えましたが、その後はVWAPを下回ったまま。
穴馬と目した4183三井化学など、10日安値平均値近辺でウロウロしている始末。324円で試し買いをしましたが、10時を過ぎても10時半を過ぎても、一向に噴射されず。MACDの2分足のシグナル線は上から抜かれて反発する気配もなしで、さすがにこれ以上引っ張るのは諦めてしまいました。
それ以外のモニタリング銘柄も、一旦上昇に転じてからは、ダラダラと自由落下状態です。その上昇は時間差がありますので、上げている銘柄に飛び乗っても、これはほとんど梯子を外される状態になりますね。
かと思うと、これまで心停止状態だった5302日本カーボンが、546万株も前場だけで出来て+16円になっているではありませんか。ニュースでもあるかと見ても何もなし。始値は+1円で穏便に始まっております。
こんな銘柄を「早期発掘」しろと言ってもこりゃ無理ですね。今から行っても既に宴の第一幕は終了した後です。この後第二幕が開くのかどうかは定かではありません。どちらかの弱小投資顧問会社の「本日の推奨銘柄」とやらで、既にたっぷりと甘い蜜を吸い上げた後かも知れません。
株は後手に回っては駄目ですから、先手を取るには微弱なサインを見逃さないようにしなければなりませんが、世の中あまりに微弱なことで右往左往することが多いため、少し感度を上げて何とか電波を受信しようとするのですが、いわゆる「騙し電波」がこの市場には沢山発信されているらしく、この余計なノイズを取り除くのが極めてやっかいです。
隣の犬の表情の方がよっぽど分かりやすい。ブログに掲載の写真をご覧下さい。このあどけない表情。こうした純朴さが株式市場にも宿って欲しいものです。
国債先物が上げているかと思うと、3銭安で前場は終わっておりこちらも精彩なし。ドル・円も90円半ばで停滞中。
唯一、イスラエルとハマスの戦闘再開で不穏な空気が漂う中東情勢を反映して、ゴールドが900ドル寸前まで上昇。これはすぐに反動安に見舞われるのは目に見えておりますが、この年の瀬で、今日の田中貴金属の相場が+60円というのを見るのは、これは悪い気はしません。しかし、ここまで戻しても、年初比での含み益が-20%、今年の最高値からは53%の水準です。これも円高のせいですね。
まあ、ゴールドは金利がつかないので、ほどほどに上げて貰えばそれで十分です。4年半程度のゴールド買いでの累積リターンは25%程度ですが、この程度のペースでOKかと思っております。
それにしても地合に何とも迫力がありません。チョイ上げはするのですが、その後に続くお方がいないのです。
勢い、出来高が大きな電池系などに矛先は向かってはいるものの、日経1面に出た4091大陽日酸なども、一時はストップ高の板が見えましたが、その後はVWAPを下回ったまま。
穴馬と目した4183三井化学など、10日安値平均値近辺でウロウロしている始末。324円で試し買いをしましたが、10時を過ぎても10時半を過ぎても、一向に噴射されず。MACDの2分足のシグナル線は上から抜かれて反発する気配もなしで、さすがにこれ以上引っ張るのは諦めてしまいました。
それ以外のモニタリング銘柄も、一旦上昇に転じてからは、ダラダラと自由落下状態です。その上昇は時間差がありますので、上げている銘柄に飛び乗っても、これはほとんど梯子を外される状態になりますね。
かと思うと、これまで心停止状態だった5302日本カーボンが、546万株も前場だけで出来て+16円になっているではありませんか。ニュースでもあるかと見ても何もなし。始値は+1円で穏便に始まっております。
こんな銘柄を「早期発掘」しろと言ってもこりゃ無理ですね。今から行っても既に宴の第一幕は終了した後です。この後第二幕が開くのかどうかは定かではありません。どちらかの弱小投資顧問会社の「本日の推奨銘柄」とやらで、既にたっぷりと甘い蜜を吸い上げた後かも知れません。
株は後手に回っては駄目ですから、先手を取るには微弱なサインを見逃さないようにしなければなりませんが、世の中あまりに微弱なことで右往左往することが多いため、少し感度を上げて何とか電波を受信しようとするのですが、いわゆる「騙し電波」がこの市場には沢山発信されているらしく、この余計なノイズを取り除くのが極めてやっかいです。
隣の犬の表情の方がよっぽど分かりやすい。ブログに掲載の写真をご覧下さい。このあどけない表情。こうした純朴さが株式市場にも宿って欲しいものです。
国債先物が上げているかと思うと、3銭安で前場は終わっておりこちらも精彩なし。ドル・円も90円半ばで停滞中。
唯一、イスラエルとハマスの戦闘再開で不穏な空気が漂う中東情勢を反映して、ゴールドが900ドル寸前まで上昇。これはすぐに反動安に見舞われるのは目に見えておりますが、この年の瀬で、今日の田中貴金属の相場が+60円というのを見るのは、これは悪い気はしません。しかし、ここまで戻しても、年初比での含み益が-20%、今年の最高値からは53%の水準です。これも円高のせいですね。
まあ、ゴールドは金利がつかないので、ほどほどに上げて貰えばそれで十分です。4年半程度のゴールド買いでの累積リターンは25%程度ですが、この程度のペースでOKかと思っております。