株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

完全ガス欠&金欠状態か

2008-12-29 11:34:38 | 株に出会う
この不況の年の瀬になって、既に今年度決算の数字は締めているので、機関投資家が一発逆転ホームランを狙っている訳でもなし、わずかに会社に残されているトレーダー達は、心はここにあらずといった面持ちで、正月の過ごし方などを、PCの画面を見て仕事をしているフリをして「研究」していることでしょう。

それにしても地合に何とも迫力がありません。チョイ上げはするのですが、その後に続くお方がいないのです。

勢い、出来高が大きな電池系などに矛先は向かってはいるものの、日経1面に出た4091大陽日酸なども、一時はストップ高の板が見えましたが、その後はVWAPを下回ったまま。

穴馬と目した4183三井化学など、10日安値平均値近辺でウロウロしている始末。324円で試し買いをしましたが、10時を過ぎても10時半を過ぎても、一向に噴射されず。MACDの2分足のシグナル線は上から抜かれて反発する気配もなしで、さすがにこれ以上引っ張るのは諦めてしまいました。

それ以外のモニタリング銘柄も、一旦上昇に転じてからは、ダラダラと自由落下状態です。その上昇は時間差がありますので、上げている銘柄に飛び乗っても、これはほとんど梯子を外される状態になりますね。

かと思うと、これまで心停止状態だった5302日本カーボンが、546万株も前場だけで出来て+16円になっているではありませんか。ニュースでもあるかと見ても何もなし。始値は+1円で穏便に始まっております。

こんな銘柄を「早期発掘」しろと言ってもこりゃ無理ですね。今から行っても既に宴の第一幕は終了した後です。この後第二幕が開くのかどうかは定かではありません。どちらかの弱小投資顧問会社の「本日の推奨銘柄」とやらで、既にたっぷりと甘い蜜を吸い上げた後かも知れません。

株は後手に回っては駄目ですから、先手を取るには微弱なサインを見逃さないようにしなければなりませんが、世の中あまりに微弱なことで右往左往することが多いため、少し感度を上げて何とか電波を受信しようとするのですが、いわゆる「騙し電波」がこの市場には沢山発信されているらしく、この余計なノイズを取り除くのが極めてやっかいです。

隣の犬の表情の方がよっぽど分かりやすい。ブログに掲載の写真をご覧下さい。このあどけない表情。こうした純朴さが株式市場にも宿って欲しいものです。

国債先物が上げているかと思うと、3銭安で前場は終わっておりこちらも精彩なし。ドル・円も90円半ばで停滞中。

唯一、イスラエルとハマスの戦闘再開で不穏な空気が漂う中東情勢を反映して、ゴールドが900ドル寸前まで上昇。これはすぐに反動安に見舞われるのは目に見えておりますが、この年の瀬で、今日の田中貴金属の相場が+60円というのを見るのは、これは悪い気はしません。しかし、ここまで戻しても、年初比での含み益が-20%、今年の最高値からは53%の水準です。これも円高のせいですね。

まあ、ゴールドは金利がつかないので、ほどほどに上げて貰えばそれで十分です。4年半程度のゴールド買いでの累積リターンは25%程度ですが、この程度のペースでOKかと思っております。
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明日のモニタリング銘柄(12.29.08)

2008-12-27 20:58:50 | 明日のモニタリング銘柄
いよいよ、大納会を控えての最後の1日市場です。ダウ平均もほどほどに上げ、日経平均も掉尾の一振の上げがあるものと思いますが、このところ、NYダウもそうですが、薄商いを良いことに、ジリジリと意図的と思えるほどに上げております。

来年早々は、そう甘くはない経済環境が続きますので、最大の上げを見込んでもフィボナッチ比率の38.2%戻しの9518円まで届くのかどうか。(11月5日には見事にそのラインまで上昇し、その後きちんと下落しております。)

今の日経平均のOSC58%からすると、60%越えまでは期待はできますので、それなりに勢いで上げるにしても、9000円から9200円あたりまでが限界と見ております。

その1つの根拠はドル・円相場です。26日段階でドル・円のOSCは何と65%にまで上り詰めております。8月11日の78%は異例として、通常、ドル・円相場のOSCは60%台をピークとして、その後は反落(円高への転換)をしております。

この為替が円高に向かうということは、日経平均がその分だけ下げても、海外勢にとっての取り分には変化がありません。ということはそろそろドル円相場に連動して、下げる時期に差し掛かっているということとなります。

すると大納会および大発会あたりをピークとして、その後下落に転じる可能性が高いと思います。

そうした環境を踏まえて、反発時期に差し掛かっている銘柄を中心に明日のモニタリング銘柄です。

1.8410セブン銀行
 このところ停滞中。日経平均がじり高基調のせいか。テクニカルには煮詰まりつつあります。

2.2159フルスピード
 1Q決算が悪かったとのことで下げておりますが、決算翌日にプラ転したように、売上げの伸びは際立っております。ネット事業は投資に入れ込む時期にはこうしたことは致し方ありません。103K割れからの反転に注目。

3.3843フリービット
 これもいつもの反発がまだありませんが、出来高さえ戻れば値を飛ばす準備はできているようです。明日は押し目待ち。437Kの25日の安値を割り込むようだと落下待ち。

4.7915日本写真印刷
 またまた押し戻されております。RSIの落ち方がまだ中途半端ですので、本格参戦ままだか?とりあえず3280円の直近安値付近までの攻防は監視。

5.6448ブラザー工業
 金曜日は後場に失速。それでもOSCは+2%の24%です。ここで一旦上げエネルギーをため込んだと見るのか、それとも、再度奈落への転落過程を辿りつつあると見るのか。OSCから見てもこれ以上の押し目はあまり考えられず、外人勢がまだクリスマス明けで居眠りをこいているここは1発あるのかどうか。500円の奪還さえあれば。

以上です。

明日は、またまた太陽電池関連が賑わうかも知れません。土曜日の日経1面の4091太陽日酸の記事が引き金になるのでしょう。また、穴馬としては4183三井化学。先日3971東セロを完全子会社とすると発表した会社ですが、日曜日の産経新聞の1面に、太陽電池用の樹脂の量産工場を来年度稼働を目指して立ち上げると発表されております。

またまた4118カネカや6255NPCも蒸し返されるのかも知れませんが、このあたりの銘柄は、かなり材料が織り込まれており、買いで入っても乱戦模様でかなりきついか。。。
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市場概況(12.26.08)

2008-12-26 17:51:00 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は27日朝更新

12月26日(金)の市場概況です。

◆日経先物:8730円(+70円)、OSC57%(-1%)12月24日の53%から切り返し中。
◆日経平均:8740円(+140円)、OSC58%(+4%)12月19日の54%から二枚腰発揮か?
◆日経平均指数値倍率:114(-2)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:846.58(+10.6)、OSC57%(+7%)12月25日の50%から二枚腰発揮か?
◆マザーズ指数:315.73(+0.74)、OSC47%(-3%)12月16日の65%から下落中。
◆ヘラクレス指数:487.76(+11.339)、OSC50%(+6%)12月25日の44%から二枚腰発揮か?
◆国債先物:139.49円(-21銭)OSC45%(+-0%)12月19日の50%から下落中。
◆ドル・円:90.77円(42銭円安)OSC65%(+10%)11月4日の62%を抜いて8月18日以来の高さ。そろそろ円安も終焉か。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8740円(大証終値比+10円)
◆シカゴCME日経先物:8815円(大証終値比+85円)更新
◆NYダウ:8516ドル(+47ドル)OSC39%(-8%)12月16日の58%から下落中。更新

今日も2時半頃から外出しました。その頃から上昇に転じ、15時を過ぎてからは昨日とは逆に売られたようです。指して置いたものは全てキャンセルして出かけました。

今日は、例えば昨日の3626ITホールディングスと言い、その前の日の9793ダイセキや7581サイゼリヤといい、現実には1日遅れで反発に転じております。

と言うことは買いサインが出てから、1-2日間我慢して安いところを試し買いをするという戦法が最も効率が良いことになります。誰もが切り返しと認めて買いに入った段階では、戻り売りやら強気買いやらが錯綜して、特に日中足は不安定な動きをしてしまいがちです。そこで薄利撤退したり、少し下落したからと言って損切りに走り、その後爆騰して口惜しい思いをしたりということになります。

来年は、こうした実績?を踏まえ、もう少しスパンを長くしてトレーディングに入る方針に変更したいと思います。

例えば、6448ブラザー工業ですが、この株、今日の420円が底値なのかどうか、今日買い上がった方は疑心暗鬼のことと思いますが、ダイセキが昨日大きくOSCを反転させていたように、この株は別のパターンですが、今日でOSCを+2%の26%と切り返しを見せております。500円の12月24日の安値が攻略できなかったのが、今日の結果だということになります。しかし、引け際にもの凄い買い上がりがあったようですね。
これが来週につながるのかどうか?

デイトレだと瞬時の判断の差で大きく戦績が影響を受けます。これはいくら技術を磨いても、長い目で見ればフィフティフィフティ(五分五分)の結果しかもたらさないでしょうね。何故なら、相場の値動きは論理的な軌跡を辿ることはないからです。

ここはやはり、人より一歩先んじてリスクを取り、撤退ポイントは決めながらのトレーディングを冷静にこなすといったやり方を徹底的に追求したいと思っております。

これまでの経験から、押し目は1度では駄目ですね。2度でも危うい。3度ならこれはOKです。ここで思い切って試し買いのロットで突っ込み、後は利益が出ている限り、押し目買い増しを重ねていくと言った戦法です。

-------27日朝のコメント-------

NYダウは小反発。しかし、米国債利回りも低下し10年債は2.133%です。小売り調査で11月1日から12月24日までの販売が低調だったことが、景気後退の長期化懸念を高めての利回り上昇とのこと。しかし、アマゾンではクリスマス商戦が過去最高です。任天堂のWiiも好調。

目立ったところでは、パレスチナの武装集団がイスラエル南部にロケット砲を発射したとこや、パキスタン軍がインド国境付近に迫ったとの報道で、ゴールドが急騰。どうも不穏な動きが出始めております。この地政学的リスクによるゴールドの上昇はいつもの通り一時的に終わるのか、これがきっかけとなって来年からじり高となるのか、ドルインデックスの動きとも合わせて、少々面白い局面ではあります。そのドルインデックスは80.72ポイントで動きなし。ドル・円も90.73で動きなし。

GMACが銀行持株会社に承認されたことでひと息ついたGMが、20%高と急騰しております。

月曜日は、ちょっとした株価材料で目立った銘柄への人気が出る感じですね。
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またミスオペ

2008-12-26 11:17:24 | 株に出会う
ミスオペとはミスオペレーションの略ですが、これを管制官などがやらかすと大惨事になります。

株の場合のミスオペとは、売りと買いを間違えるとか、桁を間違えて買い上がるとか、中には銘柄を間違えて買うとかありますが、最後のはさすがに筆者も経験がありません。

近寄れば隣の犬かどうかは判別がつくのと同じで、株の場合は、銘柄番号だけで売買するのではなく、幸いなことに銘柄名も一緒に画面に出ますので、さすがに耄碌した老人以外は、そのようなミスオペというのはやらかさないものです。

しかし、こうした耄碌したご老人をもこの市場に取り込むために、隣の犬に近寄ると尻尾を振ってくれるように、買いたい銘柄の証券番号を正しく入力したら緑色が点灯するようなシステムの開発が急がれます。そのためには脳内イメージを正しく認識するソフトウェアが必要ですが、その脳内そのものがご老人の場合、今日の筆者と同じで支離滅裂状態でしょうからこれはチョイと難しいか。。。

今日のミスオペは9793ダイセキでの売り買いの間違いでした。これをやると意外に焦りますね。ブレーキを踏むところをアクセルをふかすようなものですから、特にお歳を召した方ほど焦るのではないでしょうか。

これに巧妙につけ込んだのがいわゆる振り込め詐欺です。様々な新手の手口が登場し被害は後を絶ちませんが、人間、特にご老人の心理状態が改善しない限り、これは駄目ですね。

そのご老人達は何10年もそれこそ真面目一筋で働き、今日の「栄華」を極めた方々ばかりです。喩え年金暮らしであろうとも、自分の掛け金の何倍もの年金を貰えている僥倖を味わっている方々ばかりです。一朝一夕に彼らの世間を見る目が変わる訳はありません。この世は真面目に生きれば必ず報われると。。。

それって本当???

さて、振り込め詐欺の背景心理の講釈は別にして、今日の相場は昨日とはうって変わって結構動いておりますね。まあ、1年の最後をほぼ締めくくる動きとしてはよろしいのではないのでしょうか。

その最後、あと半日ありますがその日はほぼ手仕舞いモードでしょう、を飾るには、特に今年のような無様な下落があった年は、せめて大幅マイナスなどで締めくくりたくはなくなるものです。多分、こうした心理が反映しているのでしょうね。

後場は、自分の心理状態の逆へと動く練習でもしますかな。。。ダイセキの変な買い玉が残っておりますが、こちらは引けまで待ってプラスならそのまま持ち越しとします。
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明日のモニタリング銘柄(12.26.08)

2008-12-25 20:57:20 | 明日のモニタリング銘柄
明日、12月26日のモニタリング銘柄です。

超低位からの立ち上がりなるかという点では、市場概況でも触れた

・9793ダイセキ
・6448ブラザー工業

それに加えて、

・2413ソネット・エムスリー
・6730アクセル

にも注目。

その他、ダイバージェンスが強まっている銘柄からは、

・1721コムシスホールディングス
・5408中山製鋼所
・7915日本写真工業
・2121ミクシィ

をモニタリングしたいと思っております。

なお、本日7000万株近い出来高で火が噴いた6674ジーエス・ユアサコーポレーションですが、OSC72%、RSI88%は、ちょうど5月27日近辺の姿に似ております。520円から530円あたりに壁がありますので、明日は一旦この壁あたりまで届いてから、利確の動きに晒されての下落モードになる公算が強いと見ております。

しかし、何の因果か電池関連が強いですね。ジーエス・ユアサコーポレーションは、三菱自動車への納入および最近ホンダとの合弁が決まっておりますが、先日の東芝の5分で急速充電できるリチウムイオン電池も凄い。生産能力を70倍に引き上げるとは尋常ではありません。

5分なら、ドライブの途中に立ち寄ったコーヒーショップで休憩している間に充電OKです。電気自動車の欠点の1つの航続距離に1つ大きな突破口が開きそうです。その上、安全性にも優れているとのこと。これなら、ひょっとすると筆者も触手が動きそうです。

GSユアサも、この東芝の新リチウムイオン電池に戦々恐々としているのではないでしょうか。
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