南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

CB1300SFの冷却水交換

2007年07月25日 21時55分29秒 | 自分で出来るメンテナンス編
今日は仕事があまり忙しくなかったので、
重い腰をあげてCBの整備をする事にしました。

今回の内容は冷却水、プラグ、エアクリーナーの交換ですが、
新品のプラグ付けた後に長時間アイドリングするのも嫌なので、
まずは冷却水からの交換です。

CBのラジエーターキャップはタンクの真下にあるので、
まずはシート、サイドカバー、タンクの順に外していきます。







冷却水はエンジン左下のチューブを外して抜くのですが、
昔付けたエンジンガードが邪魔だったので、
前もって外しておきました。







チューブを外したついでに膨れていないかチェックします。
走行距離が伸びてくると、ゴムが2倍くらいの厚さになる事もあるらしいですが、
このCBはまだ15000キロほどしか走行していないためまだ大丈夫です。

この後、リザーバータンクに入っている液も抜いておきます。
ちなみにタンクはスイングアームの内側に隠れるように入っています。
僕は始めて整備した時、タンクの位置が全く分からず、探し続けた事がありました…







クーラントは昔買ってストックしておいた物があったので、それを使用。
ポリタンクに移して濃度を調整します。
濃さは40%くらいにしておきました。これで-25℃くらいまでは凍らないらしいです。

話は変わりますが、クーラント液舐めた事がある方いますかね?
知っている方は多いでしょうが、とっても甘いです。
これはクーラントに溶け込んでいるエチレングリコールのせいなのですが、
体にはとっても悪い物質なので、舐めたり飲んだりしないようにしましょう。
コレを飲んで中毒死した人も実際いるみたいです…







外したチューブを元通り付けた後、作った冷却水をエンジンとリザーバーに入れて、
蓋を取ったままエンジンをかけてエア抜きをします。
熱くなってくると容量が増えるのであふれ出してしまうのですが、
ポコポコとエアが抜けてきてファンが回転しだすと容量が一気に少なくなるので、
エアーが混入しないようにすかさず液を足します。
エアーが出てこなくなったら蓋を閉めて終了です。

エアがちゃんと抜けたか心配な人はエンジンが冷えた後チェックすると良いですよ。
僕も見てみましたが、少し足りなかったので足しておきました。

しかしCBにはエア抜き用の穴がどこにも無いので不便ですねぇ。
KLXは左ラジエーターの上にエア抜き用の穴があるので、
そこを利用しながらエア抜きしたら一発で終わったんですが。

まぁ、冷却水は交換し終わったので、明日はプラグでも交換してみます。



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ドライブチェーンの注油

2007年04月05日 19時44分13秒 | 自分で出来るメンテナンス編
今回は注油ですが、こんな事言われなくても、誰でもやってる事ですよね。
注油のメンテサイクルって実は結構短くて、これは僕の場合ですが、
ロードバイクは500~1000キロ走行毎、
オフ車は汚れ方によりますが、砂地走行後は走行毎で洗浄、注油してます。
コレくらいやらないとすぐに油切れ起こしちゃいますからねぇ。

で、冒頭の写真は注油終了後です。
僕はほとんどウェットタイプしか使いません。
ドライタイプでも良いのですが、ホームセンターで見た事無いんですよねぇ…

よく注油してそのまま走ってしまう方がいますが、
そんな事しても遠心力でグリスが飛散するだけなので、
注油後はウエスで余分なグリスを拭き取りましょう。
ホイールが無駄に汚れなくて済みますよ。

あと、チェーンの横にも注油してる方いますが、
シールチェーンの場合はシール内のグリスで潤滑されるので、
塗ってもあまり意味無いと思うんですよね。
まぁ、錆防止にはなるかもしれませんが。

注油の目的は内部のローラー部の潤滑です。
他の場所にかけすぎると、ホコリが付着して汚れるのが早くなるだけですかよん。







ついでにチェーンの寿命を見てみました。
コレを見る時は、写真のようにドリブンスプロケットの所のチェーンを引っ張って、
あまりにもガタガタ引っ張れるようだったら、スプロケごと交換です。
出来ればチェーン1周確認するのがベストのようですよ。

このバイクは強く引っ張っても少ししかガタが無いのでまだ大丈夫そうですね。
僕はマメに洗浄、注油しているので、そんなに早く亡くなられてもかないませんが…


チェーンのメンテサイクルは他と比べて非常に短いですが、
やればやっただけ寿命が延びると思って、マメに手を入れてもらいたいですね。
それにコレも命がかかった部分ですから、寿命ならサッサと交換してもらいたいです。
もし走行中にチェーンが外れたりでもしたら… 場合によっては命落としますから。



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ドライブチェーン洗浄

2007年04月04日 20時41分36秒 | 自分で出来るメンテナンス編
この頃KLX250で川原を走るようになってから、チェーンの汚れるのがやたら早いんです。
砂地なので車体はそんなんでもないんですが、油が露出しているので無理ないですね。
と、言う訳で今回はチェーンの洗浄です。

まず用意する物は、チェーンクリーナーとブラシだけ。
タイヤにクリーナーが飛ぶのがイヤならマスキング用の新聞紙などあればいいですね。

まずは新聞でタイヤや車体をマスキングしてクリーナーをチェーンにかけブラシでこすって洗います。
が、僕の場合はクリーナーは使わずに灯油使ってます。
これは賛否両論ありますが、チェーンクリーナーだってほとんどが灯油で出来ているので、
僕は気にせず灯油でガンガン洗います。
それに1ℓで100円もしないケミカルなんて他にありません。







簡単な比較ですが、左側が洗浄前、右が洗浄後です。
洗う前はリンクがガチガチで動きが悪いですが、
洗浄後は砂が全て取れて動きも段違いに良くなります。
全部洗ったら圧縮エアーで汚れた灯油を吹き飛ばすのが理想なんですが、
これも強く吹きすぎるとシールを痛めるのでほどほどにしましょう。
コンプレッサーが無ければ綺麗な灯油で入念にすすぎをします。







こいつはフロンド側スプロケットのカバーです。
このバイクの場合は簡単に外れるので、僕は洗浄毎に外して洗っています。
1回も外した事の無いバイクなんかは、
裏側に泥とグリスの混合物が、びっしり張り付いているはずですよ。
こんな物は、ある程度泥を拭ってから洗うのが良いです。
こんな見えない所ですが気を配りたいもんですなぁ。

次回は注油と、簡単なチェーン寿命測定です。
また見て下さいな。



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ビードストッパーの組み込み

2007年02月15日 19時23分34秒 | 自分で出来るメンテナンス編
今日は1日雪が舞う天気。
最近は春並みに暖かかったり雪降ったりで体が付いていきませんね。
もう異常気象でも結構なので早く春になってもらいたいです。
こんな天気だったので、朝から仕事の方も暇。
バイクいじりに熱中します。

本日はこの間リペアしたビードストッパーをKLXのフロントに入れてみました。
まずはいつものようにホイールを外して、タイヤを半分だけめくります。
ここまでわずか数分。慣れるとタイヤ交換も楽しくて仕方ありません。
で、写真のようにタイヤをレバーで起こして、ゴムバンドに穴を空け、ストッパーを入れます。






ビードストッパーが入ってしまえば後は元通りにタイヤを入れていきます。
まずはチューブを入れるのですが、この作業やってみると分かるのですが、
バルブがリムの穴から出て来なくて苦労するんですよね。
なので僕は要らないムシにピアノ線を通した物をバルブに入れてから引っ張り出すようにしてます。







これはチューブをタイヤの中に入れてバルブを引っ張り出した所。
実はチューブを引っ張りだす特殊工具が売ってはいるのですが、
この方法ならほぼタダで特殊工具が作れてしまいます。
必要な物は要らないムシと30センチくらいのピアノ線のみ。
興味ある方はお試しあれ。(くれぐれも自己責任で)







リアタイヤは、ストッパーのある部分を最後にタイヤを入れていきましたが、
今回は試しにストッパーのある部分からタイヤを入れていきました。
「難しいのかなぁ?」とは思ったのですが、ストッパーを押し込んだ状態を維持出来れば、
必然とタイヤは落ちた状態になるので無理なくタイヤを入れる事が出来ます。







タイヤが組み終わってしまえば、後は空気を入れてホイールを車体に戻すだけ。
今回ストッパーを入れはしましたが、保険としてバルブの固定はしてありません。
その代わりストッパーだけはしっかりとリムに固定しました。

今日の作業はここまで。
これでまたいつものプチモトクロス場に遊びに行ける訳ですが、
問題は週末晴れるかどうかなんですよねぇ…
その前に、ホント春が待ち遠しいです。


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湿式エアクリーナー洗浄

2006年09月03日 23時57分46秒 | 自分で出来るメンテナンス編
エアクリーナーには2種類あって、ろ紙を使って空気を浄化する乾式と、
スポンジで浄化する湿式があるのはご存知ですよね。
乾式は交換するしかありませんが、湿式は破れないがぎり洗って何度でも使えます。
今回は湿式エレメントの洗浄をやりました。
患者様は僕が所有するKLX250です。実は僕の所に来てから一回も洗って無いんですよ…

オフロード車はホコリっぽい場所を走る事が多いのでそのほとんどが湿式です。
洗って何度でも使いたいですからね。
オンロードバイクは湿式と乾式が両方ありますが、僕は湿式が好きですねぇ。

まぁ前置きはとにかく、早速外してみましょう。

冒頭の写真はシートを取った時に見えるKLXのエアクリボックスの上部です。
上の蓋を外すとエアクリが見えます。で、それを止めてある蝶ネジを外して引っ張り出すと…



このようにエアクリが外れます。無理やり引っ張るとスポンジが破けるので注意しましょう。
しかしこのエアクリは汚いですねぇ。さすが9000キロ無洗浄だけはあります。
どうやら一番汚れが密集してる所はブローバイガスが当たる所なんでしょうね。

このエアクリの裏にはスポンジを支える骨格がありますのでそれを取ると…



このようになります。エアクリの裏もしっかり汚れていますね。
湿式のエアクリには、ホコリの吸着を促進するために低粘度のオイルがしみこませてあります。
なのでこのように…



バケツの中にお湯と洗剤を多めに入れてジャブジャブ洗います。
ここでもスポンジを破かないように注意が必要です。
洗剤は油を溶かす力が強いマジックリンなどがお勧めですが、無ければ台所用洗剤で何度も洗います。

洗い終わったらしっかりすすいで脱水し、さらに完全乾燥するまで影干しします。
すると…



こんなに綺麗になりました。また汚しがいがあるってもんです。

この後はビニール袋に洗ったエアクリとエレメント専用オイル(無ければ2ストオイルでも可)を入れて、
エアクリにしっかりオイルを行き渡らせます。ようは袋ごともむ訳ですよ。
その後はオイル気をしっかり取って装着します。

僕の場合はですが、オフロード車といってもレースをやる訳でもなく、
さらにオンロードを走る場合がほとんどなのでオイルは使いません。
しかし、微量でもホコリはエンジン内に進入しますから、この場合は自己責任でお願いしますよ。
僕だってキャブのオーバーホールはマメにやってるんですから…



ちなみにこの写真の真ん中のパイプがブローバイガスのリターンホースです。
このホースを延長させ、オイルキャッチタンクを付けてみようか検討中です。
面倒なら必殺の大気開放(違法)って手もある訳ですが、その場合はホースに水分やホコリが入らないように、
何らかの手は打たないといけませんね。


湿式エレメントのバイクに乗ってる方はエアクリの洗浄くらいは自分で出来るようになってもらいたいですね。
こんな簡単な作業は自分でやってこそバイクに愛着が湧くってもんですよ。
パワーだってビックリするくらい上がりますから。(厳密に言うと元に戻っただけ)

どうぞお試しあれ!















おまけ



またまた彼女がご飯を作ってきてくれました。
毎度毎度お世話になります。
メニューはハンバーグと、いつものサーモンサラダですが、写真の下の物は何だか分かるでしょうか?
これは餃子の皮の上にマヨネーズを塗り、刻んだ玉ねぎを乗せてオーブンで少し皮が焦げるくらい焼いた物ですが、
簡単な料理の割にはかなり美味しいです。
皆さんも是非試してみて下さい。

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M井君がこんな物作ってきました。

2006年07月22日 22時45分18秒 | 自分で出来るメンテナンス編
M井君は僕がレストアしたセロー225を所有しておりまして、簡単な整備に関しましては自宅の軒先(地面は砕石)でやってしまいます。
ですが、チェーンの注油などは後輪が上がっていたほうが何かと都合いいですよね。
と、言う訳でどこかのサイトでチラ見した自作スタンドを元に角材とコンパネで自作したのが冒頭のスタンドです。
見た感じはかなりお粗末ですがしっかり使えて壊れなければ問題ないですよね。
ですがやはりそこは型板大工のはしくれ、強度も考えて補強がしっかりと施されていました。



実際に僕のXLR250をスタンドアップしてみました。
地面からスタンドアップポイントまでの距離は忘れましたが、ペール缶の高さに合わせて製作したとの事です。
このくらいの高さであれば上げやすいですし後輪を浮かすには丁度いい高さです。
もう少し高さがあって車体にかける部分が平であれば前輪共にスタンドアップすることが出来そうですね。
製作に使った物はすべてもらい物で出来ますし、所要時間は1時間もあれば出来てしまうでしょう。
オフ車を所有していて簡単なスタンドが欲しい方はいかがですか?
材料があれば自作しても結構ですし、自信がなかったら建設関係の仕事をしている知り合いなどにお願いすれば簡単に出来てしまうかもしれませんよ?
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パンク修理 チューブ編

2006年07月07日 13時30分39秒 | 自分で出来るメンテナンス編
在庫してあったチューブですが、ナゼだか穴が空いていたのでついでに修理してみました。
問題の穴ですがせいぜい2~3ミリの穴です。釘が刺さった程度でしょうか。



まず、密着を良くするために、穴の周辺にかなり荒いサンドペーパーでこすります。
僕の場合は鉄のワイヤーブラシを使いますが、効果はほぼ同じです。
終わったら脱脂をしましょう。ブレーキクリーナーでサッと拭けばOKです。



修理に使うメインの物がコレ。ゴム用の糊とパッチです。
まず糊を…



傷口に塗りちょっとだけ乾くまで待ちます。
この糊だと1分くらい。



パッチの銀紙を剥がしてビニールが付いたまま傷口に貼り付けます。
ビニールは剥がさないようにしましょう。なぜかと言うと…



このままハンマーでガンガン叩くからです。
ハンマーで叩く事により糊とパッチを密着させます。
特にパッチの淵は入念に叩いておきましょう。



最後にビニールを剥がして完成です。

チューブタイヤはパンクすると、すぐに走行不可能となります。
オフ車などでツーリングに行くときはホイールを外せる工具、タイヤレバー、パンク修理セット、携帯空気入れは一緒に持って行くのが常識です。
ですがその前にパンクを自分で修理できるスキルを身に付けておけば、なお安心ですよね。
オフ車乗りの方、このぐらいの事は出来る様になっておかないと出先で困ることになりますよ。































おまけ



元バイク屋メカニック、I崎君に教わった裏技?
バルブナットは締めずに写真のようにしておくと、もしビードがずれた時にバルブをあまり痛めることがないようです。
ある程度のバルブの保護にはなりますね。
ですがホイールの中に水が入ってしまうのが難点。
こうするくらいならバルブガードを付けておいてもいいでしょう。

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ちょっと変わったパンク修理

2006年07月06日 15時12分07秒 | 自分で出来るメンテナンス編
普通、パンクと言えばチューブレスタイヤはタイヤ表面、チューブタイヤはチューブを外してその表面をパンク修理するのが一般的ですね。
しかし今回の患者さんは、なんと自分のKLX250、ついこの間19インチ化したばかりのリアタイヤからです。
バイクの取り回しがやたら重いので不思議がっていたところ、リアタイヤの空気がない事が発覚、早速パンク修理となりました。
しかし強化チューブですのでレバー引っ掛けただけで簡単に穴が空くとも思えず、それに自分で言うのもなんですが、僕がタイヤ交換したので誤ってパンクさせたとも思えません。
実際、チューブを外して空気を入れてみましたがどこからも空気漏れの音はしませんでした。



しょうがないので、空気を入れたチューブに石鹸水をスプレーしてみた所、バルブのナットの付け根から空気が漏れているのを発見しました。
写真では良く分かりませんがナットの頭あたりが泡立っています。
しかし、ここで困った。どうやって修理しようかと言う事です。
お手軽にアロンアルファで固めようとも思いましたが、昔にエアーのホースを車のフロントガラス用接着剤で修理したのを思い出し、早速挑戦してみました。
この接着剤は耐候性が良く、弾力も接着力も良いスグレモノです。
それに仕事でガラス交換をやるのでこの接着剤は売るほどあるんですよねー
(これが一番の理由…)



まず始めに接着剤を塗る所にプライマーを塗ります。これは下地処理剤で、これを塗らないと接着剤は簡単に剥がれてしまいます。



プライマーが塗り終わりました。プライマー自体に接着力は無く、しかも液体ですのでさらっとしていて軽い付け心地です。(何のナプ○ンのCMだ…?)



接着剤を塗っていきます。



塗り終わったら指先で綺麗に拭って、一晩乾燥させたら終了です。
まだ装着してはないのですが、空気漏れの状態が漏れているかいないか分からないくらいでしたのでこの方法で大丈夫だと思いますよ。今は別のチューブが付いていますので、気が向いたら付けてみようと思っています。
そのうちにテスト走行も兼ねて何処かへ行ってきますのでその時をお楽しみに!





























おまけ



バイクをジャッキアップする時に便利なのがチェーンブロックです。
悪友H君の会社からの頂き物ですが非常に重宝しますよ。
フロントはハンドルにタイベルトをかけてジャッキアップでき、リアはシートやカウルを外した時に出てくるフレームにベルトをかけてジャッキアップできます。
両方上げたい時にはレーシングスタンド共用で何とかなりますよね。
自分の首にベルトをかけて自分をジャッキアップするという粋な遊びもできますよ。
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チューブタイヤ交換 組み付け編

2006年06月05日 16時08分37秒 | 自分で出来るメンテナンス編
タイヤをはめる前にホイールのフレを見ておきました。自分でフレ取りしたものですからちょっと心配になって確認しただけなのですが、実際は悪くなかったのでこのまま使用しました。
方法ですがホイールをシャフトに通して固定し、回転させてドライバーなどをホイール横に軽くあてます。フレがある箇所はドライバーに当たる際、音が変わるのですぐわかります。(かなり原始的)縦フレは目視で確認しますがホイールのつなぎ目は少し盛り上がっていて混乱しやすいので注意が必要です。
フレ調整機みたいなのもありますが方法としては一緒です。精度が高いので根気が有ればしっかりとフレを取れます。
チューブは少し空気を入れ穴が空いていないか確認します。水に漬けると分かりやすいです。
いよいよ組み付けですがまずタイヤのビード部分にビードクリームを塗ります。無ければエンジンオイルや潤滑剤でもいいでしょう。その後ローテーションを確認してタイヤをホイールの半周ほどはめて少しずつタイヤレバーで入れていきます。作業自体はタイヤを取るのと逆の事をするだけです。



片側がはまりました。ビードストッパーを入れる場合はここで付けておきます。この後チューブをタイヤの上に載せ、バルブから入れていきます。



このバルブをリムのバルブ穴に入れるのが結構面倒な作業です。手は入りにくいし何しろ見えないので少し慣れがいります。ピンセットなどで誘導してやると楽ですがネジ部を傷つけないようにしましょう。
ここが入ったら残ったら軽くナットを締めチューブを入れ、エアバルブを引っ張って位置は適正か見ます。エアバルブが根元まで引っ張れないと位置は適正でないのでタイヤだけ回してみて調整します。
これが終われば大きな山は過ぎたようなもの。レバーでチューブを引っ掛けないように気を付けながら少しずつタイヤを入れます。ここで穴を空けたら今までの苦労が水の泡です。
タイヤが全部はまったら再度エアバルブの位置を確認し、ナットを軽く締め、空気を入れます。空気は一度多めに入れてビードを出し、抜いて調整しましょう。
後は車体にホイールを組み終了です。



KLXの場合は左側のブラケットでシャフトを固定するため、シャフト自体の締め付けトルクはあまりかけなくても良いと思います。

タイヤ交換はコツの要る作業ばかりですが何回か経験すれば確実にできるようになります。
僕も初めての時にはチューブに穴を空けましたがそれも経験、ついでにパンク修理というスキルもついでに身に付けました。皆さんも絶対できるようになりますのでドンドン挑戦してみて下さい

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チューブタイヤ交換 取り外し編

2006年06月02日 13時01分50秒 | 自分で出来るメンテナンス編
今回のテスト車両はKLX250です。ホイールさえ外れてしまえばどんなオフ車でもやることは一緒です。この車両にはビードストッパーが付いてませんが付いてる場合はちょっと大変です(慣れ次第)
まずはジャッキアップしてホイールを外します。KLXの場合は向かって左側の10㎜のナット4つをゆるめればアクスルシャフトをゆるめて抜くだけでホイールは外れます。
スピードセンサーの中身は磁石でもろいので割らないようにしましょう。



左側のタイヤが今回履かすタイヤです。
いよいよタイヤを外します。まずエアバルブのムシとナットを外しタイヤを踏みつけてビードをまんべんなく落とします。ホイールの下にタイヤを敷いておくと傷付けません。
エアバルブを自分側に持ってきてヒザなどでタイヤを落としながらその反対側をまずひとめくり。



めくった近くをまためくります。この繰り返しです。



この時気を付けるのがチューブをレバーで引っ掛けないようにめくること、あと、タイヤを落とし続けるということです。チューブまでめくってしまうと穴が空いてしまいますし、しっかりタイヤを落としておかないとめくる場所のホイールとタイヤの隙間が少なくなりチューブを噛みやすくなりなす。



ホイールとタイヤの隙間が少なく、バーが入らない時にはマイナスドライバーを使って隙間を作ります。
ちなみに使っている工具はタイヤレバー1本、マイナスドライバー1本、赤い2本のはただの金属のバーです。めくった場所が戻らないようにするためだけなら何でもいいです。専用工具も売ってますが僕はいつもこの工具で作業していますよ。
半周くらいめくると後は手で引っ張ればすべてめくれますので、ここでチューブを抜きます。補修だけならここまでですね。


エアバルブを傷つけないように抜いたらあとは簡単。レバーで2.3箇所めくってやれば強引に引っ張るだけでタイヤは外れます。
とにかく最大のコツはタイヤをしっかりリムから落としておくことです。ビードストッパーが付いていてもビードが落ちないという事は無いので、もしひとめくりも出来ないのであればやり方が悪いだけでしょう。(工具がしっかりしていればですが)
あとはチューブを傷つけないようにめくる事ですが、自信が無かったらチューブタイヤ用のタイヤレバーを最低2本、初心者でも3本あれば簡単に交換できます。



上の2本のがスプーン型レバーですがこれが一番お勧めです。バイク屋さんに交換出すよりこれ2本買った方が断然安いですしチューブレスタイヤにも使え経済的です。長距離ツーリングに行くオフ車乗りの人はパンク補修キットとセットで必ず持ってるくらいですから。(僕も買わなくちゃ。)
それでは後半、タイヤ組み付け編に続きます。


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エンジンオイル交換

2006年06月01日 13時49分47秒 | 自分で出来るメンテナンス編


僕は整備士という立場上様々な車やバイクのオイル交換をしてきましたが苦い経験をしたことも中にはありました。
たかがオイル交換と慢心する事なく、キッチリと作業していただきたいものです。
と、言うわけで今回のテスト車両はCB1300SF、車検でお預かりした物です。
まずはいきなりオイルを抜いたりせずにエンジンを暖めます。こうするとオイル粘度が下がり抜けやすくなるんですね。
僕の場合は暖機した後バイパスを走ってからオイルを抜きました。



CB1300SFの場合は写真中央の17㎜のボルトを外すとオイルが出てきます。
あと、オイル注入口を取っておくとオイルの抜けがスムーズになりますよ。
このボルトを外すと…



オイルが出てきました。今回オイル受けが小さく、非常に多くオイルが出てきたので軽く慌てました。
油温が上がっていて熱いので非常にサラサラしていますね。
オイル交換をする時には軍手などはせずに素手で作業しましょう。万が一軍手に熱いオイルがかかった場合、脱ぐのが遅れると火傷する恐れがあります。元バイク屋メカのI崎君は薄いゴム手袋をしてました。僕はめんどいので素手です。



オイルドレンボルトのパッキンですが度重なるオイル交換でつぶれてしまい再使用不可と判断したので厚い画用紙(写真のは納品書の台紙)をいい大きさにテンプレートで抜いて作り、さらにシーリングテープを巻いておきました。このテープは思いのほか熱に強く溶けたりしていませんでしたので僕はよく使います。
パッキンは毎回交換が理想です。
オイルがある程度抜けたら車体をバイクに跨りバイクを横にゆすって、できるだけ多くオイルを抜きます。ここにはコンプレッサーがあるので圧縮空気をオイル注入口から吹いて抜きました。
オイルフィルターの交換する場合はここで外しますが交換には専用のレンチがいるので用意しておきましょう。汎用のレンチなら買っても安いですし大きさが変わっても使いまわせます。「そんな物買いたくない!」という方は…



このようにマイナスドライバーで串挿しにして回すと良いでしょう。ただしこの方法で外れない場合は後戻りできませんので念のため。
このようなカートリッジタイプのフィルターの締め付けは、僕の場合ですが手で締めて止まるくらいにしています。レンチなどで締めるとオーバートルクになりがちなので注意しましょう。
一方ドレンボルトですが、このバイクの場合、オイルパンがアルミ合金のためオーバートルクは命取りになります。パッキンがちゃんとしていればオイルはにじんできたりしませんので軽く締めましょう。トルクは大体2~3キロぐらいです。分からない方は、メガネレンチを当ててトントンと軽く叩くくらいと言ったら良いででしょうか。どのバイクや車もこれぐらいのトルクでいいと思います。



フィルターとドレンボルトを締めたのを確認したらオイルを入れます。このエンジンの場合、オイル交換のみの場合は3.7リットル、フィルター交換時は3.9リットルです。
オイルの量は注入口近くに書いてあると思いますが、これはあくまでも目安なので確実を求めるならやはり点検窓で確認した方がいいですしこちらをお勧めします。
点検窓で確認する時はバイクを直立にしなければいけませんので誰かに手伝ってもらいましょう。慣れれば一人で出来ます。
まず点検窓中央くらいまでオイルを入れてエンジンをかけ暖機します。エンジンが温まりオイルも温たまった頃合いを見計らってエンジンを止めてオイル量を見ます。するとオイルは先ほどより少なくなっているはずです。オイルがオイルラインに入り込むためです。足りない分のオイルを足し、また暖機します。エンジンを止めてオイルが点検窓中央になっていればキャップを付けて作業完了です。



オイルの量は多すぎるとパワーダウンしたりエンジンがかからなくなったり、さらにはエンジンの壁に設けられている噴射口を塞いでしまったりします。逆に少なすぎると焼き付きを起こします。オイルの量と色は走り出す前にいちいち確認するくらいの心構えでいましょう。と、言うか教習所で運行前点検を習いましたし、実行していますよね?あんな感じで結構です。
それとオイル交換の時期はちゃんと書いて車体に貼っておきましょう。
交換時期ですが、僕はエンジンを酷使するので走行距離3千~4千キロ、もしくは半年経過のどちらか早く到達した時点で換えます。距離を走っていなくてもオイルは酸化しますので半年経過の段階での交換が理想です。
「交換方法は分かったけどどんなオイル入れりゃいいのサ!」などど思っているそこのあなた!エンジンオイル選びでググってみるか、僕がそのうち僕流のオイル選びをお教えします。(不定期)お楽しみに!








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